映画【ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~】が2021年5月7日(金)に公開されます。
長野オリンピックで奇跡の金メダルを取った、スキージャンプ団体チーム。その裏に隠された「テストジャンパー」の感動の実話です。
主演は、西方仁也役に田中圭さん。その妻に土屋太鳳さん。
テストジャンパーとして、山田裕貴さん、眞栄田郷敦さん、小坂菜緒(日向坂46)さん。原田雅彦役に、濱津隆之さん、テストジャンパーのコーチに古田新太さんという若手からベテランまで豪華な俳優陣が集結しました。
本記事では、【ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~】の原作ネタバレ、金メダルの裏話に「涙あふれた」という声多数上がっていることについて書いていきます。
映画【ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~】の概要
この映画は、リレハンメルオリンピックで金メダルを逃した、主人公・西方仁也の金メダルへの強い想い、それを打ち砕く挫折、原田との友情、怒りと嫉妬、それでも仲間や日本の為に、長野オリンピックで、命の危険を顧みずテストジャンプに挑む、深い人間ドラマです。
監督は【ステップ】などの感動映画を手掛けた飯塚健さんです。
映画【ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~】のキャスト
- 長野オリンピックでテストジャンパーとして参加・西方仁也:田中圭
- 西方の妻・西方幸枝:土屋太鳳
- 難聴者のテストジャンパー・高橋竜二:山田裕貴
- ケガにトラウマを抱えたテストジャンパー・南川崇:眞栄田郷敦
- 女子高生テストジャンパー・小林賀子: 小坂菜緒(日向坂46)
- リレハンメルオリンピック銀メダリスト・葛西紀明:落合モトキ
- 菅原大吉
- 八十田勇一
- 大河内浩
- 西方のライバルで長野で金メダルを取った・原田雅彦:濱津隆之
- 西方と原田、テストジャンパーのコーチ・神崎幸一:古田新太
【ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~】の原作ネタバレ!
リレハンメルの惜敗
リレハンメルオリンピックの二回目のジャンプ前、日本は二位だった。西方(田中圭)、原田(濱津隆之)、葛西(落合モトキ)、岡部はリフトに乗りながら、明るく話していた。みんな笑いながら、飛距離が一番出なかった人が銀座の寿司をおごろうなんて話をしていた。この四人ならいけると思っていた。しかし、西方、葛西、岡部の大ジャンプの後、ラスト原田がジャンプを失敗してしまい日本は銀メダルに終わった。原田は泣きながら「ごめーん」と言い、チームの三人は、銀でもすごいと笑って励ました。
帰国後の記者会見では、原田に記者から厳しい質問が飛んだ。「原田選手が失敗しなければ日本は金メダルだったわけですが」などみんなが原田を責める空気になっていた。西方は、銀メダルを取ったのになぜこんなに責められなければいけないのかと納得いかなかった。原田は写真撮影の時も泣いていた。しかし西方は、原田に「次は長野で金を取るぞ!」と言った。25歳、次の長野がラストチャンス。まだオリンピックは終わってないと思っていた。
長野への金メダルの誓い
一方、西方の実家の民宿「愛徳」では父が、「祝 金メダル 西方仁也」という看板を、銀に直していた。妻の幸枝は(土屋太鳳)は「銀だってすごいじゃないですか世界で二位ですよ?」と言ったが、父は「やっぱり金なんだよな」と悔しい様子だった。
西方が帰ってきたが家に入れないようだったため、幸枝が外に出た。銀メダルの看板には気づかないふりをしてあげてと言った。幸枝は素直に「銀メダルおめでとう!」と言った。幸枝はジャンプに興味はなく西方のことが好きだったから。西方は妊娠している幸枝のお腹をさわり「あと少しだったんだよな…この子にも」と言った。西方は長野では金を取ることを誓った。
