2019年に公開され、史上空前の“埼玉ブーム”を巻き起こした「翔んで埼玉」の続編、「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」が2023年11月23日(木・祝)に公開されます。
前作では「埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!」などの台詞で、埼玉県を徹底的にディスるという衝撃的な内容が大きな話題を呼びました。今回は舞台を関西まで広げ、よりスケールアップした“天下分け目の東西ディスり対決”が期待できそうです。
本記事では「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」のキャストやあらすじについてご紹介します。
【翔んで埼玉】とは?
原作について
原作は、「パタリロ!」で一世を風靡した魔夜峰央氏による同名マンガです。
「花とゆめ」で1982年の冬の別冊、1983年の春・夏の別冊の3回にわたり連載されました。
2015年に埼玉県をディスる台詞がSNS上で話題になり、同年に宝島社より単行本として復刊。マンガの内容がテレビ番組でも取り上げられたことで更に反響を呼び、2019年には実写化映画化されました。
前作「翔んで埼玉」について
前作の「翔んで埼玉」は興行収入37.6億円の大ヒットを記録し、日本アカデミー賞では12作品を受賞。さらに海外の映画賞にも輝くなど、一大ムーブメントを巻き起こしました。
前作「翔んで埼玉」のあらすじ
埼玉にまつわる都市伝説によるとその昔、埼玉県民は東京都民からひどい迫害を受けていた。
通行手形がないと東京への出入りを制限され、不法侵入した者は強制送還され、理不尽で不自由な状況にあった埼玉県民は身を潜めて生きていたという。
将来の都知事候補で名門校の生徒会長・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、通行手形制度を撤廃し埼玉を解放することを使命とする隠れ埼玉県人・麻美麗(GACKT)が、埼玉県の解放を果たすべく立ち上がった。
【翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~】について
基本情報
プロデューサー:若松央樹
脚本:徳永友一
原作:魔夜峰央「このマンガがすごい!comics翔んで埼玉」
主題歌:はなわ「ニュー咲きほこれ埼玉」
公開日:2023年11月23日
公式サイト:https://www.tondesaitama.com/
X(Twitter):https://x.com/m_tondesaitama?s=20
【翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~】のあらすじ
麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され、平穏な日常を手に入れることができた埼玉県民。
日本埼玉化計画を進める麗が次に計画するのは「埼玉に海をつくる」こと。
白浜の美しい砂を求め、和歌山へ向かうことになったが……関西にも“超・地域格差”と“通行手形制度”が存在していた!
遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態はやがて日本全土を巻き込み、史上類を見ない壮絶なディスバトルへと展開していく。
【翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~】のキャスト
GACKT(沖縄県出身)/麻実 麗 役
『#翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』
– 麻実麗 / #GACKT白鵬堂学院の転入生でアメリカ帰りの帰国子女であり、
埼玉解放戦線のリーダー。
埼玉の越谷に海を作る計画を掲げて
仲間とともに関西の地へと向かう。━━━\行くぞ。いざ、和歌山へ!/━━━ pic.twitter.com/y17hAM3Fq2
— 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) October 4, 2023
前作に続き、埼玉解放戦線のリーダー・麻実麗をGACKTさんが演じます。
体調不良により活動休止され、本作の撮影も延期となりましたが、元気な姿で復活したGACKTさんを再びスクリーンで見ることができるようになりました。
「埼玉に海を作る」「琵琶湖の水を止める」というトンデモ発言をする麗が、今作ではどんな革命を起こしてくれるのか、期待が高まります。
コメント
『翔んで埼玉』なのになぜ関西に行くのか。そもそも関西に行くことがスケールアップなのか。よくここまでくだらなく突き詰めたなと思いながら撮影をしました。
自由を手に入れたはずの埼玉解放戦線は、今度は何のために戦うのか。壮絶な東西対決の行方はみなさんの予想を裏切り、期待には大いに応えられる作品になっていると思います。
前作からのスケールアップ、飛翔したストーリー、そして関西ならではの感情のキャッチボールをぜひお楽しみください。
二階堂ふみ(沖縄県出身)/壇ノ浦 百美 役
『#翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』
– 壇ノ浦百美 / #二階堂ふみ東京屈指の名門校・白鵬堂学院の生徒会長であり、
埼玉解放戦線の一員。
武蔵野線開通に向けて
埼玉の路線族との交渉に乗り出すのだが…。━━━\しょ、正気かよっ…!?/━━━ pic.twitter.com/kJ3kMtBv04
— 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) October 5, 2023
