『ソー:ラブ&サンダー』は、2022年7月に公開するMCU通算36作品目となる、スーパーヒーロー映画です。
MCUのヒーロー単独作品としては、最多となる4作目となり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のソーを描いたもの。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストでは、ソーがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々とと共に旅立ち、アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを結成。
そこからの物語が本作『ソー:ラブ&サンダー』で明らかとなる。
中でも、最も注目を集めるのは、ジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンの復帰。
そのジェーンがマイティ・ソーになる事で、俄然注目を集めています。
そんな本作『ソー:ラブ&サンダー』で注目を集めるジェーン・フォスターについて、彼女が何故マイティ・ソーになるのか、本記事ではズバリ紐解いていきます!
ジェーンがマイティ・ソーになる!?
クリス・ヘムズワースが演じるソーの第4弾となる映画『ソー:ラブ&サンダー』。
3作目には登場しなかったナタリー・ポートマンが復帰し、マイティ・ソーになる事で大きな話題となっている、2022年3作目のMCU作品。
スパイダーマン、ドクター・ストレンジ、そしてソーと2022年のMCUも怒涛の展開を見せている注目の1作。
ナタリー・ポートマンは、まだ世界的にも知名度の無かったスーパーヒーロー、マイティ・ソーの映画化に、ヒロインとして参加。
主演を務めたクリス・ヘムズワースも最初の『マイティ・ソー』の時も無名の俳優だった為、比較的脇役がベテランで固められていた作品です。
ナタリー・ポートマン以外にも、ステラン・スカルスガルド、イドリス・エルバ、アンソニー・ホプキンスなど名の知れた俳優陣が集っています。
日本では浅野忠信の出演も大きな話題となっていたシリーズです。
しかし今では、そんな無名な存在だったクリス・ヘムズワースやソーも、世界中で人気となり、MCUでも随一の人気キャラクターへと成長を遂げています。
そして、これまでMCUではヒーローの単独作品は、3作までしか制作されてこなかったのですが、初となる4作目のシリーズに突入し、その人気を確固たる地位に築き上げています。
『ソー:ラブ&サンダー』のあらすじ
アベンジャーズの破天荒なヒーロー、雷神ソーの集大成!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘後、ソーは多くの仲間を失い、戦いを避けるようにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと地球を後にしていた。自分探し中の彼に、全宇宙の神々滅亡を誓う“神殺し”のゴアが襲いかかる。
絶体絶命のその時、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”に姿を変えた、元恋人のジェーンが現れた!
© 2022 MARVEL
2人のソーがシリーズ最大の脅威ゴアに立ち向かう、破壊力2倍のロック・バトル・アドベンチャーがこの夏開幕!
ジェーンは何故ソーになるのか?
ここからは、ジェーン・フォスターについてより詳しく紐解いていきます。
MCUのジェーン、そして原作のジェーン、何故彼女がマイティ・ソーになるのか…
その謎を明らかにしていきます。
MCUのジェーン・フォスター
ジェーン・フォスターは、ナタリー・ポートマンが演じています。
ちなみに、吹き替えは、代々ナタリーを担当している坂本真綾が、MCUでも声優を務めています。
2011年に公開した『マイティ・ソー』でメインヒロインで登場。
登場時は、天文物理学者として自身が提唱するフォスター理論の調査のためオーロラ観測を行っていました。
そこでソーと出会い、深く関わっていくことになります。
2014年に公開した、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では、ジェーンの身体に異変が生じます。
それがインフィニティ・ストーンのひとつ、エーテル(リアリティ・ストーン)がジェーンの体の中に取り込まれてしまう事に。
それが原因でダークエルフのマレキスに狙われてしまいます。
ジェーンが、はっきりと映像に出た最後のタイムラインは、この『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』がラストになります。
その後、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、忙しい日々を送っており、ソーの単独さく3作目の『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、破局が言及されていました。
ロキと共に地球にやってきて、街行く人に記念写真をお願いされたときに、ジェーンにフラれたと言われていました。
ソー曰く、お互いにフッたんだという事に。
それ以降、ジェーンの最新情報はありません。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で登場はするも、時系列は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の為、実際に最新のタイムラインでジェーンはどうなったかのなど、詳しい情報は一切不明となっています。
久しぶりに再登場となるのが、『ソー:ラブ&サンダー』。
果たしてジェーンの身に何が起きたのか…
彼女がマイティ・ソーになる理由とは?
原作のジェーンは?
原作であるマーベル・コミックスでのジェーンを紐解いていきましょう。
MCUでは天文学者という設定ですが、実は原作では医師という設定。
最初は看護師として登場しますが、後に医師となっています。
というのも、原作ではソーは父親のオーディンによって地球にやってきますが、ソーとしての記憶は消されてしまうのです。
そして地球で、障害を持った医師ドナルド・ブレイクとして過ごしているのです。
ジェーンは、そのドナルドの助手の看護師というポジションで登場します。
人間として生き、ソーは謙虚さを覚えて記憶を取り戻すなどをし、結果的にはMCU同様に付き合う関係になりますが、破局していまいます。
その後、ジェーンは医師としてアベンジャーズの戦いなどにも参加するようになるのですが…
MCUではキャラクター渋滞が起きるため、ジェーンはアベンジャーズに参加は今の所していません。
現在、最新のコミックの登場回では、医師ではなく再び看護師として描かれています。
何故、ジェーンがマイティ・ソーになるのか?
ここからが本題です。
原作でジェーンがマイティ・ソーになるのは、通常のコミックのタイムラインではありません。
それは、原作の方の「What If?」です。
「ジェーン・フォスターがソーのハンマーを見つけたらどうなる?」
という回で、その経緯が描かれています。
登場は、1978年8月。
ジェーンが女神となり、ムジョルニアを持ちます。
その後、紆余曲折を経て、オーディンと関係を持つことで女神としての力を保ち続けています。
もしかすると、この経緯はすでに製作が決定している『ホワット・イフ…?』シーズン2でお披露目になる可能性もあるかも知れません。
MCUではどのように描かれる?
原作でのジェーン、どのようにマイティ・ソーになるのか…
その経緯はわかりました。
では、MCUではどのように描かれるのか…
1番気になるのは、その部分です。
これは、あくまでも筆者の憶測です。
おそらく、推測の域は出ませんが…
ドクター・ストレンジの流れを汲んで、マルチバースで他の世界線のジェーンが登場…
と、思いきや、どうやらそれはなさそうな予感です。
最新の予告編で、ジェーンが扱うムジョルニアが、つぎはぎだらけであること。
そして、ソーと再会している事がこれまでの世界線である可能性が高そうな気がします。
とはいえまだ、マルチバースの線が消えた訳ではないと思いますが。
お互いの空白の年月の認識の差、そしてジェーンがムジョルニアを握る場面で、ソーの後ろで何やらモンスターたちが襲いかかっている事…
等が、気に掛かる点です。
とはいえ、その部分はきっと小さな部分でしょう。
本作『ソー:ラブ&サンダー』は、監督のタイカ・ワイティティによると、宇宙が登場する愛の映画ということ。
ソーとジェーンの再会によって、再び2人に絆が生まれるのか…
それが主題となる様です。
『ソー:ラブ&サンダー』は、2022年7月8日に、劇場公開がスタート!