翌日から早速西方は練習を再開した。コーチ神崎(古田新太)のしごきは相変わらず厳しく、原田とともに、毎日ヘトヘトだった。
子供の誕生と幸枝の不安
夏にはついに新しい家族が増えた。二人は息子に「慎護」という名前を付けた。
そんな中、西方は全日本選手権ノーマルヒル・ラージヒルダブル優勝を果たし、長野五輪への期待が高まった。慎護にも金メダルを取る姿をどうしても見せたかった。
三年がたち、長野の話題が上るようになった。幸枝は28歳になった西方が、傷の治りが遅かったり、練習しすぎではないかと不安を抱えていた。西方は幸枝と慎護にとっては、一人しかいない夫で父であることを言いたかったが言わなかった。
代表強化合宿でのケガ
長野オリンピックの熾烈な代表争いが続く中、代表強化合宿が始まった。原田、葛西、岡部、斎藤、船木など西方を含め16人が参加していた。代表は8名なので誰かが落ちることになり、西方には余裕がなかった。合宿には南川(眞栄田郷敦)も参加していた。「熾烈な争いで、誰かケガでもしないといいですけどね」と不吉なことを言ってきた。二人で船木のジャンプを見たが、すごすきて、西方は言葉が出なかった。
たまたま取材に来ていた記者たちの話を聞いてしまった。西方は入る可能性はあるけど、誰が選ばれてもおかしくない。と話していた。焦った西方は持ち上げるバーベルの重さを上げた瞬間、背中に激痛が走り倒れこんだ。みんなが駆け寄る中、「大丈夫、手が滑っただけ」と言った。
家に帰ると、幸枝から「ケガだけはしないでよね」と釘を刺されたが、生返事で答えた。今はやるしかない。何としてでも代表に入らなければと思っていた。
ある日の練習のジャンプで西方は腰に不安がありながらも飛んでしまい、転倒し、大けがをしてしまった。目を覚ますと泣きはらした幸枝がいた。「コーチから腰を痛めていたのに気づけず申し訳なかったと言われた」と言った。「仁也くんさ前に言ったじゃん。ジャンプは空中でバランスを崩したら最悪死ぬんだって。なんで飛んだの?」「西方は飛べるんだ、まだ終わってないんだって証明したくて…」「私は仁也くんと慎護のために死ねないと思ってるけど、仁也くんは違うんだね」と言い、幸枝はかなり怒っていた。西方は「すまない…」と言うしかできなかった。
病室には心配して原田と神崎コーチも来た。神崎は「大バカ野郎!腰のことなんで黙ってた!」「お前追い詰められてたんだな。奥さんは辛いぞ。その気持ちもわかってやれ」と泣いていた。
飛べないことの辛さ
リハビリが始まったが、練習ができないということが西方にはとても辛かった。自宅に帰り慎護が「にちかた!チンメタル!」と言ってきたので、何かと思ったら「金メダル」のことだった。よりこの子に金メダルを持たせてやりたい気持ちが募る。しかし、幸枝は心配だった。「何としても間に合わせる」という西方に、「間に合うの?その気持ちのせいで大けがしたんじゃないの?」「でも俺にはこれしかないんだ」と西方は言った。幸枝は悲しかった。私や慎護がいるじゃない。と心で思った。
病院で階段を駆け上がっていると、南川が来た。自分も風が強い日に飛んで右足をケガしてしまったと言っていた。「長野はもう間に合わないんでゆっくりやりますよ。僕はまだ若いんでメダルは次でいいし」と言った。その言葉も西方には刺さった。
金メダルの夢が破れる
長野オリンピック代表メンバー6人が決まった。原田、船木、斎藤、葛西、岡部、吉岡だった。あと二枠。12月、ジャンプ再開の許可が出て、何とか間に合った西方は、全日本ジャンプ大会で見事大ジャンプをし優勝。復活を果たした。当日の夜、二位の葛西と一緒に飲んでいた。「またあのメンバーでオリンピックに臨めますね」と葛西は嬉しそうに言った。しかしその直後の発表で、代表は宮原と須田となった。選ばれなかった。西方は目の前が真っ暗になった。あの時、金を逃したのは俺じゃない、あいつがベストジャンプをしていれば…なんで俺だけ…という思いが沸き上がる中、原田から電話が鳴った。西方はそれを投げつけた。
