「ジュラシック・ワールド」(2015年)でメガホンを握ったコリン・トレボロウ氏が再び監督に復帰し、あのスティーブン・スピルバーグが引き続き製作総指揮を担当しているシリーズ第5弾である【ジュラシック・ワールド/炎の王国】。
蚊に残っていた恐竜のDNAによって現代に蘇った恐竜たちの姿を描いて人気を集めたヒット作「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章で完結編である【ジュラシック・ワールド 新たなる支配者】が、2022年7月29日から日本でも公開予定です。
この最新作ですが北米では、劇場公開からわずか1ヶ月でストリーミング配信(Amazon、Apple TV+、YouTube)開始となったという人気作品だそう。その公開を記念して、「金曜ロードショー」では、シリーズ第5作目である【ジュラシック・ワールド 炎の王国】が7月29日に放送予定です。ぜひ最新作をご覧になる前に本作を要チェックしてください。あらすじ&キャストなどをご紹介していきます。
【ジュラシック・ワールド】とは?
これから公開される最新作である【ジュラシック・ワールド/新たなる支配者】(原題: Jurassic World: Dominion)は、ご紹介する【ジュラシック・ワールド/炎の王国】(2018年)の続編で、【ジュラシック・パーク】フランチャイズの第6作目であり、新三部作ある【ジュラシック・ワールド】の第3作目である作品です。
このジュラシック・パークのシリーズですが、これまでフランチャイズで2022年7月29日に公開が予定されている作品を含めて6作品があります。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、この6作品は「ジュラシック・パーク」と呼ばれている旧三部作と、「ジュラシック・ワールド」と呼ばれる新三部作があります。
《旧三部作》ジュラシック・パークシリーズ
- 【ジュラシック・パーク】(1993年)
- 【ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク】(1997年)
- 【ジュラシック・パークIII】(2001年)
《新三部作》ジュラシック・ワールドシリーズ
- 【ジュラシック・ワールド】(2015年)
- 【ジュラシック・ワールド/炎の王国】(2018年)
- 【ジュラシック・ワールド/新たなる支配者】(2022年7月29日公開予定)
【ジュラシック・ワールド/新たなる支配者】あらすじ&キャスト!シリーズ完結編はレジェンドが集結
監督は、2022年9月2日から配信予定となっている大人気映画のドラマ版である『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』の監督も務めているJ・A・バヨナ氏が担いました。
そして、ジュラシック・ワールドシリーズである新三部作のシリーズ1作目では監督・脚本を担っており、【スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け】では原案を担ったコリン・トレヴォロウとスティーヴン・スピルバーグ監督が製作総指揮を務めています。
主演は、【ジュラシック・ワールド】に登場したクリス・プラット(役:オーウェン・グレイディ)、ブライス・ダラス・ハワード(役:クレア・ディアリング)、イザベラ・サーモン(役:メイジー・ロックウッド)らは前作から続投します。
【ジュラシック・ワールド/炎の王国】あらすじ《ネタバレ注意》
2015年No.1を獲得した大人気シリーズ待望の最新作!
シリーズ史上最多の恐竜たちが暴れ回り、前作をはるかに超える大迫力の”究極の進化を遂げたジュラシック体験”!
