PR

【ミッドナイトタクシー】ネタバレあらすじ全話!最終回結末は古川琴音が転職?

古川琴音主演ドラマ【ミッドナイトタクシー】がNHK「夜ドラ」枠(月-木曜22時45分)で放送!

本記事は【ラジオスター】全話のあらすじネタバレを紹介するとともに、最終回結末を予想・考察していきます。

2024年度、向田邦子賞を最年少受賞した注目の脚本家・兵藤るりが書き下ろしたオリジナルドラマ。夜の東京を走る一台のタクシーを舞台に、乗客たちの“心がふたたび動き始める瞬間”を描いていく。

本記事にはストーリーのネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。

ドラマ【ミッドナイトタクシー】キャスト相関図!古川琴音主演、豪華ゲストは?
本記事は夜ドラ「ミッドナイトタクシー」のキャスト・相関図と登場人物・役柄などをまとめていきます。夜ドラ「ミッドナイトタクシー」が6/1(月)スタート!注目の脚本家・兵藤るり氏(『マイダイアリー』『時す…
目次
  1. 【ミッドナイトタクシー】ネタバレあらすじを最終回まで全話紹介
    1. 第1週
      1. 第1話:時数制限の恋&運命の2人
      2. 第2話:2人の嘘と本音
      3. 第3話:子供を愛する時間を捨てた親
      4. 第4話:親子の再会
    2. 第2週:5話~8話
      1. 第5話:魔法使いの2人組
      2. 第6話:ミイラ取りがミイラに
      3. 第7話:八雲の夢、象子の才能
      4. 第8話:破れたお札
    3. 第3週:9話~12話
      1. 第9話:変化って幸せ?
      2. 第10話:変わらないでいること
      3. 第11話:変わることも悪くない
      4. 第12話:どんな姿の私も見つけくれる人
    4. 第4週:13話~16話
      1. 第13話:人の役に立ちたい
      2. 第14話:外の世界を知ること
      3. 第15話:社会の一員として居ていい
      4. 第16話:分かろうとする人がいないと…
    5. 第5週:17話~20話
      1. 第17話:2つの運命の出会い
      2. 第18話:畑中の違和感の正体は?
      3. 第19話:殺人犯で初恋の人
      4. 第20話:「好き」に当てはめる必要はない
    6. 第6週:21話~24話
      1. 第21話:僕のタイムマシン
      2. 第22話:人と人の関わり
      3. 第23話:幽霊の夫婦
      4. 第24話:働くことはガソリン
    7. 第7週:25話~28話
      1. 第25話:麗華が炎上
      2. 第26話:特別になるために生まれてきた
      3. 第27話:特別って何?
      4. 第28話:ふたりぼっちの片割れ
    8. 最終週(第8週)29話~
      1. 第29話
      2. 第30話
      3. 第31話
    9. 最終回(32話)
  2. 【ミッドナイトタクシー】原作・脚本・あらすじ
    1. 原作は?
    2. 脚本家は?
  3. 【ミッドナイトタクシー】最終回・結末はどうなる?
    1. 最終回結末は古川琴音が転職?
  4. まとめ

【ミッドナイトタクシー】ネタバレあらすじを最終回まで全話紹介

夜ドラ【ミッドナイトタクシー】のあらすじネタバレを最終回まで紹介します。解説や感想も加えていきます。

第1週

東京で深夜タクシーのハンドルを握る主人公・象子(しょうこ)(古川琴音)はミステリアスな雰囲気をまとったドライバー。彼女の車に乗った客は、心の殻を取り払われて素の本音を語り出す…。深夜の東京を舞台に繰り広げられるクスッと笑えてチルなヒューマンストーリー。

第1週の乗客ゲストは、中村蒼,久保田紗友,さとうほなみ,恒松祐里、板尾創路、小手伸也、山田真歩、萩原護。

第1話:時数制限の恋&運命の2人

象子の常連客の八雲(中村蒼)が女性・あいみ(久保田紗友)と同乗して、自宅マンションへ向かっている。2人は、出たカードの数字だけで愛を語る“字数制限の恋”のゲームをしている。数字で好きな部分を話した後、9が出たので「こんやはにがさない」と言うあいみ。8が出たので「ぼくもにがさない」と八雲。1が出て困っちるあいみ。八雲は一つになってみよう、とキザなことを言ってキスしようとするが…。到着してしまう。

「いつもいいところで」と八雲。象子は「いつも」と言っていいの?と疑問をはさむ。代金を支払いながら、話題は時数制限のゲームの話に。八雲は制限ある方が意外に伝えられるんだよ、という。

 次に乗車したのは女性2人組、桃(恒松祐里)とユキ(さとうほなみ)。2人は会ったその日に友人になったようだ。レストランでお一人様で誕生日ケーキを食べていた2人は、同じ生年月日で意気投合(?)したらしいが、ユキはどこか戸惑っている。2人は30歳のようだ。

車内にて、桃はユキの携帯の充電が切れるということで、レシート裏に連絡先を書いてユキに渡す。途中、気持ち悪くなったユキは停車してもらい、公衆トイレへ。ユキは自販機に水を買いに行く。その後、水をもらったユキはレシートを飲み込む。嘘を付いていて気持ち悪くなったというユキは、「30歳でなく42歳」と明かす。桃は驚く。(つづく)

<感想・解説>時数制限の恋がキザすぎて、見てて照れてしまいます。しかし、初回からレシート飲み込む!という意外性のある展開で、引き込まれました。何かユキの方は困惑してる感じだなあと思っていたら嘘をついてたんですね。実年齢だと恒松さんは1998年10月生まれで27歳。さとうさんは1989年8月生まれで36歳。9歳差なんですね。勘の鋭い人は、同い年の役にしては違和感あるなあと気づいていたかもしれませんね。私はボケッと見てたので年齢の嘘に気付かなかったです(笑)

第2話:2人の嘘と本音

桃はユキと運命の出会いをしたと思った。だが、嘘をつかれていた。昨日、誕生日なのは本当は。年齢は嘘。小さな子供はいなくて、結婚してない。二世帯住宅でなく、ただの実家暮らし。ユキは桃が本当のことを言わせてくれなかった、と彼女のせいにした。

タクシーが出発。桃は怒りがわいている。ユキは「干支一回りあると、友達になれませんか?」という。桃は年の差でなく、初対面で嘘をつく人は無理だと答える。それに矛盾している。連絡先交換を渋って、連絡先書いたレシート食べたのに…。ユキは「友達になりたかったから」という。
ユキは象子に何考えてるんですか?気づいてましたよね?と問う。象子は、ユキが目で嘘に気づいてと訴えていたのは分かった。今、考えているのは2人が食べていたのがイチゴのショートケーキでなく違うものだったらこのタクシーに乗っていたのか、ということ。

ユキは、イチゴという「時間」をあげてばかりの人生だったと話す。30手前で祖父が倒れて介護に時間をあげた。いいよ若いから動けるから、って。気づいたら40になってた。祖父が他界し、今度は母が膝を痛めて、もう40だからいいよ、面倒みるよ、と時間をあげた。嬉しくなかった42歳の誕生日、ひとりで誕生日ケーキを食べていると、桃が「30歳おめでとう」と祝われてイチゴをくれた。自分の時間が戻ったみたいで嬉しかった。

象子は不意に嘘をいうのでなく、制限時間内なら嘘を言っていい、というのを提案。人は制限されると意外に伝えられるものと聞いたから。(※これは八雲のアドバイスだ)。飴を舐め終わるまで嘘しかつけないゲームがスタート。2人は嘘をついていく。名前、出身地、年齢…。

象子は、蘭象子(あららぎ・しょうこ)と名乗り、アフリカ出身の30歳手前と紹介。実は本当だが、2人は嘘だと思っている。
最後は嘘の「人生」。ユキは理想の幸せを話す。大卒で会社に入り役職もついて大変だけどやりがいがある。同僚と結婚して幸せな日々。桃は20代で結婚して子どももいる友達がいるし、仕事と打ち込んできた友達もいて自分と比較してしまうけど、30代なんて怖くない!と嘘をつく。ユキも「怖くなんてない」と嘘をつく。やがて目的地に到着。

桃は「降りるよ。…教えてよ。30代怖くないって。そのために出会ったんだよ。」と言って、先に降りる。迷ったユキは降りて、彼女を追いかける。

ユキは飴を今らか舐める。ユキは平成8年(1996)年生まれで、6月8日で30になる。30歳まであと60日だ。

朝。退勤後、象子は行きつけの喫茶店へ。(つづく)

<感想・解説>2話で、桃とユキのパートが終了かな。本当は友達になりたいけど会話に合わせる感じで、嘘をついているうちに苦しくなってしまったユキ。嘘をつけない、いい人なんですね。いい人だから時間を家族に使ってしまったわけですけど…。一方、明るいギャル風な桃は、実は30代を迎えて不安でした。それを隠して明るく振る舞っていたのでしょう。劇中で言及はされてないけど誕生日ケーキをひとりで食べていたのも友人が子育てしてたり、仕事が多忙だったりしたのかなあ。2人は、嘘にまみれた本音の行き場を探しながら、あめ玉の時間にだけ許される“うその告白”を通して、距離を詰めていきました。視聴後の感じはとても不思議な、心地よさが残りました。良質な【短編小説】を呼んだ感覚です。
地上波連ドラって既視感あるもの多いですけど、本作は独自性があって、味わい深いですね。静かな作品なので、楽しい!面白い!って感じではなく、人を選ぶかもしれないですが、刺さる人には刺さると思います。少なくとも筆者は2話時点ですが心をつかまれました(笑)

第3話:子供を愛する時間を捨てた親

 象子は仕事終わりに喫茶『つかれしらず』に寄って、イチゴ定職を食べる。30歳目前だから人生を考えている象子。マスターの昼川 源(竹中直人)はたまには無理に考えるのもいいとアドバイス。年末の大掃除をすると意外なものを見つけたり探したりする。20代最後の大掃除をしてみたら?

