映画【プロム】みんな違ってみんなイイ!NETFLIXで配信中のハッピー・ミュージカルを徹底解説!

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Netflix映画「ザ・プロム」12月11日(金)より独占配信開始

NETFLIXで配信中に映画『プロム』は、メリル・ストリープやニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデンなど、演技派俳優が出演するミュージカル映画です。
NETFLIXでは、2020年12月に配信がスタートした作品。
げんあくはブロードウェイミュージカルの演目で、高い評価を獲得している作品です。
そんな本作の魅力を余すことなく、徹底解説していきます!

映画『プロム』について

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Netflix映画「ザ・プロム」12月11日(金)より独占配信開始

映画『プロム』は、2020年12月11日にNETFLIXで配信がスタートしたミュージカル映画です。
監督は、ライアン・マーフィー。
映画では、2010年のジュリア・ロバーツ主演の『食べて、祈って、恋をして』などが有名。
最も有名な作品は、アメリカのドラマ『glee/グリー』で、世界中に合唱ブームを巻き起こしたことでも有名。
同作品で、エミー賞の監督賞も受賞など、ミュージカルで高い評価を獲得している作品。
それ以上に、本作『プロム』での、大きな題材となる同性愛者をライアン・マーフィー自身も公表しており、強いメッセージ性が込められている作風でも知られる。
主演は、メリル・ストリープ。
その他、ニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデンらが集結。
さらには、ミュージカルで広く活躍をしているアンドリュー・ラネルズも参加し、見事な歌とダンスを披露。
アメリカらしいエンターテイメント性が強いミュージカル映画となっているのが特徴の作品です。
原作は、2016年にアメリカのアトランタにて初演された同名ミュージカル作品。
その後、2018年にはブロードウェイでプレビューが公開され、2021年には全米公演をスタートさせる大ヒットミュージカルの演目。
アメリカらしいエンパワーが描かれている、ハッピーな展開が秀逸な映画に仕上がっています。

映画『プロム』の作品情報

原題:The Prom
監督:ライアン・マーフィー
脚本:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン
原作:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン、マシュー・スクラー『プロム』
出演:メリル・ストリープ、ジェームズ・コーデン、ジョー・エレン・ペルマン、ニコール・キッドマン
公開:2020年12月11日
時間:131分
配給:NETFLIX

映画『プロム』のあらすじ

アメリカのインディアナ州のとある高校で、”プロム”の中止がSNSを中心に大きな話題となっていた。
それは、女子生徒がレズビアンを公表しており、プロムに女性をエスコートして参加することを表明していたため。
1人の女子生徒を参加禁止するのではなく、プロムそのものを中止するという処置にでたPTAだったのだ。
一方ニューヨーク・ブロードウェイで初演を迎えたミュージカル「エレノア」は、往年のスター女優ディーディー・アレン(メリル・ストリープ)とベテラン俳優バリー・グリックマン(ジェームズ・コーデン)が出演することで大きな話題となっていた。
しかし、蓋を開けてみれば批評は著しいものではなく、公演もすぐに打ち切りが言い渡されてしまう。
これには、単純にミュージカルの内容だけの出来ではなく、俳優たち演者の好感度も関係しているとい言われてしまう。
その結果、その場にいたディーディー、バリーの他に、いつも代役ばかりで、過去に1度だけ大きな役をやった事があるアンジー(ニコール・キッドマン)や、テレビドラマ俳優のトレント(アンドリュー・ラネルズ)などを連れ立って、SNSでバズっていたインディアナ州の”プロム”開催に向けて尽力することを画策するのだが…

映画『プロム』の魅力

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Netflix映画「ザ・プロム」12月11日(金)より独占配信開始

本作は、上記のあらすじ通り、ミュージカル俳優たちが高校生たちの一大イベントである”プロム”パーティーを開催すべく奮闘する様を、アメリカらしい歌とダンスで贈るミュージカル映画です。
この映画は、単なるハッピーなミュージカルと一括りにしてしまうには、あまりにも惜しい作品で、とても重要なテーマを基に製作されています。
そんな本作『プロム』の魅力を紹介していきます!

