映画『スーサイド・スクワッド』の”ハーレイ・クイン”役でブレイクし、新作映画に次々出演している女優、マーゴット・ロビー。
セクシーなピンヒールでスターダムを駆け上がっている印象の彼女ですが、ここにくるまでの下積みは意外と長いものなのです。
マーゴットの歴代の出演作品や、撮影エピソードを振り返ると、彼女の抜群の演技力は努力の末に勝ち取った才能だということがわかります。
「ハーレイ、かわいいよね!」だけでは、ちょっともったいない!
本記事では、かわいいだけじゃない”女優マーゴット・ロビー”の出演映画からプロフィールまで大解剖していきます!
マーゴット・ロビー のプロフィール
出典:IMDb- 氏名:マーゴット・ロビー(Margot Robbie)
- 生年月日:1990年7月2日(29歳)
- 出身地:オーストラリア
- 身長:166㎝
今年30歳になるマーゴット・ロビー 。17歳の時に女優になるためにアメリカに移住し、オーディション漬けの日々を送ります。
身長166cmとハリウッド女優の中ではやや小さめですが、たとえゴツゴツの男たちの中に混じっても圧倒的な華やかさがありますよね。
次章では、そんなマーゴットの人柄が感じられるエピソードをいくつか紹介します!
バイトを掛け持ちして母子家庭を支える努力家
マーゴットの実家は母子家庭。
16歳の頃から家計を助けるためにバイトを複数掛け持ちして働いていました。ちなみにバイトの内容は、サブウェイやサーフショップの店員、さらに清掃員など美貌に似合わずかなり堅実!もちろん学業も両立していたのですから偉いです。
この頃からすでに根性が座っていたマーゴット。
そして翌年には渡米して、女優のオーディションを受け始めるという行動力。貧しくても夢を諦めない姿勢がすでに、観る人に希望を与える職業である女優に向いていると感じませんか?
マーゴットロビーの旦那さんは映画監督!インスタで結婚発表
マーゴット・ロビーの旦那さんは、映画監督のトム・アッカーリー。
若手監督である彼は、映画に助監督として関わることが多く、マーゴットとも制作現場で知り合ったそうです。実は2人、2013年から交際していたのですが、メディアやファンには一切知らせていませんでした。
2016年にマーゴットのインスタで、突然の結婚報告!インパクトのある画像は日本でも話題になりました。
マーゴットロビーの抜群のスタイルの秘密!”超アウトドア派”
オーストラリアのゴールドコーストで育ったマーゴット。
港町で育った彼女は、サーフィンが大得意なのです。生まれつきの自然派と言ってもいいマーゴットの休日、もっぱらスポーツが日課のようです。
アウトドアのジャンルもかなり幅広く、得意のサーフィンはもちろん、スノボやカヌー、さらにアイスホッケーも嗜むとか。夫のトムと一緒にランニングする姿をキャッチされたこともありました。
マーゴットと共演した時に、ウィルスミスが「自分の体型と比べて危機感を持った」というエピソードがあるほど、トレードマークである抜群のスタイルですが、このスポーツ大好きな日常生活で作り上げられたものなのでしょう。
かなりスリムですが、不健康な印象を一切受けませんよね。使っている筋肉、という感じで素敵です。
「かわいいだけの女優は嫌!」マーゴット・ロビーのストイックな仕事選び
ブロンドヘアに透き通った白い肌と、見たところバリバリの美人女優であるマーゴットですが、固定のイメージにとらわれたくないという意思が、下積み自体からあったそうです。
実際に、役を狙う際には演技力が必要な難しい役どころに率先して挑戦してきた彼女。
確かに有名なハーレイ役も、ぶっ飛んだ可愛い印象だけでなく、独特の痛ましさが見え隠れして初めて「なんだこの子は?」と観客を惹きつけます。
これから紹介する出演映画でも、マーゴットの仕事選びのこだわりが感じられます。
マーゴットロビーのおすすめ出演映画を紹介!
マーゴット・ロビー の出演映画作品を、時系列で紹介していきます!