あの大惨事から3年ーー
大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は放棄され、恐竜たちは大自然で自由に生活を始めていた。しかし、島で火山噴火の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、恐竜たちの生死を自然にゆだねるか、命を懸けて救い出すか。人間を救うためではなく、恐竜のための選択を迫られる。
現代によみがえった恐竜をテーマパークとした「ジュラシック・ワールド」が閉鎖されてから3年の時が過ぎ、イスラ・ヌブラル島のそのパークがある島の休火山は活発に活動をしていました。島に残った恐竜たちを絶滅危惧種として認定し保護をすべきか?それとも自然災害を神の領域として見殺しにするのか?上院の特別委員会が開かれることに・・・。
ジュラシック・パークに携わった数学者のイアン・マルコムが委員会で、「人間が手を出すべきではない」と述べたために上院はこれを承認したのでした。
一方、3年前にジュラシック・ワールドを開設した時に主任だったクレアは、恐竜保護団体〈Dinosaur Protection Group”略してDPG”〉を組織して、大噴火が迫っているイスラ・ヌブラル島から恐竜たちを救い出すために行動を起こすためにロックウッド邸へと向かうのでした。そんな矢先に島の火山が大噴火が発生することに・・・。
ロックウッド邸を訪れたクレアは、ロックウッド財団のイーライ・ミルズから島の施設のシステムにアクセスできるのがクレアであることから恐竜救出を依頼されることになります。
その際にヴェロキラプトルのブルーを特に救いたいと言われたのですが、凶暴なブルーを扱えるのはオーウェンだけだと思い救出する手伝いを彼に頼み込むことに。彼らが島に着くとすでに小規模の噴火が起きていました。
オーウェンはさっそくブルーを助けに行くのですが、彼の目の前でブルーが銃声に倒れてしまいます。せっかくブルーがオーウェンを思い出したとおもったのに・・・。実は、恐竜を保護するというのは名目で、彼らを捕獲して、闇で競売にかけて儲けようと企んでいたのでした。瀕死のブルーは他の恐竜たちと共に大型船に乗せられてしまいました。
大噴火となっている島から、クレアとオーウェンとフランクリンも船へと乗り込み身を隠すことに。船が到着して恐竜たちが運ばれた先はなんとロックウッド邸だったのです。製薬会社、武器商人や石油王など世界から集まったセレブたちの目の前に次々とオークションに出される恐竜達は高額で買い取られていきました。
その中には、新種のとても狂暴な恐竜インドラプトルがいました。インドラプトルについては、まだ試作品なのにも関わらずオークションへとだされていました。オーウェンとクレアはこのオークションを阻止するためロックウッド邸へと忍び込むのですが見つかってしまい閉じ込められてしまいます。
しかし、オーウェンが隣の牢屋にスティギモロクという頭突きをするという変わった習性のある草食恐竜がいることに気づきます。オーウェンは指笛を何回も吹きスティギモロクの気がこちらに務うように仕向けると同時に手懐けて、牢屋の壁を壊させて脱出することに成功します。そのままスティギモロクをオークション会場へと誘導して、オークションを中止させることになります。
ロックウッドの孫娘だと思っていたメイジーは最愛の祖父がミルズに殺されたことを知ります。そのうえ、ミルズから祖父が亡くなった娘の代わりに、娘のクローンとして作られたのがメイジーだという真実を聞かされることになります。地下室の隅で泣いているメイシーを保護することになったオーウェンとクレアはメイシーからベンジャミンが殺されてしまったことや、自分が見た恐ろしいインドラプトルのことを聞きます。
逃げ出したインドラプトルは暴走してしまい、メイジーを狙って屋敷中を追ってきます。オーウェンとクレアもメイジ―を助けるために戦おうとするのですが、賢く狂暴なインドラプトルに勝てるはずもなく・・・。そこへ怪我を克服したブルーがオーウェンたちを助けるかのようにインドラプトルむかっていき倒してくれました。
同じころ、恐竜たちがいる屋敷の地下の研究室では有毒ガスが充満してしまい大爆発を起こしそうになっていました。しかし、ゲージを開けてしまう恐竜たちが外界へと放たれ大変の事になってしまうとオーウェンとクレアは考えて扉を開けることを躊躇しているとメイジーが自分と同じようにどんな命でも生きる権利はあると言って扉を開けてしまいます。恐竜たちは外界へ放たれてしまい、まさにジュラシックワールドという世界になってしまうのです。
【ジュラシック・ワールド/炎の王国】キャスト
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主要キャラクターを演じたキャストの方々のプロフィールや代表作などをご紹介していきます。その他のキャストの方々については、役名とお名前のみご紹介していきます。
オーウェン・グレイディ役/クリス・プラット
主人公。ジュラシック・ワールドの元恐竜監視員。
クリス・プラット(Chris Pratt)
1979年6月21日生まれ
ミネソタ州ヴァージニア出身
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コミュニティ・カレッジで演技を学んでいたのですが、すぐに中退してしまい、セールスマン、ストリッパー、洗車、ハンバーガーショップの店員、ホテルのルームサービス係、ベビーシッターなどをして働き、19歳でハワイでホームレス生活を送った経験を持つクリス。ハワイのマウイのレストランで働いていた時に客として店に来ていた女優のレイ・ドーン・チョンと出会って彼女の監督作品で映画ビュー。
