(16)ミッドナイト・スカイ
・原題:The Midnight Sky
・監督:ジョージ・クルーニー
・脚本:マーク・L・スミス
・出演:ジョージ・クルーニー、フェリシティ・ジョーンズ、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル
・公開:2020年12月23日
・製作:アメリカ
ジョージ・クルーニーによるディストピアSF
2020年の12月に公開されたネトフリ産の本格SF映画となるジョージ・クルーニーが監督・製作・主演を務める『ミッドナイト・スカイ』。
ジョージ・クルーニーは、主人公オーガスティンを演じます。
共演は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ』で主演を務めたフェリシティ・ジョーンズ、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』などのカイル・チャンドラーが務めます。
原作は、リリー・ブルックス=ダルトンによるSF小説『世界の終わりの天文台』の実写化作品。
世界が滅びゆくさまを題材とするディストピアSFとして高い評価を獲得する作品で、物語は2049年の2月が舞台となる。
ジョージ・クルーニー演じるオーガスティンは、北極圏で滅びゆく人類の中で人類存続の為に尽力を尽くす人物。
本作のヒロインとなるフェリシティ・ジョーンズ演じるサリーは宇宙飛行士として、宇宙から地球へと帰還する途中である事実を知る。
この作品は、そんな登場人物たちのメインストーリーの他に、過去の回想も重要な鍵を握ります。
この仕掛けが結末に活きる、ひとときも目が離せない見事な作品です。
(17)アイ・アム・マザー
・原題:I Am Mother
・監督:グラント・スピュートリ
・脚本:マイケル・ロイド・グリーン
・原案:グラント・スピュートリ、マイケル・ロイド・グリーン
・出演:ヒラリー・スワンク、ローズ・バーン、クララ・ルガアード
・公開:2019年6月7日
・製作:アメリカ・オーストラリア
アカデミー賞女優が好演!
2019年にNETFLIXで公開された、アメリカとオーストラリアの合作で製作されたSF映画『アイ・アム・マザー』。
この作品もディストピアSFとなるストーリーで、荒廃した世界が舞台となります。
人類が滅亡間近で、人類存続のためにAIが人間を育てる施設が存在。
その施設でロボットに育てられた1人の少女。
彼女の世界は、その施設の中だけ。
その施設に突如として現れる1人の女性。
その存在により、物語は大きく動き出す…
ロボットも出演者と捉えるならば、たったの3人しかメインの演者がいないという異色の作品。
SFスリラーとしてもディストピアSFとしても、アカデミー賞女優ヒラリー・スワンクの高いパフォーマンスも相まって、高い評価を獲得している名作です。
(18)もう終わりにしよう
・原題:I’m Thinking of Ending Things
・監督:チャーリー・カウフマン
・脚本:チャーリー・カウフマン
・原案:イアン・リード『もう終わりにしよう。』
・出演:ジェシー・プレモンス、ジェシー・バックリー、トニ・コレット、デヴィッド・シューリス
・公開:2020年9月4日
・製作:アメリカ
奇想天外なストーリー、この物語についていける!?
監督・脚本を務めたチャーリー・カウフマンは、映画好きの中では知られた存在で、『マルコビッチの穴』など、突飛な作品を作ることで知られる人物です。
監督作では、『脳内ニューヨーク』が有名で、『マルコビッチの穴』などは脚本や製作を担当しています。
その奇想天外な作風は、本作『もう終わりにしよう。』でも、存分に発揮されていて、考察のしがいがある作品に仕上がっています。
主人公は、ジェシー・バックリーとジェシー・プレモンスが務め、最初は女性視点で描かれていきます。
付き合っている2人、彼氏の実家に行くというだけのストーリーなのですが…
それが思ってもない奇妙な展開に転がっていく、謎すぎるストーリーです。
途中訳分からなくなるのですが、ラストの秀逸な展開は必見の作品!
(19)プロム
・原題:The Prom
・監督:ライアン・マーフィー
・脚本:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン
・原作:ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン、マシュー・スクラー『プロム』
・出演:メリル・ストリープ、ジェームズ・コーデン、ジョー・エレン・ペルマン、ニコール・キッドマン
・公開:2020年12月11日
・製作:アメリカ
音楽は世界を救う!?