テストジャンパーになる決意
神崎は西方に長野でテストジャンパーをやるよう誘った。「なんで銀メダリストの俺が裏方なんか…」「スキー連盟の断るということはジャンプをやめるということでいいんだな?」と言われたが、「俺は引退しません。まだ飛べるんだ!」とコーチに言った。
今までこんなことしなかったが、一人で飲みに出かけた。その先で客から「原田がミスしたのに悪くないのに残念だったな。俺なら西方を選ぶよ。」と言われ、原田は悪くないんだと思った。その帰り道飲みすぎたのもあり、みじめな気持ちになり、吐いた。幸枝、慎護ごめんな。約束した金メダル獲れなかったな。と思った。その瞬間、幸枝が上着をかけてくれた。迎えに来てくれたのだ。光を見つけた気がした西方だった。ジャンプをやめて普通の仕事をして民宿を手伝うという西方に、「テストジャンパーなんてやめれば?ジャンプやめるんでしょ?」と言った。「簡単に言うなよ。ジャンプ業界と縁切ってどうやって食っていくんだよ」「私は仁也くんが仁也くんでいられるならそれでいい。私は西方仁也が好きなの。メダリストの仁也くんじゃない」ときっぱり言った。
両親がピクニックに誘ってくれた。家族で出かけて気分転換になった。ありがたいと思う仁也。幸枝に「俺テストジャンパーやってみるよ」と言った。
テストジャンプ合宿スタート
長野オリンピックまで5日。テストジャンパーの合宿が始まり、25人が集まった。コーチは神崎だった。選手の宿舎とは違い、質が悪かった。南川が現れ、「長野には間に合わなかったから、テストジャンパーやることにした。マジクソです。四年間無駄にした。」と言った。南川は完全に毒舌おちゃらけキャラになっていた。自己紹介が行われ、ジャンパーの中には、女子高生ジャンパーの小林賀子( 小坂菜緒(日向坂46)や、難聴者ジャンパーの高橋(山田裕貴)もいた。五感をフルで使うジャンプなのに、難聴者ということに西方はびっくりした。南川の番になり、「みんなで一緒にオリンピックを支えましょう!」と優等生の挨拶をした。それにもびっくりした西方だった。最後に西方が紹介されるとざわついたが、西方は聞こえないふりをした。宿舎では三人部屋で高橋と南川と同じだった。その日飲みながら、高橋の作ったつまみを食べながら話した。高橋は本当はアルペンがやりたかったが音が聞こえないとスタートできないので、視覚でスタートを確認できるジャンプをやることにしたと話してくれた。三人で飲んで打ち解けた気がした。
翌日全員がジャンプをした。高橋は気持ちよさそうに飛んで楽しそうだった。きれいなジャンプだった。小林は、前傾姿勢になるのを怖がるくせがあった。神崎コーチは常に怒鳴っていたが、特に小林に厳しかった。上手にしてやりたいという思いがあるのかもしれない。小林は、早くうまくなりたいと何度も練習していた。一方南川は一本飛んだらもう戻ってしまった。
女子高生ジャンパー小林の熱い想い
オリンピックまであと三日、朝のテストジャンプを終えると、日本選手団が到着し、記者のインタビューを受けていた。原田が西方に気付き手を振ったが、西方は気づかないふりをした。
小林がジャンプで失敗をして転倒した。西方は我をも忘れて急いで駆けつけた。幸枝はこんな気持ちだったのかと少しわかった。神崎は小林に帰れと言ったが、小林は「本番までにできるようにします。」と言って譲らなかった。そして「西方さん私にジャンプを教えてください!」と頼んできた。
夕食のとき、みんなからジャンプのアドバイスをもらう小林。高橋は何も考えないこと。南川はいいジャンプしたイメージをすること。西方は何も考えないために、体に動きをしみこませることと教えた。小林はその日から夜に一人で練習していた。西方がやりすぎだとたしなめると、「私、オリンピックで女子ジャンプが競技になるまであきらめませんから!」と熱く語った。
