全世界で45億ドル以上の興行収入を記録し、歴代14位となっている【パイレーツ・オブ・カリビアン】(Pirates of the Caribbean)シリーズ。【パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち】(2003年)から始まり、これまでに5作品が製作されています。
映画をご覧になったことがない方でも、東京ディズニーリゾートを訪れた際に、デイズニーランドで「カリブの海賊」のアトラクションに乗られたことがある方であれば海賊たちの冒険の様子がお分かりになるのでは?2020年6月には、本シリーズの次回最新作(タイトルは未発表)の主演がマーゴット・ロビーであることが発表されたりもしたのですが・・・。そんな大人気作品の時系列やあらすじをご紹介。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズについて
1967年にディズニーランドにオープンしたテーマパークのアトラクションである「パイレーツ・オブ・カリビアン」。ディズニーランド、ウォルト・ディズニー・ワールドのマジック・キングダム、東京ディズニーランド、ディズニーランド・パリのディズニーランド・パークにあるこのアトラクション「パイレーツ・オブ・カリビアン」。
ちなみに、東京ディズニーランドではアトラクション名がちょっと違い、アトラクションの名前は「カリブの海賊」です。そのアトラクションが、きっかけになって作られたこの「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、ウォルト・ディズニーが監修した最後のディズニーランドの乗り物の一つでもあります。
ただ、残念ながら彼はこのアトラクションが完成するのを見ずにお亡くなりになってしまっています。その後、ウォルトが亡くなってから3ヶ月後に本アトラクションがデビューしました。
海賊の伝説や民話に基づいて制作されたこのシリーズは、17世紀から18世紀にかけての時代の海賊の黄金時代のカリブ海にある架空の島々を舞台にしたMonkey Island シリーズというゲームに影響を受けていると言われています。
実は、本作のシリーズの脚本を担ったひとりであるテッド・エリオットがスティーヴン・スピルバーグ製作による同作品のアニメ映画の脚本を書いていたためだそうですよ。
シリーズを見るオススメの順番は?
まだこの作品をご覧になられたことがない方のために、何から観ていいのかなどご紹介していきます。(この後に時系列をご紹介していきます。)やはり2003年に公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)から公開された順番にごらんになっていただくのがいいと思います。
それぞれの作品に登場するキャラクター達がどんな関係なのか?ジョニー・デップが演じたジャック・スパロウとは何者なのか?などなど、本シリーズを途中からご覧になられても十分内容的にはお分かりになるかもしれませんが、出来れば最初からご覧になることをおススメいたします。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ時系列
1.『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)
2.『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006年)
3.『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007年)
4.『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011年)
5.『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017年)
6.『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ新作(タイトル・公開日未定)
一応上記の順番にストーリーが展開していくので、この順番にご覧になるのが一番だと思います。それでは、それぞれの作品を簡単にご紹介していきます。
※ちょっとだけネタバレの内容も含まれますので、ネタバレをお嫌いの方はこの先にお進みになる際にはご注意くださいませ。
1.『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)
17世紀のカリブ海の港町ポートロイヤルがストーリーの舞台。美しい総督の娘エリザベスはかつて海上で助けてあげた1人の少年ウィルが身につけていた黄金のメダルを手に入れ、今もなお密かに大切に保管していました。