自宅に戻った象子は、書籍『今夜ゾウに乗って』(著:真田鳩)を手に取る。、本には2016年6月8日のタクシー代のレシートが挟まっている。星和交通のだ。

夜。駅前。直之(板尾創路)が屋台で焼き芋を売っている。それを遠くから見ている祐実(山田真歩)と陽太(萩原護)。母と子のようだ。あしたデートだから帰ろうとるす陽太だが、自転車が盗まれた。焼き芋屋が移動した。祐実は陽太を連れてタクシーに乗る。運転手は象子だ。

探偵に頼んで、直之の行動は把握している。1か月、毎日ビビンバを食べにいっている。しかし今日は通り過ぎた。尾行がバレてるのか?40年ぶりの再会で、何を話すのか。直之は陽太の母方の祖父。祐実の生き別れた父だ。

祐実は直之に会ってひと言だけ言いたいことがある。なぜこのタイミングなのか。それは陽太に彼女が出来たのを祐実は知っていたから。1か月前から陽太はヒゲや鼻毛など身だしなみチェックしたり、豆乳を飲みだしたり色気づいていた。そういう息子を見て、祐実は嬉しかった。

祐実は2歳のときに父・直之と別れた。直之はそういう子供を愛する「時間」を捨てた。なにくそ!と思った祐実は探偵に頼んで調べた。陽太は象子に恋人ができて浮かれて話を聞かれたことが恥ずかしい。そこれこれも祖父のせいだ。窓を開けて、石焼き芋屋に「止まれ」と叫ぶ陽太。すると停車した。家に着いたのだ。

すると、父(小手伸也)が汗だくになりながら自転車で追いかけてきて…。タクシーに追いついた。象子は自分の鼻毛チェックをする。(つづく)

<感想・解説>

3話から乗客が変わりました。板尾創路さん演じる直之は、40年前に娘を捨てた人物。山田真歩さん演じる娘・祐実は息子がいるお母さんだし、いまごろ再会してどうなるのか?・・・と思っていたら、またも意外な終わり方をします。お父さん、何しに来たんでしょうね。小手伸也さんの汗だくの演技が面白かったです。そりゃ自転車と車ですからね、汗だくになりますよ。そして、小手さんの顔が必死すぎた(笑)。

第4話:親子の再会

賢一(小手伸也)は出張だったが新幹線1本早く帰れた。興信所の調査結果を賢一も読んでいた。家に帰っても誰もいなかった。車は車検に出してるので自転車で来た。テーブルに調査結果の最後にある、直之の自宅のページが置いてあった。いない間に会いに行くのだと思って、やってきた。

家から娘と孫が出てきた。孫が遊びに来てるからビビンバを食べにいかなかったのだろう。

象子は石焼き芋を買いにいく。直之は夜の街を支えてくれる人だからと無下にしなかった。余り物だからとタダでくれた。旬ではないので売れないが、仕留めるのがたまらない。声をかけて買ってくれたり、美味しいと言ってくれるときが快感だという直之。

賢一は陽太をタクシーに残して、祐実を連れて、直之の元へ向かう。象子は焼き芋を半分、陽太にあげた。陽太は冷静な象子が気になった。他人だから冷静だという象子。陽太はもし自分が生き別れの親と再会するとしたら?と質問。「さあ」と象子。

象子は、あしたの陽太のデートの健闘を祈る。やがて賢一と祐実がタクシーに戻って来た。もういいようだ。タクシーが出発する。

その後、象子はテレビ局に弥生(和久井映見)を迎えにいく。「無理」が口癖なので「ムリさん」と呼ぶ象子。象子はムリさんが私のお母さんと会ったのはいつ?と質問。象子が捨てられた時と同じだった。母に会いたいのとは違う。どこで夜空を眺めてるのかと思うことがあっただけ…。

朝。象子は喫茶『つかれしらず』に行き、石焼き芋ビビンバを注文。昼川は創作してくれた。象子は探し物を探すための大掃除をすると決断。昼川は大掃除の注意事項として、あまりにキレイにすると嫌なものも見えてしまうという。(つづく)

<感想・解説>

象子はお母さんに捨てられて、伯母の弥生さんに育てられたのですね。会いたいとは違うけど、どこでどうしているのか知りたいって、微妙で複雑な思いが伝わって来て、とても心に沁みます。

祐実は親に会って、どんな話をしたのでしょうか。そこを描かず、タクシーに戻って来た時のホッとしてるような、何とも言えない空気感、表情で悟らせるような、抑制の効いた演出が粋です。ドラマチックすぎないのが心地いいですね。

第2週:5話~8話

第2週の乗客には魔法使いの若者のほか、常連客の八雲(中村蒼)も再登場。

第5話:魔法使いの2人組

象子は「大掃除 どうするべきか わからない」と書く。一句読めた。

テレビ局前。弥生(和久井映見)に連れられて、女優の麗華(伊藤万理華)がタクシーに乗ってくる。仕事がある弥生は局に戻った。麗華はインコのよもぎを持参していた。

麗華は象子のメモを見る。30歳までにしたいことなら夢とか野望を見つけるといいとアドバイスする麗華。

麗華の夢は鶴を飼いたい。北欧では不吉といわれている、という象子。

30歳まであと56日。

ホウキをタクシーに乗せる男2人組、拓海(薮宏太)と大介(吉村界人)。彼らは魔法使いだという。パクチーは記憶を消すクスリに似ている。2年間ワーホリに来ていて、今日が最後の日なので人間界ロスになってるようだ。象子は宇宙人を乗せたこともあるので、魔法使いだろうが驚かない。

拓海は最近、人間がホウキで飛ぶ魔法使いを見たことない理由を話す。大介の開発で、ホウキに人間だけに見えないようスケルトン機能がついたという。

目的地の曙(あけぼの)駅に到着。拓海はアイドルになるという夢を見つけたから魔法界に帰りたくないと言い出して…。(つづく)

<感想・解説>

本物(?)の魔法使いが登場するのも驚きですけど、象子が驚いてないのもシュールでした。宇宙人を乗せたことがあって、しかもお金がなかったから警察に捕まえてもらったというの、にわかには信じられない話でした。まあ、この世界観ならあるのかな(笑)

第6話:ミイラ取りがミイラに

駅に到着したが、拓海と大介は言い争っている。32歳なのに夢なんておかしい、と拓海。探し物探してるだけで終わったんじゃないか?と大介。拓海は夢なんてなくて来た。

魔法界の家族や幼なじみの俺はどうするんだ? 俺は絶対に薬を飲まないという拓海。あの時も言ってたと大介。

象子が会話に割って入ると、あと3分待つことに。スマホでタイムを計る象子。

魔法界では、拓海は夢があった。ほうきのレーサーを目指していた。大介の試作品で挑んだが、高校最後の大会で事故った。みんな薬を飲ませようとした。拓海は俺は薬を飲みたくない、大介と2人で優勝しようとした思いを忘れたくないと言っていた。でも未成年だったから、大人の判断で薬を飲んだ。なかなか記憶が消えなくて、大量に飲まされた。でも大介は覚えている。自分への罰だからだ。

友達のことが心配でワーホリについてきたが、楽しくて夢も見つけた。ミイラ取りがミイラになる状態だ。

3分たった。拓海が降りた。魔法界にはハリポタのロケ地で1番人気なのが、「9と4分の3番線」みたいに行けるという。拓海は「夢って何ですか」と問う。象子は「さあ」と言いつつ、知人が鶴を飼いたいと語っていた話をする。魔法界の鶴は幸も不幸なく、ただの鶴だという。

大介はほうきの特許で大金をもっていた。そんな時、弥生から電話がきた。象子は弥生をタクシーに乗せる。弥生は芸能事務所社長なので、大介に歌わせたり、ダンスをさせる。「才能ない。やめなさい」とバッサリいう弥生。拓海の笑い声が聞こえてきた。

0時過ぎてるので、魔法の力がなくなった。2人は抱きしめ合う。弥生は意味が分からない。ここで大介もタクシーを降りる。

大介はパクチー使った面白い料理の店について質問。象子の答えは・・・。

象子は、夢って人を狂わせる?と問う。弥生は「生き物なんて皆もともと狂ってる」という。夢を持つのがカッコイイとか一生懸命生きてるだけで十分とか言わない。生きるのはシビアだ。

朝。象子は喫茶『つかれしらず』でパクチーの面白い料理を頼む。ホウキを持ってきた男2人組も同じものを頼んだという。美味しかったので店の前をホウキで掃除してくれたそうだ。(つづく)

