出典元:https://www.imdb.com/title/tt3480822/mediaviewer/rm2470681857
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でフェイズ3が完結を迎えたことで、ひと段落したマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)。
フェイズ4は、2020年5月に公開を迎える『Black Widow(原題)』でスタートすることが確定しています。
さらに、フェイズ4は現在発表されている10作品である事も決定しました。
本記事では、そのフェイズ4の10作品を紹介していきます。
※9月30日に新情報追加!新たに発表となっている作品を追加しています。
公開日がわかるものや、分からないものなども含まれています。
- フェイズ4となる10作品+α
- 2020年5月1日『BLACK WIDOW(原題)』
- 2020年秋『THE FALCON AND THE WINTER SOLDIER(原題)』
- 2020年11月6日『ETERNALS(原題)』
- 2021年2月12日『SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS(原題)』
- 2021年春『WandaVision(原題)』
- 2021年5月7日『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』
- 2021年春『LOKI(原題)』
- 2021年7月16日『スパイダーマン3作目(仮)』
- 2021年夏『WHAT IF…?』
- 2021年秋『howkeye(原題)』
- 2021年11月5日『Thor: Love and Thunder(原題)』
- 詳細不明の作品
- 2022年以降のマーベル映画
フェイズ4となる10作品+α
2019年7月にアメリカのサンディエゴで行われたポップカルチャーの祭典である、「コミコンインターナショナル2019」で兼ねてからの噂通り、2020年以降のMCUのスケジュールの詳細が発表となっています。
今回発表となったのは、フェイズ4となる10作品とさらに現在で企画に上がっている作品たちでした。
その10作品プラスアルファを2019年7月下旬の時点で判明している事実をまとめます。
さらには、その後ディズニーの祭典D23にて新たに発表となっている作品や、スパイダーマンの第3弾などが追加になっています。
前シリーズとなる、フェイズ1~3は下記記事でまとめていますので、そちらも合わせて読んでみてください。
2020年5月1日『BLACK WIDOW(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ BLACK WIDOW with Scarlett Johansson, David Harbour, Florence Pugh, O-T Fagbenle, and Rachel Weisz. Directed by Cate Shortland. In theaters May 1, 2020. pic.twitter.com/7WGECDIw3t
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
フェイズ4の幕開けとなるのは、スカーレット・ヨハンソンが主演となり、おなじみのナターシャ・ロマノフを演じる『ブラック・ウィドウ』。
『アイアンマン2』で初登場となったナターシャは、諜報員として、アベンジャーズの初期メンバーとして活躍している古参のうちの1人。
当初、その『アイアンマン2』以前の『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』などでチラ見せさせていたスパイ時代の話になるとみられていましたが、映画『ブラック・ウィドウ』は『シヴィル・ウォー/キャプテン・アメリカ』直後の話になることが明かされています。
さらには、エンドゲームで迎えた結末にも言及していく物語になることみられており、ブダペストが舞台になるとのこと。
共演者には、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で警察署長としてメインキャストに連ねるデヴィッド・ハーバー。
彼はアレクセイ役を務めることが発表されています。アレクセイはソ連版キャプテン・アメリカとも言えるような人物です。
フェイズ4の幕開け、映画『ブラック・ウィドウ』はアメリカで2020年5月1日公開予定。日本での公開日はまだ未定。
2020年秋『THE FALCON AND THE WINTER SOLDIER(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ THE FALCON AND THE WINTER SOLDIER, an original series with Anthony Mackie, Sebastian Stan and Daniel Brühl. Streaming exclusively on Disney+, Fall 2020. pic.twitter.com/FmFMKWUrhO
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の最後にキャプテン・アメリカを引き継ぐことになった、ファルコン、その相棒となるウィンター・ソルジャーであるバッキー・バーンズのその後の物語。
新たに、キャプテン・アメリカの盾がタイトルロゴに配されており、スティーブ・ロジャース引退後のアベンジャーズを支えていくものとみられています。
その他で現在明らかになっているのは、ファルコンを演じるアンソニー・マッキーが、キャプテン・アメリカの衣装をフィッティングしたという事実。
他では、『シヴィル・ウォー/キャプテンアメリカ』でアベンジャーズを内部崩壊させ流きっかけを作った人物ヘルムート・ジモ役のダニエル・ブリュールがキャスティングされています。
『THE FALCON AND THE WINTER SOLDIER(原題)』はディズニーの独自配信サービス、「Disney+」配信のオリジナルドラマとして公開される模様。
2020年11月6日『ETERNALS(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ THE ETERNALS with Angelina Jolie, Richard Madden, Kumail Nanjiani, Lauren Ridloff, Brian Tyree Henry, Salma Hayek, Lia McHugh and Don Lee. Directed by Chloé Zhao. In theaters November 6, 2020. pic.twitter.com/k6ZgfX38VW
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
コミコンの発表の場で、アンジェリーナ・ジョリーが登壇したことでも話題になっていた、『エターナルズ』。
『エターナルズ』は数百年も前に地球にいた種族セレスティアル人と、相対するディヴィアンツとの対峙が描かれる予定。