ある日、突然ブラックパール号に乗っているキャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちが町に現われ、エリザベスは彼らにさらわれてしまうことに・・・。バルボッサらの目的は、彼女が身につけていたメダルだったのです。
金曜リクエストロードショー第6弾🎉
金曜よる9️⃣時⏰#パイレーツ・オブ・カリビアン/#呪われた海賊たち🏴☠️世界中で大ヒットした冒険アドベンチャーシリーズを3週連続で放送😆
まずは第1️⃣作‼️おなじみのテーマ曲に乗って大海原を舞台に繰り広げられる、黄金のメダルを巡るロマンあふれる大冒険🤗 pic.twitter.com/LQ3OeZilyK— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 16, 2023
一方、大人へと成長したウィルは、幽閉されていた一匹狼の海賊ジャック・スパロウを助け、彼と手を組んでエリザベスの救出に向かうことになるのですが・・・。
2.『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006年)
バルボッサを倒して、ブラックパール号の船長となった海賊ジャック・スパロウ。実は、ジャックはかつてデイヴィ・ジョーンズと“血の契約”を交わしていたため常に何かに怯えているのでした。それもそのはず、ブラックパール号の船長にさせてもらう代わりに、13年経過したらデイヴィ・ジョーンズの手下として働くという内容の血の契約を交わしていたからだったのです。
ジャックは、デイヴィ・ジョーンズの手下となってしまうと永遠に解放されることはないと分かっていたため彼に見つかることを恐れていたのです。しかし、デイヴィ・ジョーンズをジャックが操ることができたとするならば、手下として捕らわれることもないと考え、彼が大切にしている宝箱と鍵を探すことにするのです。
一方、結婚式を控えていたウィル・ターナーとエリザベス・スワンは、突然現れたベケット卿により逮捕されてしまい、死刑を宣告されてしまいます。ベケット卿は、ウイルに「ジャックのコンパスを持ってくれば釈放する」と取引を持ち掛けることに・・・。
エリザベスを助けるためにウィルは、ベケット卿から頼まれたジャックを探す航海に出るために港町ポート・ロイヤルを出発。ジャックと無事に出会えたウィルは、エリザベスを助けることにもなるとウイルを丸め込んで、ウイルとジャックはデイヴィ・ジョーンズの宝箱と鍵を探すことになります。
3.『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007年)
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れたベケット卿は、フライング・ダッチマン号を操って世界中にある海賊船を沈めていました。その一方で、ブラックパール号と一緒にクラーケンに飲み込まれてしまったジャックを救うためにウィル・とエリザベスはバルボッサら海賊9人と評議会を開くことに・・・。
海図の果てにあると言われているワールド・エンドに向かい、死者の世界と言われる場所からジャックを救い出すことに成功します。評議会を開いている最中にベケット卿の軍艦が突然襲来し、9人の海賊のまとめ役となったエリザベスはベケット卿を倒すために海の女神であるカリプソを解放することに・・・。
戦いの末、ジャックはデイヴィの心臓をベケット卿から奪い返し心臓を刺そうすると、デイヴィはウィルに剣を刺してしまいました。ジャックは永遠の命を得ることを諦めて、死にそうになっているウィルにデイヴィの心臓を刺させることに。
実は、ディヴィの心臓を刺すとその人物は永遠の命を手に入れることが出来、フライング・ダッチマン号の船長になるという掟があったのです。フライング・ダッチマン号の船長となったウィルは、10年に一度しか陸に上がることができないため、ウィルは心臓をエリザベスに預け、10年後の再会を約束して海へと戻っていくのでした。
4.『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011年)
イギリスのロンドンには、ジャック・スパロウと相棒であるギブスが潜伏していました。彼らの目の前にジャックと何度も抗争を繰り広げた有名な海賊の1人であるバルボッサが現れます。
しかし、彼はスペイン王であるフェルナンド6世に対抗し、「生命の泉」を探している英国王であるジョージ2世に協力しており英国海軍の元で「サー」の称号をも持つ公爵のような海賊へと変貌していました。
その後、ジャックは昔の恋人だった女海賊であるアンジェリカと再会したのをきっかけにして、史上最恐の海賊である黒ひげの「生命の泉」を見つける航海へと巻き込まれることになってしまいます。
永遠の命を狙っている海賊の黒ひげと、イギリス国王の命を受けたバルボッサが率いるイギリス海軍と海賊たち、そして永遠の命ということに対して異議を唱えそれを破壊しようとしているスペイン海軍、とジャックというそれぞれが「生命の泉」を見つけようとする航海が始まることに・・・。
