映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が高評価を獲得した理由、その秘密に迫る!

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ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル劇中画像

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ミッション:インポッシブルシリーズの4作目となるゴースト・プロトコルはこれまでに作られてきた同シリーズとは明らかに一線を画した作品になり、高評価を獲得しています。
本記事ではそれまでに公開された3作の評価の経緯や、ゴースト・プロトコルの見どころとなる高評価を得たポイントを紹介し『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を紐解く!

映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の概要

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、2011年に公開を迎えたシリーズ4作目となる作品。
シリーズ5作目までは毎回違う監督がメガホンを取るのが通例でした。
4作目となる本作では、これまでナンバリングで表記されていたものが変わりサブテーマが設けられるようになりました。
監督のブラッド・バードはこれまでピクサーのなどで監督していた人物で、本作で初めて実写化のメガホンとなりかなり実験的な作品でもありました。

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映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』作品情報

  • 原題:Mission: Impossible – Ghost Protocol
  • 監督: ブラッド・バード
  • 脚本: アンドレ・ネメック、ジョシュ・アッペルバウム
  • キャスト:トム・クルーズ、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ジョシュ・ホロウェイ
  • 公開:2011年12月16日
  • 上映時間:132分
  • 製作国:アメリカ合衆国

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映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のあらすじ

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IMF(Impossible Missions Force、不可能作戦部隊)のエージェント、トレヴァーは簡単だと思われたミッションだが、殺し屋のサビーヌ・モローに強奪した秘密ファイルを奪われた挙句に殺されてしまう。
イーサン・ハントは妻を殺された恨みで、その犯人たちに復讐をし、ロシアの刑務所に投獄されていた。
IMFは、先のミッションの挽回をすべくイーサン・ハントにスラはの矢を立てるべく、刑務所からの脱獄を成功させる。
イーサンと合流を果たしたベンジーなど、IMFの面々は早速手がかりを精査していく。
その結果コバルトという人物が浮かび上がり、ロシアの機密情報を手に入れるべく、クレムリンへと潜入するのだった…
しかしそれが、IMF解体の危機にまで発展する!?

映画『ミッション:インポッシブル』シリーズのこれまでの経緯

近年のミッション:インポッシブルシリーズのヒットからは想像もつきませんが、1作目や2作目などの初期作品に関しては、評価はとても低いものだったのです。
その経緯などを簡単ではありますが、紹介します。

シリーズ1作目は酷評も

「スパイ大作戦」を原作とする新たな映画シリーズとして、ヒットはしたものの…リメイクとしての評価はとても低い作品だった1作目。
原作の設定をつまむ程度に引き継ぎ、あまつさえ原作のキャラクターを悪役とし裏切り行為をさせたストーリーに、ドラマ時の関係者やファンなど批評家からは、酷評を集めてしまう結果となってしまいます。
しかしながらもスパイ映画としてはとてもスリリングな展開で、結果として、数字的には成功した作品です。

2作目低評価に終わる

そして90年代後半に『フェイス/オフ』などの斬新なアクションで一気に頭角を現した旬の監督、ジョン・ウーを起用しよりアクション要素を高めた2作目でしたが、こちらも低評価に終わってしまいます。
大味なアクションばかりでクライマックスは単調なものになってしまい、見ていると少しモタッている印象に。

3作目でも高評価には至らない

初期3作品の中では1番高い評価を得ているシリーズです。
監督は鳴り物入りで参加した、J・J・エイブラムス。
この結果が前向きに考慮され、エイブラムスは自作でも製作を任されています。
事実、イーサンが結婚するというこの後にシリーズでも重要な人物となるジュリアの存在など登場。
評価もまずまずといったところではあるが、伸び悩み大ヒットとは言えず。

映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が高評価を獲得した理由

ゴーストプロトコル劇中画像1
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ミッション:インポッシブルシリーズは、興行的には成功を収めていたものの内容はその数字に必ずしも比例した結果には至らない作品として知られていました。
いわゆる典型的なハリウッドアクション映画だろうという評価で突出したものではありませんでした。
しかしその評価を一転、覆したのがこのゴースト・プロトコルだとされています。
その理由や見どころとなる部分を紹介します。

多彩なキャスト

これまでは、チームの一員ににはルーサーなどに加えて、主に敵役に実力派を起用し、基本的には、トム・クルーズにしか注目されないような作品でした。
しかし本作からは、ベンジー役のサイモン・ペッグが見事にお笑い路線を担当し、謎の人物として分析官のジェレミー・レナー、美人暗殺者サビーヌ・モローには、フランスの女優レア・セドゥなどバラエティに富んだキャスティングが起用され、彩どり豊かに幅の広がりが特徴で、飽きることなく華やかな作品となったのでした。

グレードアップしたアクション

これまでにも、アイコンとなるような派手なアクションはあったものの、ゴースト・プロトコルではスケールが格段にアップしています。
刑務所での大乱闘に、クレムリンでは大規模な爆破で吹っ飛ぶイーサン、そして病院からの脱出と、少しづつテンションを上げていき最高潮となるブルジュ・ハリファでの緊張感ある飛び移り。
そして砂嵐の中でのチェイスなど息もつかせぬアクションシーンが見ものです。
さらには、クライマックスでは立体駐車場で迎える最高潮。これ以上ないともいうべきグレードアップしたアクションは、全てが見どころとなるシーンです。

前作の設定を盛り込んだこと

そしてこの映画は、ただのアクションてんこ盛り作品ではありません。
繊細な設定が用いられています。それは謎の分析官であるジェレミー・レナーの存在です。
この謎の分析官の裏にある設定が今回のカギであり、結末に登場するある人物によって、この物語の繊細な部分を全てになっているのです。
この人物がこれまでのシリーズにおいて肝となる部分であり、イーサン・ハントというキャラクターにも奥深さを与えているのでした。
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