【デスノート】以来の再共演となる、藤原竜也さんと松山ケンイチさんがW主演する映画【ノイズ】が2022年1月28日(金)に公開されます。
2人の親友役は神木隆之介さん、藤原さん演じる圭太の妻役は黒木華さんです。
ベテラン勢は永瀬正敏さんや柄本明さんなど個性的な面々が脇を固めています。
デスノートコンビの再共演楽しみすぎ!
本記事では、映画【ノイズ】の原作ネタバレ、裏切り者と増えた死体は誰なのかについて書いていきます。
映画【ノイズ】の概要
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<死 体 バ レ た ら 終 わ り>
崩壊した平和な日常。
疑心暗鬼、裏切り
そして”増えて”いく死体…⚠本
当
の
ノイズ
は
誰
だ#映画ノイズ 2022.01.28公開💥#藤原竜也 #松山ケンイチ pic.twitter.com/2rUgCnGvEP— 映画『ノイズ』公式 (@noise_movie) October 25, 2021
原作とスタッフ
原作 | 筒井哲也 |
監督 | 廣木隆一 |
企画・プロデューサー | 北島直明 |
原作は、海外でも多くの賞を獲得している、筒井哲也さんのサスペンス漫画です。
監督は、泣ける話やラブストーリーまで多くのジャンルの作品のメガホンを取ってきた廣木隆一さん。企画は日テレのプロデューサー・北島直明さんです。藤原竜也さんとは【22年目の告白】や【藁の楯】でタッグを組んでいます。
キャスト
- 黒イチジクの生産者・泉圭太:藤原竜也
- 圭太の親友で猟師・田辺純:松山ケンイチ
- 圭太と純を慕う警察官・守屋真一郎:神木隆之介
- 圭太の妻・泉加奈:黒木華
- 圭太と加奈の娘・泉恵里奈:飯島梨央
- 愛知県警の刑事・畠山努:永瀬正敏
- 愛知県警の刑事・青木千尋:伊藤歩
- 守屋の先輩警察官・岡崎正・寺島進
- 圭太たちに殺される凶悪犯・小御坂睦雄:渡辺大知
- 小御坂に殺される保護司・鈴木賢治:諏訪太郎
- 猪狩島の住人で庄吉の息子・横田昭一:酒向芳
- 猪狩島町長の部下・野毛二郎:迫田孝也
- 真一郎の母・守屋仁美:鶴田真由
- 地方創生委員・酒井義昭:波岡一喜
- 真一郎の先輩・岡崎正:寺島進
- 猪狩島町長・庄司華江:余貴美子
- 昭一の父・横田庄吉:柄本明
【ノイズ】原作ネタバレ!
凶悪な侵入者
名古屋から車で2時間の田舎・猪狩町で、イズミ農園の泉圭太(藤原竜也)が作った「黒イチジク」がテレビで取り上げられ人気となっていた。
親友の猟師・田辺純(松山ケンイチ)と一緒に娘の恵里奈(飯島梨央)のためにブランコを作っていると、販売所で見知らぬ男がイチジクを金も入れず勝手に食べているのを見つける。
圭太と純が声をかけると、男は鈴木睦雄(渡辺大知)と名乗った。イズミ農園のバイト募集のチラシを見せ、働きたいと言ってきたので、免許を確認するが名前は間違いないようだ。
だが、怪しいのでまた連絡すると言って帰ってもらった。
その後、純が鈴木を、14年前にストーカー殺人で捕まった犯人の小御坂睦雄だと気づく。イチジクの金も払わず食べて料金箱を盗もうとしていた姿に更生してないと感じた2人。
行方不明の父
そのころ、この町の新人警察官・守屋真一郎(神木隆之介)は先輩の岡崎正(寺島進)から引き継ぎを受けていた。「この町では忖度も必要だ。」と言う岡崎。
一方、名古屋では愛知県警の刑事・畠山努(永瀬正敏)のところに父がいなくなったという女性が相談に来ていた。父の名前は鈴木賢治(諏訪太郎)と言い、元警察OBで現在は保護司をしている。そして小御坂は鈴木の養子となり「鈴木睦雄」という名前になっていた。
