映画【ミッシング】あらすじ・ネタバレ・結末考察!娘はどうなった?

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ミッシングネタバレ

2024年5月17日(金)に公開された、映画【ミッシング】。
娘が失踪し、出口のない暗闇に突き落とされた家族。
どうにもできない現実との間でもがき苦しみながらも、その中で光を見つけていく、オリジナルヒューマンドラマです。
石原さとみさんが「ぶっ壊れた」と言われるほどの迫真の演技が話題となっています。

娘が失踪なんて想像しただけで泣ける…

失踪した娘は見つかったのかな?

本記事では、映画【ミッシング】のあらすじ・ネタバレ・結末考察について書いていきます。

映画【ミッシング】の概要

スタッフ紹介

監督・脚本 吉田恵輔
音楽 世武裕子
企画 河村光庸
  • 監督・脚本は、【空白】では2021年度芸術選奨文部科学大臣新人賞など多くの賞を受賞し、アイドルであった森田剛さんを犯人に起用した【ヒメアノール】でも話題となった吉田恵輔さんです。
  • 音楽は、自身もシンガーソングライターであり、多数の映画、ドラマ、CM楽曲を担当してきた、世武裕子さんです。映画音楽は、【オオカミ少女と黒王子】や【ママレード・ボーイ】なども担当しました。
  • 企画は、2016年の【あゝ、荒野】でアカデミー賞を総なめした、河村光庸さんです。吉田監督の【愛しのアイリーン】や【空白】も担当してきました。

登場人物

沙織里:石原さとみ
娘を探す母。娘が突如失踪してしまい、情報の荒波に巻き込まれてしまう。
娘の失踪時に好きなアイドルのライブに行っていたことが知られ、ネット上で育児放棄だと誹謗中傷を受ける。
:青木崇高
沙織里の夫。事件に向き合う姿勢が冷静だと取られ、妻との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる。
圭吾:森優作
沙織里の弟。美羽が失踪する直前まで一緒にいたことや挙動不審な言動から誘拐犯の疑いをかけられる。
美羽:有田麗未
失踪してしまう沙織里の娘。
砂田:中村倫也
地元テレビ局の記者。沙織里たちの取材を誠実に続ける。
局上層部の意向で視聴率獲得のため、世間の関心を煽るような取材の指示が下る。
三谷:小野花梨
地元テレビ局の新人記者。
不破:細川岳
地元テレビ局のカメラマン。
テレビ局の番組デスク:小松和重
砂田の上司。
圭吾の職場の先輩:カトウシンスケ
駒井:山本直寛
砂田の後輩記者。
村岡:柳憂怜
失踪事件の担当刑事。
沙織里と圭吾の母親:美保純
映画【ミッシング】キャストと相関図!監督が見た石原さとみの怖い一面とは?
映画【ミッシング】が2024年5月17日(金)に公開されます。 主演は、石原さとみさんで失踪した娘を懸命に探し続ける母親・沙織里を演じます。 また、沙織里たち家族の取材を続けるテレビ局の記者・砂田に中村倫也さん、沙織里の夫・豊に青木崇高さん...

映画【ミッシング】のあらすじ・ネタバレ!

ここからは、映画【ミッシング】のあらすじを整理していきます!
(※ネタバレ注意!)

ミッシングあらすじ

出典:映画【ミッシング】公式HP

失踪と誹謗中傷

とある街で起きた幼女の失踪事件。
あらゆる手を尽くすも、見つからないまま3ヶ月が過ぎていた。

今日もビラ配りを続ける夫婦。

娘・美羽(有田麗未)の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里(石原さとみ)は、夫・豊(青木崇高)との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。
唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)を頼る日々だった。

そんな中、テレビ局の報道により娘の失踪時に沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られ、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。
書き込みを見てイライラし、豊に当たる沙織里。

圭吾への疑惑

世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。

一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得の為に、美羽と最後に一緒にいた沙織里の弟・圭吾(森優作)への取材の指示が出る。

砂田たちにより、圭吾への取材が行われる。
圭吾は美羽と遊んで公園で別れたと言うが何かを隠している様子だ。
さらに、白い車を見かけたというはじめの証言も覆し、何やら怪しい。
それがテレビで報道がされ、圭吾への疑惑が広がる。
それにより、仕事を減らされたり、街でもからまれたりする圭吾。

ウソの情報

ある日、沙織里のもとへDMが届く。
蒲郡で美羽を見たという内容だった。

警察に任せようと言う豊だが、警察は信用できないと自分たちで会いに行く2人。
静岡からわざわざやってきたが、相手は現れない。
ホテルで泊まることにした2人だが、レストランに行る女の子を見て美羽と思わず声をかけてしまう沙織里
翌日、相手のアカウントすら消えてしまい、ブチギレる沙織里だった。