翌日風が吹く中、高橋がジャンプを決めた後、南川は寒くなってきたと言ってジャンプをやめようとした。コーチが無理に飛ばせようとすると、南川は震えていた。ケガのトラウマがあった。結局南川はそのまま宿舎に戻った。
小林と父との確執とジャンパーたちの絆
その日の夜、小林の父が来ていた。父は小林を連れて帰ろうとしていた。娘を危険な目に合わせたくないという気持ちからだった。父は「オリンピックにもならん、誰にも褒められん、危ないだけのテストジャンプが」と言うと、小林は怒って部屋に閉じこもった。その場にいた西方は。とりあえず父に帰ってもらった。小林は西方に「私にとってはテストジャンプがオリンピックなんです」と言ってやめるつもりはないと言った。娘を心配する父をみて、西方は幸枝の気持ちも分かった気がした。
小林はそれからも西方を「師匠」と呼び、いろんなことを教わった。小林の持っている、赤いグローブの話になり、父が昔くれたものだと話してくれた。父はジャンプのためじゃないと言っていたが小林は意外に手になじむので愛用していると言っていた。夜になりジャンプ台の上にみんながたまたま集まり、きれいな星をみた。メンバーみんなのきずなが深まっていた。
原田への怒り
ついに長野オリンピックが始まった。ラージヒル個人で、船木が金メダル、原田が銅メダルの結果だった。小林は船木の金メダルにとても興奮していた。ついに団体戦が始まる当日、原田が西方のところに来た。「競技の前にこんなところにいていいのかよ?」「みんなの顔がみたくなっちゃって。みんながいなきゃ俺たち選手は飛べないわけだし」原田は、「25人が飛んでくれるから、選手四人が飛べるんだ。」と言った。原田がアンダーシャツを貸してほしいというので貸した。原田が「お前がテストジャンパーやってるの見て俺も頑張らなきゃと思って」と言うとそれに引っ掛かりそこからもう怒りが止まらなかった。「お前が失敗しなきゃ俺は金メダリストだったんだ。許さない。お前の金メダルなんて俺は見たくないんだよ」と言った。原田だって苦しんだだろうにそんな本番直前に何を言っているんだと後悔した。「それでも俺は金を獲らなきゃダメなんだ」と言って去っていた。
原田の失敗と幸枝のやさしさ
団体戦一本目、原田の番が来た。飛ぶ瞬間ガラスから見つめながら「落ちろ…」と呟いた。
原田は79.5メートルで失敗ジャンプに終わってしまった。これは呪いだ。原田、お前は悪くない。悪魔はこの俺だと西方は思った。
外に出ると幸枝と慎護がいた。自分が嫌になったときいつも幸枝がそばにいてくれる。「一回目のジジャンプ仁也くんらしくなかったね。辛そうだった」と幸枝に言われた。「俺さっき原田に最低なこと言っちまった。俺さ、引退するよ、いいかな」幸枝は「いいよ。頑張ったね仁也くん」と言って抱きしめてくれた。
原田の苦悩
この時点で日本は四位だったが、悪天候のため、会議が行われていた。幸枝と慎護の横に、男性が割り込んできた。「娘がテストジャンプで飛ぶんです…こんな天気の中で怪我でもしたら…」と心配そうだった。男性は小林賀子の父親・高広だった。幸枝は自分と同じ思いをしてる人がいると思った。
会議の間、神崎コーチが原田について話した。「あいつはリレハンメルから嫌がらせや脅迫電話をうけながらもやめなかった」その時原田は「自分さえ失敗しなければみんな金メダリストだった。自分が、みんなの人生を変えてしまった。だからおれだけが勝手にやめるわけにはいかないんだ。おれはみんなと飛んでる。おれが諦めたらみんなのオリンピックが終わってしまう」と言ったと。西方は雷に打たれた気持ちになった。原田は金メダルのためじゃない、飛び続けることでみんなとの約束を守っているんだということに気付いた。
全員で飛んで見せる!
