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【今夜、世界からこの恋が消えても】原作ネタバレ!韓国や中国でもヒットする理由とは?

セカコイ原作

出典:映画【今夜、世界からこの恋が消えても】公式HP

映画【今夜、世界からこの恋が消えても】が2022年7月29日(金)に公開されます。
「セカコイ」と呼ばれ、韓国や中国でもヒットし感動を巻き起こしている、一条岬さんの小説が映画化されました。

主演:道枝駿佑(なにわ男子) 嘘の告白をする高校生・神谷透
主演・ヒロイン:福本莉子 「前向性健忘」を患う高校生・日野真織

毎日、昨日の記憶がなくなるなんて大変だろうな…

小説が韓国や中国でも人気らしいよ!なんでだろう?

本記事では、【今夜、世界からこの恋が消えても】原作ネタバレについて書いていきます。

映画【今夜、世界からこの恋が消えても】の概要

  • 監督は、【フォルトゥナの瞳】など、主人公が結ばれず切ない恋愛映画を多数手掛けてきた、三木孝浩さんです。
  • 脚本は、こちらも切ない恋愛映画の脚本を担当してきた月川翔さんと、元女優で映画監督でもある松本花奈さんが担当します。

【今夜、世界からこの恋が消えても】原作ネタバレ!

セカコイ原作

出典:映画【今夜、世界からこの恋が消えても】公式HP

嘘の告白

高校生の神谷透(道枝駿佑)は、同級生の下川(前田航基)へのいじめをやめさせるため、いじめていた三枝(西垣匠)からの命令で、違うクラスの人気者の日野真織(福本莉子)へ嘘の告白をする。
真織は告白に3つの条件付きでOKを出した。

  1. 放課後になるまではお互い話しかけないこと
  2. 連絡のやり取りはできるだけ簡潔にすること
  3. 私のことを本気で好きにならないこと

透はなぜか分からないが「はい」と答えていた。

衛生感

透は公営団地で父・幸彦(萩原聖人)と2人暮らしをしている。
家を出て行った姉・早苗(松本穂香)がよく言っていた「衛生感」という言葉を大事に、いつも1人で家事をこなす毎日。
幼いころに母・野波麻帆を亡くし、父は覇気がなくなった。
今は自動車工場で働きながら、小説家になるという夢を叶えるため、執筆もしていた。
姉は五月病について、4月に忙しかった人が5月に落ち着くことができてのんびり屋になると嘘を透に教えていた。

正直な気持ち

翌日学校で、真織の親友・綿矢泉(古川琴音)から声をかけられる。
彼女は突然告白してきた透を怪しんでいたが、話をして悪い人ではなさそうと納得したのか連絡先だけ交換して去って行った。
放課後に真織と会い、正直に下川のために告白したことを伝える透。
だが、真織は怒らず、彼氏くんは優しいんだね。と言って許してくれた。
そして条件付きでそのまま2人は付き合った。

紅茶の香り

真織は会うといつも携帯にメモを取ったり動画を撮影したりした。
真織からの尊敬する人は?という質問に西川景子と答える透。
それは姉が小説家として活動するときの名前だった。
衛生感についても真織に説明する透。
翌日学校では下川が転校すると聞き、今後の自分たちについて話し合ったりした。
放課後は真織と一緒に綿矢もついてきた。
そして3人で透の家でお茶をすることに。
真織はたくさん写真を撮り、透が入れた紅茶を3人で美味しく飲み楽しく過ごした。

初めてのデート

真織と付き合い始めて1週間。
透は常に真織のことを考えるようになっていた。本気で好きになってはいけないのに。
6月の週末2人は初めてデートをした。
桜並木が有名な近所の公園に、透がお弁当を作り、真織のリクエストで紅茶も持っていった。
2人はお弁当を食べレジャーシートに寝転がって過ごした。
透が、

日野のことを好きになってもいいかな?

と聞くと真織はだめだよ。と答え、自分が眠るとその日の記憶を失う「前向性健忘」を患っていることを告げた。

真織は高校2年生のゴールデンウィークに事故にあい、その日から眠ると前日の記憶がなくなってしまう記憶障害になった。
朝起きると毎日机の上の手帳を見るようにメモが貼ってあり、それをみて毎日手帳や日記を読み、記憶をたどりながら、日々を生きている。
病気のことは家族と泉と学校の先生にしか教えていなかった。

