2022年4月8日(金)に映画【とんび】が公開されました!
主演は、多数の作品で大活躍の阿部寛さんで、破天荒な父・ヤスを演じます。
ヤスが愛する息子・アキラ役は、こちらも多数の作品に引っ張りだこの北村匠海さんです。
また、薬師丸ひろ子さん、杏さん、安田顕さん、大島優子さん、麻生久美子さんら豪華キャストが脇を固めています。
ストーリーはドラマで分かってるけど、映画では泣けるかな…
本記事では、映画【とんび】のネタバレ、濱田岳さんの演技に観客が爆笑した理由について書いていきます。
映画【とんび】について
⠀ 『#映画とんび』🦅ˎˊ˗
⋱ 感涙必至の名シーン 到着!⋰ヤス(#阿部寛)が愛する妻の死を受け入れ、
息子と共に生きてゆく決心をするシーン🥲原作ファンや、過去に映像化された
ドラマファンからも人気の高いシーンです🎥#安田顕 #麿赤兒— 映画『とんび』 (@tonbi_movie) March 30, 2022
原作・スタッフ
原作 | 重松清 |
監督 | 瀬々敬久 |
脚本 | 港岳彦 |
- 原作は、重松清さんの親子の絆を描いたベストセラー小説です。
- 監督は、菅田将暉さんと小松菜奈さんが共演した【糸】などのメガホンを取った瀬々敬久さん。
- 脚本は、【MOTHER マザー 】など、人間模様を巧みに描いてきた港岳彦さんが担当します。
キャスト
- 不器用ながら家族を愛する男・市川安男(ヤス):阿部寛
- ヤスと美佐子の息子・市川旭(アキラ):北村匠海
- アキラの妻・由美:杏
- ヤスの幼なじみ・照雲:安田顕
- 照雲の妻・幸恵:大島優子
- ヤスの同僚・広沢:濱田岳
- ヤスの得意先の社長・尾藤: 宇梶剛士
- ヤスの上司・萩本課長:尾美としのり
- ヤスの同僚・葛原:吉岡睦雄
- トクさん: 宇野祥平
- たえ子の娘・泰子:木竜麻生
- アキラと由美の息子・健介:井之脇海
- アキラと由美の娘・美月:田辺桃子
- ヤスの義理の弟・島野昭之:田中哲司
- アキラと由美の勤める出版社の編集長:豊原功補
- アキラと由美の勤める出版社の守衛:嶋田久作
- アキラの取材先の職人・村田:村上淳
- 照雲の父でヤスにとっても父のような存在・海雲:麿赤兒
- ヤスの妻でアキラの母・市川美佐子:麻生久美子
- ヤスの姉がわりで小料理屋の女将・たえ子:薬師丸ひろ子
映画【とんび】ネタバレ!
アキラ誕生
時は昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。
日本一不器用な男・ヤス(阿部寛)は瀬戸内通運で働いていた。
妻の美佐子(麻生久美子)は妊娠していたため、元気な子が産まれる願掛けとして、禁酒をするヤス。
幼い頃に両親と離別したヤスにとって、“家族”は何よりの憧れだった。
ヤスは仕事終わり、いつものように小料理屋「夕なぎ」に寄る。女将のたえ子(薬師丸ひろ子)は幼なじみで姉のような存在だ。いつも明るくヤスを励ましてくれる。
ヤスの幼なじみ・照雲(安田顕)はその父・海雲(麿赤兒)と妻・幸恵(大島優子)と薬師院に住んでいる。
美佐子とヤスが墓参りに行き、照雲とヤスが小競り合いしている間に美佐子が産気づき、病院に運ばれる。職場の同僚やみんなが見守る中、元気な男の子が産まれた。
ヤスは、小林旭から名前を取って旭(アキラ)と名付ける。
悲劇
ヤスと美佐子とアキラはよくお弁当を持って海に行って遊んだ。
ヤスは人生最高の幸せを感じていた。
アキラが3歳の時、雨のせいで動物園に行けなかった日曜。
ヤスが仕事に行くと言うと美佐子とアキラもついてきた。
