出典元：http://www.edgeoftomorrow-movie.com/film-gallery/
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は2014年に公開したアメリカ映画で、タイムループもののSFアクション。
日本のライトノベルが原作で、ハリウッドで実写映画化されています。
小説や漫画の実写映画化が、軒並み失敗、もしくは微妙な内容になることが多い中で高評価を獲得し、ファンも多くいるという杞憂な作品。
その中でも、少ない成功例とされている映画です。
そんな映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の設定や登場人物を徹底解明していきます！
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の概要
2014年にダグ・リーマン監督で公開されたSFアクション映画。
主演はトム・クルーズとエミリー・ブラントが務め、唯一無二の存在感を発揮しています。
原作は日本のライトノベルで、多少ハリウッド的な改変がされていますが、日本のファンを含め概ね好印象を抱いている作品です。
タイムループを題材にした巧妙な仕掛けが見事な展開になっており、ありがちな地球侵略のエイリアンものにはないスリリングな展開も見ものとなるところ。
そして上記リンク先の記事で、ネタバレ解説をしていますので併せて読んでみてはいかがでしょう。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のあらすじ
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地球はかつてないほどに窮地に陥っていた。
宇宙からの侵略者・ギタイは、圧倒的な戦力で人類を殲滅していたのだ。
しかし人類も黙ってはいない。連合軍を結成し戦場のビッチと敬意を込めてつけられたリタ・ヴラタスキの活躍によってOFFの侵略を食い止めるなど一線一体の工房が世界各地で続けられていた。
そんな中ウィリアム・ケイジは、連合軍の広報として日々TVなどでアピールしている。
そしてロンドンにある本部で、将軍に新たな任務の指示を受けるために訪れるのだが、全く戦闘経験がないにもかかわらず戦地での現場取材を命じられてしまう。
ウィリアム・ケイジは、その任務を断固として拒否するのだが、将軍はケイジをクビにして、二等兵として強引に戦場へと送り出すのだった…
当然全く経験が無いケイジは、直ぐにギタイにやられて死んでしまう。
しかし目を覚ますと再び戦場へ向かう、前日の朝へと舞い戻る…
原作は桜坂洋の『All You Need Is Kill』
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映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の原作は、日本のライトノベルです。
作者は桜坂洋。他の作品ではアニメ化もした「よくわかる現代魔法」シリーズなどが有名。
SFマガジン読者賞などを数回にわたって受賞するなど、SFやファンタジー作品に強いことでも知られています。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を徹底解剖！
ここからは、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』に登場するギタイについて解説していきます。
コミカライズされた時、漫画版では丸い球体でしたが映画版ではよりエイリアンに近いケモノ型に変化されていたギタイ。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ではとても重要なギタイという存在について、解説していきます。
ギタイとは？
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映画版のギタイの姿形は完全にエイリアンです。
ケモノの様な4足歩行型で、触手な様なものも見られます。
種類は3種類。
通常のギタイの他にケイジがループ能力を持つことになった、青くひとまわり大きい個体を持つアルファ。
その他に、本体とされているオメガの3体のギタイが登場します。
アルファは、その他の個体には無い能力を持っています。
それがループ能力。
アルファの、いわゆる血液を被って死んだケイジやリタは、そのアルファが持つループの能力を携える様になります。
そして死ぬたびに蘇るという、特殊な能力を身につけるのです。
リタは過去にこの能力を有しており、戦場のビッチと呼ばれる所以がこのループ能力を持っていた頃に、今回のケイジのように強くなっていたことが示唆されています。
オメガはこのギタイたちの本体とされており、オメガが死なない限りループを繰り返して人類との戦闘を優位に進めていたのです。
原作との違いは？
原作は小説なのでギタイの詳しい形状などは、分かりませんが比較的原作に沿って作られたコミカライズ版では、球体のような形をしていました。
大きな口が特徴で、アルファにはつののようなものがありそれがアンテナとして作用し、義遺体をネットワーク化しているという少々入り組んだ複雑な設定が用いられています。
そしてオメガも、原作には登場しません。
映画版ではギタイという存在を根元にして、より分かりやすい構図で物語が展開されていたのが特徴です。
登場人物を紹介！
ここからは人類側の、主な登場人物を紹介していきます。
ケイジとリタ、その他に物語のクライマックスで活躍をしたJ部隊を中心に紹介します。
ウィリアム・ケイジ
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原作ではキリヤ・ケイジというキャラクターだった、トム・クルーズ演じるウィリアム・ケイジ。
原作ではより寡黙な性格で、新兵という設定で元々兵士でした。
映画版のケイジは広報という設定が追加されており、兵士として従事しているわけではありません。
しかし原作でもまだ、戦場経験があるわけではなく死ぬことで強くなっていくという、リセットするたびにどんどん経験が蓄積されていくという流れは映画版でも当然汲んでいました。
リタ・ヴラタスキ
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エミリー・ブラント扮するリタ・ヴラタスキは、原作でも名前は同じです。
しかしキャラクターのイメージは、大きく違います。
原作ではより、少女っぽいキャラクターでしたが映画では勇ましいイメージへと改変。
エミリーらしい、かっこいい女性像を構築していました。
そしてよりループに関して詳しく、ありとあらゆる方法を試していたことが明らかになっています。
しかし淡々と兵士として任務をこなしていく、どこか冷たい印象は映画版でも同様のキャラクター像が採用されていました。
J部隊
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ウィリアム・ケイジが所属していたJ部隊は、映画だけの設定です。
そもそも原作とは結末の展開が大きく違うので、このようなより分かりやすい方法に。
クライマックスに盛り上げる要素として、J部隊の活躍も描かれておりそれぞれのキャラクター像が分かりやすく配置されています。
マンバーは、グリフ、クンツ、ナンス、スキナー、フォード、キンメルのメンバーで構成され、戦場のビッチを味方につけた刑事とともに、クライマックスでギタイたちに立ち向かっていく勇ましい姿が印象的でした。
その他
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他に映画版だけのキャラクターとして将軍などがいます。
ウィリアム・ケイジに戦地へ赴くように指示を出す、いわゆる嫌な上司役となる存在です。
あとは、ファレウ曹長。原作ではケイジを鍛える重要なキャラクターでしたが、その役目はリタに変わっており、より脇役的な印象へと変わっています。
映画版で大きくその存在が変わっていたのが、カーター博士です。
原作では、シャスタ・レイルというキャラクターで、女性でした。
リタに言われて支援するメカニックで、整備兵。
ループのことも知らないまでも、リタと親しくしていて、ケイジのことも支援するようになっていくキャラクターでした。
一方映画版ではリタを支援するキャラクターは変わりませんが、中年のおっさんにとって変わっており、ループのことも知っているというキャラクターで、話を円滑に進めるのみの役割で原作ほど印象的な役割は担っていません。
以上、原作との違いも絡めて登場する設定やキャラクターを解説してきました。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は現在続編も制作が進められており、ファンも多いことからとても期待値が高い作品です。
dolly9には他にも映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の記事がございますので、ぜひ、チェックしてみてください。
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』はＵ－ＮＥＸＴなどで視聴可能。
※本ページの情報は2019年10月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。