アメリカらしい、エンターテイメントでハッピーになる作品『プロム』。
”プロム”とは高校の最後に行われるダンスパーティーの事で、アメリカやカナダなどの北米では、高校生活での伝統的な儀式のようなもので、とても重要なイベントです。
しかしこの”プロム”、実はしっかりとルールがあり、原則として男女のペアで無ければいけないというもの。
その”プロム”に、レズビアンとして公表している女子生徒がいるため、中止するという経緯から物語がスタートします。
これがSNSを中心にバズっており、ブロードウェイの落ちぶれた俳優たちが、売名行為とはいえ”プロム”開催に尽力していくさまを描くコメディ・青春ミュージカル。
メリル・ストリープら、実力派俳優たちが集う中、若手女優たちが躍動している2020年最大の注目ミュージカル作品。
近年の多様性、人種差別、LGBTQ+だけではなく、パーソナルな部分での悩みを抱えている人全てに観てほしいハッピーな作品です。
(20)泣きたい私は、猫をかぶる
・監督:佐藤順一、柴山智隆
・脚本:岡田麿里
・出演:志田未来、花江夏樹、寿美菜子、小野賢章、千葉進歩、川澄綾子、大原さやか、浪川大輔、山寺宏一、小木博明
・公開:2020年6月18日
・製作:スタジオコロリド
自分の居場所は、どこにある?
本作は、新型コロナウィルスの影響で劇場公開からNETFLIX配信へと切り替わった映画です。
『ペンギン・ハイウェイ』で長編映画初作品の発表となったアニメーション・スタジオ”スタジオコロリド”による作品『泣きたい私は猫をかぶる』。
志田未来が主人公ムゲを演じる本作は、日本のアニメ映画らしいファンタジー作品。
ムゲは、同級生の日之出賢人に想いを寄せる中学2年生。
しかし、その想いは秘める事なく、真っ直ぐに日之出に伝えている。
一方日之出は、そんなムゲの想いに答えることはなく毎日足蹴にしていた。
ムゲは、それでも良かったのだ。なぜなら…
彼女にはある、秘密があったのだ!
(21)オクジャ/okja
・原題:Okja
・監督:ポン・ジュノ
・脚本:ポン・ジュノ、ジョン・ロンソン
・出演:ティルダ・スウィントン、ポール・ダノ、アン・ソヒョン、ピョン・ヒボン、スティーヴン・ユァン、リリー・コリンズ、ヨン・ジェムン、シャーリー・ヘンダーソン、ダニエル・ヘンシュオール、デヴォン・ボスティック、チェ・ウシク、ジャンカルロ・エスポジート、ジェイク・ジレンホール
・公開:2017年6月28日
・製作:アメリカ・韓国
ポン・ジュノ監督のハリウッド大作!
カンヌ国際映画祭に出品され、メインコンペティション部門で争った作品『オクジャ/okja』。
『パラサイト 半地下の家族』で世界中を席巻した、ポン・ジュノ監督による2017年のハリウッド作品。
本作『オクジャ/okja』は、日本の映画からも大きな影響を受けている作品で、森の描写は宮崎駿作品から、ニューヨークでのパレードは押井守の『イノセンス』から、と監督のポン・ジュノが明かしています。
新たな畜産産業として、スーパーピッグ計画が浸透している世界。
そこで、スーパーピッグコンテストが行われ、韓国の山奥で育成しているオクジャがグランプリを獲得。
オクジャを育成していた少女ミジャは、オクジャと深い友情で結ばれている。
ミジャは、オクジャを守るため大企業と渡り合うのだが…
オクジャとミジャの友情から、様々な問題を巧みに取り入れるポン・ジュノ監督らしい、韓国×ハリウッドの黄金コンビが送るスペクタクル作品。
(22)さよならコダクローム
・原題:Kodachrome
・監督:マーク・ラソ
・脚本:ジョナサン・トロッパー
・出演:エド・ハリス、ジェイソン・サダイキス、エリザベスオルセン
・公開:2018年4月20日
・製作:アメリカ
父と息子の絆を描くロード・ムービー
エド・ハリスとジェイソン・サダイキス、エリザベス・オルセンという三者三様な出演陣が特徴的な作品『さよならコダクローム』。
コダクロームとは、わかりやすく言えばコダック産の古いカラーフィルムのことで、現在では取扱が終了している代物。
そのコダクロームのサービスが終了することで、写真家のエド・ハリス演じるベンジャミンが、現像しにいくというもの。
しかしベンジャミンは病を患っており、ジェイソン・サダイキス演じる息子のマットが連れて行く。
エリザベス・オルセン演じる看護師のズーイーがその度に同行するという3人の珍道中を描いたロード・ムービーです。
この親子の中は、とにかく犬猿の仲とも言える冷え切ったもので、この度を通して、その雪解けが描かれていく…と思いきや?
