『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』は、1986年のアメリカのSF映画です。
監督はウィラード・ハイク。インディー・ジョーンズの脚本など監督と脚本家として活躍していた人物です。
この『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』では、あのジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めていたことでも知られています。
しかし『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』は、その出来も含め反響がとても多かった作品です。
その評価なども含め、MCUにも登場するハワード・ザ・ダックについて徹底追求していきます。
映画『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』の概要
『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』は1986年にジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めたSF作品として知られる元祖マーベル映画です。
しかしこの作品は最悪の出来として、IMDbなど最低評価を獲得する過去最悪のSF映画として不評を極める映画としても知られています。
しかし近年のMCUで、微妙に見切れたり、ワンシーンにだけ登場するなどして再映画化の企画も噂されるなど、密かに注目を集めるキャラクターとして存在を放っているキャラクターでもあるのです。
そんなハワード・ザ・ダックの初スクリーン作品となったのが『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』なのです。
『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』の作品情報
出典元:https://www.imdb.com/title/tt0091225/mediaviewer/rm1983892480
- 原題:Howard the Duck
- 監督:ウィラード・ハイク
- 脚本:ウィラード・ハイク、グロリア・カッツ
- 原作者:スティーヴ・ガーバー、バル・メイエリック
- キャスト:リー・トンプソン、ジェフリー・ジョーンズ、ティム・ロビンス
- 公開:1986年12月6日
- 上映時間:110分
- 製作国:アメリカ合衆国
『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』のあらすじ
出典元:https://www.imdb.com/title/tt0091225/mediaviewer/rm2613587712
地球となんら変わらない見た目の世界。しかしそこはダックの星であり、ダックの街だった。
そこに暮らすダックは、人間とさほど変わらない文化を築き生活していたのだ。
しかしある時、突如として地震が発生し、とあるダックが座っているソファーのまま、どこかに引っ張られ宇宙の彼方に消えていってしまう。
降り立った場所は、知らぬ惑星。そこは地球だったのだ。
彷徨うダックは、ドラム缶の中で疲れ果て一息つくが、とかくで女性が襲われているのを発見し助けるのだった。
その女性は、ビバリー。冴えないミュージシャン。
そしてダックは、ハワード・T・ダック。奇妙な地球での生活が始まる!?
映画『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』の反響
『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀 』は酷評の嵐となっています。
ジョージ・ルーカスが製作総指揮担っているにも関わらずです。
アカデミー賞と対極にある最低映画賞であるラジー賞も、数部門に渡って獲得しています。
その理由は本編を見ると一目瞭然ではありますが…
前半はダックが見知らぬ惑星である地球にやってきて、どんなドタバタ劇が待っているのか…
と思いきや、後半部分はなぜか無理矢理とってつけたようなSF展開になるのです。
はっきりといってしまえば、キャラクターを使用しただけの全くの別作品と言えるもの。
原作のハワード・ザ・ダックはちゃんとしたヒーローなのですから。
原作のハワード・ザ・ダック
原作では、トグ・ザ・ネザースポーンの魔力によってアメリカはフロリダに落下するという設定。
自分の惑星へ帰るために決死の戦いを繰り広げます。
しかしスーパーヒーローとしては認められなかった、なんてエピソードも。
原作のシビル・ウォーでは超人登録法に登録しようとしたハワード。しかしいざその時が来たら、超人として認識されていなかった、というもの。
せっかくの実写映画でも成功せず、原作でもトホホな存在だったハワード・ザ・ダックです。
ハワード・ザ・ダックはMCUにも登場!
ハワード・ザ・ダックは、MCUにも再三登場する隠れた存在です。
映画のワンシーンに必ず出演する故スタン・リー氏同様にMCUの様々な作品で、ワンシーンの隅っこにちょっと見切れるなど知る人ぞ知る隠し要素の一つとなっています。
そんなMCUに映り込むハワード・ザ・ダックを紹介します。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーで、MCU初登場!
出典元:https://www.imdb.com/title/tt2015381/mediaviewer/rm3350351104
MCUでハワード・ザ・ダックが初登場したのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
エンドクレジット後のコレクターとのシーンで登場。
声優を務めたのはセス・グリーン。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスではセリフも!
出典元:https://www.imdb.com/title/tt3896198/mediaviewer/rm685719552
次に登場したのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの2作目のリミックス。
冒頭に近いシーンで、ラヴェジャーズのヨンドゥ・ウドンタがとあるバーにいるシーンで、シルベスター・スタローンが迫力ある印象的な場面。
そんなバーのテラス席的なところで座っている姿が目撃されています。
アベンジャーズ/エンドゲームでは共にサノスと戦った!
出典元:https://www.imdb.com/title/tt4154796/mediaviewer/rm208834561
そしてハワード・ザ・ダックは、アベンジャーズの一員としてサノスとも戦っているのです。
どういった経緯でこの戦いに参加しているかは分かりませんが、遠目に見るとラヴェジャーズも参戦していることからその一員として、ガーディアンズの応援部隊として参加していた模様です。
ハワード・ザ・ダックの再映画化は?
では、最後に、このハワード・ザ・ダックのMCU作品として再映画化はされるのでしょうか?
やはりハワード・ザ・ダック唯一の単独作品が不名誉になっていることから、古くからのマーベルファンも再映画化を望む声は少なからずあるのです。
事実過去にはこんな報道もされていました。暗黒魔王の陰謀にも出演していたリー・トンプソンがマーベルに対してハワード・ザ・ダックの再映画化のプランをプレゼンしたということ。その反応は上々だったことが明かされています。
そして、ディズニーのストリーミングサービスである「Disney+」もあることから、実現の可能性は高そうだとも。
しかしその報道がされてから1年あまりが経過した2019年の夏現在でもハワード・ザ・ダックについての新作は発表されていません。
果たしてMCU版ハワード・ザ・ダックは、カメオ出演からの昇格はあるのでしょうか?
現在Huluでアニメ化が企画段階
現在”ハワード・ザ・ダック”は、Huluでオリジナルアニメ作品として企画段階にあります。
それは子供向けではなく、大人向け作品として製作されているとのこと。
まだそのアニメ作品が、これまでのMCUに登場していた”ハワード・ザ・ダック”と関連性があるのかは分かりません。
しかしそれでも、再び物語の主役として登場するのは、往年のファンならずともぜひ期待したいところです。
今後のMCUにも登場する?
はっきりとした事はまだ未発表ながらも、フェイズ4で登場するMCU初のアニメシリーズや、今後のシリーズに登場する可能性は否定できません。
もしかしたらフェイズ4、もしくはフェイズ5には、単独作品ではないものの登場するかもしれない、ハワード・ザ・ダックの今後に注目していきましょう!