“世界で最も愛されたプリンセス”と呼ばれたダイアナ元妃が、1997年8月30日にパリで追跡してきたマスコミの車をまこうとした自動車事故によって36年という短い生涯を終えてしまいました。世界中が涙したあの悲しすぎる事故から今年で25年という歳月が過ぎました。
第94回アカデミー賞で主演女優賞に初ノミネートを果たしたクリステン・スチュワートがダイアナ元皇太子妃を演じた実話をベースにしたフィクションの伝記ドラマである本作。
ダイアナ元妃が、その後の人生を変える決断をしたといわれている“最後のクリスマス休暇”を描いた【スペンサー ダイアナの決意】が2022年10月14日から公開予定です。あらすじ&キャストや見どころなどをご紹介していきます。
プリンセス・オブ・ウェールズとは?
まず、本作には直接は関係がないのですが、ダイアナ元妃であるプリンセス・オブ・ウェールズ (Princess of Wales、ウェールズ公妃ダイアナ)の簡単な生い立ちと、本作に至るまでの人生をご紹介していきます。
1961年に17世紀から続いている貴族の家系であるスペンサー伯爵家の嫡男であるオールトラップ子爵エドワード・ジョン・スペンサーとその夫人フランセスの間の三女としてお生まれになったダイアナ元妃ことダイアナ・フランセス(Diana Frances/旧姓ダイアナ・スペンサー)。
4人姉弟として育ったダイアナ元妃でしたが、ご両親はお母様の不倫などによって別居後、離婚してしまいます。4人の子供達の親権は父であるスペンサー伯爵家が得ました。
姉であるセーラとジェーンは、ダイアナ元妃とは6歳と4歳という年齢差があり、ダイアナ元妃が姉達と遊べるようになってしまう前にセーラとジェーンは学校に入ったために、弟であるチャールズ(現在:第9代スペンサー伯爵)と共に育ちました。
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そして、ダイアナ元妃は1970年にノーフォークの寄宿学校リドルズワース・ホール学校に入学し、その後ケント州にある寄宿学校ウェスト・ヒース学校に入学。この頃は、ピアノとバレエの成績がとても良かったそうで、バレエダンサーを夢見ていたそうです。
しかし身長が思ったよりも伸びてきてしまいプリマとして大きすぎたために夢を諦めたそうです。実は当時社会奉仕活動では特別賞を受けたそうで、この頃から人道支援や人のために何かをしてあげる気質が備わっていたのかもしれません。
1975年に父であるエドワード・ジョン・スペンサーがスペンサー伯爵位を継承して. 第8代スペンサー伯爵ジョン・スペンサーになったことによって、ダイアナもLadyの儀礼称号を得ています。
その後、運命の出会いが訪れます。1977年に姉であるセーラとお付き合いをしていたウェールズ公チャールズ(現在;チャールズ国王)と初めて出会うことになります。ただ、この時は姉の彼氏?ということもあり恋をするというような感じではなかったそうです。
その年の年末にスイスにあるフィニシングスクール(花嫁学校)アルパン・ヴィデマネット学院に入学したのですが、すぐに帰国し、子供が好きだったため幼稚園などで働けたらという夢を持ってロンドンで暮らしを始めることに・・・。ダンスのインストラクターやナニー、保育園のアシスタントなどとして働いていたそう。
そして、奇跡の再会が起こることになります。1979年に王室のサンドリンガム邸のパーティーでチャールズ皇太子(※実際には王様の跡継ぎというお立場なので皇太子ではなく王太子が正解ですが、多くの日本のメディアは皇太子と表記しますので、ここでは皇太子と記載させていただきます。)と再会したのがきっかけで親しい関係になっていき、翌年からお付き合いすることになっていきます。
チャールズ皇太子と1981年2月に19歳で婚約したダイアナ元妃は、ガラード(イギリスの宝飾品会社)の18カラットのサファイアに14カラットのダイヤで囲まれた指輪を婚約指輪として指にはめることになります。
このサファイアの指輪は、ウイリアム皇太子の妻であるキャサリン皇太子妃に受け継がれて現在はキャサリン皇太子妃の指に耀き続けているのをご覧になられた方も多いはず。おそらくかなりの頻度でキャサリン皇太子妃はこの指輪を指にはめているお姿を見ることが出来ます。
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そして、あの世紀のロイヤルウエデイングと言われ世界中で話題となったセント・ポール大聖堂で7月29日に結婚式を執り行うことになります。ダイアナ元妃は、1982年5月からはチャールズ皇太子とともにケンジントン宮殿で生活をはじめることとなります。
