2024年3月にイギリス、4月にアメリカで公開された「シビル・ウォー」。日本では10月4日に公開されることが決定しました。新進気鋭の映画スタジオA24の最新作ということで、公開されるやいなや話題沸騰。いち早く後悔された国々では絶賛の嵐で、全米ボックスオフィスランキングでは2週連続で首位を獲得しました。この記事では、「シビル・ウォー」のあらすじやキャストをご紹介します。
【シビル・ウォー】とは?
【シビル・ウォー】基本情報
原題:CIVIL WAR
監督:アレックス・ガーランド
脚本:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ、グレゴリー・グッドマン
出演者:キルスティン・ダンスト、ヴァグネル・モウラ、スティーヴン・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー、ソノヤ・ミズノ
上映時間:109分
ヒット作を量産するスタジオA24が製作
A24はアメリカで2012年に設立された映画製作会社です。アカデミー賞を受賞した「ムーンライト」(2016)で注目を浴び、その後、「ヘレデタリー/継承」(2018)や「ミッドサマー」(2019)などを製作。2022年に製作した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」はアカデミー賞で7部門を受賞する快挙となりました。
「シビル・ウォー」はA24史上最高額の製作費を投じたと言われています。アメリカでは初登場1位を記録し、興行的にもA24初の快挙となります。
監督はアレックス・ガーランド
メガホンをとったのは、「28日後…」(2002)や「わたしを離さないで」(2010)の脚本を務めたアレックス・ガーランド。「シビル・ウォー」はアレックス・ガーランドにとって4作品目の監督作品です。初監督作品となった「エクス・マキナ」(2015)では幻想的な世界観を描き、アカデミー賞視覚効果賞を受賞しています。
【シビル・ウォー】あらすじ
舞台となるのは、アメリカ連邦政府から19の州が離脱した近未来のアメリカ。独裁的な大統領は、現在3期目を務めている。カリフォルニア州とテキサス州が同盟した西部勢、政府軍、フロリダアライアンス、新人民軍の大きく4つにアメリカは分断され、内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーは新人のジェシーら3人のジャーナリストと共に、武装勢力による議事堂襲撃を取材するため、ワシントンD.C.へと向かう。ニューヨークから約1,300キロメートル離れたワシントンD.C.までの道のりは戦場と化しており、リーを様々な困難が襲う。
【シビルウォー】キャスト
リー・スミス(演:キルスティン・ダンスト)
主人公のジャーナリスト、リー・スミスを演じたのはキルスティン・ダンストです。キルスティン・ダンストは1982年、アメリカ合衆国生まれ。小さい頃から子役として活躍しています。幼少期には「若草物語」(1994)や「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」(1994)などに出演し、高い評価を受けました。大人になってから出演した映画では、「スパイダーマン」シリーズのメリー・ジェーン役が有名です。「スパイダーマン」シリーズは現在3シリーズ製作されていますが、初期シリーズでヒロインを演じ、世界的に有名になりました。近年は妊娠、出産のため映画出演を控えていたキルスティン・ダンストにとって、「シビル・ウォー」は3年ぶりの映画出演作となります。
ジョエル(演:ヴァグネル・モウラ)
リーの同僚の記者ジョエルを演じたのは、ヴァグネル・モウラです。ヴァグネル・モウラは1976年、ブラジル出身。麻薬戦争を描いたドラマ「ナルコス」(2015)で実在の麻薬王パブロ・エスコバルを演じて、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされたことをきっかけに、ハリウッド作品にも出演するようになりました。「アベンジャーズ」シリーズを手がけたルッソ兄弟が監督を務めた「グレイマン」(2022)にも出演しています。
ジェシー・カレン(演:ケイリー・スピーニー)
新人ジャーナリストであるジェシー・カレンを演じたのはケイリー・スピーニーです。ケイリー・スピーニーは1997年、アメリカ合衆国出身。女優の他、歌手としても活躍しています。2018年に「パシフィック・リム:アップライジング」でヒロイン、アマーラ役を演じたことで、女優として注目されるように。エルヴィス・プレスリーと元妻プリシラの出会いから別れまでを描いた「プリシラ」(2023)では主人公プリシラを演じ、ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞しました。
サミー(演:スティーヴン・ヘンダーソン)
リーの指導者となるベテランジャーナリスト、サミーを演じたのはスティーヴン・ヘンダーソンです。スティーヴン・ヘンダーソンは1949年、アメリカ合衆国出身。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(2011)や「レディ・バード」(2017)になどに出演。自身がブロードウェイの舞台にも出演した「フェンス」(2016)では、その演技が高い評価をえました。2024年に続編が公開された「DUNE/デューン 砂の惑星」(2021)にも出演していますよ。
アメリカ合衆国大統領(演:ニック・オファーマン)
アメリカ合衆国の大統領を演じたのはニック・オファーマンです。ニック・オファーマンは1970年、アメリカ合衆国出身。これまでに数多くのドラマや映画に出演しており、「ER救急救命室」(1997)や「24-TWENTY FOUR-」(2003)などの人気作にも出演。映画では「幸せの行方…」(2010)や「21ジャンプストリート」(2012)などに出演し、バイプレイヤーとして存在感を示しています。
その他キャスト
- ソノヤ・ミズノ
- ジェファーソン・ホワイト
- ネルソン・リー
- ジェシー・プレモンズ
- カール・グルスマン
日本公開は2024年10月4日(金)
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— 映画『CIVIL WAR』公式 (@civilwar_jp) April 24, 2024
全米で2 週連続 1 位#A24 史上最高のオープニング記録
映画『CIVIL WAR』(原題)
10.4 日本公開決定
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「シビル・ウォー」は、11月に大統領選挙を迎えるアメリカでは非常に注目度が高く、バイデン大統領も鑑賞を希望しているとの情報も。予告編では、本来州を表す50個の星がついているはずのアメリカの国旗「星条旗」から星が消え、星が2つだけになってしまっている様子が映し出されています。アメリカの分断というショッキングな内容に賛否両論あるものの、SNSなどでは「傑作だ!」という声が多く見受けられます。日本での公開は少し先ですが、今から公開が楽しみですね!