という、親子の絆を描いた心が温まる作品です。
(23)エノーラ・ホームズの事件簿
・原題:Enola Holmes
・監督:ハリー・ブラッドビア
・脚本:ジャック・ソーン
・出演:ミリー・ボビー・ブラウン、ヘンリー・カヴィル、サム・クラフリン、ヘレナ・ボナム=カーター
・公開:2020年9月23日
・製作:イギリス
シャーロック・ホームズの妹、エノーラのストーリー
世界で最も有名な探偵、シャーロック・ホームズの妹であるエノーラ・ホームズをミリー・ボビー・ブラウンが演じ主演する作品『エノーラ・ホームズの事件簿』。
実際のシャーロック・ホームズに妹がいたのかは定かではありませんが、この作品は作者であるナンシー・スプリンガーの創作によるもの。
日本では2006年から、5巻まで刊行されている小説です。
未翻訳で、6巻も発売されています。
本作は本来ならば、劇場公開作品の予定でしたがコロナ禍により配給をNETFLIXへ売却したことで、世界配信されるという経緯を迎えています。
16歳まで、母親に育てられたエノーラ。
父親は早くに亡くなっている為、エノーラにとっては顔すら知らない存在。
2人の兄がおり、上の兄はマイクロフト。
とても厳しい性格。
下の兄は、シャーロック。
言わずもがな、世界的名探偵。
しかしこの兄2人も、幼い頃に家を出て行った存在のため、よく知らない。
16歳の誕生日を迎えた日、絵のーらの元から忽然と母親が消えてしまう。
エノーラは困惑するも、母親を探すため、ロンドンへと旅立つ!?
(24)スペース・スウィーパーズ
・原題:승리호
・監督:チョ・ソンヒ
・脚本:チョ・ソンヒ、ユン・スンミン、ユガン・ソエ
・出演:ソン・ジュンギ、キム・テリ、チン・ソンギュ
・公開:2021年2月5日
・製作:韓国
韓国映画の圧巻のクオリティ!まざまざと見せつける!
この映画を見た時、筆者の率直な感想は、凄まじい!
韓国映画名実と共に、完全にハリウッドと肩を並べる存在になったといてる、そう感じた作品です。
本作の世界観、ビジュアル、キャラクター、どれをとっても一級品で、ワクワク感を抱かせるSFアドベンチャーとしても非常にクオリティが高い、素晴らしい作品です。
原作も、近年の韓国の主流とも言える漫画が原作。
メインキャストとなる勝利号のクルーも、スター・ウォーズなどと同様に黄金比が採用されています。
勝気な性格のチャン船長、主人公でパイロットのキム・テホ、裏の世界にいた機関士タイガー・パク、ロボットのバブズ、そして勝利号にひょんなことから乗り込むことになった子供。
この5人のバランスも素晴らしく、未来となる2092年を舞台に、圧倒的な世界観と映像美によりスペクタクルな作品に仕上がっています。
韓国映画の凄まじさを見せつけている作品で、見事なSF映画です。
25.シカゴ7裁判
・原題:The Trial of the Chicago 7
・監督:アーロン・ソーキン
・脚本:アーロン・ソーキン
・出演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、サシャ・バロン・コーエン、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マイケル・キートン、フランク・ランジェラ、ジョン・キャロル・リンチ、エディ・レッドメイン、マーク・ライランス
・公開:2020年10月16日
・製作:アメリカ
衝撃の実話を実写映画化!