二階堂ふみさんも前作に続き、白鵬堂学院の生徒会長であり、埼玉解放戦線の一員でもある壇ノ浦百美を演じます。
前作では、白鵬堂学院内のヒエラルキーのトップに君臨する百美が麗に恋をした途端、乙女のような一面を見せる姿はギャップがあり、とても可愛らしかったですね。
今作の予告映像では、ソファにふんぞり返って爪楊枝を咥えながら「なんでっしゃろ?」と電話をする姿が映し出され、その変顔ぶりに思わず笑ってしまいました。
コメント
前作プロモーションの関西キャンペーンで、続編は「止めるで琵琶湖」なんて安易に言ってしまったことを後悔しています。
まさか本当に関西で続編が作られるなんて。
『翔んで埼玉』公開以降、埼玉県の方にすごく声をかけていただくようになり、勝手に埼玉県代表のような気持ちになっています。関西を巻き込んでいっても変わらず、“埼玉愛”、“郷土愛”そして“人とのつながり”をお届けいたします。新たな『翔んで埼玉』の一面も見せられたらなと思っておりますので、ぜひお楽しみに。
杏(東京都出身)/桔梗 魁 役
儚くも美しい滋賀の貴公子・桔梗魁を杏さんが演じます。
杏さんと武内英樹監督とは「デート〜恋とはどんなものかしら〜」以来、2回目で8年ぶりのタッグを組みます。
「我々を邪魔する者は、誰もいない」と語りながら麗と見つめ合うシーンが美しく見惚れてしまいますが、今作で初めての男性役を演じたとのこと。“滋賀のオスカル”とも呼ばれる桔梗をどのように演じたのか期待が膨らみます。
コメント
大ヒット作品続編への出演、しかも武内監督と再びご一緒できてとても嬉しいです。宿命を背負う“滋賀のオスカル”として、私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします!演じた桔梗魁は初めての男性役。耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです。
『翔んで埼玉』と言えば独特な世界観。大阪の街並みのセットやGACKTさんと愛之助さんが並んだところは画力が強すぎて、一気に作品の中に引き込まれていきました。こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も「これは何なんだ!」「どうかしている(褒め言葉)」と繰り返しながら撮影していました。今回は関西が中心に描かれていますが、もちろん麗と百美の関東も登場します。これは日本中を揺るがす問題作になるのではないでしょうか。ぜひお楽しみいただきたいです。
片岡愛之助(大阪府出身)/嘉祥寺 晃 役
冷徹無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃を片岡愛之助さんが演じます。
「日本を動かすのは大阪や!」と息巻く嘉祥寺が麗とどのように対決するのか見どころです。
また、神戸市長を演じる藤原紀香さんとの共演は結婚後初めてとのこと。夫婦役として2人がどのような関係性で描かれるのか、その点についても注目したいと思います。
コメント
生粋の大阪人なので、“大阪府知事”の役をいただいて大変恐縮でございます。本来は府民をより良い方向へと率いていく大阪府知事のはずなんですけど、嘉祥寺はガラの方があまりよろしくなくて(笑)。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました。
撮影中は毎日がお祭りのようで、カットがかかると武内監督の笑い声が聞こえてくる素敵な現場でした。僕自身の大阪愛を精一杯込めて、全世界を大阪にしてやるんだ!と熱い思いで演じました。役者人生の中で3本の指に入る名作になったと思います。迷作ではなく、≪名作≫です。ぜひ期待いっぱいで公開をお待ちいただきたいです。
その他キャスト
加藤諒(静岡県出身)/下川 信男 役
埼玉解放戦線員
益若つばさ(埼玉県出身)/おかよ 役
麗の家政婦
堀田真由(滋賀県出身)/近江 美湖 役
京都に潜むゲジゲジ眉毛の滋賀解放戦線員
野性爆弾 くっきー!(滋賀県出身)/近江 晴樹 役
美湖の兄で妹想いな滋賀解放戦線員
高橋メアリージュン(滋賀県出身)/滋賀のジャンヌダルク 役
滋賀解放戦線の初代リーダー
和久井映見(神奈川県出身)/内田 直子 役
さいたま市在住のとある一家の母
アキラ100%(埼玉県出身)/内田 智治 役
さいたま市在住のとある一家の父
朝日奈央(埼玉県出身)/若月 依希 役
さいたま市在住のとある一家の娘
天童よしみ(和歌山県出身)/和歌山解放戦線員 役
豪華絢爛な衣裳を身にまとう和歌山解放戦線員
山村紅葉(京都府出身)/京都の女将 役
“建前”の奥に強烈な本音をひた隠す京都の女将
ハイヒール モモコ(大阪府出身)/元大阪府知事 役
大阪都計画を企てた嘉祥寺晃の母親
川﨑麻世(大阪府出身)/京都市長 役
京都に絶対の誇りを持つ雅な市長
藤原紀香(兵庫県出身)/神戸市長 役
ハイカラな街・神戸の妖艶な市長
小沢真珠(東京都出身)/浜野 サザエ 役
千葉解放戦線員
中原翔子(熊本県)/浜野 アワビ 役
千葉解放戦線員
戸塚純貴(岩手県出身)/白鵬堂学院の野球部員 役
ダイアン 津田篤宏(滋賀県出身)/滋賀解放戦線員 役
トミコ・クレア(サンフランシスコ出身)/和歌山の姫君 役
まとめ
今回は2023年11月23日(木・祝)に公開される「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」のキャストとあらすじについてご紹介しました。
前作のキャラクターに加えて新たな豪華キャストが参加する今作。期待されるディスり対決がどれほど壮大に展開されるのか、期待が高まります。
“ディスる”と共に“郷土愛”を感じさせてくれる「翔んで埼玉」をぜひ劇場でご覧ください。