仕事をするヤスのところへタオルを持って走ってくるアキラ。
タオルが積み荷に引っ掛かり、たくさんの荷物が落ちてきた。
美佐子は走ってアキラを庇い、亡くなってしまう。
美佐子の葬式で、「ママはどこ?」と泣くアキラをヤスは抱きしめた。
海になれ
アキラが年長になり、保育園でケンカをする。
家族の絵を描くことになり、アキラは美佐子の写真を持って行ったが、それをミチロウくんが取り上げようとして破れてしまう。アキラとミチロウ君は喧嘩になり、たんこぶができた。
ミチロウ君のお母さんが迎えにきて慰めてもらっている姿を見て、アキラは泣きながら母の写真をビリビリに破いてしまう。
その帰り、元気のないアキラを連れて薬師院に泊りに行くヤス。
アキラの寂しさを感じ、どうしたらいいか困ったヤスは、海雲に相談する。
海雲は突然アキラを起こして海に行くと言い出す。
ヤス、海雲、照雲、アキラの4人で雪が降る海に向かう。
海雲はアキラの毛布を取って、照雲と一緒に背中に手を当て、母の代わりに愛してくれる人たちがたくさんいることを伝える。
またヤスには「アキラに悲しみを降らすな。お前は海になれ」と言った。
ヤスは号泣して、アキラと2人で生きていく決意を固めた。
たえ子の娘とヤスの嘘
ある日、ヤスが「夕なぎ」に行くとたえ子が誰かと電話で話していた。
「困ります。私は産んだだけです。もう一生会わないつもりでしたから」と話していた。
たえ子は以前結婚していて、子供がいて、その子が結婚するから会いたいと言っているらしい。
子供がいることは知らなかったヤスは驚く。
店に入ると、たえ子から小学6年になったアキラが、母の死んだ時の様子を聞きにきたと言われる。
「もう通用せんよ。ごまかしは」と言うたえ子。
ある日、ヤスの職場に、たえ子の娘・泰子(木竜麻生)がやってくる。
両親にも内緒で1人で来たと言う泰子。
ヤスは泰子を「夕なぎ」に連れていく。
たえ子はすぐに娘だと気づいたが知らないふりをした。
そして、照雲に促されおふくろの味の料理をたくさん泰子の前に置いた。
はまぐりのお吸い物は「婚礼の時によく出されるんよ」と言うたえ子。
泰子はそれを食べ「美味しいです」と涙を流した。
たえ子は買い物に行くと店から出て行った。ヤスたちがお祝いの歌を歌うと泰子も笑顔になる。
それを窓の外から見て涙するたえ子だった。
ある日、ヤスはアキラと銭湯に2人で行く。
ヤスは母の事故について、「自分を助けようとして亡くなった」と嘘をつきアキラに謝罪した。
その後しばらく気まずくなるも、卒業式では笑顔でヤスの胸に飛び込むアキラだった。
父と子の痛み
中学生になったアキラは坊主頭で、野球部に入り部活に打ち込む。
照雲から入院している海雲がもう長くなさそうなので、アキラに会わせてやりたいと頼まれるが、アキラは部活は休めないとお見舞いに行こうとしない。
ある日、仕事の途中、アキラの部活の様子を見に行くヤス。
なんとアキラが三振したことを笑った後輩に、ケツバットをしていた。
思わずアキラを呼びつけ注意するも、みんなやっていると反省しないアキラの顔を殴ってしまうヤス。
家では2人の対立が続き、ヤスはケーキを買って謝ろうとする。
しかしアキラは「親父が死ねばよかったんじゃ。お母さんの代わりに」と言って家を飛び出す。
すると追いかけたヤスは自分を何度も何度も殴り、アキラに謝った。
それを見て、後輩の家に謝りに行くアキラ。ヤスはお詫びにと買ってきたケーキを持たせた。
海雲がいよいよ亡くなりそうと知り、ヤスとアキラはお見舞いに行く。
アキラは海雲の手を握ることができた。
その帰り、お見舞いに行かなかったことを後悔し、アキラは泣いてヤスに謝った。