エディ・レッドメインが主演の、実在にあったシカゴ・セブンの裁判を描いた作品『シカゴ7裁判』。
本来ならば、公正な裁きを受けなければいけない裁判において、偏見と裁判官の差別によって、ありえないほどに意味の無い、くだらない内容になってしまった、嘘のような光景を描いた本作。
時代背景は1960年代後半。
アメリカはベトナム戦争中で、戦争への派遣の増員など、反対デモなどが盛んに行われていた時代。
1968年に行われたとある裁判。
これは本来ならば、何でも無いはずだったが、大統領がニクソンに変わったことで、起こされたもの。
ニクソンは、歴史上唯一大統領の任期を全うできなかった、いわゆる帝王政治を行なった悪名高き大統領。
そんな彼が、シカゴ・セブンと呼ばれる(厳密には8名)人たちをスケープゴートに国が裁判を起こす。
それが、シカゴ・セブンがデモを扇動し暴動を巻き起こしたというもの。
事実、でもグループの中心人物だった7人は、裁判で争うことに。
この7人とは無関係なはずだったブラックパンサー党の党首も起訴されていた。
その計8人は、裁判でデモを扇動し暴動を起こした張本人として、裁判が開始される…
しかしその裁判長は、ブラックパンサー党のボビーは弁護士が裁判に出られないため、自己弁護を行おうとするも、発言を許さなかった。
ボビーの発言を一切認めずに、裁判が行われる。
さらには、シカゴ・セブンが有利に働く全ての弁論を、認めなかった。
最早、茶番とも言える八百長裁判とも言える内容。
こんなありえない出来事を、シカゴ・セブンの7人とその弁護士を中心に描く法廷劇。
26.フェイフェイと月の冒険
・原題:Over the Moon
・監督:グレン・キーン、ジョン・カース
・脚本:オードリー・ウェルズ
・出演:キャシー・アン、ロバート・G・チウ、フィリッパ・スー、ケン・チョン、ジョン・チョー、ルーシー・アン・マイルズ、マーガレット・チョー、サンドラ・オー
・公開:2020年10月23日
・製作:アメリカ・中国
ディズニー映画の重鎮の監督作品!
『アラジン』や『美女と野獣』などを手がけてきた、アメリカにおけるアニメーション映画の重鎮グレン・キーン。
彼が手がけるNETFLIXオリジナルとなるアニメーション映画、それが『フェイフェイと月の冒険』。
まさかの手作りロケットで月に行くという、ファンタジー色が強いアドベンチャー作品。
中国のアニメーション・スタジオ、パール・スタジオとタッグを組んで製作。
そのため、物語の舞台は中国で、よりチャイニーズ文化を反映させたストーリーが基調。
アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートする、高い評価を獲得している作品です。
日本版エンドテーマには、YOASOBIのボーカル、Ikuraのソロ活動名義”幾田りら”が歌う楽曲も注目です!
ストーリーは、母親を失った主人公フェイフェイが、月の伝説の真意を確かめに自作ロケットで旅立ち冒険に出るというもの。
この伝説が本当にあれば、本来の家族が取り戻せるはずと信じて旅立つ少女とその相棒のうさぎ、さらにはなぜかついてきたチンとカエル、そんな面々の奇妙な冒険を描く。
27.YESデー 〜ダメって言っちゃダメな日〜
・原題:Yes Day
・監督:ミゲル・アルテタ
・脚本:ジャスティン・マレン
・出演:ジェニファー・ガーナー、エドガー・ラミレス、ジェナ・オルテガ、ジュリアン・ラーナー、H.E.R.
・公開:2021年3月12日
・製作:アメリカ
NOは言わない!そんな1日の出来事
主人公アリソンは、これまで「YES」としか言わず、どんな提案だってNOはなくなんでも挑戦し楽しい人生を送ってきました。
旦那となるカルロスもそんなアリソンと共に、なんでもチャレンジしてきたのですが…
2人は結婚し、子供もできるとそれは一変。
子育てに奮闘する中で、いつしかYESが当たり前だったのに、NOばっかりの日々に…
そんな中、とあるきっかけから、その日だけはNOは言わずにYESだけを言う、「YESデー」を行うことに。
そして子供と賭けをすることに。「YESデー」でNOとは言わない事を約束し、その日がやってくる!