アクション映画からラブストーリー、さらには声の出演まで、幅広いジャンルに挑戦しているマーゴット。言われないと気づかないほどのカメレオンぶりを発揮している映画作品もあります。どれもマーゴットの闘志を感じる作品なので、ぜひチェックしてみてください!
【ダークネス・ビギンズ】マーゴット19歳のデビュー作!
公開:2008年
役名:カサンドラ
マーゴットが初めてゲットした、映画デビュー作!
母国オーストラリアの作品で、恋人を殺された主人公が復讐に燃えるダークヒーロもの映画です。主人公に財力があったり、闇の処刑人というキャッチコピーなどから、少しバットマンを意識している印象を受けます。
はっきり言って映画自体は特筆するほど面白くはないのですが、若干19歳のマーゴット・ロビーを拝顔できる映画です。
主人公の恋人役なので、すぐに殺されてしまうのが勿体無い・・・!
【WATCH】
公開:2009年
役名:トリスタン・ウォーターズ
こちらもオーストラリア制作の映画、マーゴット初主演の作品です。
ジャンル的にはスリラーなのでしょうか。殺人事件が頻発している町に住む少年3人が、犯人を突き止めようと監視カメラを仕掛けます。その監視カメラ越しの映像が今作のメインになるのですが、次第に”他人の生活を覗く”展開になっていきます。
ご想像通り、マーゴットは私生活を覗かれる美少女役です。眼福・・・。
【アバウト・タイム 愛おしい時間について】
公開:2013年
役名:シャーロット
イギリス制作のSF恋愛映画。
彼女ができないのが悩みである主人公の青年が主人公です。彼の家系はなんと”タイムトラベルができる家系”だということを知らされます(!?)。主人公は何度もタイムトラベルを重ね、なんとか彼女を作ろうと奔走するのですが・・・。
なんだかあらすじだけ見るとドタバタ恋愛映画のようですが、よく作り込んであって感動できる良作です。
今作でマーゴットは、主人公の初恋相手役を演じています。癖のある小悪魔的な役で可愛いのですが、かなり危ない感じ!
【ウルフ・オブ・ウォールストリート】
公開:2013年
役名:ナオミ・ラパグリア
「マーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオ」がタッグを組んだ映画、5作目にあたる今作。注目度も十分な映画で、マーゴットはディカプリオ演じる株式ブローカーである主人公の妻役を演じています。
なんとマーゴットはオーディションの時、役に集中するあまり、ディカプリオの顔面をビンタしてしまったのだそうです・・・!するとそれを見た監督が大喜びし、役を見事勝ち取ったというエピソードがあります。
本作でマーゴットはフルヌードの濡れ場に挑戦しています。
相手は言わずもがな夫役であるディカプリオ。ここでもマーゴット、緊張のあまり直前にテキーラを3杯引っ掛けてからシーンの撮影に挑みました。
いや気持ちはわかりますが、本当にやるのがすごいですよね!
【死の谷間】
公開:2015年
役名:アン・バーデン
”地球最後の女”という、また難しそうな役どころ。核で汚染されてしまった地球の、唯一生存可能な谷で暮らす主人公(ナウシカみたいですね!)をマーゴットが演じています。
その谷に、男性が2人転がり込んでくることで物語は突然、三角関係の方向に転がっていきます。
ちなみにマーゴットは今作でもフルヌードを披露しています。日本では女優さんが脱ぐと大騒ぎになりますが、ハリウッドだとそこまで大きく取り上げられることはありませんよね。ただ、24歳のマーゴット、すごく綺麗です・・・!
荒涼した地球という設定はSFですが、複雑な人間関係をメインにした作品なので、マーゴットの磨きがかかった演技力が観られます!