動き出す警察
現在別居中で名古屋に住んでいる圭太の妻・加奈(黒木華)と恵里奈が荷物を取りに来た。
加奈は圭太に名古屋で仕事を探すよう勧めるが、圭太は、人気が出てきた黒イチジクを育てたい。この場所で恵里奈にも育って欲しい。という思いから聞き入れない。そして、加奈が結婚指輪を外しているのを見てショックを受ける圭太。
その後圭太が農園に行くと、小御坂がいたためバイトの話は断った。そこで小御坂は加奈と恵里奈を見つめていた。
一方、畠山は鈴木賢治の家で、小御坂が猪狩町のイチジク農家で働こうとしていたというメモを見つけ猪狩町に刑事を連れて大勢で乗り込む。
圭太は駐在所の守屋のところへ行き、小御坂のことを報告する。
そこへ純が来て、圭太の家近くに小御坂がいるので3人で捕まえようと家に向かう。純は念のため弾の入っていない猟銃を持って行った。
畠山は14年前の事件の時、ストーカーについて相談を受けていながら女性を救うことができず、父親から責められ、それをとても後悔していた。
壊れる日常
家に戻った圭太は、加奈と恵里奈を名古屋へ帰した。
守屋が小御坂に声をかけ、納屋へ連れていき、鈴木睦雄という男が指名手配だと尋問するも自分じゃないと言う小御坂。
そして、ナイフを出そうとした小御坂と圭太ががもみ合いになり小御坂は圭太の腕にかみつき、そして倒れる。守屋が手錠を出すのに手間取っている間に、小御坂は亡くなってしまった。
純が「なかったことにできないか?」と言い出し、圭太も家族のことを思い「ああそうだな」と言った。守屋がスコップと土を持ってきて「やるなら急ぎましょう」と言った。
3人は死体を隠すことに決めたのだ。
所持品を確認すると鈴木賢治の免許を持っていた。スマホを壊し、死体は手押し車で純の家の冷温室に運んだ。その途中、町民の横田庄吉(柄本明)に会う。かなり怪しまれたが、庄吉はほとんど目が見えていないため、猪が罠にかかっていたからそれを運んでいると伝え、なんとかごまかした。
3人はそれぞれ冷温室の鍵を持ち、「小御坂は来たが、怪しかったので仕事の件は断った」と話を合わせることにした。
そこへ畠山がやってくる。
圭太たちは、冷温室には猪を運んでいた。中は関係者以外立ち入りできないと伝えると畠山は納得した。畠山が圭太の手首の傷に触れると、「娘に嚙まれました。」と言い圭太は切り抜けた。
畠山の追求
そして、猪狩町で小御坂が名古屋から乗ってきた車が見つかる。中には鈴木賢治のバラバラにされた遺体があった。
純が薪を持って圭太の家にやってくる。そして風呂に入る圭太。
入りながら圭太は純に、もし小御坂のことがバレた時には、全部自分がやったことにするから、恵里奈の父親として加奈と結婚して恵里奈を守って欲しいと伝える。
駐在所には、畠山とその部下・青木:原作は男性(伊藤歩)が来た。守屋はプルプルと足を震わせている。無線で小御坂(鈴木)が指名手配と連絡があったにも関わらず、取り逃がしたことを2人から責められ怯える守屋。守屋の様子から彼を怪しむ畠山は、青木に守屋を尾行させる。圭太と純と会っていることを確認するも、証拠はつかめない。畠山は庄吉の家に聞き込み行くが「何も知らない」と追い返される。
翌日、地方創生委員の酒井:原作は女性(波岡一喜)が町に来る。
イズミ農園が、農林水産大臣賞に選ばれのだ。町長の庄司:原作は男性(余貴美子)も一緒に来た。そして猪狩町に3億円の交付金が出ると聞かされる。圭太念願の小学校も再建できると庄司は喜ぶ。
守屋の母への想い
そのころ、駐在所の守屋のもとに母(鶴田真由)が来た。