余談ではありますが・・・ダイアナ元妃は王位継承者と結婚した初めてのイギリス人女性であり、イギリス王室史上初めて、婚約前にお仕事をして収入を得ていた女性としても知られています。
結婚後はすぐにウィリアム王子が生まれ、2歳離れてヘンリー王子も生まれ二人の子宝に恵まれたのですが、様々な要因からダイアナ元妃はチャールズ皇太子との仲もうまくいかなくなってしまい過食症に苦しむようになってしまいます。
この頃になるとチャールズ皇太子(現:チャールズ3世)においては、ダイアナ元妃や子供達のいるケンジントン宮殿に戻らず、ハイグローヴ邸で過ごすことが増えていきます。この頃からカミラ夫人(現:カミラ王妃)との交際を再び始めるようになってしまうのです。
チャールズ皇太子とダイアナ元妃は、お互いに大切な存在であるもののチャールズ皇太子はダイアナ元妃が世界中の人々から愛され人気となっていく様子に怒りや嫉妬を覚えていきます。その意味は、自分が次期王であり、王族の血を引くのは自分なのに注目されるのは常にダイアナ元妃というのが気に入らなかったのかもしれません。
カミラ夫人は既婚者であるにも関わらず、次期国王になる予定のチャールズをキッパリとは諦めずにいたようですね。
ダイアナ元妃がチャールズと結婚して二人の息子も生まれて家族となったにも関わらず、愛されているのは自分だと自負してたのかもしれません。
ただ、イギリス国民から愛されていたのは残念ながらダイアナ元妃だったので、不倫をしてダイアナ元妃からチャールズを奪ったとされるカミラ夫人はイギリス国民からかなりバッシングを受けてしまいました。そのことも拍車をかけてダイアナ元妃の過食症はますますひどくなっていってしまったのです。
おそらく、ダイアナ元妃のファンの方や英国王室ファンの方であれば、現在世界中で話題となっているNetflixオリジナルドラマ「ザ・クラウン」シーズン4のラストがここまでのストーリーとなっているので、このドラマをご覧になられている方はこのあたりのストーリーはご存じの方も多いかもしれませんね。
本作のストーリーは、この後から始まるようです。ちなみに、ドラマ「ザ・クラウン」シーズン5も11月9日からネットフリックスにて配信されることになりましたので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。
【スペンサー ダイアナの決意】とは?
さて、ダイアナ元妃のご紹介が長くなってしまいましたが本作の内容などをご紹介していきます。
イギリス、アメリカ合衆国、ドイツ、チリの伝記ドラマ映画である【スペンサー ダイアナの決意】(原題:Spencer)。タイトルとなっている【スペンサー】とは、ダイアナ元妃の結婚前の苗字です。
本作は、第78回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映され大絶賛を得ることに。ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)にノミネートされ、放送映画批評家協会賞主演女優賞にもノミネートされました。
その他にもシカゴ映画批評家協会賞主演女優賞受賞、ダラス・フォートワース映画批評家協会賞主演女優賞受賞、セントルイス映画批評家協会賞主演女優賞受賞、ワシントンD.C.映画批評家協会賞主演女優賞受賞などなど沢山の賞にノミネートされたり受賞をしています。
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監督は、チリ・サンティアゴ・デ・チレ出身の脚本家・映画プロデューサーでもあるチリを代表する映画監督のパブロ・ラライン氏。代表作には「グロリア 永遠の青春」「ネルーダ 大いなる愛の逃亡者」「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」などがあります。
【スペンサー ダイアナの決意】あらすじ
1991年、クリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。
ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする
。映画『スペンサー ダイアナの決意』公式サイトより
ストーリーは、1991年のXmasにダイアナ元妃が決断することになった気持ちが描かれています。1992年12月にチャールズ皇太子(現:チャールズ国王)夫妻が別居生活をすることが決まったと正式にイギリス王室から発表されました。その後、1996年にお二人は離婚に至っているのですが・・・。それ以前の出来事が描かれています。