5.『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017年)
ある夜の海では、少年が1人ボートに乗って沖へと進んでいました。彼は12歳になったヘンリー・ターナーでした。船長として「フライング・ダッチマン号」に乗っている父であるウイル・ターナーに会いに行ったのです。10年に1度しか陸に上がれない呪いにかかっているウイルの呪いを解こうと、ヘンリーはポセイドンの槍を見つけるためにジャックを探していました。
9年後、ヘンリーは自身が乗るイギリス海軍の船であるモナーク号が、魔の三角水域に入ろうとしていることを艦長に伝えようしたのですが、牢に閉じ込められてしまいます。ヘンリーの忠告した三角水域に入ったモナーク号は、難破船となったスペイン軍艦であるサイレントメアリー号を見つけることに。
モナーク号は暗闇から現れた軍勢を前で艦長以下乗組員達は虐殺され、全滅してしまうことに。それは、生ける亡霊と化したサイレントメアリー号の艦長の“海の処刑人”と呼ばれるアルマンド・サラザールが率いるスペイン海兵の亡霊達だったのです。
サラザールは、ヘンリーを見逃してジャックへの伝言を伝えるように証人として生かすことに。ジャックは、イギリス植民地のひとつであるセント・マーテイン島で船員達にも見放されてイギリス軍にも追われていました。魔女の疑惑をかけられた天文学者カリーナ・スミスに出会って、イギリス軍から逃げ切ることになります。ジャックは、お酒を手に入れるためコンパスを手放してしまったのですが、それが原因となって魔の三角水域からサラザールたちを解き放ってしまうことになってしまったのです。
その後、ジャックとイギリス軍に捕まってしまいます。しかし、処刑される予定のジャックとカリーナは、ヘンリーと彼に銀貨を渡されて戻ってきたギブスたちによっ救出されることになります。彼らは、同じポセイドンの槍を探す航海に出ることになります。果たしてブラックパール号はどうなるのか?ポセイドンの槍は見つかるのか?ジャックやバルボッサたちはサラザールとどうなってしまうのか・・・。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ新作(タイトル・公開日未定)
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伝説のシリーズとなる「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの6作目はヨアヒム・ローニング監督が新作を担うと言われています。そして、一部の情報ではマーゴット・ロビーのスピンオフを作ろうとしており、マーゴット・ロビーが女海賊として出演するとも言われていました。しかし、マーゴットロビーがインタビューでその映画の話は止まっているとも話しており・・・。
本シリーズのファンからしてみるとジョニー・デップがこのシリーズに戻ってきて欲しいと願っているのも事実で・・・。ディズニーはスピンオフではなくフランチャイズとしての「パイレーツ オブ カリビアン 6」 を作る予定ではあるそうです。しかし、ヨアヒム・ローニング監督は忙しい方という理由も含めてまだ様々な事が決まっておらず、いつ公開されるのかも決まっておりません。分かり次第追記していこうと思います。
《参考記事》https://www.moviecommandant.com/pirates-of-the-caribbean-6-release-date-news/
まとめ
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは、ジョニー・デップの代名詞とも言えるストーリーです。ジャック・スパロウは世界中で大人気のため、ぜひ続けてご覧になられると面白いと思います。金曜ロードショーでも本日から3週連続で放送されます。ぜひこのチャンスにご覧くださいませ。
★金曜ロードショー『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
2023年1月20日(金)21時~日本テレビ系にて放送。
★金曜ロードショー『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
2023年1月27日(金)21時~日本テレビ系にて放送。
★金曜ロードショー『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
2023年2月3日(金)21時~日本テレビ系にて放送。
《関連記事》https://pirates.disney.com/
《参考記事》https://screenrant.com/jerry-bruckheimer-pirates-caribbean-6-reboots-future-right/