アキラの家出
アキラは高校生になり、東京の大学に行きたいと言い出す。
ヤスは寂しくてなかなか話を聞こうとしない。
ささいなことで喧嘩になり、アキラはしばらく薬師院に下宿する。
そんな中、ヤスが職場で倒れる。
栄養失調だった。家もゴミだらけで汚い。
幸恵やたえ子や照雲が片づけていると、そこへアキラも来る。
その時、電報で早稲田から合格通知が届きみんなで喜んだ。
ヤスも喜び、電報を美佐子の遺影の横に置いた。
別れの日
アキラの出発の日、ヤスはトイレから出てこない。
時間がないので、「行ってくる。頑張ってくる。」と言ってアキラは照雲の運転する車で駅へ向かう。
ヤスはトイレから出てアキラの手紙を見つける。
そこには、生活用品がどこにあるかと、「東京に行かせてくれてありがとうございました。」と書いてあった。
ヤスは走り出し、車を追いかける。
照雲が止まるか聞くもアキラは断り車はそのまま走って行った。
ヤスは大きく手を振り、「アキラ、頑張って来いよ!」と叫んだ。
実の父との再会とアキラの作文
昭和63年。東京行きのトラックに乗るヤス。
病院に行き、自分を捨てた実の父と対面する。
息子の島野昭之(田中哲司)から連絡があったのだ。
彼も母親の連れ後で父の実の子ではないが、父がヤスのことをいつも話していたと言った。
ヤスは泣きながら父の手を握り、「産ませてくれてありがとうございました」と言い、病院を後にした。
その後、アキラの職場である出版社へ向かう。守衛(嶋田久作)の追い返されそうになったところを、由美(杏)に助けられる。
編集長(豊原功補)と会い、アキラが入社試験の時に書いた、作文のコピーをもらい屋上で読む。
母が亡くなったのは、実はアキラをかばったせいだったこと。
嘘をついたヤスを許してやって欲しい。そう書かれていた。
こんなに涙が止まらない手紙を読んだの初めてだった。
結婚したい
ヤスはアキラの優しさを知り、上機嫌で東京から備後へ戻るため、トラックに乗ろうとするとアキラが来る。
ヤスはアキラに何も連絡していなかったのだ。
一緒にいたヤスの同僚の広沢(濱田岳)は「アキラくん大きくなったなぁ」と言った。
アキラから会って欲しい人がいると言われ、食事に行き、由美を紹介される。
ヤスはその場に広沢も一緒にいさせた。
少し離れた席に座り食事をする広沢。
由美と結婚したいと言うアキラ。広沢もご飯を吹き出すほど驚く。
そして、7歳年上で離婚して3際の子供もいると聞き、何も言わず帰ってしまうヤス。
アキラと由美が家に帰ると息子の健介が外で待っていた。
3人で振ってきた雪を眺め、健介の背中にアキラはそっと手を置いた。
父と子の神輿
後日、改めてアキラと由美が備後に挨拶に来る。
アキラが子供のころ熱を出して神輿を担げなかった祭りの日だった。
「夕なぎ」で、アキラは変わらない決意を話す。
ヤスは、由美が離婚した相手の親と健介を会わせてやれないのかと聞く。
困ってしまう由美とアキラ。
「明日来る」と言って帰ろうとした所に、照雲と幸恵が来る。
照雲は突然、「こげな女でいいのか?」と由美をけなし、ヤスを挑発する。
そして自分が真剣だと伝えるため、由美のお腹に赤ちゃんがいることを告白するアキラ。
ヤスは飲んでいた酒を吹き出してしまう。
アキラに「年上のコブツキにたぶらかされて何のために大学にいったんじゃ」と突っかかり「おじさんやめてよ…」と震えるアキラ。
そしてヤスが激怒し照雲の胸ぐらをつかむ。
「なめとるんか!クソ坊主!」
「ヤスは文句ないんか!」