その後、本シリーズの他に【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】シリーズ【マグニフィセント・セブン】【パッセンジャー】【アベンジャーズ】シリーズ【トゥモロー・ウォー】【2分の1の魔法】(声)ドラマ【エバーウッド 遥かなるコロラド】など人気作や話題作に多数出演しています。そのかいもあってか2017年4月21日、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれています。
クレア・ディアリング役/ブライス・ダラス・ハワード
ジュラシック・ワールドの元管理責任者。
ブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard)
1981年3月2日生まれ
カリフォルニア州ロサンゼルス出身
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両親ともに俳優だった映画監督のロン・ハワードを父に持ち、母親は女優のシェリル・ハワード。叔父はクリント・ハワード、祖父はランス・ハワードで双子の妹のペイジ・ハワードも女優という代々芸能関係で活躍してきた一家に生まれ育ったブライス・ダラス・ハワード。
ニューヨーク大学で演技等を学び、舞台女優として活躍していた彼女ですが、幼い頃から父親であるロン・ハワード監督作品出演していました。映画初出演は2004年公開の【ヴィレッジ】。その後、【スパイダーマン3】【ターミネーター4】【エクリプス/トワイライト・サーガ】【ベラのワンダフル・ホーム】(声)【ロケットマン】【ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜】などに出演しており、【マンダロリアン】(2019年)では映画監督としてデビューしています。
イアン・マルコム役/ジェフ・ゴールドブラム
数学者で、カオス理論の専門家。サンディエゴ事件の当事者で、アラン達と共にシリーズ1作目から恐竜に襲われている。
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ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)
1952年10月22日生まれ
ペンシルベニア州ピッツバーグ出身
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17歳で俳優を志してニューヨークに引っ越し、ブロードウェイデビューを果たし、【ナッシュビル】に出演して本格的に映画俳優としてキャリアをスタート。映画【フライ】で科学者セスを演じてから科学者や技術者役などを多く演じています。
本シリーズの他に【インデペンデンス・デイ】シリーズ【グランド・ブダペスト・ホテル】【マイティ・ソー バトルロイヤル】【ソー:ラブ・アンド・サンダー】などに出演し、【犬ヶ島】【ボス・ベイビー ファミリー・ミッション】などでは声優としても活躍しています。
メイジー・ロックウッド役/イザベラ・サーモン
ベンジャミン・ロックウッドの孫娘。10歳。祖父ベンジャミンの「ロックウッド・エステート」の邸宅で暮らす。表向きは孫娘とされているが、その正体は、ベンジャミンが死亡した娘をクローン技術を使って再生したクローン人間。
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イザベラ・サーモン(Isabella Sermon)
2006年7月8日生まれ
イギリス出身
前作ある映画【ジュラシック・ワールド/炎の王国】のオーディションで合格して映画初出演でもあり女優デビューを果たしています。そして、前作に引き続き、子役としてこのシリーズに出演しています。しかし、彼女は本作以外に芸能活動はしておらず、現在15歳の彼女は普段は一般人と同じように学生生活を送っているそうです。
アイリス・キャロル役/ジェラルディン・チャップリン
「ロックウッド・エステート」の家政婦。ベンジャミンが信頼を寄せる家政婦で、孫娘のメイジーを母親代わり(ナニー)として愛情をもって育てている。
ジェラルディン・チャップリン(Geraldine Chaplin)
1944年7月31日生まれ
カリフォルニア州 サンタモニカ出身
『ドクトル・ジバゴ』(1965年)『ナッシュビル』(1975年)『トーク・トゥ・ハー』(2002年)ドラマ『ザ・クラウン』などに出演しています。
ヘンリー・ウー役/B・D・ウォン
元「ジュラシック・ワールド」の研究チームのリーダーを務めた遺伝学者で、前作にてハイブリッド種「インドミナス・レックス」を創りだした張本人。
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B・D・ウォン(B.D. Wong)
1960年10月24日生まれ
カリフォルニア州サンフランシスコ出身
中国系アメリカ人俳優であるB・D・ウォン。サンフランシスコ州立大学を卒業しており、ブロードウェイ・デビュー作の『M.バタフライ』でトニー賞、ドラマディスク賞、シアター・ワールド賞などを含む5つの賞を受賞しています。
本作のシリーズの他にもディズニー映画の【ムーラン】シリーズ、【花嫁のパパ】シリーズ【セブン・イヤーズ・イン・チベット】【バード・ボックス】などに出演。ドラマ【X-ファイル】や【LAW & ORDER】【セサミ・ストリート】などにもゲスト出演しています。