【フォーカス】
公開:2015年
役名:ジェス・バレット
ウィルスミスとマーゴットロビーが初共演した映画。
2人とも凄腕の詐欺師であり、師弟関係という役どころです。ウィルスミス演じる天才詐欺師ニッキーが、手塩にかけて育てた詐欺師を演じるのがマーゴット。
マーゴットにとってハリウッド映画のヒロインという大出世ですが、堂々とした詐欺師ぶり。観客もまとめて騙すパワフルさがあります。
余談ですが今作、詐欺行為の監修として世界最凶の詐欺師と呼ばれたアポロ・ロビンスに協力を要請しています。彼は大統領のSPのポケットから持ち物を抜き取ったこという逸話も残されています。
彼曰く、スリには相手の視線(フォーカス)を操る技術が不可欠なのだとか。その点、マーゴットは適役ですよね!
【フランス組曲】
公開:2015年
役名:セリーヌ・ジョゼフ
今まで難しいながらも美貌を武器にしたセクシーな役が多かったマーゴット。今作ではセクシー封印。
今作は40年代、ドイツに占領されていたパリを舞台に、敵国同士の男女が惹かれあってしまうという悲恋をテーマにした物語。声が可愛いので、シリアスな役は浮きそうなイメージですが、難なくこなしています。
今までの役のイメージを払拭する、マーゴットの切ない演技は、”カメレオン女優”の異名を獲得するきっかけになりました。
今作で助監督をしていたのが、現在の旦那さんであるトム・アッカーリー。ちなみにマーゴットは、撮影中すでにトムのことが気になっていたとのこと。
【マネー・ショート 華麗なる大逆転】
公開:2015年
役名:本人役
本人役?ついにマーゴットのドキュメンタリーが?!と思いきや、そうではありません。2008年のリーマンショックを銀行よりも早く、事前に予測した4人のトレーダーたちの映画です。”リーマンショックの真相”というキャッチで話題を呼び、アカデミー賞脚色賞を受賞しました。
マーゴットは作中、本人として出演しており泡風呂でシャンパンを飲みながら、”サブプライムローン”について丁寧に用語解説をしてくれます。
内容が専門的なので、映画自体は吹き替えで見るのがオススメなのですが、マーゴットのシーンだけは可愛いので字幕推奨です!
【ターザン:REBORN】
公開:2016年
役名:ジェーン・ポーター
大ヒットした映画『スーサイドスクワッド』と同年に、マーゴットは『ターザン:REBORN』の”ジェーン”役も演じています。
今作の”REBORN”というサブタイトル。これはターザンがジャングルで過ごした幼少期を経て、街で妻ジェーンと共に貴族として生活をしているという設定で、”ターザンその後”のいう位置付けの映画です。
マーゴットは敵にさらわれてしまう、か弱い女性を正統派に演じています。今作の直後、”ハーレイ・クイン爆誕”という流れもあり、ますますマーゴットは役の振り幅を見せつけています。
【スーサイド・スクワッド】
公開:2016年
役名:ハーレイ・クイン
マーゴットロビーがハーレイクイン役を演じた今作は、世界興行収入700億円以上を叩き出した大ヒット映画。マーゴットの代表作と言える今作は、使命感なく集められたDCの悪党たちで構成された”自殺部隊”スーサイドスクワッドが、アメリカを救うという名目で暴れまくるストーリー。
マーゴット演じるハーレイは、日本でも「かわいすぎる!!」と爆発的にブレイクしました。
2020年3月20日には、ハーレイクインの単独映画『ハーレイクインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』の公開が控えています!
【アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル】
公開:2017年
役名:トーニャ・ハーディング
1990年代にフィギュアスケート界を揺るがした”ナンシー・ケリガン襲撃事件”という、「選手から指示を受けた人物に、ライバル選手が襲撃される」スキャンダルを題材にした今作。主演であるマーゴットは、アメリカ人として史上初めてトリプルアクセルを成功させたトーニャ・ハーディング選手を演じています。
前述した襲撃事件を起こし、ライバルであるナンシー・ケリガンを出場停止に追い込んだのは、トーニャ。
トリプルアクセルという偉業を成し遂げて、順調だったと言える選手生命だったにも関わらず、なぜこんな事件を起こしてしまったのでしょうか・・・。
マーゴットは今作でプロデュースにも携わっています。
演技では、実際のトーニャの仕草や口調を”完コピ”したとして、絶賛されました。ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞など、数々の賞を受賞した作品です。
【ピーターラビット】
公開:2018年
役名:プロプシー
絵本『ピーターラビット』。皆さんもおそらく小さい頃に読んだことがあると思いますが、劇場版の今作に、マーゴットは声優として参加しています。
役どころは主人公のうさぎピーターの妹、”プロプシー”役!
