映画【ソウルフル・ワールド】のあらすじをネタバレ解説!生きる理由が見つかるかも?最高の自己啓発作品!

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2020年のクリスマスにディズニー・プラスで公開されたディズニー・ピクサー作品『ソウルフル・ワールド』。
新型コロナウィルスの影響で、劇場公開から配信作品へと切り替わり、ディスニー・プラスで独占配信がされています。
この『ソウルフル・ワールド』は公開されるや否や、軒並みの高評価を獲得し話題になった作品です。
そんな本作のあらすじをネタバレ解説します!

映画『ソウルフル・ワールド』について

 2020年のクリスマスにディズニー・プラスで配信がスタートした、ピクサー・アニメーション・スタジオの新作映画『ソウルフル・ワールド』。
新型コロナウィルスの影響で、劇場公開からディズニー・プラスへの配信へと切り替わった作品。
主人公のジョー・ガードナーをジェイミー・フォックスが声優を務めました。
吹替版では、浜野謙太が担当。
もう1人の主人公の22番をティナ・フェイが、吹替版ではAKB48の川栄李奈が声優を務めています。
 吹替版には、もう一つ大きなキャスティングが施されており、2020年SNSを中心に大ブレイクを果たした曲『香水』を歌った瑛人が、カメオ出演しています。
ジャズピアニストを夢見る男性が、夢を諦めずに追う先に見た本当の生きる目的を探す物語として、2020年最後に名作が誕生したと、大きな話題となっている映画です。

映画『ソウルフル・ワールド』の作品情報

原題:Soul
監督:ピート・ドクター
脚本:ピート・ドクター、マイク・ジョーンズ、ケンプ・パワーズ
出演:ジェイミー・フォックス、ティナ・フェイ、グラハム・ノートン、レイチェル・ハウス
吹替:浜野謙太、川栄李奈、瑛人、福田転球、梅田貴公美
公開:2020年12月25日
時間:100分
配給:ディズニー・ピクサー

映画『ソウルフル・ワールド』のあらすじ(ネタバレなし)

ソウルフルワールド劇中画像1
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ジョー・ガードナーは、中学校の臨時教諭をしながら、ジャズピアニストとして食べていくことを夢見る男性。
いい歳になっても定職につかずにいることで、母親からもチクチク言われている。
そんな折、かつての教え子に誘われ、ジャズライブの助っ人としてピアニスト募集に参加する。
その腕を認められて、晴れて大きなライブに出ることが決まったのだが…
浮かれて道路に飛び出すと、マンホールの穴に落ちて死んでしまう…
あの世で目が覚めた、ジョー・ガードナー。
彼は夢の直前で、死んでしまい諦めきれず、現世に戻る方法を模索する事になる…

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映画『ソウルフル・ワールド』のあらすじをネタバレ解説!

ソウルの世界

ジョー・ガードナーは、不慮の事故により死んでしまいます。
しかし、現世にはやり残したことだらけ。
ジョーは、現世に戻るために、あの世に行くことから抗うのでした。
その結果行き着いた先は、ソウルの世界。
まだ、現世に行く前のソウルたちが沢山いるその世界は、人間として生を受け、自分のやりたいことを事前に見つける、生きるための”きらめき”を探す世界。
その”きらめき”を見つけることができると、現世に行く切符が付与される。
ジョー・ガードナーはその切符を持たないため、現世に行こうとしてもソウルの世界に舞い戻されてしまいます。
切符を付与されるためには、”きらめき”を見つけるためのバッヂが必要でした。
それすらも持たないジョーは、これから現世に行くためのソウルたちがその”きらめき”を見つけるための手助けをすることに。
それが、ジョーがこのソウルの世界にいるための条件となるのでした。

22番

ソウルフルワールド劇中画像3

ジョーが受け持つのは、22番という問題児が割り当てられます。
しかしそれは、ジョーにとっては凄く好都合な事でした。
22番は現世に行くことに興味が持てなく、切符が付与されたらジョーに譲ってもいいという。
しかし22番は、これまでの現世で活躍した偉人たちの教えも、全て感銘せずに現世に行く魅力を全くと言っても感じません。
様々なことを試した結果、22番自身も諦めていました。
この22番の”きらめき”を探すのは、前途多難を極めることが想像できるのでした…

まさかの現世へ!?

ジョーと22番は、ひょんなことから地上へ行く事に成功します。
しかし成功はしたものの…22番のソウルは、ジョーの肉体へ。
ジョーは、猫の体へ入ってしまいました。
22番にとっては、初めての肉体。
見るもの、触るもの、全てが初めてのこと。
しかし肉体に入って動いたこともなく、歩くこともままなりません。
人が多くて、息しづらいこの世界は、22番にとってすごく怖いものとして目に写ります。

22番のきらめき

ソウルフルワールド劇中画像4
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ジョーは、とりあえず現世に戻れたことでピアニストとしての人生を全うしようと、努力を始めます。
なんとしても、その日の晩に控えるライブに出る為に、知り合いづてに降霊術の儀式を進めるための段取りを行う。
元の体に戻ろうと画策するのです。
その中で、ジョーの身体にいる22番は徐々にであるが順応し始めます。
その中で、22番の心に変化が訪れる…
地上で体験したいろんなこと、その全てが22番にとっては素晴らしいものだったのです。

ジョー、ついに本来の姿へ!