2人の別居が決まった頃、チャールズ皇太子とカミラ夫人が愛を囁き合う秘密の電話のテープが公開されてしまいます。翌年には、チャールズ皇太子は、カミラ夫人が人生の中心人物として大切だと公表しています。実はイギリス王室では、不貞があったとしても見て見ぬふりをするのが普通の事だとされていました。
そのため、カミラ夫人以外にもチャールズ皇太子は女性が沢山いたそうです。見て見ぬふりをされるのが当たり前だった王室だからこそ、チャールズ皇太子はカミラ夫人とダブル不倫をしていても申し訳ないとか悪いとか相手を傷つけてしまうという気持ちが分からなかったのかもしれませんね。
ダイアナ元妃は、高貴なスペンサー家の出身で、幼い頃にご両親が離婚したことで自分は子供たちにそうゆう寂しさや苦しさを味合わせたくないという気持ちが強く不倫をしているのを見てみぬふりをすることは容易ではなかったはずです。
スペンサー家のようなアットホームではなく、お金には困らずともすべての事が抑圧されている王室の生活は堅苦しく、寂しい生活の中で心のよりどころであるはずの夫であるチャールズ皇太子は当たり前のように不倫をしていることにダイアナ元妃はかなり苦しんだことでしょう。
この頃はまだご主人と別居しただけで、離婚はしていなかったカミラ夫人。この頃のイギリス国民からのカミラ夫人の評判はかなり悪かったそうです。その後、カミラ夫人も1995年に離婚をしています。
一方ダイアナ元妃は、1995年11月にBBCの番組である「Panorama」のインタビューでチャールズ皇太子との結婚生活について
「”There were three of us in this marriage, so it was a bit crowded. “
《訳》この結婚には3人の人間が関わっていたので、少し混み合っていました」
と語ったことはあまりにも有名ですね。ダイアナ元妃自身も寂しさからか元騎兵連隊将校ジェームズ・ヒューイットと5年にわたって不倫していたことを認めています。
その他にもダイアナ元妃の旧友であるジンで有名なギルビー社の御曹司として知られるジェームズ・ギルビーとも噂になったそう。ただ、こちらは実際には何の関係もなくただ旧友としてのお付き合いだったそうです。
その他にもチャールズ皇太子の親友であるアートディーラーのオリヴァー・ホアともお付き合いをしていたそう。この様子を見るだけで、ダイアナ元妃は本当にお寂しかったんだろうなと感じずにいられません。本当にただ愛されたかったのかなと感じざるを得ないと感じる方も多いはずです。
(あくまでも筆者の個人的な意見ですので、異論反論ご容赦くださいませ。)その後、ダイアナ元妃は、イギリス王妃にはならないことと「人々の心の王妃」になりたいという希望を表明しています。
現在はご夫婦となったチャールズ国王とカミラ王妃ですが、彼らの幸せの裏にはダイアナ元妃の苦悩や悲しみが潜んでいることをダイアナ元妃の一ファンである筆者からしてみたら感じてしまい、幸せの裏にはダイアナ元妃の悲しみがあったことを忘れずにいて欲しいなと感じてしまいます。
ストーリーの中には、ダイアナ元妃が幻覚として見える人物、アン・ブーリンが登場します。アン・ブーリンとは、16世紀のイングランド王・ヘンリー8世のお妃様であり、男子を流産したために斬首刑に処された女性です。そんなアン・ブーリンを襲った恐ろしい出来事と自分の人生を重ね合わせてしまうダイアナ元妃。
この少し前からダイアナ元妃は過食症になってしまい、夜な夜なキッチンの冷蔵庫から口の中に食べ物を口に押し込み、それを自身で吐き出してしまう姿は切なく苦しく感じられるはずです。
あくまでも実話をアレンジしているストーリーではあるものの、誰も味方のいない常に監視の目があり、外へ出ればパパラッチに追いかけられるような日々。
そんな苦しい王室での生活、夫が公然と不倫をしている現実、誰もがそんなことを受け入れられるわけがありませんものね。そんなただ愛されたかった、家族で幸せになりたかったダイアナ元妃のストーリーが今ここに。
【スペンサーダイアナの決意】キャスト
それではそんなストーリーをある意味本物?と思わせるように感じられるキャストの皆様をご紹介していきます。
ダイアナ妃役/クリステン・スチュワート
クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)本名: Kristen Jaymes Stewart
1990年4月9日生まれ
カリフォルニア州ロサンゼルス出身
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英国アカデミー賞ライジング・スター賞やMTVムービー・アワード女優賞を受賞した『トワイライト』シリーズのベラ・スワン役で知られているクリステン・スチュワート。『アクトレス〜女たちの舞台〜』(2015年)でセザール賞・助演女優賞を受賞しており、この受賞はアメリカ出身者初の快挙となり話題となりました。