しかしMCUにはすでにセレスティアル人は登場していました。
それは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で登場したピーター・クイルの父だった、カート・ラッセル演じるエゴもセレスティアル人でした。おそらく関連性はないと思いますがもしかすると…
アンジー以外の出演者は、リチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、ローレン・リドロフなどがキャスティングされています。
2021年2月12日『SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS, with Simu Liu, Awkwafina and Tony Leung, directed by Destin Daniel Cretton. In theaters February 12, 2021. pic.twitter.com/VXaqJ5uN6B
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
MCU初のアジア人ヒーローとなった『シャン・チー』。
主演は、シム・リウ。その他の共演者では、『オーシャンズ8』や『クレイジー・リッチ』で存在感を示している新鋭の女優でアジア系アメリカ人ラッパーのオークワフィナなども参加。
『シャン・チー』はブルース・リーに影響を受けて誕生するカンフー・ヒーロー“マスター・オブ・カンフー”の物語。しかしそれ以上に気になるのが、タイトルロゴの文字、”テン・リングス”。
忘れている方も多いと思いますので、説明すると”テン・リングス”とは、『アイアンマン』で冒頭にトニー・スタークを襲ったテロ組織がテン・リングスです。
その後の『アイアンマン3』で再登場し首領となるマンダリンもいましたが、この時は、でっち上げられたものでした。シャン・チーで描かれる”テン・リングス”はどのような物なのか…
首領となるマンダリンはアジアのスター、トニー・レオンの配役が決定。
2021年春『WandaVision(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios' WANDAVISION, an original series with Elizabeth Olsen, Paul Bettany and Teyonah Parris. Streaming exclusively on Disney+, Spring 2021. pic.twitter.com/6lIiMJdfYw
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
『ワンダ ヴィジョン』は、その名の通り、ワンダ役のエリザベス・オルセン、ヴィジョン役のポール・ベタニーが主軸になると思われる物語。
しかしヴィジョンは、『アベンジャーズ/インフィニティウォー』でサノスの手によって亡き者とされていルため、どんなストーリーになるのかが気になるところ。
出演者たちが語るには、風変わりな物語と言っています。果たしてどんな内容になるのか?
そんな『ワンダ ヴィジョン』は「Disney+」で配信予定のリミテッドシリーズとして6話からなるドラマになるとされています。
2021年5月7日『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS with Benedict Cumberbatch and Elizabeth Olsen. Scott Derrickson returns as director. In theaters May 7, 2021. pic.twitter.com/HtF68htiB1
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
2021年に5月に公開予定となるのは、『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』。
そのタイトルにマルチバースと入ってるのが気になるところ。『『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でミステリオが語って、ピーターが興奮するように語っていた、マルチバース理論。
しかし結果として、ミステリオの発言が狂言だったこともあり存在しないものだと思わせておいての再登場となっています。果たしてここで語られるマルチバーストはなんなのか?
そして、合わせて公開となっている情報は、ワンダ・マキシモフ役のエリザベス・オルセンが登場するということ。
ドラマの『ワンダ ビジョン』とリンクする物語になるとのこと。気になる内容は、なんとホラーになるのだとか!
2021年春『LOKI(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ LOKI, an original series with Tom Hiddleston. Streaming exclusively on Disney+, Spring 2021. pic.twitter.com/Ntb8g9SSwq
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
トム・ヒドルストンでお馴染みのロキも単独作品として描かれます。
『LOKI(原題)』もDisney+のオリジナルコンテンツとして配信される予定です。更には、過去にいるとされるロキの映像も公開されていました。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、どこかに逃げたロキの後を追う物語になることが予想され、ストーリー自体にサプライズが隠されている事が明かされています。
2021年7月16日『スパイダーマン3作目(仮)』
出典元:https://www.facebook.com/SpiderManJapan/photos/a.292246414183702/2814009122007406/?type=3&theater
2019年8月21日に衝撃のニュースが舞い込んできます。
それが、スパイダーマンのMCU離脱の一報。
その後交渉などが続けられるも、決裂し、スパイダーマンはソニー独自のユニバースの方に組み込まれるのだと報じられています。
しかし、その後ソニーとディズニーの交渉に折り合いがつき、この交渉についに決着がつきました。
従来通りMCUに残留することに。
スパイダーマンは、ソニーが独自に展開するユニバースにも登場するという最高の形で結末を迎えているのです。
そして、合わせてMCUスパイダーマン3作目のスケジュールも発表になり2021年の7月に公開が予定されているとのこと。
2021年夏『WHAT IF…?』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ WHAT IF…?, the first animated series in the MCU, with Jeffrey Wright as the voice of The Watcher and many actors from across the MCU reprising their roles as voice talent. Streaming exclusively on Disney+, Summer 2021. pic.twitter.com/el6etc3xZH