<感想・解説>

第5話・6話は、魔法使い2人の友情ストーリーでした。魔法界に帰れなくなったけど、幼なじみで親友といっしょなら人間界で生きていけることでしょう。きっと…。

第7話:八雲の夢、象子の才能

象子は、昼川から鶴は動物園を作らないと飼えないし、年間4千万はかかると聞く。麗華は諦めるどころか、逆に燃えるタイプだ。

昼川は象子に絵の才能があるというが、象子はそう思っていない。帰り道、ストリートピアノならぬストリートシャッターを見つけた。絵の具とともに「ご自由にどうぞ」とある。家に戻った象子は一度キャンバススタンドを見つめるが、ベッドに入って眠る。

30歳まであとあと53日。

夜。象子は、柴崎八雲(中村 蒼 )を倉庫の裏にまで送る。すぐ終わるからと言われ、待機する象子。倉庫の裏では、あいみ(久保田紗友)とヒロシ(阿佐辰美)が待っていた。人の女に手を出したというやつで、八雲はお金を渡した。

つっかかるヒロシ。お酒飲めないからコーラ一緒に飲んだだけだという八雲。ヒロシは八雲を殴ってチャラにした(お金は取った)。

タクシーに戻った。象子は美人局だという。八雲は僕が人妻に手を出しただけ、というか本当にコーラ飲んだだけ、という。あいみが八雲の部屋に入ったとき、靴を脱ぎ散らかした。それを見た時、愛を捧げられないと思ったという。

タクシーが発車。八雲は象子をミス・ミステリアスを短縮して、ミスミスと呼び出す。毎回違う女を連れて来ても何も突っ込まないからミスミスだ。八雲が象子を毎回指名している理由も、突っ込まないからだ。

八雲は「愛を探している。愛を見つけるのが夢」と語る。象子は「愛されたことないから?」という。図星な八雲。

その後、タクシーを停車していると、ストリートシャッターにナオ(莉子)がやってきた。目が合ったので、発車させる象子。

翌朝。シャッターに絵が描かれ、そばにあの女性が寝ていた。ナオは目を覚まし「疲れた。バトンタッチ!」と声をかける。象子はイラストを描いていく。(つづく)

<感想・解説>

象子には絵の才能があるんですね。でも、どうして描くのをやめてしまったのでしょうか。ナオとの出会いで動き出した感じですが・・・。そして、女にだらしない八雲が実はピュアで、愛を探しているというのも意外でした。見つかるといいですが・・・。愛って見つけるというか、育む感じだと思うんだけどなあ。

第8話:破れたお札

象子は絵を描くと心の一部を失うような疲れを感じる。ナオ(莉子)は宿泊費を払うから一晩ならぬ一昼、泊めてほしいと頼んだ。承諾した象子。莉子は靴をちゃんと揃える人だった。

ナオはカップラーメンを出して、象子と一緒に食べる。象子は名前を明かし、象みたいに優しい目の子になってほしいと母がつけてくれたという。

ナオはなぜ泊めてくれたのか?と問う。象子は絵を描いて疲れてたから、いつもはしないことをしたという。

2人はゆっくり眠った。・・・・ナオが「私たちバズった」と、象子に言って起こす。シャッターに描いた絵をSNSに投稿したらバズったのだ。絵で有名になった食べていく夢をつかむきっかけをつかんだ、と興奮するナオ。しかし象子にとって絵を描くことはウインクや耳を動かせる程度のことだ。これで天下を取ろうとは思わない。

ナオは連絡先を知りたかったが、象子は「あなた一人で描いたことでいい」と言い、連絡先も教えなかった。ナオは象子を「臆病」呼ばわりし、「私は(夢を)つかむから」と言い残して、1万円札を置いて去った。お札は破れかけていた。

30歳まであと50日。

後日。象子が会社に出勤すると、ナオが待ち構えていた。タクシー運転手だとは紹介したが、会社名は教えなかったのに、なぜ? ナオは名前が特徴的だったからタクシー会社に片っ端から当たったらしい。

ナオはJPMテレビの夕方の情報番組から、ストリートシャッターについて取材依頼が来ているという。ナオは「アーティストユニットとして一緒に出よう」と誘う。象子は断った。出演するということは2人で絵を描いていくことになる。昨日せっかくの休日だったのにほぼ寝てしまった象子。それほど疲れたのだ。創作の反動が起きるのも嫌だ。

象子は破れた1万円札をナオに返した。ナオの財布の中には3万円入っていて、ナオは無意識に破れたお札を渡した。それしか敬意を払えない。象子は「あなたと人生を共にすることはできません」と断った。その上で象子は、ナオはひとりで絵を完成しただろうし、ナオが玄関で靴をそろえていたことも知ってるから「大丈夫だよ」と励ました。

夜。象子がタクシーで、テレビ局に麗華(伊藤万理華)を迎えに行く。そしてシャッターの絵を見に行く。そして鶴を飼いたいなら動物園を作ることだと伝える。麗華は乗り気だ。象子は園内のどこかに絵を描きたいと話す。人も動物も生き生きとするような絵だ…。それが象子の夢だ。(つづく)

<感想・解説>

テレビの取材なんて言われたら喜んで、舞い上がりそうなところですが…。象子は冷静に断りましたね。とても芯があるというか、軸があるというか。いや、本当に絵を描くことのデメリットというか反動も大きいのかもしれませんね。そして、動物園に絵を描く・・・ささやかな夢もできた象子。はたして30歳までに実現できるのでしょうか。今後の乗客との関係も楽しみです。

第3週:9話~12話

第3週の乗客には、怪しい水を売るセールスマン(シソンヌじろう)のほか、伯母の弥生(和久井映見)や常連客の八雲(中村蒼)、そして麗華(伊藤万理華)も再登場。

第9話:変化って幸せ?

30歳まであと47日。象子は、亀村(シソンヌじろう)は大竹(池田鉄洋)から残りの水22本を、このあと目が合った人に売って来い、と指示される。できなければクビだという。

亀村は象子のタクシーに乗り、象子に『変化の水』についてセールストークする。マイナス20歳を演出できるし、筋肉美の変化も起きるという亀村。さらに、内面も変化するという。

象子は「変化って幸せなんですか」と質問。あの店、昔と変わってないね…など、変わってないことに幸せを感じることもあるのに。

亀村は大竹から電話で「価値を作れ」「どんな手を使っても売れ」と背中を押されて…。(つづく)

第10話:変わらないでいること

亀村はライターで放火するぞ!と脅して売りつけようと妄想するのだが、できなかった。焼肉屋についた。料金を支払い、水を車内に置いたまま、タクシーを待機させる。

亀村は焼肉店にいる大竹社長に会う。亀村はすでにクビを受け入れていた。変わりたかった。だが変われなかった。大竹はクビになった方がいいと言う。亀村はカルビを焼くのだけはうまかった。亀村の焼いたカルビをおいしそうに食べる大竹。売れ残りの水は退職金のおまけとしてもらった。

亀村はタクシーに戻った。クビになったことを伝える。そして「変化って幸せなんですか」という質問に答える。変わったことがないので分からない、と。象子はなぜ変わりたいのか問う。亀村はそこに幸せがあると思っていたからという。象子は幸せとは何か?と問う。焼き肉の匂いがつかないような高い焼肉屋に好きなときにいけるのが幸せだという亀村。

亀村は無料で『変化の水』22本全部を象子にプレゼントした。1本450円の水だ。世界では1本600万の水もあるが…。亀村はタクシーを降りて、昔住んで町にいってみるという。

朝。象子は『変化の水』で洗車した。変化したという客は、自分の体が大事だからその水を飲んだ。象子にとって大事なのは車だった。

仕事終わり。喫茶『つかれしらず』に行き、焼肉定食と『変化の水』を使ってのデザートを頼んだ。昼川源(竹中直人)は変わることを諦めたという。象子は変わらないでいることの方がしっくりくる。でも、どうしてだろう。(つづく)

第11話:変わることも悪くない

帰宅した象子は写真を見て回想する。弥生(和久井映見)が12歳の誕生日を迎えた象子の記念写真を撮ってくれた。そして弥生は私の行きつけの表参道の美容室でイメチェンしたら?と勧めてくれた。象子は変わりたくない、変わるとお母さんが見つけられなくなるから、と言った…。

弥生は象子に、明日の22時にTNNまで迎えに来てほしいと連絡する。象子はその時、写真を返すという。余計なことを思い出したという象子。弥生は今、表参道でなく銀座の美容室に通っているという。象子は今だに母に見つけてほしいのかな?と自分の気持ちが分からない。弥生は「とことん迷いな」と言った。

30歳まであと45日。

八雲が歩いて10分のジムのために象子を指名してタクシーに乗車。去り際、八雲は「変わるって楽しいよ」と言い残す。でもジムのポスターに書いてあるキャッチコピーと同じだと気づいた象子は「受け売りかよ」と、つぶやいた。

都立瑞穂台高校・83回生同窓会、会場にて。大竹がトイレで太田に「久しぶり」と笑顔で声をかける。しかし、そっけない態度の太田。その後、ロビーで結城双葉(奥貫薫)に声をかける。靴ずれして困っていた。大竹はスリッパを持ってくる。「絆創膏とかじゃないんだ」と苦笑する双葉だが、ありがたくスリッパを受け取る。大竹は、疲れたという双葉を送っていくことにする。