「言いたいことはなんぼでもあるわい!ほいでもアキラの選んだオナゴじゃ!アキラに惚れてくれとるオナゴじゃ!アキラの女房はわしの娘じゃ!」
するとたえ子と幸恵が拍手をした。
照雲の芝居だったのだ。
驚き、涙する由美に謝る照雲。
神輿が来たので、「ふるまい酒を手伝って!」と言うたえ子。
ヤスは神輿を追いかけ走って外に出て、みんなと一緒に神輿をかついだ。
アキラと由美たちみんなも駆けつける。
神輿が倒れそうになり、アキラが助け一緒に神輿をかついだ。
親子も見守る由美たちもみんな笑顔だった。
照雲は、「とんびが鷹を産んだんじゃねえ。鷹親子だ」と言った。
翌日は、みんなで薬師院にお墓参りに行った。
ヤスの幸せ
令和になり健介(井之脇海)とアキラと由美の娘・美月(田辺桃子) は大きくなっていた。
備後のヤスの家でアキラたち家族は、ヤスの遺影写真を探している。
アキラたち家族と幸せそうに笑い、だんだん年老いていくヤスの写真がたくさんあった。
ヤスは、アキラが作家として直木賞を取った新聞記事などをたくさん部屋に貼っていた。
「おじいちゃん幸せだったかな?」と聞く美月に、「あっちに行ったら聞いてみるよ」と言うアキラ。
時は昭和に戻り、海では、アキラと由美と健介が楽しそうに笑って遊んでいる。
ヤスはそれを見て自分とアキラと美佐子に重ねて涙を流した。
濱田岳の演技に観客が爆笑!その理由とは?
北の国から好きのわたしはもうあれよぐったり泣き疲れた😭愛しかない作品だから癒しと例えるのはおかしいのだけど濱田岳が癒し。父親の声が聴きたくなったから電話しようっと。
#とんび— ぢゅん (@atarimaeoyako) April 8, 2022
#映画とんび #とんび 試写会鑑賞!
原作→ドラマ→映画の順番でみてきたけど、どれも違ってどれもいい。
個人的には濱田岳くんがよかった。すごく馴染んでるのについ目がいっちゃう。薬師丸ひろ子さんもよき。
方言で話すので聞き取りきれなかった箇所があったのが悔しかったので地元の人が羨ましい。 pic.twitter.com/MJzdiLe5oF— 沼民りさ🌳🌲 (@0HZI6oJn4ePh3EJ) March 30, 2022
泣きっぱなしや緊迫の中に
わぁっ と笑いを入れて和ましてくれる
濱田岳さんがとてもいい仕事をしている✨劇中のお坊さんの温かい言葉が
とても印象的なので。
御家族で見るのに特に
おすすめしたい映画#とんび— まつり 💃💃💃 (@0matsurisawagi) March 24, 2022
Twitterでは濱田岳さんの称賛の声が上がりました。
ヤスと東京に一緒に行った同僚の広沢役の濱田岳さん。
東京で、アキラがヤスを追いかけてきて、食事に行き由美を紹介するシーンで、広沢が3人とちょっと離れた席に座っていました。
そして、アキラが「結婚する!」と言ったら、食べてたもの吐き出しました。
その瞬間、観客が大爆笑しました!
そして3人が会話している間、ずっと阿部さんの後ろに、ぼやけた状態で3人を見ているのが写りこんでいて、みんな笑ってないのに筆者は笑いをこらえるのが大変でした。
そのシーンは濱田さんばかり見てました(笑)
主要キャストではないですが、濱田岳さんさすがです!
ドラマ『3年B組金八先生』で、金八に歯向かう生徒役のころから存在感があり、この子はすごいと思ってました。また朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でも主人公のダメな兄役・算太として、そのコミカルだけど泣かせる演技がとても話題となりました。
みなさんも話題の俳優・濱田さんが出るシーンをぜひ注目してみてください!