フランクリン・ウェブ役/ジャスティス・スミス
「DPG」に所属するDPGではコンピュータ技術を担当している。
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ジャスティス・スミス(Justice Smith)
1995年8月9日生まれ
カリフォルニア州ロサンゼルス出身
2020年6月、クィアであることやドラマ【クイーン・シュガー(原題)】に出演している俳優ニコラス・アッシュと交際していることを自身のインスタグラムにて公表したジャスティス・スミス。映画【名探偵ピカチュウ】のティム・グッドマン役で知られています。
前作から出演している本シリーズや、【ペーパータウン】【最高に素晴らしいこと】【ロン 僕のポンコツ・ボット】ドラマ【ゲットダウン】などにも出演しています。
ジア・ロドリゲス役/ダニエラ・ピネダ
DPGでは医療を担当
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ダニエラ・ピネダ(Daniella Pineda)
1987年2月20日生まれ
カリフォルニア州 オークランド出身
女優・作家・コメディアンであるダニエラ・ピネダ。人気TVシリーズ「HOMELAND」、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」(ゲスト出演)、ドラマ「オリジナルズ」「American Odyssey(原題)」「The Detour(原題)」などに出演しています。
その他のキャスト
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ベンジャミン・ロックウッド役/ジェームズ・クロムウェル
ロックウッド財団の設立者で、旧ジュラシック・パークを建造したジョン・ハモンドの旧友。
ジェームズ・クロムウェル(James Cromwell)
1940年1月27日生まれ
『ベイブ』シリーズ『グリーンマイル』『アイ,ロボット』『ベイマックス』(声)ドラマ『シックス・フィート・アンダー』『24 -TWENTY FOUR-』などに出演しています。
イーライ・ミルズ役/レイフ・スポール
ベンジャミンに仕えている、ロックウッド財団の実質的運営者。
レイフ・スポール(Rafe Spall)
1983年3月10日生まれ
イギリス出身
『プロメテウス』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』『黒い司法 0%からの奇跡』『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などに出演しています。
ジャック役/ロバート・エムズ
ロックウッド財団から派遣された傭兵グループの1人。
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リーダー傭兵役/チャーリー・ローズ
ロックウッド財団から派遣された傭兵グループのリーダーで、ヘリコプターのパイロット。
潜水艇のパイロット役/ケヴィン・レイン
ラグーンの底に沈んだインドミナスの遺体を探す潜水艇「ディープダイブ・サブマリン」のパイロット。
シャーウッド上院議員役/ピーター・ジェイソン
グンナー・エヴァーソル役/トビー・ジョーンズ
ミルズと手を組んでいる兵器密売人。「ロックウッド・エステート」でイスラ・ヌブラル島から連れ出された恐竜のオークションの司会を務め、次々と高値で恐竜を売りさばく人。
ケン・ウィートリー役/テッド・レヴィン
ロックウッド財団のミルズに雇われた傭兵。
インジェン警備課リーダー役/マイケル・パパジョン
前作にも登場したインジェン社の傭兵。
まとめ
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間もなく公開される最新作をご覧になる前にぜひご覧になっていただきたい『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(Jurassic World: Fallen Kingdom)。ラストで恐竜達が外界に放たれてしまい、オーウェンには心許しているブルーがオーウェンの呼びかけに応じずに森の中に消えていく姿は少しだけ切なくなってしまいます。
実は本作ですが、ハワイのオアフ島にある『クアロア・ランチ』で撮影されています。筆者も訪れたことがありますが、本作のファンのみならず、あの映画の中の壮大な景色は実物をぜひご覧になっていただきたい場所ですよ。
いかがでしたか??間もなく劇場公開される最新作も楽しみですが、ぜひ最新作をご覧になる前に本作をご覧になっていただきたいです。
日本テレビ系の「金曜ロードショー」では、シリーズ第5作目である【ジュラシック・ワールド 炎の王国】の放送が7月29日です。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
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第二弾予告解禁🦖💨
\\山で!海で!大空で!
この夏、地球全土を恐竜が支配する💥シリーズの壮大なる終幕。
『#ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の最新予告編を今すぐチェック‼️7月29日(金)いよいよ公開。 pic.twitter.com/7qiMhMLHfE
— ジュラシック・ワールド (@jurassicworldjp) May 1, 2022