世界的ファッションドールであるバービー人形初の実写化映画「バービー」が2023年8月11日(金)に日本で公開されます。バービー人形は1959年にアメリカで誕生し、今もなお日本を含む世界各国で愛されているファッションドール。そんなバービー人形初の実写化映画にバービーファンだけでなく、世界中が大注目しています!
そこでこの記事では、映画「バービー」の日本公開日やあらすじ、キャストについてご紹介します。
映画【バービー】の日本公開日は2023年8月11日(金)!
2023年4月に日本での公開日は2023年8月11日(金)と発表されました。2019年にワーナー・ブラザーズとバービー人形を製作するマテル社が製作を発表した映画「バービー」。監督は「レディ・バード」(2017)や「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(2019)のグレタ・ガーウィグが務めました。「レディ・バード」では、アカデミー賞監督賞と脚本賞にノミネートされたグレタ・カーウィグ。主演のマーゴット・ロビーは「観客の予想を超えた作品になる」と語っており、バービー人形の世界観をどのように描くのか注目が集まっています。
アメリカでの公開は2023年7月21日予定なので、日本では少し遅れての公開になりますが、今から公開が待ち遠しいですね。
映画【バービー】あらすじ
すべてが完璧で、毎日がハッピーな世界「バービーランド」。毎日が晴天で、毎日が夏。ピンクを基調とした鮮やかなその世界で暮らす人々は、全員が「バービー」「ケン」と呼ばれています。恋人であるバービー(マーゴット・ロビー)とケン(ライアン・ゴズリング)は、バービーランドで連日パーティーやドライブ、デートを行い、夢のような日々を過ごしていました。しかしある日、2人はバービーランドとは全く違って完璧からは程遠い「人間の世界(リアルワールド)」に迷い込んでしまいます。たどり着いたロサンゼルスで、バービーとケンは好奇の目にさらされ、挙句の果てには警察に連行されることに。子どもには「バービーは卒業した」と言われ、バービーを生み出したマテル社の社長(ウィル・フェレル)にまで追われることになった2人は、大騒動に巻き込まれていきます。
予告編では、ピンクの衣装に身を包んだマーゴット・ロビー演じるバービーがドライブをする姿や、ビーチでライアン・ゴズリング演じるケンと、シム・リウ演じるケンが争う姿などが映し出されています。バービーランドを飛び出した2人が人間の世界でどんな騒動を巻き起こすのか、とても楽しみですね。
映画【バービー】キャスト
映画「バービー」のキャラクターポスターには総勢24名のキャラクターが登場。マーゴット・ロビー演じるバービーと、ライアン・ゴズリング演じるケンの他に、10人のバービーと4人のケンが登場します。
バービー(演:マーゴット・ロビー)
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主人公のバービーを演じるのはマーゴット・ロビーです。実はバービーの実写映画化計画は10年以上前から企画されており、バービー役候補にはアン・ハサウェイやエイミー・シューマーなどの名前もあがっていました。しかし、脚本家の離脱などにより企画が頓挫。2018年に企画を一新し、マーゴット・ロビー主演で新たなバービー実写化計画を立ち上げました。
マーゴット・ロビーは「スーサイド・スクワッド」(2016)でヒロイン、ハーレイ・クインを演じたことで日本での知名度を上げたオーストラリアの女優です。その後主演を務めた「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」(2020)では、製作にも携わりました。映画「バービー」でもプロデュースに関わっています。
ケン(演:ライアン・ゴズリング)
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マーゴット・ロビー演じるバービーの恋人ケンを演じるのは、ライアン・ゴズリングです。プラチナブロンドの髪の毛と日焼けしたそのビジュアルが公開されるやいなや、「ケンそのもの!」と話題になりました。
ライアン・ゴズリングは「ラ・ラ・ランド」(2016)で主演を務め、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたカナダ人俳優。「ラ・ラ・ランド」の他にも、「ブレードランナー2049」(2017)や「ファースト・マン」(2018)など多くの映画で主演を務めています。最近ではNETFLIXオリジナル映画「グレイマン」にも出演しました。
ケン(演:シム・リウ)
何かとライアン・ゴズリング演じるケンと張り合いたがるケンを演じるのは、シム・リウです。
シム・リウは中国系カナダ人俳優。「アベンジャーズ」などのマーベルスタジオ作品「シャン・チ― テン・リングスの伝説」(2021)で主人公シャン・チ―を演じ、一躍有名になりました。
マテル社の社長(演:ウィル・フェレル)
人間世界で出会ったおもちゃメーカー・マテル社の社長を演じたのはウィル・フェレル。このマテル社こそがバービー人形の生みの親です。
ウィル・フェレルは「プロデューサーズ」(2005)や「主人公は僕だった」(2006)でゴールデングローブ賞にノミネートされた俳優。コメディ番組出身で、コミカルなお芝居に定評があり、日本では「俺たちフィギュアスケーター」(2007)で知名度が上がりました。
その他のキャストも超豪華
そして…人間の世界へようこそ👥
『#映画バービー』
キャラクターポスター24種一挙解禁③.ᐟ.ᐟ pic.twitter.com/DvRbtwAKFu— 映画『バービー』公式 (@BarbieMovie_jp) April 4, 2023
マーゴット・ロビー以外のバービーを演じるのは、以下の女優たちです。
- エマ・マッキー
- アレクサンドラ・シップ
- ケイト・マッキノン
- デュア・リパ
- アナ・クルーズ・ケイン
- ハリ・ネフ
- シャロン・ルーニー
- リトゥ・アルヤ
- イッサ・レイ
- 二コラ・コークラン
エマ・マッキーは、NETFLIXオリジナルドラマ「セックス・エデュケーション」で人気を博した若手女優で、最近では「ナイル殺人事件」(2022)にも出演。まだ出演作は少ないですが、現在、大注目の女優です。また、イギリスのシンガーソングライター兼ファッションモデルのデュア・リパはマーメイドバービーとして登場します。
ライアン・ゴズリング、シム・リウ以外のケンを演じるのは以下の俳優たちです。
- チュティ・ガトゥ
- キングズリー・ベン=アディル
- スコット・エバンス
チュティ・ガトゥは、バービーを演じたエマ・マッキーと同様に「セックス・エデュケーション」で脚光を浴び、英国アカデミー賞にノミネートされています。
塗料の使い過ぎで世界中でピンク不足!?
映画「バービー」に出てくるバービーランドの世界は、まさにバービーの世界観そのもので、建物から道路、洋服まで見渡す限りピンクです。撮影にはCGの合成を使用せず、実際に舞台セットを製作して臨んだそう。そんな一面ピンクの舞台セットを作るために、ピンクの塗料を大量に使用したためRosco社の塗料が世界的に品薄になる事態に。
美術を担当したサラ・グリーンウッドはこう話しています。
「映画のテーマとなる完璧なピンク色を見つけだすべく、とことんこだわって調合を重ねました。でも私たちがピンクの塗料を使い過ぎたせいで、(米老舗塗料メーカー)ロスコ社の蛍光塗料ラインナップのピンク系が、世界中で相次いで品切れになってしまったんですよ」
世界中の塗料を使い果たすほど製作陣がこだわったバービーの世界。映画「バービー」の公開は2023年8月11日(金)です!