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
『WHAT IF…?』はMCU初のアニメシリーズとなる模様。
映画ではなく、こちらもDisney+のオリジナルコンテンツとして配信されることが発表されています。しかしこのアニメに登場するMCUのキャラクターには、声優を新たにキャスティングするのではなく、既存のキャスト陣がそのまま声を当てることが発表されており、とてつもない豪華な俳優陣が声優を務めるアニメとして話題を集めることが判明しています。
内容としては、『WHAT IF…?』はMCUの世界の中で展開する、もしもシリーズ。
第1話は、「もしもペギー・カーターに超人血清が投与され、痩せこけたスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツを着て戦いに加わっていたら」というものになることが発表されています。
2021年秋『howkeye(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ HAWKEYE with Jeremy Renner, an original series that will also introduce Kate Bishop. Streaming exclusively on Disney+, Fall 2021. pic.twitter.com/qPH8M2TQSj
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
ジェレミー・レナーが務めるホーク・アイの単独作品も製作が決定!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、真田広之と対峙していたローニンとして登場していました。
そのローニンのエピソードとなるのか、ホーク・アイとしてのあ活躍を描くものなのか、そのほかの詳細はまだ不明となっています。
2021年11月5日『Thor: Love and Thunder(原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ THOR: LOVE AND THUNDER with Chris Hemsworth, Tessa Thompson and Natalie Portman. Taika Waititi returns as director. In theaters November 5, 2021. pic.twitter.com/7RRkOYWTQM
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
フェイズ4最大のサプライズとなるのは、ソーの第4弾となる『ソー:ラブ&サンダー』。当初エンドゲームでソー役を卒業すると表明していたクリス・ヘムズワースが帰ってくることが正式に発表されています。
エンドゲームで、ガーディアンズとともに宇宙に飛び立つ描写もあることから、ソーが戻ってくることは予想されており、クリス自身も再びソーを演じることに前向きな発言をしていましたが、蓋を開けてみればこういう展開が控えていたのです。
さらには、ジェーン役のナタリー・ポートマンも同様に帰ってくることが発表となり、大いにサプライズとして会場を沸かせていました。そして、ナタリー・ポートマンがムジョルニアを持ち、女性版ソーとなることも合わせて発表となっていました。
ちなみに原作でもジェーンはソーとなっており、ラブ&サンダーでは、その設定を用いたものとなる模様。
どういった展開になるのか、フェイズ4の最後を飾る『Thor: Love and Thunder(原題)』は大きなサプライズとなっています。
詳細不明の作品
Just announced at #D23Expo, SHE-HULK, an original series from Marvel Studios, only on Disney+ pic.twitter.com/fUrYwfGLOQ
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 23, 2019
Just announced at #D23Expo, MOON KNIGHT, an original series from Marvel Studios, only on Disney+ pic.twitter.com/iMHyl7BuAQ
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 23, 2019
Just announced at #D23Expo, MS. MARVEL, an original series from Marvel Studios, only on Disney+ pic.twitter.com/serwRYXsRG
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 23, 2019
詳しいことは不明ですが、「Disney+」で新たに配信される予定のドラマが新たに3作品、加わっています。
『シーハルク』『ムーンナイト』『ミズ・マーベル』の3作品です。
しかし詳細などは未定であり、まだ製作予定の作品タイトルとなる模様。
2022年以降のマーベル映画
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ BLADE with Mahershala Ali. pic.twitter.com/mtrDBy5OV0
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
さらに発表となっているのは、フェイズ4以降、次なるフェイズ5で展開される作品群です。
会場でロゴが発表となったのは、ブレイドのリブートです。主演は、アカデミー賞をとったマハーシャラ・アリが務めることも明らかとなっています。
2019年8月末に行われたディズニーの「D23 Expo 2019」にて新たに発表が行われています。
その中で、新たな映画が加わっています。それがブラックパンサーの続編。
公開は2022年の5月6日。
監督や主演となる、チャドウィック・ボーズマンやワカンダのおなじみの面々は続投の見込み。
そのほかでは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第3弾、そのほかでは、『キャプテン・マーベル』との続編も企画されていること、更には今までは21世紀FOXに所有権があった、「X-MEN」や「ファンタスティック・フォー」などもMCUとしてリブートが企画段階にある事が判明していました。
以前、マーベル社長は今後5年間の計画があるという事を語っています。その5年間のうち、2年間がフェイズ4に費やされることになり、この10作品の中にアベンジャーズが存在していない事も気になるポイントです。
果たして、MCUは今後どのような展開を迎えるのでしょうか?新たなシリーズとなっていくフェイズ4は2020年5月の『ブラック・ウィドウ』から幕を開けます。