そんな中、沙織里はパートの甘夏の収穫に行く。
いつまでも休んでいるわけにいかない。そこで新人を紹介される。
何でもかんでも質問してくる彼女にもイライラする沙織里。

スーパーで扇風機の音を美羽がやっていた唇をぶるぶるさせた音と勘違いして落ち込む沙織里だった。

圭吾が嘘をついた理由

砂田は上司のデスク(小松和重)から呼び出され、動画を見せられる。
防犯カメラに夜遅く車で帰った圭吾の様子がうつされる。
これで圭吾がウソをついていたことが分かり、砂田が圭吾に再度取材すると、違法カジノに行っていたことが発覚。
デスクたちはそれを放送しようとするが、半年のロングインタビューまで待ってくれるよう砂田は頼み込む。

喜びからの絶望

自宅に砂田たちが来て、沙織里のロングインタビューが始まる。
沙織里は美羽が書いた壁の落書きを見せて、綺麗にならなかったんです。と愛おしそうに見つめる。帰ってきたら好きなものを一杯作ってあげたい。髪を結ってあげたい。と言い泣き崩れる。

その時、沙織里の携帯に美羽が見つかり、保護されたと連絡が入る。
急いで警察に行き、笑顔を見せて「美羽は?」と探す沙織里。
担当刑事の村岡(柳憂怜)は、そんな事はないです。いたずらじゃないですか?と答える。

沙織里は、豊によりかかり「あっあっ」と過呼吸のように嗚咽しながら絶望し、失禁してしまう。
スマホのカメラで撮影していた砂田は思わず止めた。

テレビ局はついに圭吾が美羽がいなくなった日に違法カジノに行っていたことを報道する。
ネットは、「姉弟そろってクズ」などの誹謗中傷の嵐。
さらにイライラする沙織里だった。

新たな誘拐事件

2年後……

相変わらず美羽はみつかっていない。
沙織里がテレビのニュースを見ていると、美羽と同じように夜に帰って来なかった8歳の女の子がいると分かる。宇野さくらちゃんだ。
沙織里はさくらちゃんが監禁されているなら美羽もそこにいるかもしれないと、ビラを用意し、ボランティアの方に声をかけまた配布してもらい、自分たちも配布した。
幸いさくらちゃんは無事保護され、母親の元カレの犯行だった。
沙織里は安心して涙を流す。

圭吾の想い

ある日、圭吾は仕事中に怪しい男とマスクに帽子を被った女の子が2人で歩いているのを見つけて、後から張り込む。
家の中を覗くと、「ママ変な人がいる!」と言われ、逃げるが近所の男に捕まりケガさせられる。
圭吾は女の子がもしかしたら美羽ではないか?と思ったのだ。

沙織里が警察に行き、圭吾を引き取る。
帰りの車の中で圭吾は「ごめんなさい、姉ちゃん、美羽に会いたい…」と泣きながら初めて謝った。
「今さらなんだよ!」と沙織里は泣きながら圭吾の肩をバンバンたたいた。

差し込んだ光

ある日、ビラ配りに出かけようとする2人。
沙織里が部屋を出ようとすると、光が差し込み、美羽が書いた落書きに光があたった。
それを優しく見つめる沙織里。

ビラ配りの途中、宇野さくらちゃんと母親から声をかけられる。
沙織里たちがビラを配ってくれたことを知っていて、私たちも美羽ちゃんのために何かさせてください。と言ってくれた。
それを聞いて、豊は初めて号泣した。

テレビのニュースでは、沙織里と豊が、誹謗中傷した人物を特定し、訴えたと報道される。
沙織里は最近始めた見守りのボランティアをしながら、子どもたちを優しく見送った。

結末考察!娘はどうなった?

朝イチで観てきました!

子を持つ親としては辛い内容でしたが、石原さとみさんの演技が凄すぎでした!
喜びからの絶望での失禁シーンは本当につらかったです。
私と同じように辛い…と感じる人も多かったようです。

圭吾が車の中で謝るシーンと、最後に今まで冷静に沙織里を支えてきた豊が号泣したシーンは泣きました。
光がさす…ということは、絶対、美羽ちゃんが見つかってくれると信じてました。
それまでこの映画終わらないで欲しいと願いました…
しかし、2年後になり、美羽ちゃんは見つからず、誹謗中傷した人を訴えたところで終わり。
じゃあ、美羽ちゃんはどこに行ったのか?スッキリしません。
ですが、いつか2人のもとに美羽ちゃんが帰ってくると信じたいです。

ハッピーエンドを求める人にはモヤモヤが残るかもしれませんが、すごい石原さとみさんが見られたし、最後には夫婦が優しい気持ちを持てたようなので自分を納得させます。

みなさんもどう感じるか、ぜひ劇場に見に行ってみてください!

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