大竹と双葉が乗車したのは象子のタクシー。双葉は校舎が新しくなった母校を見たいと言い、寄ることになった。2人は初めて同窓会にきた。人生100年の折り返しの50歳。そんなに生きたのだから行ってみてもいいか、と大竹は思ったという。

双葉は二子玉川住まい。大竹は新宿住まい。双葉は変な商売しているか疑った。大竹はウォーターサーバーなどを売っていると説明。双葉はこの前1本450円する『変化の水』を買ったという。怪しいもの好きな双葉は、怪しいからこそ買った。双葉の元旦那は、元俳優でブログで稼いでいる、妙に肌ツヤがイイ人だという。

高校に到着。大竹と双葉は、校門の外から校舎を見る。変わっていた。双葉は「少し寂しい」という。大竹は「変わっても悪いことではない」という。双葉は「キスしてくれない?」と迫る。(つづく)

第12話:どんな姿の私も見つけくれる人

双葉は「キスしてくれない?」と迫る。大竹はくしゃみをしてムードが台無しに。キスはお預けとなり、待たせているタクシーに戻る。すると男(遠山俊也)が大竹にぶつかってくる。男は酒田という名前で、『変化の水』の購入者。妻が藁をもすがる思いで買ったのに効果がなくて、恨みを持っていた。

大竹は双葉を逃がして、タクシーに戻らせる。タクシーに戻った双葉は、せき込んで、何かの薬を飲んだ。双葉は「私の人生っていつもこう。間が悪い。結局最後まで。」ともらす。

酒田は、大竹のことを調べていた。大竹は高校時代は透明人間と呼ばれ、友達はひとりもいなかったという。大竹がタクシーに戻って来た。

タクシーが出発。双葉は私の嘘に気づいても、騙されたふりをしてほしいという。

双葉は高校時代、上履きを隠されて困っていた時、大竹が真冬なのにビーチサンダルを貸してくれたことを振り返る。大竹もよく隠されたから持っていたという。

大竹は「なんであの水、買ったの?」と尋ねる。双葉は「怪しいのが好きだから」と言い張った。(嘘?)

二子玉川で、双葉が降りた。少し歩いた後、双葉はせき込んで、しゃがみこんだ。大竹は降りようとするが、<騙されたふり>の意図に気づいて降りれない。象子がお釣りを渡しそびれたからと言い、大竹に携帯をいじるよう指示して、ひとりで双葉のもとに駆け寄った。

象子は「あっちですか」と指さす。そこには清寿医科大学付属病院という看板がある。象子は、大竹が携帯をいじってるから(バレない)と言い、双葉を支えながら一緒に歩いた。

そのころ、大竹はたしかに携帯を持っていた。だが、画面のスイッチは入っていない。

双葉は今日の同窓会が楽しかった、というより「幸せだった」と話す。高校時代、ぽっちゃりしていて、久しぶりに会ったみんなからは「気付かなかった」「痩せてキレイになったね」と言われた。実際は病気のせいなのに。大竹は何も言わずに、態度にも出さないで、ただ私を見つけてくれた。それが幸せだった…。

象子は双葉を病院に送り届け、タクシーに戻る。大竹は回想する。酒田は、謝ってくれればいい、あなたは惨めだと言った。

象子は双葉が、大竹と過ごして幸せだったと話す。大竹は心残りになるから言わないでくれ、と涙ぐむ。ふと、車内に『変化の水』があることに気づいた大竹は、亀村が最後に売ろうとして売れなかった「まともな人」が象子だと気づく。

その後、象子はテレビ局に行き、麗華と弥生を乗せる。象子は写真を返す。そして「迷い終わった。変わっても変わらなくてもどっちでもいい」という象子。弥生は、どんな姿でいても象子を大事に思ってくれてる人はきっと見つけてくれるはずだという。迷い終わったので、お寿司に行くことにした2人。麗華はいい空気を感じとり、3人で記念撮影する。タクシーが出発する。(つづく)

<感想・解説>

第3週は、すごく質が高いストーリーになっていて、良い短編小説を読んだような満足感。じろうさんの哀愁のあるサラリーマンがいいですね。そして池田鉄洋さん演じる大竹も悪い人なんだけど、事情もあって、そして淡い恋もあって、良かったですよ。

てか、切なかったですね。怪しいもの好きだという嘘をついたまま、入院中の病院に戻っていった双葉が・・・。それに気づいたのに、タクシーを降りて駆け寄らない優しさをみせる大竹が・・・。2人のかなわない恋が・・・。別れ際「今度気が向いたら焼き肉を一緒に食べよう」という約束(?)をしていましたが、きっと果たされないでしょう。そんな病状ではないのでしょう。切ない。でもそういう約束をできるのが支えになるのかも。しかしまあ、外出したあと自力で歩けなくなるくらいなのに、よく外出の許可が出たなとツッコミしたくもなりますが・・・。それは野暮か。

個人的には、大竹と双葉の続きを妄想してしまいます。騙されたふり、つまり優しい嘘をついたままの終わり方は切ないし、キレイに終わっているのですが・・・。人を騙していた大竹が、「水」にすがった双葉に触れたことで詐欺まがいの仕事に後悔して改心し、まっとうに生きることに・・・。そしてもう騙されたふりをしないで、双葉を看取るまで寄り添う、とかの続きはどうでしょうか。まあ、本編の終わり方でキレイにしまってるんですけどね。あくまで妄想です(笑)。

第4週:13話~16話

第4週の乗客には、なぞめいた賞状筒を残して去っていった乗客(礼真琴)らが登場。

第13話:人の役に立ちたい

乗客(礼真琴)が謎めいた賞状筒を残して去っていった。「中は見ないで。捨てておいてください」と付箋が貼ってあったため、象子は困った。

30歳まであと36日。

賞状筒をを見た同僚のドライバー・平良芽衣(小林桃子)は、開けたがった。芽衣は我慢できず玉手箱を開けておばあちゃんになってしまうタイプだ。象子は芽衣に断って、賞状筒をロッカーにしまう。

その後、昼川に筒状の食べ物をオーダーして、食べた象子。昼川は象子に、休みの日にバイトして欲しいと頼む。年の離れた友人と出かけたいらしい。象子は休みの日は休みたいと断った。

は、不調で欠勤した同僚を気遣って彼女の元へと向かう象子だったが、思わぬ反応をされて悶々とすることに…

自宅にて、眠ろうとしていた象子は、芽衣から連絡を受けて3丁目のコンビニに駆けつける。芽衣は面倒くさいおじさん客に「コロナじゃないのに。顔を見せてよ」と、しつこく言われたので、仕方なくマスクを取った。芽衣の頬には痣があった。芽衣の手は震えていた。そっと芽衣の手を握る象子。

象子も似た経験はたくさんあるし、今でも乗客が怖い。芽衣は人の役に立ちたいからタクシードライバーを始めた。ありがとうを感じられたら幸せだから。でもただの承認欲求で、甘ったるい。そう自己卑下する芽衣。

芽衣は象子が人の役に立ちたいという価値観で生きてないから「人間味はないが、人間にいちばん向いている」と羨ましがった。

その後。象子は人の役に立ってみようと思い立ち、昼川のバイトを引き受ける。しかし、昼川の連れてきた友達はロボットで…。(つづく)

第14話:外の世界を知ること

今回は夜の乗客でなく、昼の乗客。昼川源(竹中直人)が依頼した昼の運転手バイトを引き受けた象子だったが、乗ってきたのは人間ではなく小さなロボットだった。矢野陽斗(兵頭功海)が遠隔操作しているらしい。

昼川は昔タクシー運転手だった。昼川が象子をスカウトした。そういう関係性だと陽斗に紹介する。陽斗は病気で生まれた時から寝たきりだという。だが、それを聞いても象子は普通にしていた。そんな象子を陽斗は気に入った。

3人はゲームセンターへ。ワニ叩きゲーム、クレーンゲーム…。昼川は下手だが、象子は上手かった。象子は陽斗が昼川を操っているのに腹が立った象子。象子が陽斗への怒りを原動力に人形を取っても、陽斗は「自分で取りたかった」と嘆く。

若い男女がいた。男が女の二の腕を触って、白玉みたいな柔らかさだとイチャイチャしていた。陽斗は野生のイチャイチャを初めて見て興奮。しかし、自分には一生出来ない。外の世界を知ることは残酷だ。

陽斗の自宅に戻る。昼川は初めて陽斗と対面した。友達が来るのは初めてのことで、陽斗は緊張していた。陽斗は孤独だった。でも、「孤独の方が人間として味が出る」という昼川。陽斗は、あんな風に怒った象子も味があるからきっと孤独だったんだろうと思う。

象子は店のキッチンを借りに行く。その後、象子が陽斗に会いに行き、二の腕=白玉を差し出す。(つづく)

第15話:社会の一員として居ていい

象子は白玉を作って、陽斗のもとを訪れた。陽斗の手の甲に白玉をつけると、陽斗は興奮した。象子はこの行動を偽善だと思った。

象子は人の役に立ちたいかどうか尋ねる。陽斗は考えたことなかった。けれど象子に言われて、人の役に立ちたいかもと思った。どうしてか。「自分も社会の一員として居ていいんだって思える気がするから。…働いてみようかな」と、陽斗。分身ロボットでも働けるカフェがあるから、そこで働いて理想の二の腕にで会いたいという。