と言う、子育てに悩んでいる人には絶対にオススメできる作品です。
肩肘張らず、もっと砕けてもいいんだよ。
怖がることはない、家族とは、子育てとは、を教えてくれる映画です。
主演は、ジェニファー・ガーナー。
今、アメリカで人気のR&BシンガーH.E.R.も本人役で出演!
28.ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜
・原題:Eurovision Song Contest: The Story of Fire Saga
・監督:デヴィッド・ドブキン
・脚本:ウィル・フェレル、アンドリュー・スティール
・出演:ウィル・フェレル、レイチェル・マクアダムス、ピアース・ブロスナン、ダン・スティーヴンス
・公開:2020年6月26日
・製作:アメリカ
クライマックスの楽曲はアカデミー賞にもノミネート!
レイチェル・マクアダムスとウィル・フェレル主演の音楽作品『ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』。
ウィル・フェレルが主演で脚本や製作も兼任しているので、くだらないコメディ映画の印象がとても強い作品。
確かに冒頭に披露されっる楽曲など、そんな様相を呈する作品ではありますが…
白眉となるクライマックスの楽曲は、かなり素晴らしいもの。
事実、その楽曲はアカデミー賞歌曲賞にもノミネートを果たすなど、高い評価を獲得しています。
しかしながら作品自体は、2時間を超える長さが、コメディにしては物語に歯切れの良さをなくしていると言うことから、いまいちの評価に至っています。
それでも、クライマックスの楽曲はとても素晴らしいので一見の価値はある、素晴らしい作品です。
29.トリプル・フロンティア
・原題:Triple Frontier
・監督:J・C・チャンダー
・脚本:マーク・ボール、J・C・チャンダー
・出演:ベン・アフレック、オスカー・アイザック、チャーリー・ハナム、ギャレット・ヘドランド、ペドロ・パスカル
・公開:2019年3月13日
・製作:アメリカ
超豪華キャストが集う、クライムアクション!
ベン・アフレック、オスカー・アイザックら豪華キャストが集うクライムアクション『トリプル・フロンティア』。
この他には、スター・ウォーズの実写ドラマ『マンダロリアン』で主人公マンドー役のペドロ・パスカル、『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナム、『トロン: レガシー』の主人公を演じたギャレット・ヘドランド、知る人ぞ知るオールスターキャストと、そのほかの面々もとても豪華なキャストです。
物語は、民間軍事企業に属する傭兵たちが、コロンビアの麻薬王から現金を強奪し、命をかけた逃避行をする様を描いたクライム・アクション。
スリリングな展開から、目が離せない展開に息を呑むストーリー。
こんなに豪華なキャストが集っているにも関わらず、そこまで話題にならなかった、隠れた名作的アクション映画です。
30.私というパズル
・原題:Pieces of a Woman
・監督:コルネル・ムンドルッツォ
・脚本:カタ・ヴェーベル
・出演:ヴァネッサ・カービー、シャイア・ラブーフ、エレン・バースティン、モリー・パーカー
・公開:2021年1月7日
・製作:カナダ・ハンガリー
冒頭30分は衝撃のシーン!刮目すべし!
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、『ワイルド・スピード/スーパー・コンボ』で世界的ブレイクを果たした女優ヴァネッサ・カーヴィー主演ドラマ映画『私というパズル』。
冒頭30分の出産シーンは、全人類が観るべき、衝撃のシーンです。
フィクションだとは分かっていながらも、衝撃的な場面となり、あまりにも衝撃的。
男性ならば、どんな大変な思いをして出産するのかが分かり、自分の奥さんへできる限りのサポートをしようと心に誓うこと間違いありません。
一方女性では、経験をしている方ならば、納得できるシーンかもしれませんし、これから経験をする方ならば、どれだけの出来事なのかを理解できることでしょう。
そんな壮絶な出産を経て、主人公のマーサは心を閉ざしてしまいます。
ここでは何が起きたかは明かしませんが、この出産を経て起きた出来事…
これを、自分と周囲の反応のギャップに違和感を感じるようになるのですが…
それあまりにも、心に大きな溝となってしまいます。
この姿を見事なまでに演じたヴァネッサ・カーヴィーは絶賛されており、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートを果たしている、見事な演技を披露。
とても意義深い映画ですので、是非ともチェックしてみてください!