透は自分がルール違反をしたから、日記にはこの会話のことは書かないで欲しいと真織に頼んだ。
真織と会えなくなるのは嫌だったから。

自転車で2人乗り

学校では放課後に、透と真織は自転車で2人乗りをした。
駐車場からパンクした自転車を修理してこっそり持ち出し、スリルを楽しんだ。
帰りに、明日の日野も僕が楽しませてあげるよ。と言って何がしたいか聞く透に少し違和感を覚えた真織だが透はうまくごまかした。

姉との再会

週末に綿矢と3人で水族館に行く約束をした透。
早く着いたのでぶらぶらしていると、西川景子のサイン会を見つける。
動悸を感じながら近づいていくと、姉が気づき、近くでお茶をすることに。
姉が家を出てから初めての再会だった。
先に来ていた綿矢に事情を伝え姉に会うことにした。
そして、綿矢には自分が本気で真織を好きなことと、彼女の記憶障害のことを知っていることを打ち明けた。
綿矢は後から来た真織と、透が作ってくれたお弁当を食べ、紅茶を飲んだ。
紅茶を懐かしい香りがすると言った真織。体の感覚などの記憶はあるのだ。

再会した姉は透のことを気遣ってくれた。
心臓を悪くして母が亡くなってから姉は中学1年のころからずっと家事をやり、卒業しても仕事や家事をしながら趣味の小説を書いていた。
小説は、やがて趣味ではなくなったが姉は家族のために諦めようとしていた。
透は家事を姉から教わり、家から出て小説に集中してもらえるよう努力し、透が中学3年の時、姉は仕事を辞め、小説家になるため家から出て行った。
その半年後、姉は新人文芸賞に選ばれた。
姉には透に父を押し付けて申し訳ないという気持ちがある。
付き合っている子がいることと、彼女の病気のことを伝えても、素直に応援してくれた。

手続き記憶

ある日、真織と図書館で勉強していると、彼女が透の絵を描く。
自転車に乗るとか、絵を描くなどは「手続き記憶」と言って忘れないようだ。

夏休みに入り、透と真織は図書館でデートするようになる。
透は勉強し、真織はいつもクロッキー帳に透の絵を描いた。
8月12日、芥河賞の発表の日、透は落ち着かず、綿矢と真織と一緒に発表を聴くことにした。
そして真織の部屋に初めて入る。
真織が食事をとりに行っている間、毎日の手帳や日記、メモを見つけ改めて彼女の苦しみを知り切なくなる透。
そして姉は、芥河賞を受賞した。

家族と向き合う

みんなで喜び家に帰ると、酔った父がいた。
そして会見を見て西川景子が姉だと気づき、透に迫る。
早苗は小説家になれなかった俺を馬鹿にしている。だから何も言わず出て行ったんだと言って怒った。
父に、もう逃げるのはやめよう諭すと、胸倉をつかまれた。
小説を書いて応募していると言っていた父。
しかし、送ってないことを透は気づいていた。
透が今まで働いて養ってくれた感謝を伝えると、父も自分は逃げていたと反省した。
これからは家事を手伝うとも言ってくれた。
そこへ姉から電話があり、父は電話口で姉に謝罪し、素直に「おめでとう」と言いながら泣いていた。その姿を見て透も少し泣いた。
それから久しぶりに姉が家に来て、一緒に父と料理をして楽しく過ごした。
透は本当にうれしかった。

花火大会

夏休み最終日、透と真織は花火を見に行った。
透がくれたひまわりの造花のピンをつけて浴衣を着ていく真織。
会った瞬間ドキドキしてしまう。透を好きになりかけていると感じた真織。
真織が透の姉を誘い、姉と父が2人で一緒に来た。
家族と顔合わせをすると姉が遠慮して、透と真織は恋人のように1日を楽しんだ。
そして真織は花火を見ながらつい、「忘れたくないよ…」とつぶやいて泣いてしまう。
透は僕はこの日を忘れないよ。と言って真織の手を握った。

卒業

冬が来て春が来て、高校3年になり、真織は綿矢が学校に掛け合ってくれて透と同じクラスになった。
綿矢は別のクラスになったが、透が一緒にいるから安心していた。
そして3人無事揃って卒業できた。
透は隣町の市の職員として働くことになり、真織は絵が上達したため、絵画教室に通いながら障害の回復を待つことに。
綿矢も大学に合格し新しい道を歩む。
春休み、3人で遊んだ帰りに透が綿矢に、僕は心臓があまりよくないかもしれないと打ち明ける。