テレビで死体発見の事件を見て心配になって浜松からカブに乗ってやってきたのだ。母は、以前に守屋が買ってあげたボロボロのダウンを着ていた。「初任給が出たら新しいのかってやるから」と守屋が言うと、母は泣いて喜んで帰っていった。
ある日、庄司と庄吉が偶然会い、庄司に「小御坂はもう死んでいる、おそらく純の家に冷温室にあるんだろう。」と言ってしまう。やはり庄吉は3人が死体を運んでいると気づいていた。庄司は庄吉に「猪狩町の未来のために誰にも言わないで欲しい」と言ってお金を渡す。その足で庄司は守屋のところへ行き、守屋に「お前が殺したんだろ?」と脅すように言って警察官を辞めるよう促した。
守屋は駐在所で、ボイスレコーダーに小御坂が死んだ時の状況を吹き込み、拳銃で頭を打って自殺しようとする。「母さんごめん…新しいダウン買ってあげられなくて」と言い涙を流しながら銃を撃った。守屋は意識不明の重体になる。駆けつけた純と圭太だが、純が警察の目を引いている隙に、圭太がボイスレコーダーを回収しようとするも、青木に「動くな!」と拳銃を突き付けられる。
畠山と青木がボイスレコーダーを確認すると、守屋は圭太と純も現場にいたが、自分が首を絞めて殺したと自白していた。
第2の殺人
庄司が純の元を訪ねてくる。
庄司は町の未来のため、今回の殺人を純が全部やったことにしろと言ってきた。冷温室に死体があることも分かっていると言い、中へ2人で入る。圭太を守るため、「明日自首します。」と言う純。しかし、庄司が圭太を町から追い出し農園を自分のものにすると言い出す。そして「町から出て行ってくれ。お前たちは町を乱すノイズだ…」とも言った。その瞬間、庄吉が背後から鋤で庄司を刺した。そして純も頭に斧をたたきつけ、2人で庄司を殺した。
庄吉は「まさかこんな男だとは思わなんだ。すまんなぁ純君よ…」と謝った。
純は圭太を呼び出し、「自分が全部やったことにして自首するから庄吉さんのアリバイを頼む」と言った。しかし、圭太はイズミ農園を庄司が乗っ取ろうとしていたことを聞き、「相変わらずおまえは1人で抱え込むなぁ」と言う。3人が学生時代、圭太も純も加奈を好きになったが、純は加奈の圭太に対する笑顔を見て、自分は加奈を諦めたという過去があった。
圭太の作戦
圭太はある作戦を思いつき、布にくるまれたある物を純に渡す。
町では純の家が燃えていると町のみんなと岡崎が駆けつける。
純は燃えている冷温室の中に圭太と庄司がまだ中にいると言う。
圭太が庄司の横領疑惑の証拠を見つけたのでその話をするため冷温室を貸したと純は後悔した。火が消え、町長と圭太の遺体が見つかり圭太は首を吊っていた。岡崎が「なぜ燃やしたのか?」と言うと、純は「町の不正会計が明るみになると返礼品の指定が取り消しになるかもしれない。それを隠すために圭太は帳簿を燃やしたんじゃないか?」と言った。
すると岡崎は「今の話は聞かなかったことにして、泉圭太は個人的なトラブルで町長を巻き込み、焼身自殺を図った。そういうことにしなくては」と言った。
岡崎は町の平和を守るため余計なことは追求しない。
純の消火器のノズルが別の方向を向いていたこと。死体を降ろすときに都合よく脚立があり、そこに重たい荷物を持ち上げた足跡があったこと。焼死体は泉圭太に間違いない。指に結婚指輪もはめている。そう信じようとした。
畠山の執念
しかし、現場に到着した畠山はその焼死体が圭太ではなく、小御坂だとすぐに気づいた。
町民全員が同じような証言をし、岡崎もグルだと気づく。警察は圭太の居場所を必死に捜索した。しかし、純に事情聴取し指紋を取ろうとするもイチジクの樹液のせいで指紋がなく、圭太も見つからず捜査は難航した。