陽斗は「今日はありがとう」と象子に感謝した。家に戻った象子は、ありがとうと言われたことをかみしめる。

休み明け。象子が出勤すると、同僚のドライバー・平良芽衣(小林桃子)が不調で欠勤していると知る。

30歳まであと32日。

コンビニにいる、と芽衣に連絡した象子。やがて、芽衣がやってきた。芽衣は仕事を辞めようと思っていないが、気持ちの整理がまだついてないという。象子は辞めてもいいと言いつつ、なんの非もないのに芽衣の人の役に立ちたい気持ちが否定されたのが悔しい、と伝える。

芽衣は、先輩に優しくされるほど自分の弱さを思い知らされてつらい、と言った。先輩のような完璧な人は離れたところで見てくれてるだけでいい、という芽衣。

同僚に思わぬ反応をされた象子は、悶々とすることに…。その後、テレビ局で乗せた麗華(伊藤万理華)に話をふられても何も返せない象子。麗華は象子の元気がないと気づき、電車が通る高架下に行き先を変更。2人は大声を出す。象子は「わたしは完璧じゃない!」と叫ぶ。すると、2人は女性が川に入っていくところに出くわして…。(つづく)

第16話:分かろうとする人がいないと…

川へ入水しようとしていた女性(礼真琴)を助け上げた象子が、一緒にいた麗華(伊藤万理華)にそそのかされて、3人で銭湯に行くことに…

30才まであと、32日。

象子は女優である麗華を銭湯に連れて行くことに難色を示す。すると、泥酔していた女性・つばさ(礼真琴)が目覚めた。結局、3人は銭湯に行った。

つばさは筒の中身は感謝状だと明かす。高校生の時、川で死のうとしているおじさんを助けたことがあって、その感謝状だった。勉強も運動もそんなに出来なかったから、嬉しかった。でも社会に出て今は死のうとしたおじさんの気持ちがわかる。捨てるに捨てれないから置いていった。巻き込んだことを謝るつばさ。

麗華はサインを書いたり、握手をしたりしている。つばさは麗華がみんなを笑顔にさせているので、本当の意味で人の役に立っていると思う。

象子は死のうと思う人の気持ちを分かろうとする人はそんなにいない、分かろうとするのは偽善かもしれないが、分かろうとする人がいなくなると世界は終わる、と話す。それに、麗華にも彼女なりの孤独がある。

家に帰った象子は、銭湯でもらった野菜やルーでカレーを作った。象子は、ノルウェー・オスロにて、母にカレーを作ったことを思い出す。

弥生(和久井映見)は象子に電話してきて、麗華と銭湯に行ったことを責めた。

その後、出勤してきた芽衣に、象子は私は完璧じゃないと伝える。芽衣は「知ってる」と答える。そんな中、つばさが筒を取りにきた。(つづく)

今週は感想が難しい週です。人間の複雑さ、難しさを感じました。そんな中、「孤独は人間としての味が出る」「分かろうとする人がいなくなると世界が終わる」という言葉が印象的でした。芽衣が象子の善意を否定したことで、人に寄り添うことって難しいな、面倒だな、とも感じた週です…。でも、象子が陽斗やつばさを分かろうとしてくれたことは、役に立ったと感じました。難しいけれど、分かろうとすることを諦めるのはダメですよね、きっと。そんな世界は嫌だし…。そんなことを考えてしまう週でした。

第5週:17話~20話

第17話:2つの運命の出会い

第17話では、銭湯に行ったことを弥生(和久井映見)からこっぴどく叱られた麗華(伊藤万理華)が降車後、意外な人物と恋に落ち、象子にも思わぬ男性との再会が訪れる。

麗華が出会った意外な人物とは、柴崎八雲(中村蒼)。象子に自宅マンションまで送ってもらい、降りた後のこと。ブロッコリーを持っていた八雲が通りかかって転びかけた麗華をブロッコリーを放り出して助けてくれた。

くしくも麗華の出演する恋愛ドラマ【恋が何味かなんて わたしたちは考えもしなかった】が、男性とブロッコリーをきっかけにして出会うというものだった。これは運命なのか?!目がハートになっている麗華は「こうじ?」と一言。ドラマの相手役の名前だ。

八雲は「役所ですか? 俳優さんみたいって言われることはたまにあるんですけど。役所広司に似てるって言われたのは初めてだな。筋トレで渋みが出てきたか…。嬉しいです。」という。

そのころ、車内では弥生が嫌な予感を覚えていた。

仕事中、スーパー(?)の前のベンチで休憩していた象子は思わぬ男性と再会する。畑中(佐久間悠)という高校時代の同級生だ。当時、象子が自分は象の子だと打ち明けると、畑中も(自分は)「将来、人を殺すかもしれない。」と秘密を教えてくれた。

現在。畑中は「人を殺した」と物騒なことを象子に明かして…。(つづく)

第18話:畑中の違和感の正体は?

象子はスーパーの前で再会した高校時代の同級生・畑中(佐久間悠)から「人を殺したから」と明かされる。しかし「なんてね」と笑う畑中。彼はストリートミュージシャンがいるところまで乗せてほしいという。

畑中を乗せた象子は、彼の不穏な発言に違和感を覚えながらも、青春時代を振り返る様子が描かれていく…。

畑中は「俺は蘭さんのこと好きだった」という。でも動揺しない象子。畑中は、蘭さんはそういう人だったという。象子は、畑中がもっと言いたいことが言えない人だったのに違う人みたいに感じていた。

高校時代。畑中と象子は2人で占いをすることになり、よく当たると噂になって、お金儲けを一瞬だけできた。しかし先生にバレてしまい、明日お金を取り上げられる前に使いきることに。2人で、畑中が親に禁止されてる甘い飲み物を飲んだ。次は象子が行きたい場所、カラオケボックスへ。石原裕次郎の曲を歌った。その後、ファミレスへ。

象子は石原裕次郎が好きなのでなく、銀座が好きだという。初めて日本に来たときに最初に寄ったのが夜の銀座だから。象子はアフリカに生まれて、育った。父の葬式に出るために日本に帰って来て、銀座のデパートに喪服を買いに行った。銀座のまぶしさ、うるささが新鮮で楽しかった。ノルウェーでも暮らしていた象子は、1年のうち2カ月、極夜といって1日中暗い日々だったという。

畑中は肉じゃがが美味しいかどうかが、母かどうか、重要らしい。象子はアフリカで暮らしていた時の母は産みの親だが料理はしないという。今いっしょの母の肉じゃがは美味しい(弥生さん?)。

残り2万5千円ほどになった。象子はファミレスにあった募金箱に入れた。子どもたちのご飯募金だ。

翌日、2人は先生に怒られて、占いはやめた。

現在。タクシーの車内にて。畑中は「どうする?俺が本当に人を殺してたら?」と問う。ストリートミュージシャンがいる場所へ到着。畑中は「俺の夢、覚えてる?」と問う。

回想。畑中は医学部に受かった。卒業式にみんな向かった頃、教室でひとりでいる象子。そこに畑中が現れて、「俺の夢は医者になって一人でも多くの人を救うこと」と語る。人を殺すという秘密は、象子に興味を持ってもらうためのハッタリだったという畑中。

現在。畑中はかなえた夢の中で人を殺した、患者を死なせたと明かす。(つづく)

第19話:殺人犯で初恋の人

畑中(佐久間悠)は患者を死なせたと明かした。その人の最後の想いが書かれた紙を取り出した畑中。

「退院したらやりたいことリスト」↓

  • 仕事帰りにコンビニで晩酌したい。
  • ストリートミュージシャンにちょっと多めにお金をあげて驚かせたい。
  • Lサイズのポップコーンを食べながら映画館で1日中映画を見たい。
  • 電車に乗って特に目的もなく、遠くまで行きたい。
  • ラーメン屋でにんにくマシマシを頼んで「今日だけはいいよな」って思いたい。

償いの気持ちでやっていたら象子に再会したという畑中。来週、裁判があるから裁判所まで送ってほしいと頼む。象子は客でなく畑中として言っているなら乗せられないと拒否。畑中は殺人犯で初恋の人を乗せるのは嫌か?と苦笑する。象子は畑中について、初恋の人かどうか分からないという。

畑中は降りて、ストリートミュージシャンのところに行き、財布を取り出す。お札がなかったので牛丼無料券5枚セットを差し出す。しかしミュージシャンから「肉を食べない」と断わられてしまう。何も渡せず立ち去る畑中の丸まった背中はどこか寂し気だ…。

畑中の事を気に掛けながらも夜の街を流す象子の前に、行き倒れたように路肩に寝ている初老の女性・ちひろ(筒井真理子)が現れて、彼女を介助することに。

ちひろは象子を見て「ミチさん?ミチさんだ」と言った。ミチに会いに行こうとして迷って転んでしまったという。ミチさんの家に泊めてもらうというちひろ。象子は彼女が持っていた地図を頼りに、その場所に送り届けることに。

象子は彼女と話を合わせる。ちひろはミチと高校卒業して以来、5年ぶりの再会だという(23才の設定?!)。ちひろは喫茶店で働いていると話す。授業中に当てられて汗びっしょりなのに接客をしているから驚くでしょ?ミチが好きなクリームソーダを見ると、ミチを思い出すから働いたという。しかし店の場所は教えられない。クリームソーダでミチを思い出す距離感がいいようだ。

ちひろはミチだと思っている象子に、なぜタクシー運転手になったのかと問う。「今夜ゾウに乗って」(著者;真田鳩)という本が家に届いて、レシートが挟まっていた。それは書店のものでなくタクシーのレシートだった。本を送ってきた人のことが分かるかと思い、タクシー会社に行った。そこで昼川源(竹中直人)に運転手にならないか?と誘われた。と、経緯を話す。

象子がタクシー運転手になった理由が判明。でも謎が深まりますね。真田鳩の本を送ってきたのは誰なのか。本のことを尋ねてきた象子を、昼川が運転手に誘った理由は?