ジョーが死んだにも関わらず、地上へと22番と共にやってきたこと。
これはソウルの世界では、エラーとなっており、テリーが2人を元の世界に戻すために地上へとやってきます。
22番は、あと少しできらめきが見つけられそうだと感じ、ジョーが元の身体に戻れる直前のところで逃げてしまいます。
その最中で、テリーに捕まりジョーと22番はソウルの世界へと連れ戻されてしまうのです。
ソウルの世界に戻ると、22番にはなんと、バッヂが通行証に変わります。
22番が、ついにきらめきを見つけたのですが…
その正体はなんなのか、わりませんでした。
22番は、自分のきらめきが分からないことで、結局何をすべきか分からなくなってしまい、通行証をジョーに投げつけその場から立ち去ってしまうのでした。
そしてその通行証で、ジョーは現世へと行き、本来の夢だったピアニストとしての道を歩み始めます。

22番の元へ!

夢だったピアニストとしての道を歩む事になったジョー。
しかしその生活は、煌めきとは程遠く、いつもの毎日と変わらなかったのです。
こんなものなのか…
そんな疑問を感じ家に帰ると、22番がジョーの身体にいた時に感じたこと、想ったことが自分の感情として想起されます。
するとジョーは、22番に対してなんてことを言ってしまったんだと、後悔するのでした。
それは、22番のきらめきに関して。
22番は、歩くこと、食べること、それこそが自分のきらめきかもしれない、と言っていました。
しかしジョーは、以前にそれは生活することであって、きらめきではない。
でも、それは”生きる喜び”であり、まさしく”きらめき”でした。
その事に、22番に気付かされたジョーは、自宅のピアノを引き始めます。
すると、”ゾーン”に入りソウルの世界に行くことができ、それはまさしく、奇跡の瞬間だったのです。

22番の危機

22番は、ソウルの世界で迷える魂となってしまっていました。
迷える魂とは、黒い大きな塊となり、ただただ目的もなく彷徨い、いつしか消滅してしまう存在。
それは、きらめきを失ったことでなるソウルの成れの果て。
そんな存在に、22番もなっていました。
ジョーは、逃げる22番の迷える魂を追い、22番の手に楓の葉を乗せます。
その楓の葉は、22番が現世の美しさを感じた瞬間に手に落ちてきたもの。
22番のきらめきの瞬間が、そこにはあったのです。

きらめきの意味

ソウルフルワールド劇中画像2
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きらめきとは、生きる理由だと思いずっとこれまで探し続けてきました。
しかしそれは、生きる理由ではなかったのです。
きらめきとは、生きる上での喜びを感じること。
これまでのソウルは、単純に自分に向いていることを見つけ、そこに生きる喜びを見ただけに過ぎません。
22番は、何をしたいとか、何をすべきとか、そんな事に生きる喜びは感じなかったのです。
ただ歩いて、美味しいものを食べて、そんなごく当たり前のことに喜びを感じる、とても純粋な子だったのです。

ジョーのきらめき

遂に本当のきらめきを見つけた22番。
ジョーは、通行証を22番に手渡し、一緒に現世に行くことにしたのです。
勿論、ジョーは通行証を持たないので、途中までしか行けません。
それでも22番を見送る為に、一緒に行きました。
ソウルの世界に戻るジョー、22番にきらめきをもたらす事が無事にできた事が満足で、自分は死の覚悟をしていました。
しかし、ソウルの世界の住人たちは、今回の出来事で、ジョーから色々学んだと彼に生きるチャンスを与えることにしたのです。
粋な計らいというもので、ジョーは再び現世に戻る事ができたのです。
ジョーは、現世に戻りきらめきを取り戻します。
それはピアニストではなく、陽の光を感じ、風を感じ、毎日の喜びを感じる事でした。
“きらめき”は、いつもそこにあったのです。

まとめ

この映画は、何をすべきか、何をしたいのか…
夢がない人たちに向けて、改めて生きる意味というものを提示した映画です。
生きる意味って?
何かをしなきゃいけない?
いえ、そんなことを考えて自分へのプレッシャーを与えている人、そんな人たちにとってももっと力を抜いて、今、本当に感じるべきことはそんなことではなく、存在していること、それがすでに素晴らしいことであるということを定義しているものです。
しなきゃいけないのではなく、すべきことは、自分が本当にしたいことを優先すべきなのです。
よく人が言う、人生は1回きり、だったら楽しいことをしよう。
したいことをしよう。
何もしたくないなら、しなくたっていい。
それがあなたのしたい事なら…
自分にとってのきらめき、それは別に決めなくたっていい。
そんな当たり前のことを教えてくれる、とても素晴らしいメッセージが込められた作品でした。
映画『ソウルフル・ワールド』、ディズニー・プラスにて絶賛配信中です。
是非とも、死ぬまでに1度は観て欲しい。
そんな名作です。

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