純は解放され、加奈と会いタクシーで帰る。その中で、純は加奈にプロポーズした。
純は圭太から託された、小御坂の壊れたスマホを富士の樹海近くの電源がぎりぎり入る場所に落とした。小御坂は樹海のどこかで潜んでいると報道され、町民や世間もそれを信じ、マスコミが町からいなくなった。
畠山は何かを隠している岡崎を問い詰めるも、何も反応はない。
そんな中、守屋が目を覚ました。
畠山が会いに行くと、猪狩町に赴任したことは覚えているがあとは何も覚えていないと言う。都合のいい記憶喪失だと思う畠山。そして新しいダウンジャケットを畠山が守屋に渡すと、一瞬はっとしたが、そのまま畠山は帰った。
守屋はベッドの上で「母さん…」と泣いた。記憶喪失の振りをしたのだ。
3年後のおかえり
3年後、畠山が猪狩町を訪ねると、図書館ができ小学校も再建された。
純と加奈は結婚し、猪狩町で暮らし恵里奈は6年生になっていた。農園はタナベ農園と名前を変え、家族3人食べていける分は稼ぎ暮らしている。畠山は、圭太が本当はどこにいるのかを純に聞く。そして「第三者が必要物資を渡し生活支援すればどこかに潜んで暮らすことは可能だ」と言う。圭太は死んでいないと疑っている畠山。その会話を恵里奈が聞いていた。そして恵里奈は圭太の字で必要な物資を書いた紙の切れ端を見つける。
恵里奈は純のスマホの虹彩認証を利用し、新しい料金箱を作ったと言って純に中をのぞかせ、純のスマホを見ることに成功。するとそこには生活物資を注文した跡と、スケジュールにいつどこに物資を運ぶかが書かれていた。恵里奈は圭太が町を守るため姿を消し、純が物資を届けどこかで生活していると確信する。
受け渡し日当日、父に会いたい一心で受け渡し場所へ行くと、純が物資を置いていった。父が来るまで待つことにしたが眠ってしまう恵里奈。物音で目を覚ますと父はもういなかった。必死で追いかける途中、森の中に落ちてしまった。
家では純と加奈が恵里奈を探し、圭太に会いにいったと気づく。
純は警察にすべてを話し、恵里奈の捜索に一緒に向かう。
すると山から恵里奈を抱きかかえ、髪がボサボサでひげも生やして別人のようになった圭太が現れた。圭太は「恵里奈の命より何も優先することはない」と言った。
純は圭太に「おかえり」と言って彼を抱きしめた。
畠山は、傷を負ったすべての人たちに寄り添っていこうと決めた。
裏切り者と増えた死体は誰なのか?
映画のタイトル【ノイズ】には2つの意味があるようです。
- 町に入り込んだ凶悪犯の小御坂睦雄
- 町の中の裏切り者
2番目の裏切り者は誰なのか?という予告動画もあり、話題になっています。
原作を読んで、筆者はそれが誰か分かると思っていましたが、実際は分かりませんでした。
考えられる可能性としては…
ビビッて自殺を図った守屋真一郎?
彼は自分が殺したと言ってはいますが、死体の場所を言わなかったことで、より圭太と純が疑われることになりました。そういう意味では裏切り者かもしれません。
彼が裏切りそうなのは映画の予告でも分かっていました。
また、もう1つ謎があって、上の写真で死体が2体増えています。左は小御坂だと思います。
原作では、町長の庄司が殺されますが、もう1人は誰なのか?
服の雰囲気では、横田庄吉に見えます。
松山ケンイチさんが、余さんと柄本さんとのシーンがヤバかったとおっしゃっていたので、映画では、純が庄司だけでなく庄吉も殺してしまうのではないか?と思いました。
裏切り者と増えた死体の謎についても映画館で確認しましょう!