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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は2018年の夏に公開したシリーズ6作目となるスパイアクション映画です。
1966年に始まったアメリカのドラマシリーズ『スパイ大作戦』を原作とし映画化された作品です。
4作品目のゴーストプロトコルから同シリーズに携わるクリストファー・マッカリーが監督を務め、大ヒットを記録。
毎回不可能ともいうべき難題なミッションに挑むイーサン・ハントを描いた、シリーズ6作目となる本作をネタバレ含みつつ徹底解説していきます!
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の概要
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、2018年の夏に公開し、シリーズ6作目となるトム・クルーズがプロデューサーを務めるシリーズです。
そのほかでは、J・J・エイブラムスもトム・クルーズ同様に製作を務めています。
ミッション:インポッシブルシリーズでは初めてとなる監督の続投となる本作。
監督は同じにも関わらず、前作とはガラリとシリアスな展開がとても多く、雰囲気が異なる作品です。
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の作品情報
- 原題:Mission: Impossible – Fallout
- 監督:クリストファー・マッカリー
- 脚本:クリストファー・マッカリー
- キャスト: トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセット、ミシェル・モナハン、アレック・ボールドウィン
- 公開:2018年8月3日
- 上映時間:147分
- 製作国:アメリカ合衆国
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映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のあらすじ
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IMFの凄腕ベテランエージェントであるイーサン・ハントは悪夢に悩まされている。
イーサンの唯一気を許した相手ジュリアと湖畔で結婚式を挙げていると思いきや、そこに前作でイーサンが捕まえた相手、ソロモン・レーンがいたのだ。
そんな悪夢をみているイーサンだが、彼の元に次なるミッションの知らせが届く。
3つのプルトニウムの回収だ。シンジケートの残党が息をしている。
簡単に思えたプルトニウムの回収だったのだが…罠が仕掛けられており失敗してしまうのだった。
巻き返しを図ろうとするが、CIAがそれを良しとせず、監視の目がつくのだった。
ハンリー長官にホワイト・ウィドウとの接触を依頼され監視付きで、とあるパーティーのVIP室に潜入するのだが…
そこには、かつての盟友でMI6のエージェント、イルサが現れる!
果たして様々な思惑が錯綜する中、イーサン・ハントはプルトニウムを奪うことができるのか!?
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を徹底解説
ここからは、映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の見どころなど、重要なポイントを解説していきます。
多少ネタバレなども含まれますので、これから鑑賞予定の方などは十分注意してご覧になることをお勧めします。
ジュリアの存在
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ジュリアとは、イーサン・ハントが唯一過去に結婚をしていた女性です。
一度は、IMFのエージェントを卒業し、内勤となっていた過去があります。(その経緯は3作目で描かれています)
本作では、そんなジュリアが再登場を果たしているのです。
過去には、4作目のゴースト・プロトコルでも、イーサンの夫婦関係について重要なエピソードが描かれており、ジュリアもカメオ出演程度ではありますが、その姿を確認できます。
このジュリアが、本作ではとても重要な鍵を握るのです。
イルサの立ち位置
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前作、ローグ・ネイションでのヒロインであるレベッカ・ファーガソン扮するイルサ。
トム・クルーズのお気に入りと言われている女優で、当然本作でも続投しています。
しかし本作でのイルサは、前半部分ではイーサンと敵対する関係です。
イルサのMI6として凄腕っぷりの猛攻をかわしていくイーサン、という構図がとても緊張感があり、ハラハラする展開です。
ソロモン・レーンの存在
6作目にしてヒロイン、悪役などが2作続けて登場するのは初めてとなったフォールアウト。
これまで凶悪な悪役が多数登場していますが、ソロモン・レーンはこれまで以上に凶悪な存在でした。
前作では、イーサンの同僚であるベンジーを容赦なく誘拐し拘束。
さらに本作は、サプライズ登場となるジュリアをターゲットに、プルトニウムを使っての惨劇を画策しています。
イーサン・ハントの心の光と闇
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本作では、イーサン・ハントの心の中に抱える闇を投影している作品でもあります。
ずっとジュリアの存在が飢餓係となっているイーサンは常に、ジュリアのことが頭から離れません。
それは冒頭から始まるシーンでも象徴的に描かれています。
過去シリーズの設定を流用
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そんなジュリア含め、イルサの再登場など、本作では過去に使われていたイーサンの設定が多く流用されていました。
ソロモン・レーンの再登場も過去シリーズから引き継いで登場のほか、ラストのヘリコプターのシーンで、イーサンが崖に捕まってフリークライミングをおこなうシーンがあります。
それは2作目の冒頭で、イーサンがグランドキャニオンでフリークライミングをして休日を楽しんでいる、という趣味の場面を流用し、本作にもその光景を映し出していました。
このことからも、監督であるクリストファー・マッカリーは、毎回違う監督がメガホンを取ることで、1作ごとに独立したシリーズとなっていたミッション:インポッシブルを見事に一つ作品としてまとめ上げたのでした。