2017年、バイセクシュアルであることを公表しており、脚本家のディラン・マイヤーと2021年11月に、婚約したことを発表しています。『パニック・ルーム』『スノーホワイト』『チャーリーズ・エンジェル』などにも出演しています。
チャールズ皇太子役/ジャック・ファーシング
ジャック・ファーシング(Jack Farthing)
1985年10月14日生まれ
イギリス ロンドン出身
オックスフォードのセント・キャサリンズ・カレッジで美術史を学び、その後ロンドン・アカデミー・オブ・ミュージック・アンド・ドラマティック・アートに入学。2010年頃から俳優として活動をはじめます。
BBC Oneドラマ シリーズのイギリスの歴史ドラマ「Poldark」 (2015年~2019年)で悪役のジョージ・ウォーレガン役を演じたことで知られています。その他には、「ライオット・クラブ」「ロスト・ドーター」「ラブ、ウェディング、リピート」などに出演しています。
アリステア・グレゴリー少佐役/ティモシー・スポール
ティモシー・レナード・スポール, OBE(Timothy Leonard Spall, OBE)
1957年2月27日生まれ
イギリス・ロンドン出身
『ハリー・ポッター』シリーズでピーター・ペティグリュー役を演じて知られているティモシー・スポール。渡辺謙、真田広之などの日本人俳優との共演をした大ヒット作『ラスト サムライ』で知名度が上がりました。
その他にも『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『魔法にかけられて』『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズ『英国王のスピーチ』『ターナー、光に愛を求めて』などに出演しています。1996年には急性骨髄性白血病と診断されたのですが、今も俳優として元気に活動を続けているようです。
マギー役/サリー・ホーキンス
ダイアナ妃の着付け役で、数少ない王室でのダイアナ妃の親友(実在しないキャラ)
《トリビア》
実は、このマギー役は実際にはいないキャラクターなんだそう。ダイアナ妃のスタイリストであり親友であった元ヴォーグ編集者のアンナ・ハーベイがこのキャラクターのインスピレーションとなっているともいわれており、その他にもポール・バレルというダイアナ妃が亡くなるまでずっと執事をしていた彼もこの役のインスピレーションとなっているとも言われています。
実はポールは、2017年にゲイをカミングアウトしており、そのことを知っていた唯一の女性がダイアナ妃だったそう。彼の家族はダイアナ元妃と仲がよかったのですが、彼らは口が堅く決して見聞きしたことを洩らさなかったそうです。
サリー・ホーキンス(Sally Hawkins)
1976年4月27日生まれ
イギリス・ロンドン出身
第86回アカデミー賞助演女優賞に映画『ブルージャスミン』ノミネートされ、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた実力派女優さんです。
その他にも『GODZILLA ゴジラ』『パディントン』シリーズ『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも出演しており、現在『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカの新作映画『Wonka』の撮影中だそう。
ダレン役/ショーン・ハリス
王室の料理長
ショーン・ハリス(Sean Harris)
1966年生まれ
イギリス/ロンドン出身
トム・クルーズ主演の大人気シリーズ第5弾「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(2015年)で、悪役であるソロモン・レーン役を演じて知られています。「プロメテウス」「ベルファスト71」「アウトサイダーズ」ドラマ「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」などに出演しています。
その他のキャスト
ここからご紹介するその他のキャストにつきましては、詳細が分からない方もおり詳しくはご紹介しておりません。お顔が分かるような画像がある方は、SNSなどの画像をご紹介していきます。
クイーンエリザベスII役/ステラ・ゴネット
アン王女役/エリザベス・ベリントン
カミラ・パーカー役/エマ・ダーウォル・スミス
ウイリアム王子役/ジャック・ニーレン