地図の場所に到着。「ウソよ」と動揺する女性。近くにはドレスが飾ってある店があった。女性は「明日結婚するからミチに会いに来たのにひどいわ」と取り乱す。

第20話:「好き」に当てはめる必要はない

象子は路肩に倒れていた女性・ちひろ(筒井真理子)を乗せて、ちひろが持っていた地図を頼りに目的地に到達する。だが、そこで象子はちひろの青春時代の忘れ物を垣間見ることになる…。

息子の鎌田が母ちひろを迎えにきた。ちひろは23才のときに結婚したが、そのときに戻っているという。象子はちひろと2人で話す時間をもらう。この時、初めて「ちひろ」という名前を鎌田から聞いた。

象子は「ちひろさん、すぐ怒るから」と話しかける。「自分の家に帰るのに地図を見る人がいてもいいと思います」という象子。

ちひろは、ミチと同じクラスになって初めて話しかけてくれた時すごく嬉しかったという。仲良くなって、はしゃいで先生に怒られることもあった。卒業式の時、別れるのがすごく寂しくて悲しかった。でも、あえて「またね」と言わなかった。ミチへの想いを知るのが怖かったから。

ちひろは「好きとかそういう言葉に、当てはめる必要なんてないのよね。心に残る大事な人。それだけで十分なの。どうしても伝えたくて」という。象子は「ちひろさんにはたくさんの幸せが待っている」と伝えた。

象子はちひろから地図をもらった。いつか自分の家に。自分の居場所に星をつけたいと思う象子。

その後、象子はファミレスで待機。そして畑中が出てきたところを発見し、声をかける。何となくいる気がしたという象子。畑中はステーキを食べていたという。店内には麗華と八雲がいた。八雲は「ミスミス、恋してんじゃん」という。

象子は「恋か分からないけど、畑中君は私にとって大事な人だった。ひとつだけ約束して。人を殺したことに逃げないで、誰かを救って」と伝える。

畑中は「キレイに終わりすぎて、もう会えないよ。俺たちらしいか」とほほ笑む。

畑中は象子のタクシーに乗らずに帰った。象子は「ジュレルグミ 魅惑の初恋味」を食べる。酸っぱかった。

帰宅した象子は、地図を壁に貼る。

弥生はFMラジオの作品「今夜ゾウに乗って」(原作;真田鳩)の台本を手にしている。(つづく)

第5週は、象子の初恋相手が登場。さらに、謎の女性・ちひろのエピソードも絡み、リンクしてくる意外な展開になっていきました。リンクというか、象子の背中を押すことになっていく展開でした。恋かどうか分からないけど「大事な人」。とても甘酸っぱい関係でした。

第5週ラスト、「今夜ゾウに乗って」がラジオドラマ化するようです。弥生さんは原作者のことを何か知っているのでしょうか。まさか象子の母のペンネームとか? 気になりますね。

第6週:21話~24話

今週の乗客にはあることが原因でたった5分間でさえ車に乗っていることができなくなってしまった乗客(鈴木浩介)や、死後の世界からやってきた夫婦(三宅弘城・西田尚美)が乗車する。

第21話:僕のタイムマシン

イシカワ(鈴木浩介)が雨宿りしている男女に傘を無料で配った。男女はそれぞれ傘をさして、別々に歩いて行く。(いい雰囲気になるところを邪魔した?)

象子は上司から雑誌のインタビューを頼まれる。30才の女性のキャリア特集だ。あと13日で30だが、発売されるころには30になる。受けるか迷っている象子。

八雲と麗華はファミレスで密会している。脂質や糖質が多いからとファミレスを禁止されていた麗華は、「遊園地より楽しい」という。

象子は、5分間でさえ車に乗っていることができなくなってしまった乗客・イシカワ(鈴木浩介)を乗せる。

イシカワは1分も満たずに過呼吸の発作のようになり停車。外の空気を吸うことに。

車が出発。イシカワは気が散る話をしてほしいと頼む。象子は仕事について、好きな食べ物について話す。イシカワはアーリオオーリオ・エ・ググルンチーノと言ったが、お赤飯と言い直した。

するとイシカワは「停めてください。あれ、僕のタイムマシン!」と言い出す。派手な乗用車がレッカーされるところだった。(つづく)

第22話:人と人の関わり

象子は、イシカワのタイムマシンは大森南署にレッカーされただろうと話す。イシカワは未来から来た。しかし象子は驚かない。宇宙人と魔法使いを乗せたこともあるからだ。

2080年の時代で探偵のようなことをしているイシカワは、タイムマシンを使って依頼者の後悔をなくす仕事をしていた。2026年に来たのは80才の男性からの依頼だった。軒先で雨宿りをした際に女性と出会って交際した。だが、痴情のもつれで、男性は階段から突き落されて足が不自由になってしまった。

後悔だけの未来…。それを仕事にしている自分…。精神的に疲れたイシカワはタイムマシンに乗れなくなってしまった。未来に戻るには5分乗る必要があるのにパニックになってしまう。イシカワはこの職業に就かなければ…と後悔していた。

象子は大森南署まで車で5分なので行ってみませんか?と提案。イシカワは賛成した。

30歳まであと13日。

象子はアーリオオーリオ・エ・ググルンチーノが未来の食べ物だと知る。イシカワはなぜ赤飯と言い直したのか。未来人と知られると変な人と思われるから。でも、象子はタイムマシンを教えてもらっていた。うっかりしていたイシカワは笑った。

すると突然、イシカワは会話を録音させてほしいと頼む。未来では人と人との関わりが減った。2026年にも存在する対話型AI。それが未来では進化した。イシカワは人との会話で笑ったのが久しぶりだと話す。こういう会話があれば5分いけるという。象子は未来に戻ったら消去することを条件に、録音をOKした。

イシカワはカセットテープで録音する。ググルンチーノはペロンチーノと味は同じで、新種の唐辛子を使っている。象子は甘いものが好きで、グミが好きだと話す。仕事の合間によく食べるから好きだ。イシカワはケーキとか団子じゃなくてグミなことや、よく食べるものが好きなのも不思議がる。イシカワは、たまに食べるものを好きだ。赤飯はコンビニで売っている。イシカワは未来では売ってないという。赤飯は家族のお祝いの場で食べるものだが、象子は「食べたことない」という。イシカワは「食べてみてください」という。象子が食べて美味しいと感じて、象子の大切な人のお祝いの席で食べれば、そうやって続いていけば、未来でも売っているかもしれない…。

5分以上が経過。大森南署まで到着した。象子は未来にタクシー運転手はあるのか?と問う。イシカワは「お赤飯と一緒です。あなた次第」と言い、明言を避けた。

退勤後。象子はペペロンチーノ辛口とお赤飯を食べた。赤飯のレシピも教えてもらった。常連客によると、痛車(=車体にアニメキャラなどを装飾した自動車)がタイムマシンみたいに消えた!とSNSで話題になっているらしい。(つづく)

第23話:幽霊の夫婦

象子は死後の世界からやってきた夫婦、多鶴(三宅弘城)・宮子(西田尚美)を乗せた。目的地はエルシアタワー。

30才まであと9日。

夫婦は久しぶりの東京だという。八雲の大学の入学式、以来。夫婦の影響でか、車内が冷え込む。「私たちが見えてる」「遺産」など、意味深なワードが会話に出る。

エルシアタワーに到着。代金を払ってもらう。すると八雲が出てきた。夫婦は消えていた。象子は八雲を乗せる。両親が夢に出てきたという八雲。話題は親のことに…。

  • 象子の父親は動物学者、母親は象使い。(八雲はこれを信じない)
  • 八雲の父親は地元の大地主の息子、母親はそこにやってきた箱入り娘。

八雲は最新のゲーム機を誰よりも先に買ってもらったが、どこか寂しそうだ。

ジムに到着。八雲が降りると、車内には夫婦がいた。宮子は「私たちは幽霊」と明かす。夫婦は八雲を説得したいことがあって、それを見届けてほしいという。八雲は幽霊を見えないが、象子は見えるようだ。

象子は、母がアフリカで象使いをしていたのは本当だと、宮子に話す。20年会ってないが、今も放浪をしているのだろうか。

夫婦が息子を説得したいことは、墓じまいを諦めさせたいということだった。墓じまいすると「無」になってしまう。二度目の死だ。犯罪と説得には関わりたくない象子は、「伝えるだけはする」と夫婦にいう。