LGBTQ+の観点

映画『プロム』の本筋となる主題は、LGBTQ+のひとつである、レズビアンが一つのテーマとなっています。
ちなみに、NETFLIXではレズビアンでもゲイという表現が用いられています。
今、世界では同性愛者を一様にゲイとして表現する方法が主流になりつつあります。
男女で区別しない言葉として、今では女性であっても同性愛者ならば、ゲイを使う事がベーシックなものとして、NETFLIXではその表現が採用されていました。
本作は、そんな同性愛者の女子高生が、同性愛者というだけで迫害されながらも、負けずに戦うというマイノリティの典型という形を作るストーリーです。

アメリカでの現状

今の時代、アメリカで同性愛者でいじめが起きる…
そんな物語ですが、こういった性的マイノリティに対してアメリカは寛容に思えます。
しかしこの映画『プロム』では、レずビアンが迫害の対象になっているのです。
これは、アメリカ=マイノリティに寛容というイメージではなく、リアルなティーンの世界を反映させているのです。
事実、いくらアメリカとはいえ、若年層の世界でいえば到底カミングアウトできる環境ではないということ。
このストーリーの舞台でもあるインディアナ州は、いうほどの田舎ではありません。
もしこの映画の舞台がインディアナポリスであれば、アメリカでも上位に食い込むほどの大きな都市でもあります。
アメリカの田舎であれば、人種差別が数十年前までも強く残っていたことでも知られ、マイノリティには厳しいのかもしれない…
と、想像がつきそうなものですが、この映画『プロム』でもその様に描かれています。
映画『プロム』の題材となる高校生らが住む場所は、田舎で、松丸のはモールくらいしかない事が描かれています。
それ故、考え方などはまだ寛容ではない事がはっきりとキャラクターに反映されていました。
そしてその不寛容な部分は、若年層であればあるほど、より狭い世界となっている事が描かれているのです。
アメリカであっても、これがティーンたち若者の現実であることがわかるものでした。

尊重すべきこと

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Netflix映画「ザ・プロム」12月11日(金)より独占配信開始

この映画でとても重要なのは、トレント(アンドリュー・ラネルズ)が高校生らに説得をするシーンです。
ここでとても重要なことを歌っていました。
レズビアンを迫害するなら…
タトゥーを入れている人だって、一昔前ではタブーでした。
恋人がいる人ならば…結婚するまで結ばれるな。
結婚するまで、貞操を守るべきである。
片親だったら、恥ずかしい?
むしろ、その昔親の離婚だって、後ろ指を刺されていた時代があった。
それと同性愛者はどう違う?
みんな同じ人間、迫害する理由なんて、誰にもないし、裏を返せば自分だけが迫害されない理由すらもどこにもない。
要するに個人を尊重する大切さを、学ぶべき事がということを、この映画は教えてくれるのです。

勇気を出すこと

最後に、この映画『プロム』で最も大事なことは、”勇気”です。
いじめる方も、いじめられる方もとにかく勇気が必要なのです。
いじめなどが関係なく、マイノリティに該当する全ての人たちに”勇気”が必要なのです。
例えば、好きな人がいるときに告白するのだって”勇気”が必要です。
何をきっかけにするかは人それぞれ、でもほんの少しの”勇気”で、自分の味方が作れるかもしれません。
それは家族や友達、自分を信じてくれる人たち、彼らに対してほんの少しの”勇気”を持って接すること。
言い換えれば信頼。マイノリティである前に今の自分を信じて、ほんの少しの”勇気”を持って接すれば、環境を変える事ができるのです。
この映画『プロム』では、そんな様をとてもドラマチックに描いていて、大切なことを教えてくれる作品です。

この映画は最高だ!

ここまで、映画『プロム』で題材になっていることを気難しく解説してきましたが…
要するにこの映画は…
最高だ!
ということを、筆者は言いたいのです!
こんな気難しいことは、ただの感想をより固く解釈したものに過ぎません。
とにかくNETFLIXでこの映画『プロム』を観て、ハッピーになればいいのです!
この映画には、上で取り上げた題材以外にも、他にもマイノリティが描かれているので、多くの人の共感を得られる作品です。
ぜひNETFLIXで、この映画『プロム』を観て、ハッピーなってみてください!

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