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フィリップ王配役/リチャード・サメル
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フィリップ王配役を演じたリチャード・サメルですが、2020年Hulu年間視聴者数海外ドラマランキングで1位を獲得し、山Pこと山下智久さんも共演したドラマ「THE HEAD」でエリック・オスターランド(冬期基地隊長)役を演じた俳優さんです。
アン・ブーリン役/エイミー・マンソン
ダイアナ妃が幻覚として見た人物
アン・ブーリンですが、イングランド王ヘンリー8世の2番目の王妃でエリザベス1世の生母です。結婚して僅か2年という歳月の1536年5月19日、反逆、姦通、近親相姦及び魔術という罪で死刑判決を受け、ロンドン塔にて斬首刑に処せられた人物です。
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アンドリュー王子役/ニクラス・コート
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ポール・バレル(フットマン)役/ジェームス・ハークネス
※1997 年 8 月に彼女が亡くなるまでダイアナの執事を務めました。ダイアナ元妃が一番信頼していた人物だったそう。
クイーン・マザー役/ロア・ステファネク
アンジェラ(衣装係)役/ローラ・ベンソン
マリア(古くからのメイド)役/ウェンディー・パターソン
パメラ(メイド)役/リビー・ロドリフ
マイケル(チャールズの近侍)役/ジョン・キーオ
ジェイコブ伍長役/ミヒャエル・エップ
10代後半のダイアナ役/グレタ・ビュッカー
9歳のダイアナ役/キミア・シュミット
まとめ
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ダイアナ妃は、それまで守られてきた様々なイギリス王室のルールを破って、人道支援などに献身的だったそう。そのことからもイギリス国民はもちろんのこと世界中の人々から尊敬の念を今でも抱かれ愛され続けています。
ダイアナ元妃は、ウイリアム王子やハリー王子らもそんな人道支援の場に連れて行き、王室の暮らしではない普通の生活の事も彼らが知れるように子育てをしたそうです。
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それは、それまでのイギリス王室のルールとはかけ離れたものだったそうです。子育てを乳母にまかせずに、ダイアナ元妃自身で出来る限り行ったそうで・・・。ダイアナ元妃が運動会のかけっこで全力で走る姿をご存じの方も多いかもしれませんね。
その他にも「トワイライト・スリープ」と言われる、モルヒネやスコポラミンを使用した睡眠状態で赤ちゃんを母体から取り出す方法が一般的なイギリス王室ですが、ダイアナ妃は自分の力で出産する自然分娩を選択したそう。
1983年、それまで子供はお留守番することが当たり前だったのですが、ダイアナ妃とチャールズ皇太子が6週間に渡るオーストラリア&ニュージーランドのロイヤルツアーに生後9カ月のウィリアム王子を連れていきました。
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宮殿内で家庭教師から教育を受けることが普通だった英国王室のルールを破って、ダイアナ妃は王子たちが普通の子どもたちに交じって学ぶことを希望しました。そのため、ウィリアム王子は王位継承者として初めて一般の幼稚園に通ったことも凄いことでした。
今では当たり前のことになっていることは、全てダイアナ元妃が殻を破るようにして変えてきたイギリス王室のルールなんですよ。そんな子供達を大切に思う想いはウイリアム皇太子やハリー王子にも受け継がれている様子は皆さまご存じかもしれませんね。
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ダイアナ元妃のファンにはぜひ観ていただきたい作品です。驚くようなダイアナ元妃の奇行が悲しみや切なさに胸が苦しくなるかもしれません。公人となった彼女の苦悩や、イギリス王室の驚くべき習慣の数々も明かされることになります。独特なミュージックと共に主演を演じたクリステン・スチュワートの渾身の演技に注目です。
様々な考え方があるかもしれません。それでもこの世にダイアナ元妃のような純粋で素敵なプリンセスが居たことをずっと覚えていたいと思います。最後までご覧くださりありがとうございました。
同じくダイアナ元妃を描いたドキュメンタリー映画【ダイアナ(原題:DIANA)】も2022年9月30日から公開されています。ご興味のある方は下記ページからご覧くださいませ。