ジムから八雲が出てきた。象子は八雲を乗せる。八雲は両親の話をする。今日は両親の命日で、八雲が20才の時、オーストラリアで、ひかれそうになったコアラを助けようとした両親が事故に遭ったという。(つづく)

第24話:働くことはガソリン

象子は八雲を乗せて、ファミレスに到着。象子は「はか」というが、八雲は「葉加瀬太郎?」と勘違いして降りる。

八雲の両親は象子に追いかけてほしいと頼む。「1時間だけ休憩」ということにして付き合うことにした象子。

ファミレスの店員には幽霊の両親が見えなかった。

象子は八雲のいる席に、同席させてもらう。メニューで顔を隠していたが、麗華がいた。驚く象子。麗華は「友達以上かもね」と、おどける。

さらに驚くべきことに、麗華は幽霊の両親が見えた。

30歳まであと9日。

象子は「ご両親が墓じまいを考え直してほしいって」と伝えた。八雲は、この辺に両親の霊が来ているのだと気づいて、話を始める。両親が死んでも分かってないのは稼ぐことの重み、命の重み…。コアラだって大事な命だが、残された自分からしたら「なんでコアラ?」と思ってしまう。

墓参りするたびに「コアラかよ」と思ってしまい苦しかった。自由になりたかった。コアラなんか助けずに生きてて欲しかった。…思いを吐露する八雲。

息子がそんな思いで15年も墓参りしてたことを知った多鶴は、宮子を連れてファミレスを出る。象子は追いかけて、タクシー代を受け取る。宮子はスカイツリーの方角を象子から教えてもらう。たどり着けなくてもいい。色々なことを思い出しながら歩いていきたいという。

象子はファミレスに戻った。八雲は自分をぶっ飛ばしたいという。今の会社に入れたのは、同情してくれた父親の知り合いのコネだ。ぬるま湯につかって生きてきた。かっこ悪い。

象子は「働くって何?」と問う。八雲はコップに入ったコーラと例える。炭酸が抜けていって、甘い液体になる…。

麗華は「バカ、バカ、バーカ」という。中途半端に自信喪失したナルシストが一番かっこ悪い、ぬるま湯でもいい、お肌にいい…という。

麗華は「働くってガソリンだ」という。飼ってる鳥のため、動物園を作るため、そういう目的地にたどり着くために働いているという。

帰りの車内にて。象子は2人は恋人関係なのか問う。麗華が否定すると、八雲は「まだ」という。

マンションに到着。三条という記者が麗華にが直撃取材する。

象子は赤信号で停車。ガソリンという言葉に「悪くないな」と心に響いている様子の象子。すると横断歩道を渡っている女性(山本未来)を目撃。象子は「お母さん」と、つぶやく。(つづく)

第6週は、未来人、幽霊、とSF要素がある週でした。未来から依頼人の後悔を消しに来た男。未来では人と人の関わりが減っているというのが切なかったです。象子との会話で5分の壁を乗り越えて良かったですね。無事に未来に戻れたっぽいし。

そして、幽霊の両親は墓じまいをやめさせたがっていましたが、息子・八雲の苦しみを聞いて、許したようです。今週序盤が「後悔」を消すことが描かれました。でも、両親がコアラを助けて亡くなった事実。その事実への後悔を消すことは未来人でもきっとできないでしょう。歴史改変ですし、命を救いたい人は限りなくいるでしょうし…。後悔を消すことはできなくても、それを抱えて生きていくしかないですね。そして、麗華なりの励ましが良かったな、と思いました。今週、人と人の関わりで救われたのは八雲もでしたね!

第7週:25話~28話

第7週は、その親密な関係が世間の知るところとなってしまった八雲(中村蒼)と麗華(伊藤万理華)の行く末、そして偶然、路上で遭遇した母(山本未來)の存在に揺れる象子…などが描かれていく。

第25話:麗華が炎上

八雲(中村蒼)と麗華(伊藤万理華)が密会していた場面を記者に突撃される。明日、記事が世に出る。タイトルは「清純派女優 寿々木麗華 初めての熱愛と裏の顔」。

麗華は弥生(和久井映見)に、八雲は同じマンションの住人で、出会いは偶然だけどその後は必然だ、私の気持ちだ、と説明する。

書かれている「押しのけた」について、手が当たっただけだと麗華。

弥生は明日は撮休だが、明後日も休みにして対策を立てるという。麗華は「私は悪くない」というが、記事が真実だと受け取られるという弥生。

弥生は麗華を、ペット可である象子の家に2日間居候させることに決めた。

象子は弥生を麗華のマンションで降ろす。麗華は自宅からペットの鳥を連れ出して、象子のタクシーで象子のマンションへ。

30歳まであと7日。

翌朝、勤務終了後。象子は有給休暇の取り方を後輩の平良に教えてもらった。自分でもよくわからないが麗華のために休むようだ。

自宅に戻った象子。麗華が机に突っ伏して寝ていた。象子は麗華を連れて、喫茶『つかれしらず』へ。朝の散歩が初めてらしく、はしゃぐ麗華。

麗華は商店街のシャッターの絵が象子のだと気づく。店に着くと、店主の昼川源(竹中直人)に「よもぎ定食」を頼む。飼ってる鳥のよもぎを見てたら連想して食べたくなったという象子。

象子は弥生からの電話が来たので店の外へ。今朝、記事が出て想像以上に炎上している。麗華からスマホを取り上げてほしいと象子にお願いする。麗華のわがままは繊細さの裏返しだから…。しかし店内では、麗華がSNSの投稿を見ていて…。

第26話:特別になるために生まれてきた

店に戻った象子だが、スマホの取り上げに失敗。象子は火種を作ったのは麗華で、もっと立場をわきまえた方がいいと助言するが…。麗華は、ずっとわきまえてきて、ずっと独りぼっちだったと寂し気に語る。

麗華は辞めようと言い出す。辞めてタクシー運転手をするという。源さんはお試しに象子の助手としてアルバイトをしてみないか?と提案。麗華は乗った。

店名「つかれしらず」は、何となくだという源さん。名前に支配されて、疲れてる人が来るという。

象子と麗華は自宅に戻った。麗華は、自分も名前に支配されているという。寿々木麗華は、普通の名前じゃない。本名なのに。鈴木ウメ子だったら人生変わったかも…。

アルバイト当日。麗華と象子は、目が不自由な井上和葉(篠原ゆき子)を乗せる。和葉の頼みで湘南の海に寄ることに。

和葉は1年前に手放した盲導犬・文太に会いに行く。子どもが生まれて犬アレルギーがあるため手放した。引退した盲導犬の施設を動物園のとなりに作ろう、と夢を話す麗華。

和葉は寿々木麗華の声に似てるという。和葉は麗華のことが好きだという。声だけで感情が伝わってくるから。麗華は「鈴木ウメ子」と偽名を使った。

和葉は芸名みたいな名前「寿々木麗華」に憧れるという。特別になるために生まれてきた感じがして…。

麗華は特別になることが本人が望んだのか疑問だ。「特別ってひとりぼっちの類義語だと思うから」…。

到着。海沿いを歩く。象子が駐車場に行ってる間、麗華が和葉を介助しながら歩く。アイスクリーム屋を発見するが、麗華がフードをかぶって隠れた。人々の視線が怖いのだ。

和葉は、ますます寿々木麗華が好きになったという。プライベートでも感情が言葉に乗っかっていたから。麗華のさみしさが和葉には伝わっていた。和葉は本物の寿々木麗華さんでしょう?と確認する。(つづく)

第27話:特別って何?

象子と麗華(伊藤万理華)は目が不自由な和葉(篠原ゆき子)を乗せる。芸能人だとバレた麗華だったが、今日は鈴木ウメ子でいたいとお願いした。

和葉が再開を願う相手は、かつて人生を共に歩んだ大切な存在、盲導犬の文太だ。文太が喫茶「つからしらず」に連れていってくれた。源さんがこぼしても俺が拭くから食べたいもの頼んで、と言ってくれて、はじめて「つけ麵」を食べた。特別ってひとりぼっちの類義語だが、そうでない時(目が不自由でもひとりぼっちでない時)もあるのだ。

和葉は文太と再会して、感謝を伝えた。

帰りの車内で、和葉はたった5年だったから良かったのかもと話す。ずっと一緒にいたら自分が特別で一人ぼっちということを忘れたかもしれないから。そういう気持ちを抱えて生きてきて、たまに来るひとりぼっちじゃない瞬間を大切にしてきた。

象子は特別って何?良い意味、悪い意味を誰が決めるの?と疑問を投げかける。

公園に到着。

麗華は、因縁の相手・三条に遭遇してしまう。麗華は手が当たっただけでなく「こっち来るな」と嫌な感情もあってぶつかったことを謝った。

和葉は今の人からパイナップル入りの酢豚の匂いがしたという。

象子の分かり合えない人は、傘を横に持って歩く人と、パイナップル入り酢豚を好む人だ。

今の人はどっちも!と笑い合う3人。

帰り。歩きながら、麗華は、なぜ謝ったのかと思う。鈴木ウメ子が寿々木麗華のために謝ったのかな? 