特徴的な鼻にかかる声を持つマーゴットですが、「ついにきたか!声の仕事!」と歓喜したファンも多かったようです。
実際、フカフカのうさぎとマーゴットの声は絶妙にマッチ。リアルなキャラクターの動きも見どころで、小動物を飼っていて、かつ彼らに出し抜かれた経験のある方にはたまらない作品だと思います!
【ふたりの女王 メアリーとエリザベス】
公開:2018年
役名:エリザベス1世
イギリスの”エリザベス女王”と”メアリー・ステュアート女王”。
当然のように男性が主権を握っていた16世紀のヨーロッパに君臨したふたりの女王の物語。英国史劇なのですが、お互いの関係性にウエイトを置いた映画です。
ただでさえ波乱万丈な人生を送った女王たちの人生が、国家の対立によって複雑に絡み合う・・・。
あまり書くとネタバレになってしまうので避けますが、実はエリザベス1世役のマーゴット、メアリー役のシアーシャ・ローナンに比べて結構な汚れ役です。彼女がスケート選手トーニャを演じた際にも言えることですが、一歩間違えば批判を浴びてしまいそうな汚れ役でもがっつり引き受けて演じきるのが、マーゴットの最大の魅力です。
ちなみに今作、鎧を着て戦う”武闘派マーゴット・ロビー”が観られますよ!
【スキャンダル】
公開:2019年
役名:ケイラ・ポシュピシル
2016年にアメリカのテレビ局”FOXニュース”の女性キャスターが、CEOから受けたセクハラを訴えた事件がありました。本作はこの事件を映画化したもので、主人公である3人の女性キャスターのうちの1人をマーゴットが演じています。
マーゴット演じるキャスター以外のふたりは実在するキャスターで、事件の際に声をあげた勇敢な女性たちです。
ではマーゴットの役柄”ケイラ”はどのように生まれたかというと、FOXニュースのCEOのセクハラ被害にあった女性たちの特徴を取り入れた、象徴的なキャラクターなのだそう。
作中、短いスカートを履くことを強要されたり、もっと酷い直接的なセクハラを受けるケイラ。確かに女性は美しい方が華がありますし、キャスターといえばなおさらルックスが重視される職業でしょう。
女性らしさを撤廃したいのではなくて、ただ人として尊重してほしい。人なのだから物のように品評されたくないという主張。遠いアメリカが舞台ですが、日本でも職場で同じような被害に遭っている女性はいるはずです。
踏みにじられるマーゴットってあまり見かけませんが、今作ではやられています・・・!
悔しそうな彼女を観ているとこちらも悔しくなるのです。
マーゴット・ロビーの出演映画|最新情報が続々発表!
出典:IMDb2016年公開の映画『スーサイド・スクワッド』に登場して以来、世界中で爆発的な人気を集めた”ハーレイ・クイン”。彼女を主役にした映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』 が、日本でも2020年3月20日(金)に公開されます!
さらに本編である『スーサイド・スクワッド』の続編も控えており、大忙しのマーゴット・ロビー。
また、2019年3月にアメリカで出版された人気小説のプロデュースに携わることも発表されています。これまでの作品では、プロデュースを出演を兼任してきたマーゴット。おそらく今回も出演することが予想されます!
さらにワーナーブラザーズによる、実写版『バービー』の主演にマーゴットが抜擢され、これから脚本が執筆されるという情報も。詳細は明らかになっていませんが、とにかくマーゴットのバービー姿をスクリーンで拝めるのは間違いなさそうです!
続報と、マーゴットロビーのさらなる活躍に期待しましょう!