2006年に公開したトム・クルーズ主演のスパイ・アクション映画、『ミッション:インポッシブル』シリーズの第3作目になる『M:IⅢ』。
中でもイーサン・ハントが結婚をし現場を退き、デスクワークをしているという衝撃のスタートから始まることで話題になっていた作品です。
さらにスター・ウォーズシリーズで知られるJ・J・エイブラムスの監督デビュー作としても有名な1作。
そんな『ミッション:インポッシブル3』を、イーサン・ハントが起こした行動になぞらえて紹介していきます。
『ミッション:インポッシブル3』の概要
『ミッション:インポッシブル3』は、J・J・エイブラムスの初監督作品として知られる1作で、今後『ミッション:インポッシブル』シリーズに多大なる影響を及ぼすイーサン・ハントの結婚が描かれている作品。
映画史としても、『ミッション:インポッシブル』シリーズとしても双方から重要な位置を担っている映画です。
『ミッション:インポッシブル3』の作品情報
- 原題:Mission: Impossible III
- 監督:J・J・エイブラムス
- 脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、J・J・エイブラムス
- キャスト:トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムス、ビリー・クラダップ、ミシェル・モナハン、ジョナサン・リース=マイヤーズ、ケリー・ラッセル、マギー・Q、ローレンス・フィッシュバーン
- 公開:2006年7月8日
- 上映時間:126分
- 製作国:アメリカ合衆国
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『ミッション:インポッシブル3』のあらすじ
IMFのエージェント…だったイーサン・ハント。
現在は教官としての任に就き、新米エージェントを現場に出すべく育成する立場にいるのだった。
イーサンが現場を退いた理由、それは愛する人を見つけ幸せに暮らしていること。
イーサンの愛する人はジュリア。医師として病院に勤務している。
しかしイーサンは、ジュリアには嘘をつき、IMFのことは隠しているのだった。
そんな中、イーサンの元にIMFから依頼が来る。かつての教え子リンジーが捕まり、救出してほしいと白羽の矢が立つ。
そしてイーサンは、過去の責任感と共にリンジーの救出作戦に参加する…
イーサン・ハントが犯した4つの過ち
出典元:https://twitter.com/MImovie_jp/status/1016098580031946753?s=20
『ミッション:インポッシブル3』の見どころを、イーサン・ハントが犯した過ちと題して紹介していきます。
本作でイーサンは結婚をしたり、凶悪の敵、フィリップ・シーモア・ホフマン扮するデイヴィアンに手を出すなど、今回はこれまでにない以上にシリーズ最大のピンチを迎えます。
結婚
本作に限らずシリーズにおいて最大の衝撃はイーサン・ハントがジュリアと結婚をしたこと。
今後の展開にも大きな影響を与える設定であり、本作では最大のピンチを招く結果となります。
ジュリアが人質にとられ、イーサンの行動に迷いが生じ冷静な判断が出来ないようになってしまうのです。
しかし、イーサンが愛するジュリアに最大の信頼を寄せていることも描かれており、頭の中に埋め込まれた小型爆弾の解除の方法に自身の体をショートさせて、医師である妻に救命処置を任せています。
オーウェン・デイヴィアン
出典元:https://twitter.com/MImovie_jp/status/1021705668007358464?s=20
『ミッション:インポッシブル』シリーズ全てを通して見ても本作ほど凶悪な敵はいなかったでしょう。
フィリップ・シーモア・ホフマン演じるオーウェン・デイヴィアンは、容赦無く相手を追い詰め、イーサンもその餌食になっています。
何事にも動じず、悪事を遂行するその様は、観るものにも恐怖を与えるほど。
そんなデイヴィアンを1度は捉えるも、結局逃してしまうという、本作最大の過ちの一つが描かれます。
その結果ジュリアに手を出し、その非情さも際立っている存在です。
マイクロチップ
本作において、最大の難題を解く鍵となるのは、かつての教え子リンジーが残したマイクロチップです。
この謎を解いたことにより、IMFの中にある違和感があることが示唆され、イーサンが捉えられてしまうのでした。
これまでに、様々な不可能ミッションをこなしてきた百戦錬磨ともいうべきイーサン・ハントのピンチが描かれるシリーズきっての傑作のきっかけとなるアイテム、それがマイクロチップの謎でした。
ラビットフット
今回イーサン・ハントは、1番のターゲットであるラビットフットを手に入れることが出来ませんでした。
これまで、1作目に描かれたCIAに侵入して手に入れたノックリスト。
2作目は、製薬会社でのキメラウィルスと不可能ミッションをこなしてきましたが、初めてミッションを失敗するのです。
この後に続くシリーズでも、完全にミッションを失敗しているイーサンが描かれるのは後にも先にもこの作品だけとなり、最大の過ちとなっています。
『ミッション:インポッシブル3』の不可能ミッション
出典元:https://twitter.com/MImovie_jp/status/990446415552823298?s=20
最後に、本作の不可能ミッションを紹介します。
イーサン・ハントが毎回ありえない方法で挑んでいく不可能ミッションは、本作では、2つ描かれています。
バチカンへの潜入
まず最初の不可能ミッションは、バチカン共和国への潜入です。
イタリアの中にある小さな国で、高い塀に囲まれている厳重な警備が施されている場所です。
そんな国に、IMFのイーサン・ハントのチームは、デイヴィアン捕獲という難しいミッションに挑むのです。
ラビットフット入手作戦
本作の最大の見どころとなるのは、物語終盤の不可能ミッション。
具体的にどういう場所かは明記されていませんが中国軍が絡むとあるビルに潜入するというもの。
しかしラビットフットの存在は本作では、まるっきり描かれることなく、いわゆるマクガフィンとなるもの。
マクガフィンとは、登場人物が追い求める目的となる対象となるが、その目的が一切描かれないものを指す言葉。
中国軍が絡むビルに潜入するが、描かれているのは潜入まで、その後どのようにイーサンが対象物を手に入れ、ビルから脱出したのかも描かれていません。脱出後のイーサンを追う緊迫感に重きを置いた、斬新な演出がなされていました。
映画『ミッション:インポッシブル3』はU-NEXTなどで視聴可能。
本ページの情報は2019年9月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。