2000年公開のスパイ・アクション映画で『ミッション:インポッシブル』シリーズ2作目となる『M:I Ⅱ』。
1作目の緊迫感あるスパイ・アクションからさらにスケールアップをし、この後のシリーズに繋がる大掛かりなものへと移行するターニングポイントとなった作品。
そんな『M:I Ⅱ』の見どころを5つのポイントに絞り徹底解説します。
『M:I Ⅱ』の概要
パワーアップしたアクションが見どころとなる『ミッション:インポッシブル』シリーズ2作目となる『M:I Ⅱ』。
監督を務めたのは、アクロバティックなアクションが定評だったジョン・ウー。
ワイヤーを多用した香港映画の手法を取り入れ、ハリウッド映画に新たな風を吹き込んだ人物として知られています。
そんな稀代のアクション監督が務めたシリーズ2作目となる『M:I Ⅱ』は大ヒットを記録しました。
『M:I Ⅱ』の作品情報
- 原題:Mission: Impossible 2
- 監督:ジョン・ウー
- 脚本:ロバート・タウン
- キャスト:トム・クルーズ、タンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット、ヴィング・レイムス、リチャード・ロクスバーグ、アンソニー・ホプキンス
- 公開:2000年7月8日
- 上映時間:123分
- 製作国:アメリカ合衆国
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『M:I Ⅱ』のあらすじ
製薬会社の研究員であるネコルヴィッチ博士は、凶悪な殺人ウィルスである”キメラウィルス”を開発した。
キメラウィルスとは、感染すると30時間あまりで人に死をもたらすもの。
しかし感染から20時間以内に治療薬である”べレロフォン”を投与すれば助かるのだった。
そのふたつの薬を持ってネコルヴィッチ博士はディミトリという人物に警護を依頼し、シドニーからアトランタへ輸送する。
その最中ディミトリと思った人物は、ショーン・アンブローズという別人だったのだ。
ショーン・アンブローズとはかつてIMFの工作員であり、ディミトリの本来の正体であるイーサン・ハントの替え玉を務めたことがある人物で、ネコルヴィッチ博士を殺害し、キメラウィルスを奪い去っていく。
そんな殺人ウィルスの消息を掴むため、IMFは休暇中のイーサン・ハントの元に依頼が訪れるのだった…
『M:I Ⅱ』の5つのポイント
出典元:https://twitter.com/MImovie_jp/status/1018699000961044481?s=20
ここからは、『M:I Ⅱ』の見どころを6つのポイントにまとめ紹介していきます。
大掛かりなアクションなどが登場するようになり、イーサン・ハントのキャラクターなど今後に繋がっていく起点になっていく作品です。
監督ジョン・ウーの存在
香港出身の監督であり、演出の仕方にとても一貫した特徴がある事で知られている人物です。
二丁拳銃や、クライマックスとなる戦闘の最中に登場する鳩など、ジョン・ウー特有の演出方法が、当然『M:I Ⅱ』でも採用されていました。
特にイーサン・ハントが二丁拳銃で、アクロバティックに立ち回るアクションシーンは、これまでのトム・クルーズにおいても、とても珍しい場面であり、今後の作品にも影響を及ぼしていくことになります。
イーサンの休日
出典元:https://twitter.com/MImovie_jp/status/990071281482588161?s=20
全シリーズのなかで唯一、イーサン・ハントの休日が描かれている貴重なシーンがある2作目。
この作品での初登場となるシーン。グランドキャニオンでフリークライミングをするというもの。
このシーンがベースになっているかどうかはわかりませんが、6作目のフォールアウトでは、ラストシーンにクライミングシーンが盛り込まれており、イーサン・ハントの特技を生かした場面となっています。
アクロバティックなイーサン
シリーズ通しても、2作目の『M:I Ⅱ』でのイーサン・ハントは、特段にアクロバティックなシーンが多く盛り込まれています。
二丁拳銃や最後のショーン・アンブローズとの決戦など、1作目をはるかに凌ぐものとなっています。
今後のイーサン・ハントのキャラクター形成を決定づけた作品とも言えるでしょう。
シリーズの方向性を確定させた不可能ミッション
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キメラウィルスの残りを奪いに製薬会社に行く場面。
セキュリティが厳しい高層ビルに侵入するイーサン・ハントは、とても不可能でありえない方法を使って潜入に成功します。
このミッションがこの映画の今後の流れを決定づけたと言っても過言ではない、不可能作戦を遂行するIMFの、いや、イーサン・ハントのやり方を決めたのです。
ヒロインの存在
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1作目では脚本の流れもあり、しっかりしたヒロインという存在は曖昧なものでしたが、2作目ではイーサンも納得の実力を持つ女盗賊だった、ナイア・ノードフ=ホール役を演じたタンディ・ニュートン。
イーサンと恋仲になるも、まさかの非情なるミッションが課せられるナイア。
かつての恋人だった、ショーン・アンブローズのもとに送り込まれてしまうのです。
イーサンとナイアのふたりの間にはそれだけでは無く、まだまだ困難は降りかかります。
ナイアは、自分の身体にキメラウィルスを注射してしまうのです。
それだけヒロインとなるナイアの存在を大事に扱い、イーサンの魅力に深みを与えていました。
ゲスト出演のアンソニー・ホプキンス
今回クレジットはされていませんでしたが、この作品に深みを与えていたのが、イーサン・ハントの上司を演じていたアンソニー・ホプキンスです。
また今後のシリーズでも、IMFの上官は重要なポジションとなり様々な俳優が演じるようになっていくのです。
その根幹とも言えるアンソニー・ホプキンスの出演は、重要なポジションであり、『M:I Ⅱ』に深みを与えるキャラクターとなっています。
以上、『M:I Ⅱ』の見どころをお届けしてきました。
この作品はアクションに加えて、ヒロインの在り方を前作から大幅に改良が加えられ深みが出ておりエンターテイメント性も大幅にパワーアップしています。
ここに挙げているもの以外にもたくさん見どころがありますので、是非鑑賞してみてください。
映画『ミッション:インポッシブル2』はU-NEXTなどで視聴可能。
本ページの情報は2019年9月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。