映画【THE GUILTY/ギルティ】ネタバレ考察!音声だけの緊迫感で描くミステリーの評価・配信も!

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出典元:IMDb

2018年に公開されたデンマーク映画である『THE GUILTY/ギルティ』。
この映画は、緊急コールセンターの一室のみで展開するミステリー作品です。
完全にワン・シチュエーションで描いた話題作!
そんな映画『THE GUILTY/ギルティ』をネタバレ考察するとともに、その評価や、どのサービスで配信されているかも紹介します!

映画『THE GUILTY/ギルティ』について

デンマークでは2018年の6月に公開され、瞬く間に話題となっていたスリラー映画『THE GUILTY/ギルティ』。
日本では、2019年の2月に公開され、本国デンマーク同様に日本でも注目されていた同作。
緊急コールセンターのオペレーターとして、電話だけで事件を対応し、電話の向こう側を音声のみで、映像としては受け側だけを捉えた異例ともいえる映画作品。
映像という点でも、一室か一切出ることなくひとりの男性だけの視点で終始展開していくストーリー。
しかもそれだけでしっかり、長編作品として成立させている脚本など、映画全体で高い評価を獲得しています。
2020年8月の時点でもロッテントマトでは、97%を維持していることからも、公開から1年以上が経過した現在でもその高評価を証明しています。
現在は、ハリウッド版の噂もあり、ジェイク・ジレンホール主演でリメイクされるとの話が浮上しており、その後の展開にも注目が注がれている作品です。

映画『THE GUILTY/ギルティ』の作品情報

ギルティ劇中画像1
出典元:IMDb

原題:Den skyldige
監督:グスタフ・モーラー
脚本:グスタフ・モーラー、エミール・ニゴー・アルバートセン
出演:ヤコブ・セーダーグレン、イェシカ・ディナウエ、ヨハン・オルセン、オマール・シャガウィー
公開:2019年2月22日
時間:85分
製作:デンマーク
公式ウェブサイト:https://guilty-movie.jp/

映画『THE GUILTY/ギルティ』のあらすじ

緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。微かに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか―。

引用元:https://guilty-movie.jp/index.html

映画『THE GUILTY/ギルティ』をネタバレ考察!

ギルティ劇中画像5
出典元:IMDb

映画『THE GUILTY/ギルティ』のあらすじをネタバレしていきます。
事件の顛末まで明かしていますので、まだ未見のかたなどは、注意してご覧ください。

序盤からラストまで

ギルティ劇中画像6
出典元:IMDb

 

主人公は、アスガー・ホルム。彼は優秀な捜査員でしたがある事件をきっかけに、現場からは退きコールセンターで、緊急通報司令室勤務になっていた。
とはいえ、翌日に控える裁判で、同僚の証言により現場に戻れることがほぼ決まっている状態。
そんなアスガーは日本でいう110番の電話対応をする役割で、様々な通報を応対している。
中には、酔っ払いの対応や、強盗にあった男性など些細な事件の通報に追われていた。
そして、最終日も難なく終わろうしていたその時、イーベンという女性から1本の電話が入る。
アスガーは、その電話の声を聞き、また酔っ払いかと思い応対を始める。
しかし、会話の節々で緊張感が伝わる…
アスガーは聞き方を変え、イエスかノーで答えやすい質問に変えて聞いていく。
電話の先で、男の声が聞こえたことから、「彼は、電話の相手を知っている?」と尋ねるアスガー。
すると、電話の女性はノーと答える。
そしてアスガーは、確信に迫る!
「誘拐された?」と…すると女性は、「イエス」と答え、状況がどんどん緊迫していく…

結末をネタバレ!

ギルティ劇中画像3
出典元:IMDb

彼女の名前は、イーベン。
アスガーは、車の車種、場所、必要な情報を聞き出していく。
誘拐している男性に、イーベンが怪しまれない様に最新の注意を払って質問をぶつける。
最悪なのは、イーベンが通報していることが相手にバレてしまうこと。
そして、誘拐相手が旦那だということが判明。
イーベンの夫の素性を調べていくと、犯罪者に近い様な素行であり、非常に危険であることがわかる。
しかし、自体は最悪な方向へ。
電話が切れ、こちらからは、何もできない状態に。
同僚をイーベンの家に向かわせたり、車を探させたりと、できる限りの手を尽くしていくアスガー。
勤務の時間は、とっくに終わっているものの、この事件を解決させるまでは当然帰ることは出来ない。
イーベンの自宅には、長女のマチルデがいる。
しかし自体は、さらに最悪な展開へ。
下の子供は、殺されていた。
向かわせた警察は、マチルデを保護。
一方アスガーは、イーベンと交信に成功し、彼女を脱出するべく助力に尽くす。
しかしこの事件、アスガーの思い込みで、全てをミスリードしていたのだ。
何故ならば、殺人の犯人は夫のミケルではなく、通報してきたイーベンが全ての元凶。
通報してきたのが女性という観点で、全てアスガーの思い込みで展開してしまっていたのだ。
精神に異常をきたしていたイーベンが子供を殺し、夫のミケルが精神病院に連れていく最中の出来事だった。
それが全ての真相で、この事件は全て、アスガーによる思い込みで、完全なるミスリードをしていました。
この事件をきっかけに、翌日に控えた自身の裁判を改めて見つめ直すことにするアスガー。
自分の行動が、全てを招いた結果だと、悔い改めるしか無かった…

映画『THE GUILTY/ギルティ』の評価と感想

この映画、音声だけで事件を追っていく緊迫感が全てを集約している様な作品です。
音声だけでも十分に伝わる、圧倒的緊張感がひしひしと伝わってきます。
音声で展開するからこその見事なラストの展開。
これは、事件の概要を映していたら、100%出来ない展開でしょう。
お見事
実はこの手の作品、数年前にハル・ベリー主演でハリウッドでも製作されていました。
それも誘拐事件を題材にしていましたが、誘拐された側も描いていたし、結局、電話応対をしていた主人公が現場に行くなど、一室だけで展開はしていませんでした。
もちろん、アメリカの映画だし、設定が『THE GUILTY/ギルティ』と同じだけで、内容は全く違います。
しかし、この『THE GUILTY/ギルティ』が、完全に一室のみで映画を終始展開させ、なおかつ面白い作品を作ってしまったことで、前述のハリウッド作品は、これをやる勇気が無かったのか…
と思われても仕方ありません。
部屋から出ずに、ここまでしっかりまとめるのは素晴らしい作品です。
脚本の妙と、演出の素晴らしさ。
部屋から展開しないことで、絵変わりをさせないということを見事に逆手にとった、巧みな演出です。
これをベースに、ハリウッドがどの様にリメイクしていくのか…
ワクワクするタイトルのひとつです。

映画『THE GUILTY/ギルティ』の配信は?


映画『THE GUILTY/ギルティ』は、U-NEXTを筆頭に、Amazonプライムビデオ、dTV、TSUTAYA TV、ビデオマーケットなどで、有料でレンタルが可能です。
現在見放題プランで見られるサービスは、まだ存在していません。
しかし、近年では公開から間も無くしてNETFLIXなど大手サービスでは割とすぐにラインナップ入りすることなどから、もう間も無くなのではないかとも見られています。
現状ではまだ見られませんが、気になる方はU-NEXTなどでレンタルしてみてはいかがでしょうか?
U-NEXTでは、加入すれば、毎月無料ポイントが付与されるため、実質無料で視聴することも可能です。

映画『THE GUILTY/ギルティ』はU-NEXTなどでレンタル可能。
U-NEXT
※本ページの情報は2020年8月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。

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