象子は解放されて本当の自分になったのでは?という。

象子は麗華のために酢豚を作った。弥生もやってきた。3人で酢豚を食べる。(つづく)

第28話:ふたりぼっちの片割れ

世間に八雲(中村蒼)との親密ぶりが知れ渡った麗華(伊藤万理華)は、あさっての撮影再開に合わせて芸能人に戻ることにして、ある決意を固める。八雲と別れる決意だ。

ファミレスにて。麗華は八雲と会って話す。

かつて麗華はチーズインハンバーグのチーズ抜きを注文したが断られた。八雲が中身のチーズを食べてくれた。麗華は嬉しかった。

でも、麗華はチーズインハンバーグを食べられる人になりたいと言う。(※一人前になることの例え?)麗華はその時にまた再会することを誓って、彼と握手をして、笑顔でサヨナラした。

記者の三条はシャッターを切ったが、くしゃみをして、コーヒーをこぼし、カメラも落としてしまった…。(※スクープ写真がダメになった?)

夜。象子の自宅にて。象子は母(山本未來)への複雑な感情を弥生(和久井映見)に打ち明け始める。20歳の誕生日に郵便ポストに入っていた本「今夜ゾウに乗って」を取り出す象子。怖いから読んではいない。弥生は象子の母と連絡を取っていない。象子は母と会いたい気持ちがあるか分からないが、「ちょっとだけ怖い」という。

朝。家族みたいに慌ただしい出発。象子は弥生とは家族だが、麗華とは違うという。麗華のことは家族では打ち明けられない関係であり、ふたりぼっちの片割れであるという象子。麗華は「親友ってこと?」というが、象子は否定する。麗華は象子をハグして、家を出た。

有給休暇の休み明け。象子は同僚の芽衣に「昼間は苦手」だからしばらく休みはいいかな、ともらす。

象子はタクシーを走らせながら、ラジオを聞く。FMシアター「今夜ゾウに乗って」が流れる。象子の名前に込められた願いが明かされた。娘を産んだ時、となりに象がいた。象の目が強くて優しかった。こんな まなざしをもった人間になることを願った。けれど私は今それを知る由はない。

30才まであと5日。(つづく)

相変わらず不思議な味わいの作品で、見ごたえがあります。麗華は、成長したら八雲と再会するのですかね。なんだか大人によって別れさせられた感じで切ないです。そもそも女優さんは恋愛禁止なのでしょうか。清純派女優と世間が勝手に決めて、押し付けて…。オスカーという芸能事務所は25才まで恋愛禁止とされていたのですが、あくまでスターになるための教えや言い伝えであり契約事項ではないとのこと。麗華の恋愛もOKにしてあげてほしいですが…。

そして、象子と麗華の関係は相変わらず心地いい。象子は母と再会できるのでしょうか。次週が最終週なので、感動の再会に期待です!

最終週(第8週)29話~

第29話

30歳の誕生日を明日に控えた象子(古川琴音)。そんな夜、彼女のタクシーに乗り込んだのは、長く会っていなかった母・葉月(山本未來)だった。ぎこちない空気の中で交わされるあまりにも普通の会話。だがその裏には、埋められない年月と傷が横たわっていた。象子の心は簡単には追いつかない。二人の再会はどこへ向かうのかーー。

車内で、葉月は電話に出た。「お疲れ様です」と言ってるので仕事関係のことか。象子はラジオドラマを聞いたことを話す。葉月は昔、一冊だけ本を書いたというが…。

また着信があった。「今、帰ってるところ。ゼッケン?帰ったら一緒に探すから」という葉月。帰る場所には子供がいるようだ。

葉月が書いた本を偶然読んだ人からラジオの話をもらったという。10年前の本なのに今オファーが来たのは不思議だ。葉月は10年前にあなたの家に届けたの、という。象子は届いていないと嘘をついた。

葉月は「住所間違えたのね」と納得。本にタクシーのレシートを挟んだという葉月。

葉月:「元気だった?」
象子:「元気?…まあ」
葉月:「あんまり変わってないわね。髪型のせいかしら。痩せた?」

他愛ない会話だったが…。象子は、余りものを食べなくて済むようになったから、あなたに食べてくれなかった料理の余り…とトゲのある言い方をしてしまう。

葉月は「だから最後に会ったときは、ぷっくりしてた」というが・・・

象子は「最後に会った時?!捨てた時じゃなくて…」と、またトゲのある言い方をしてしまう。

目的地に到着。支払いのやり取りの際、葉月は象子の手を握り、「やさしい目」と言って、タクシーを降りた。

公園で、象子は母の本をゴミ箱に捨てた。ペットボトルにも八つ当たりしたが、地面に水を捨ててから、ゴミ箱に捨てた。すると、毒キノコ図鑑を発見して…。(つづく)

第30話

象子(古川琴音)のタクシーに乗り込んだ巧(濱尾ノリタカ)と舞(森田想)。兄妹の会話は物騒そのもので、二人は“ある計画”を本気とも冗談ともつかない様子で語り続ける。やがて舞は、自らの怒りや孤独を隠しきれなくなっていく。象子は二人と行動を共にする中で、家族との関係や許せない感情について向き合わされることに。兄妹が今夜見つけようとしている答えとはーー。

第31話

舞(森田想)は、抱え続けた感情の行き場を失い、ついに危うい一線へ踏み出してしまう。象子(古川琴音)は彼女と真正面から向き合い、自身も母との再会による動揺と闘いながら、親子の関係に“正しい答え”などあるのかを問い続ける。誰にも精算できない感情を抱えながら、30歳を迎える瞬間が少しずつ近づいてくる。

最終回(32話)

30歳の誕生日を迎えた象子(古川琴音)。源(竹中直人)、八雲(中村蒼)、麗華(伊藤万理華)、弥生(和久井映見)らとの何気ないやり取りの中で、彼女は少しずつ自分の人生を受け入れていく。そんな中、母・葉月(山本未來)から思いがけないものが届く。消えない孤独も、精算できない過去も抱えたままの象子が見つけた答えとはーー。

【ミッドナイトタクシー】原作・脚本・あらすじ

ドラマというと原作があるのかないのか気になる方も多いと思います。

【ミッドナイトタクシー】の原作についてと、ストーリーを手掛ける脚本家について紹介します。

原作は?

【ミッドナイトタクシー】に原作はありません。ドラマオリジナルストーリーです。

脚本家は?

脚本を担当するのは兵藤るり(ひょうどう るり)さん。

1996年12月29日生まれ。東京都出身。

<兵藤るり さんのプロフィール>お茶の水女子大学理学部数学科を4年生で中退し、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻脚本領域に進む。2020年「就活生日記」(NHK総合)で脚本家デビュー。2025年、『マイダイアリー』で第43回(2024年度)向田邦子賞を最年少で受賞。主なテレビドラマ作品は、「恋に無駄口」(テレビ朝日=ABCテレビ制作・橋本夏氏、大歳倫弘氏と共同脚本)、「それでも愛を誓いますか?」(テレビ朝日=ABCテレビ制作・鈴木史子氏、川原杏奈氏と共同脚本)、夜ドラ「わたしの一番最悪なともだち」(NHK総合)、「マイダイアリー」(朝日放送テレビ・テレビ朝日) 「時すでにおスシ!?」(TBSテレビ)など。

【ミッドナイトタクシー】最終回・結末はどうなる?

【ミッドナイトタクシー】には原作がないので、最終回結末も白紙状態。先読みできない楽しみがありますね。
まずは放送前に予想してみました!

最終回結末は古川琴音が転職?

本作の主人公は、深夜タクシーのハンドルを握る象子(古川琴音)。乗客は、心の殻を取り払われて本音を語りだしていき…というストーリー。

象子の人物紹介では「後輩たちからも一目置かれる優秀な運転手として働くが、間もなく30歳になろうとするなか、ふとそれまで意識してこなかった思いにとらわれるようになる」とあります。

はたして、どんな思いなのでしょうか?放送前時点で予想すると・・・女性の場合はタイムリミットもあるので結婚・出産も考えるかも。

そうなると、夜勤は大変なので、象子/古川琴音が転職することもあり得るのでは?

あるいは、深夜専門ドライバーでなく、昼間の運転手に配置転換するとか?

それとも、東京ではなく地方でタクシー運転手となるのも楽しそう。

最終回のその後も運転手としての人生が続いていくというラストになっていく、と期待を込めて予想します。

はたして、どんな結末を迎えるのでしょうか。最終回まで注目していきましょう。

まとめ

・ドラマ【ミッドナイトタクシー】のネタバレあらすじ全話
・原作&脚本家
・最終回結末予想
以上について紹介しました。

本記事は、ネタバレあらすじを最終回まで、更新していきます。

ドラマ鑑賞の参考にご一読ください。

夜ドラ 『ミッドナイトタクシー』はNHK総合にて、毎週 月〜木 22:45〜23:00 に15分間放送 。全32話。

【2026年夏ドラマ一覧】7月期ドラマ&放送日まとめ
2026年7月期(6月・7月・8月・9月)の2026年夏ドラマを紹介します。注目の新ドラマ(地上波)について放送日、放送局、キャスト、スタッフなど最新情報をお届け!【2026年夏ドラマ】月曜日「ブラッ…
タイトルとURLをコピーしました