『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は、2015年に公開した「スパイ大作戦」を原作とするシリーズ5作目のアメリカ映画です。
監督を務めたのは、クリストファー・マッカリー。
このクリストファー・マッカリーはトム・クルーズのお気に入りの監督として、この後のプロジェクトで様々な展開を共に製作することになります。
そんな事からも『ミッション:インポッシブル』シリーズのターニングポイントにもなっている、5作目のローグ・ネイションを考察していきます。
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』概要
2015年に公開したアクション映画となるシリーズ5作目の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。
監督はクリストファー・マッカリー。『ユージュアル・サスペクツ』の脚本家として知られた存在であり、その後も多くの脚本を手がけています。監督としては、2012年の『アウトロー』でトム・クルーズ主演で製作をしています。
ローグ・ネイションは、アクションやキャスト陣も大幅にスケールアップをし大ヒットを記録した作品です。
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』作品情報
- 原題:Mission: Impossible – Rogue Nation
- 監督:クリストファー・マッカリー
- 脚本:クリストファー・マッカリー
- 原案:クリストファー・マッカリー
- キャスト:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ショーン・ハリス
- 公開:2015年8月7日
- 上映時間:131分
- 製作国:アメリカ合衆国
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映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』あらすじ
出典元:https://twitter.com/MImovie_jp/status/1023552478749515778?s=20
IMFのミッションはあいも変わらず無理な難題をこなしてる。
ベラルーシの飛行場で、ベンジーと共に、兵器の強奪をしていた。飛行機に張り付き不可能ミッションを、持ち前の技量で見事に遂行したのだった。
その後に、イギリスはロンドンのとあるレコード屋で、次のミッションの指令を受ける。
しかし、そのミッションは罠だったのだ。イーサンがこれまで追ってきた謎の犯罪組織シンジケートの男が現れIMFの連絡員を目の前で殺し、消えたのだった。イーサンはガスを嗅がされ気を失ってしまう。
目が覚めたイーサンは、見知らぬ場所に繋がれていた。
そこには謎の女性イルサがおり、イーサンを助け、逃すのだった。
一方その頃、IMFは解体の危機を迎えていた。CIA長官のアラン・ハンリーは聴問会でウィリアム・ブラントに対してIMFの必要性の可否を説いていたのだ。
その結果、IMFはCIAに吸収されチームは解散となり、皆CIA勤務となっていた。しかしイーサンは拒否をし、一転追われる身となっていた。
そして半年の月日が経過する。CIAからは逃げながらもシンジケートを追う日々のイーサン。
機は熟し、イーサン・ハントがついに動き出す!
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のキャストを紹介
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ここでは簡単ではありますが、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のキャストを紹介していきます。
このシリーズにおいての役割などこれまで担って来たポジションを紹介します。
イーサン・ハント/演:トム・クルーズ
本シリーズの主人公。IMFの凄腕ベテランエージェントで、ほぼ伝説と化している存在。
そんな描写は、本作の冒頭であるイギリスのレコード屋でのIMF連絡係との会話からも見て取れる。
ウィリアム・ブラント/演:ジェレミー・レナー
前作ゴーストプロトコルから参戦したIMFのイーサン達チームの統括責任者的役割に。
前作では、イーサンん痛いして後ろめたい気持ちがあり控えめな役割でしたが本作ではしっかりチームの一員として活躍。
後半部分ではイーサンを捉えるという名目で現場入りし、サポート役に徹し活躍しています。
ベンジー・ダン/演:サイモン・ペッグ
『M:I 3』から参戦したテクニカルサポートメンバー。
作品を追うごとに役割が徐々に重要になっていき、シリーズの中でも1番の出世頭とも言える存在。
ローグ・ネイションでは、ついに人質にまでなってしまい窮地に陥る。
イルサ・ファウスト/演:レベッカ・ファーガソン
謎の女性として登場し、イーサンとは仲間なのか敵なのかは、最後まで微妙な関係に。
その正体は、イーサンに負けないスキルを持つMI6の凄腕のエージェント。
ルーサー・スティッケル/演:ヴィング・レイムス
唯一1作目からほとんどポジションが変わらない存在で、イーサン・ハントの右腕かつ親友として登場し続けているルーサー。
前作では出番が少ないながらも、イーサンを信頼している描写は変わらず。
ソロモン・レーン/演:ショーン・ハリス
本作の最大の敵となるソロモン・レーン。
元MI6のエージェントで、シンジケートの親玉となる存在。
シンジケートを大きくする為に、今回の計画を実行に移す。
アラン・ハンリー/演:アレック・ボールドウィン
CIAの長官として、登場。IMFを目の敵としている厄介な上司という立ち位置。
しかしそれは、CIAの立場から厳しく行動しているだけで、最終的にはIMF存続にひと役買うことに。
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の3つの魅力
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では、最後に『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』がターニングポイントになる魅力を紹介します。
なぜ、この作品がミッション:インポッシブルシリーズのターニングポイントになっているのか、徹底解明!
