『ワンダヴィジョン』5話、衝撃の「問題エピソード」
ここからは、『ワンダヴィジョン』の第5話のあらすじや、その内容に関してネタバレしてお送りします。
ストーリーラインとしては、第3話の直後から始まります。
第4話では、これまでのシットコムの謎や何が起きているのか、モニカ・ランボーやダーシーの視点で描かれていました。
詳しくは、前ページ関連記事内にある『ワンダヴィジョン』の解説記事をご覧ください。
「問題エピソード」あらすじ
第3話のラストで、ジェラルディンとしてウェストビューの街の中に居たモニカ・ランボーは、ワンダによって、外の世界に弾き飛ばされていた。
このウェストビューの街を取り囲む六角形の、エネルギー結界はダーシーによりヘックスと名付けられ、全ての元凶はワンダ・マキシモフによって作られたものであることが判明する。
そしてワンダは、人類の脅威として認識され、テロリストと同様の扱いになってしまう。
この”ワンダヴィジョン”は、ワンダによって作られた世界で、街の人々を人実にとって、ストーリーを無理矢理演じさせられている。
ワンダの力は、マインドストーンによって生み出されたもので、”キャプテン・マーベル”同様にストーンの力を扱えるようになっていた。
その力で、ワンダはヘックスの中の人たちを操っていたのだ。
宇宙や様々な脅威の監視や対策を講じる機関、「S.W.O.R.D.」は、ドローンを使ってワンダに接触を図るも、返り討ちに遭ってしまう。
ワンダがヘックスから出てくると、ほっといてくれれば何もしないという。
しかし、無理矢理従わせている時点でそれは人質と、変わらない。
現状では、静観しか無かった。
一方、”ワンダヴィジョン”では、1980年代を背景に、双子の世話をするワンダとヴィジョンの姿が映し出されている。
ここで、注目すべきはヴィジョン。
どういう訳か、ワンダの力によってヴィジョンを甦らしていたが、ヴィジョンの記憶は無い。
”ワンダヴィジョン”の登場人物ヴィジョン解いてワンダの夫としての記憶しかないのだ。
もし、このヴィジョンが過去の記憶を取り戻したら…
実は9日前に、ワンダは「S.W.O.R.D.」の施設内でヴィジョンの遺体を強奪していた。
ヴィジョンの遺体は、遺言が残されており、兵器利用しないことを条件に研究材料となっている。
ヴィジョンは徐々に、この世界がおかしな事に気がついていく。
その最中に、ワンダと言い争う姿を映し出されていた。
すると、インターホンが鳴る。
予期せぬ訪問者で、これは、ワンダの仕業ではないという。
その訪問者は、なんと、死んだはずのワンダの弟ピエトロだったのだ。
生き返ったのではない、別の世界からやってきた別のピエトロ・マキシモフで、なぜか”ワンダヴィジョン”の登場人物になっていた…
遂に登場!X-MENのキャラクター!?
『ワンダヴィジョン』第5話、「問題エピソード」はその名の如く問題となりました。
その衝撃の展開はラスト、ワンダの前に現れた弟、ピエトロ・マキシモフでした。
マーベル映画のファンならご存知の方も多いのですが、ここで登場したピエトロは、旧20世紀フォックス製作の映画『X-MEN』シリーズで登場していたクイックシルバーであり、役名ではピーター・マキシモフとなっていたエヴァン・ピーターズ。
そう、この『X-MEN』シリーズはディズニーによって再リブートさレルことが発表になっており、MCUとは交わらないとされてきたのです。
事実、マーベルの社長ケヴィン・ファイギは、5年先の計画があるまずはそれに専念すると言っており、『X-MEN』シリーズの着手はそれ以降だと見られていました。
しかし、ここで『X-MEN』シリーズのキャラクターが登場したことで、もはやMCUにおいて何もかもがありになってしまいました。
もう、この後に何が起こるのか…
それは誰にも分かりません。
もしかするとマグニートー役で、マイケル・ファスベンダーが出る可能性は大いにあるし、なんでもありな状況になっています。
別の世界のピエトロについて
『ワンダヴィジョン』第5話の最後に登場したピエトロに関して、登場作品では2014年の『X-MEN: フューチャー&パスト』が初登場。
その後、『X-MEN: アポカリプス』、『X-MEN: ダーク・フェニックス』にも登場している人気キャラクターです。
原作の設定通り、マグニートーの息子の側面も描かれ、一人だけ次元の違うスピードを有しており、クイックシルバー視点の描かれ方はとても秀逸でした。
ちなみに、姉のワンダに関して『X-MEN』シリーズでは描かれなかったというのも、ある意味ではMCU登場の伏線に結果としてなってしまう点も、非常に面白い要素となっています。
MCUの今後の可能性を徹底考察!
『ワンダヴィジョン』第5話の展開により、今後MCUでは更なる作品間の共演は複雑に、入り乱れていく事になっていきます。
その可能性や、今後の展開についても軽く考察していきましょう!
マルチバースについて
『ワンダヴィジョン』は、ドクター・ストレンジの続編につながっていくとされています。
正式名称は『Doctor Strange in The Multiverse of Madness』。
マルチバースというワードが登場します。
これまで、マルチバースの存在は『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』でその存在は明らかになっていましたが、結果としてフェイクでした。
しかし、そのマルチバースの意味が、この『ワンダヴィジョン』第5話で、その正体を明かしたのです。
そう、本来繋がりもなんもないとされていた『X-MEN』の世界線。
要するに、MCUが存在しなかった世界のマーベル作品だって、今後は登場することが可能になるのです。
例えば、NETFLIXシリーズのジェシカ・ジョーンズだって、デアデビルだってストーリー次第では登場する可能性があることを、この『ワンダヴィジョン』によって、あらゆることが可能であると、示したのです。
最早、サノスを演じたジョシュ・ブローリンだって『デッド・プール』ではケーブルを演じていたので、違う役で再びMCUに帰ってくることだってあり得るでしょう。
もう、なんでもアリ。
それがこのマルチバースの意味であり、何が起こるか…
それはもう、誰にもわからないでしょう。
MCUの無限の可能性。
それをこの『ワンダヴィジョン』で、”マルチバース”という言葉は大きな意味を持つことを証明して見せたのです。
サプライズはまだまだ!
この第5話だけでも、これまでの映画史、エンタメ史に残る一大事件とも言えるものですが、サプライズはまだあると言われている『ワンダヴィジョン』。
この後には、更なる驚きの登場人物がいるのか…
それとも、クライマックスに向けてどんな展開になっていくのか…
より盛り上がるのは、第7話以降とされている『ワンダヴィジョン』。
次回は第6話、もう一瞬たりとも目が離せないドラマと言えるでしょう!