そして、会議の結果、テストジャンパー25人全員のジャンプを見て競技を再開するか決めると決まった。神崎は断ろうとしたが、小林が「これは私のオリンピックです。飛びたいです!」と言った。高橋も「ぼくも飛びたい」と。南川も「おれだって飛べるって証明したい…」と。みんな次々に飛びたいと言った。そして最後に西方も「あいつがもう一度飛ばせてくれって言ったんだ。原田に頼まれたんだ。やろう!」と言って全員飛ぶことになった。
小林親子の絆
幸枝と慎護といる高広のところに小林から電話があった。今から全員でテストジャンプすることを伝えた。高広は危ない目にあう娘に「なしてお前が犠牲に。オリンピックもないのに」と言ったが、小林はお父さん見てて。私飛ぶから。今日が私のオリンピックだよ。」と言った。小林の声幸枝の心にも届いてていた。
南川から飛び、成功した。5番目小林の番だった。スタート地点にいる小林を見て、幸枝といた高広が、「あの真っ赤なグローブ、賀子だ!」と言った。小林はジャンプは見事成功した。それを見て高広は泣いていた。幸枝も泣いていた。
高橋も大ジャンプを見せて聞いたことない「大歓声」が聞こえた。南川と抱き合って泣いて喜んだ。
金メダルの大ジャンプ
最後は西方。神崎が南川に無線で連絡した。「お前ら見る場所が違う。K点を超えるジャンプをする。それが再開の条件だ。このことはあいつは知らない」と。南川は代表選手でもこんな吹雪の中大記録なんてだせないのにと思った。神崎は「あいつなら飛ぶよ」と西方を信じていた。原田も「飛べ西方…」と声に出していた。
そして西方は気持ちよく誇りをもって大ジャンプを成功させ、競技は再開された。
葛西がいて、「グローブを貸せと言われたんです」と言った。原田のみんなと一緒に飛ぶという気持ちだった。
そして原田の二本目。西方の心から「原田、飛べ、飛んで見せろ!」と声が出た。原田は、137メートルの大ジャンプを見せた。日本は悲願の金メダルを獲った。インタビューで原田は泣きじゃくり、「おれじゃない、みんななんだよぉ…みんなぁ。やったー!」と叫んだ。
西方は幸枝と慎護のもとに行った。慎護が西方の胸にペラペラの金メダルをかけてくれた。西方は慎護を抱きしめた。「パパチンメタル!」西方は慎護の頬に顔をよせながら、思った。
これが金メダル。なんて貴い。
金メダルの裏話に「涙あふれた」という声多数!
ここまでネタバレを書いてきましたが、公式ホームページに、西方さんと原田さんと田中圭さんの対談が載っています。
そこで、西方さんと原田さんの長野オリンピック当時の思いを語っています。ツイッターではお二人の友情に、泣けたという声がたくさんありました。
筆者も同じ思いでした。特に、長野の二本目のジャンプ前に、西方が、実は原田はみんなとの金メダルを獲るという約束を果たそうとしていたと気づいたところは泣けました。
妻の愛と父の愛にも涙
筆者は原作を読んでもう一つ、西方の妻の幸枝と女子高生・小林の父の愛にも泣けました。
2人の、大切な家族には好きなことをやってほしい、でも危険でとても心配、不安。そんな気持ちがよく分かりました。特に小林が父にもらったグローブを使っていたり、二回目のテストジャンプ直前の電話のやりとりとか、お互い喧嘩しながらも愛をもっているというところに泣けました。
それに共感して泣く妻の幸枝の気持ちにも泣けました。
こんな実話があったなんて、それを知ることができて、すばらしい映画ができたと思います。
映画館で見るのが楽しみです!