クロッキー帳

真織は卒業後、1年で記憶障害が治った。
父・浩司(野間口徹)と母・敬子(水野真紀)はたいそう喜んだ。
綿矢もとても喜んでくれた。
そして大学進学のため、予備校に通い始める。
高校時代の日記を読むと、綿矢がずっとそばにいてくれたから、卒業できたんだとしみじみ感じる真織。
そんな中、本棚の後ろに隠されるようにして置かれたクロッキー帳を見つける。
そこには自分の知らない男の子の絵があった。
心臓を刺すような痛みと、動悸があり、いったん閉じる。
もしかして人を好きになったのか?分からず綿矢に聞くことにした。

突然の別れ

花火の帰り、透は綿矢に、もし自分がいなくなったら、真織の手帳や日記から自分の存在だけを消してほしいと頼んでいた。
それでいいのか?と聞く綿矢に、自分の存在がない方が彼女にとって幸せだと思うと説明する。
綿矢は否定できなかった。

その翌日の夜、透は心臓発作で亡くなった。

綿矢は透が心配になり電話をすると姉が出て死を告げられた。
ショックのあまり泣きじゃくり、真織にもそれを伝えると、彼女も泣いた。
そして2人は透の家に行くと姉が迎え入れてくれた。
昨日の状況を話し、真織の病気のことを心配した。
透は自分の記憶障害を知っていたんだと驚く真織。
そして透は真織のことを本当に好きだったと姉も言った。また透に幸せを与えてくれた真織に感謝した。
綿矢は真織だけをタクシーに乗せ送り、もう一度家に戻り透から頼まれたこと姉に相談した。
結果、透の言う通りにすることに決め、日記などの編集を買って出てくれた姉に頼んだ。
透が亡くなって3日目、真織はとても憔悴していた。
綿矢はスマホを新しいものに差し替え、日記や手帳も全てノートパソコンに差し替えた。
真織が朝起きた時、記憶障害になっていることを知らせる張り紙も全てパソコンで作ったものに張り替えた。
その紙の裏に、メモを見つける。

記憶障害が治っても神谷透くんのことを覚えていてね。大切なものは大切な場所にちゃんとあるから

綿矢の告白

真織はそれから徐々に回復していった。
そして1年後には記憶障害も治った。
あるカフェで、透の絵を見せて、これは誰なのかと綿矢に聞いてきた。
最初は図書館で何度かあった人に絵を描かせてもらったとごまかしたが、大切なものを置く場所にあったことから真織は綿矢を問い詰める。
すると綿矢は泣きながら、真織の恋人だった人でもう死んでしまったことを伝えた。
そして綿矢は真織日記や手帳を渡し、大切な思い出を取り上げてごめんと謝った。
真織はスマホだけは返してもらわず、いろんな人に会って話を聞き透のことを思い出そうとした。
そしてある日、透からかけられた言葉が頭の中にいくつか聞こえた。
それを綿矢に話し、大切なものはいつか思い出してみせると泣きながら綿矢に誓った。

笑っている彼

それから大学4年生になり、それでも真織は透のことをずっと思い出そうとしていた。
前に3人で行った桜並木にピクニックに行く綿矢と真織。
透が五月病の意味を間違っていたという話は日記にはなかったが、それを真織は思い出していた。
真織がクロッキー帳を綿矢に見せる。
そこには、真織が見たことのない透の絵が描いてあった。
桜並木を見て真織が絵を描く。
そこには、高校時代にお花見をした3人が、そして笑っている透がいた。
真織は少しずつだが透のことを思い出している。
彼女が描いた透はどれも笑っていた。

韓国や中国でもヒットする理由とは?

セカコイ原作ネタバレ

出典:映画【今夜、世界からこの恋が消えても】公式HP

原作小説は、韓国でも人気があり、韓国語版が2022年2月時点で20万部超えの大ヒット。
2022年4月には日本、韓国、中国版書籍の合計が40万部を突破しています。

韓国では特に、記憶に関係する恋愛ドラマがかなり多いです。
日本でリメイクされた作品もあります。

冬のソナタ 主人公が交通事故で記憶喪失
天国の階段 主人公が交通事故で記憶喪失
私の頭の中の消しゴム 妻が若年性アルツハイマー
トッケビ 主人公が殺され魂が彷徨い生きてた時の記憶がない

私がハマっていた、「冬ソナ」や「天国の階段」は事故で記憶喪失でしたが、他にも事故で記憶喪失になるドラマがたくさんあります。
「セカコイ」も事故で記憶喪失ではないが、記憶障害になってしまう話です。
その点が、韓国の人たちの共感を得て人気が出たのではないかと思います。
韓国ドラマの宣伝みたいになりましたが…
「セカコイ」は切なすぎて泣けそうなので、公開日を楽しみに待ちたいと思います!

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