2020年1月5日に開催されたゴールデングローブ賞で、コメディ部門の主演女優賞を獲得したアジアをルーツに持つ女優、オークワフィナ。
キャリアの最初はラッパーとして、女優業を始めると共に有名になっていき、人気だけが先行していた女優でもありました。
今回の受賞で一躍、時の人ともいえるブレイクを果たし、人気、実力を兼ね備えている事を証明させた事で、今後の活躍がさらに気になる存在となる彼女の過去の出演作をまとめます。
オークワフィナって?
オークワフィナが一躍有名になったのは、2012年にYouTubeに投稿した1本のミュージックビデオでした。
”My Vag”というタイトルのヒップホップミュージックでした。
このタイトル、直訳すると”私のアソコ”という意味で、いわゆるマイヴァギナ、の略語なのです。
こんなど下ネタ直球の曲で一躍注目を集めていたラッパーだったのです。
もちろん下ネタ全開なので現在この曲はオークワフィナのYouTubeアカウントでは非公開になっており、見ることはできません。
しかし検索すればどこかに掲載している可能性もありますので興味ある方は、ぜひ検索してみてはいかがでしょうか?
その後ラッパーとしてアルバムも制作したり、音楽活動をメインに活動をしていました。
余談ですが、オークワフィナは2012年当時に働いていた職場を”My Vag”の影響で退職しなくてはならなくなるなど影響力の大きさを痛感していたと言います。
しかしこれで注目を集めたことで、その後大きく躍進するきっかけとなるのでした。
オークワフィナのプロフィール
本名:ノーラ・ラム
生年月日:1988年6月2日
出身地:アメリカ・ニューヨーク
職業:ラッパー、女優
身長:160cm
活動期間:2012年〜
代表作:『オーシャンズ8』、『フェアウェル』
人気が先行
アジアをルーツに持つラッパーとして活動するも、やはりアメリカで成功を手にするのはとても大変です。
その頃のオークワフィナは、Netflixなどで配信されている『バッド・ラップ』というドキュメンタリー作品で見ることができます。
アメリカにおけるアジアルーツのヒップホップの立ち位置をリアルに描いた作品です。
この頃からそのアイコニックな見た目からとても人気があったことが窺えるでしょう。
そしてそのままオークワフィナは、俳優業も始めます。
2014年から、コメディエンヌとして活動しており、音楽と並行して活動していました。
そして2018年に、オリヴィア・ミルチの監督デビュー作品に抜擢。
そこからオークワフィナの快進撃がスタートします。
MCUにも参加が決定!
オークワフィナの快進撃は止まることなく、突き進みます。
ハリウッドの対策映画に軒並み出演をし続け、現在最新作はMCUのアジアを題材にした作品、”シャン・チー”にもキャスト入りし、ゴールデングローブ賞で主演女優賞を獲得したことで、今最も注目を集める女優のひとりとして人気実力を兼ね備えている女優に成長を遂げています。
ラッパーとしてキャリアをスタートさせていますがオークワフィナは、ニューヨーク出身で学生時代からしっかり演技の勉強をしていたことも明らかになっており、今の地位も納得なのです。
オークワフィナの出演作品
ここからは、そんなオークワフィナの出演作を紹介します。
興味深いのは、映画だけではなく様々な作品に出演しているという点です。
ちなみに、下記で紹介した作品は日本でも簡単にみられるものを厳選しています。
この他にも上の動画など、日本では観ることが難しい作品などオークワフィナの活動は多く存在しています。
そして、その独特なかすれ声などから声優としても活躍している、オークワフィナの特筆すべき出演作を紹介!
エンド・オブ・ハイスクール(2018年)
監督のオリヴィア・ミルチが原案、脚本、監督をしている作品で、Netflixの配信で鑑賞可能となっている『エンド・オブ・ハイスクール』。
この作品のメインキャラクターのひとり、レベッカ役をオークワフィナが演じています。
高校卒業間近となる、大人になる間の青春を描いた作品。
コメディメインだった最初のキャリアの中でも、飛躍するきっかけともされるシリアスな演技を披露しています。
オーシャンズ8(2018年)
オークワフィナがブレイクを果たしている作品が、この『オーシャンズ8』。
言わずもがな、オールスターキャストが集う中で抜擢されたオークワフィナです。
錚々たる面々の中で、手癖の悪いコンスタンスを印象的に演じています。
クレイジー・リッチ!(2018年)
2018年はまさしくオークワフィナにとっては当たり年ともいえる1年で、『オーシャンズ8』以上に大きな成功を収めた作品、『クレイジー・リッチ!』にも出演。
主人公レイチェルの親友、ゴー・ペク・リンを演じているオークワフィナ。
いわゆる典型的なロマコメ展開のストーリーで進み、アジアを中心に描くハリウッド映画として、大きな流れを作るきっかけを作った作品としてとても高評価になっています。
これがきっかけとなり現在、ハリウッドでは多様な人種を題材にした作品がトレンドになりつつあります。
フェアウェル(2019年)
アメリカでは、2019年の夏に公開している作品である『フェアウェル』は、2020年1月5日に開催されたゴールデングローブ賞のコメディ部門にて主演女優賞を獲得しています。
日本公開は、2020年春に設定されている映画で2月9日開催のアカデミー賞にも主要部門のノミネートが期待されている作品です。
まさしく、今ハリウッドでアジアをルーツに描くことがブームになっていることを証明して見せた作品。
ウィアード・シティ(2019年)
映画ではなくドラマ作品となる『ウィアード・シティ』は、YouTubeプレミアムで鑑賞可能です。
YouTubeの有料プランに加入すると観られる有料作品。
コメディベースで、オークワフィナの魅力が存分に発揮されているSFドラマ。
ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年)
”ジュマンジ”シリーズの第3作品目にあたる『ジュマンジ ネクスト・レベル』にも出演。
オークワフィナは、ゲームの世界の住人でミン・フリートフットを熱演。
前作で好評を得ているシリーズの続編に登場し、人気が爆発。
オークワフィナの幅の広さを披露し、爪痕を残しています。
ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス(2019年)
Netflixの中でも異彩を放つ作品である『ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス』。
アニメにも力を入れていて、様々なものが多くNetflix作品は定評がありますが、その中でも特殊な人形劇シリーズとして製作されているダーククリスタルシリーズのリメイクでもある本作。
リメイクといえどもこの作品は、過去に製作された1982年の映画の前日譚とされています。
そんな物語の中でオークワフィナは、スケクシス族の徴税官(スケク・ラク)という役の声優を担当。
この他にも、タロン・エジャトン、ヘレナ・ボナム・カーター、サイモン・ペグなど錚々たる面々が声優として参加している注目作品です。
シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(2021年)
— Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings (@2021ShangChi) July 21, 2019
公開が2021年に控えているMCUフェイズ4の映画、『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』。
サンディエゴのコミコンで発表され、オークワフィナの名がアナウンスされた瞬間に歓声に包まれ、その人気っぷりを発揮していました。
しかし現在では、まだキャスト入りした事実しかわからず彼女がどんな役割なのかなどは不明。
待望のアジアをベースに描くMCU作品というだけあり、とても期待度の高い作品です。
その他ではトニー・レオンなど名優が集う。
オークワフィナの出演作はU-NEXTなどで視聴またはレンタルが可能。
※本ページの情報は2020年1月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。