アクションてんこ盛り
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本作は、映画の冒頭から凄まじいアクションから幕を開け、息もつかせぬ展開が目白押しとなっています。
飛行機にしがみつくトム、オペラ劇場のステージ裏で躍動するトム、水中でピンチになるトム、車とバイクでお得意のチェイスをするトム、と圧倒的なスケールで魅せるスペクタクルなアクションは、これまでのシリーズ作品と比べても段違いのクオリティです。
もとより、このころのトム・クルーズはスタントなしで自分でこなすというのはもう通例となっていましたが、それを受けて共演のレベッカ・ファーガソンもバイクシーンなど、スタントなしで自分で演技をこなしています。
トム・クルーズのアクションに対してのこだわりは周りを巻き込み、より高い意識のもと取り組んでいたシーンだったのです。
レベッカ・ファーガソンの魅力
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先にも記しましたが、レベッカファーガソンはトム・クルーズばりにノースタントでこなせるアクションは積極的に挑戦しています。
そのレベッカ・ファーガソンの存在にトム・クルーは感銘を受け、気に入った様子で続編にも出演する運びとなっています。
過去にもこういった例はなく、女性キャストがメインで続投するのはレベッカ・ファーガソンが初めてとなったのです。
それだけではなく、オペラ劇場での鮮やかなドレスに覗く足など、女性らしい魅力もふんだんに披露し、モロッコでは鍛え込まれた肉体を水着姿で見るものを魅了しています。
監督、クリストファー・マッカリーの存在
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本作でメガホンをとったのはクリストファー・マッカリー。脚本家で知られた存在で、名声を得たのはサスペンスとして今でも名作の一つに数えられている『ユージュアル・サスペクツ』の脚本を書いている事です。
ジャック・リーチャーシリーズとなる1作目の「アウトロー」で監督を務め主演にトム・クルーズを据え、共に映画作りを経験し、本作ローグ・ネイションで再び共にします。
しかし、このクリストファー・マッカリーはトム・クルーズのお気に入りの監督として、この後に続く続編構想に多大なる影響力を発揮していました。
当初の噂では、ゴースト・プロトコル以降の続編シリーズはトム・クルーズがイーサン・ハント役を卒業し、製作に回るという事がまことしやかに囁かれていたのです。
しかしこのクリストファー・マッカリーが、新たなプロジェクトとして6作目も続投、更には、3年周期で新作を発表していた同シリーズを7作目、8作目を連続して公開する新たな周期を作り出しています。
それだけ、トム・クルーズはクリストファー・マッカリーという人物に信頼を置いている事がわかるのです。
そんな人物であるクリストファー・マッカリーが、最初に監督を務めたシリーズ5作目となる『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』がターニングポイントたる所以はこういった要因からくるものでした。