2026年1月期のフジテレビ火9ドラマ(毎週火曜・よる9時~9時54分)は【東京P.D. 警視庁広報2係】を放送中。主演は福士蒼汰。警視庁の広報を舞台にしたメディアの裏側を描く完全オリジナルの社会派警察ドラマ。
福士蒼汰と緒形直人の初タッグとともにFOD共同制作でseason2が決定しており今期大注目のドラマです。
本記事では【東京P.D. 警視庁広報2係】のあらすじとネタバレを最終回まで詳しく解説するとともに原作、考察と感想も紹介します。
【東京P.D.】原作と脚本家
【東京P.D. 警視庁広報2係】に原作はありません。広報と捜査現場の刑事の意地とメンツ、対立と葛藤を描く完全オリジナルストーリーです。原案者は、警視庁記者・報道記者の経歴を持つ安永英樹氏。現場での体験をいかしリアルを追及した物語。
初共演の福士蒼汰と緒形直人がおくる警察ドラマ。舞台は警察庁広報部。
刑事を目指しながらも広報部に異動になった主人公の今泉麟太郎が事件解決に向けて奔走する姿を描きます。今泉の過去やトラウマ、タッグを組む安藤の抱えた未解決事件を伏線として描きながら物語が進行します。
事件を通して描かれる組織と人間模様、仲間との絆など見どころ満載。サスペンス要素ありの社会派エンターテインメント。
脚本家は、阿部沙耶佳、阿部凌大、島崎杜香の3名。
阿部沙耶佳さんは「晩酌の流儀」を手掛けた脚本家。阿部凌大さんは「高額当選しちゃいました」でヤングシナリオ大賞を受賞しています。島崎杜香さんは「クロスロード」でヤングシナリオ大賞の佳作を受賞。今後の活躍が楽しみな脚本家が集結しています。
今泉や安藤の過去や各話で描かれる事件など謎解き展開ありきの【東京PD】。以下にてあらすじとネタバレ、感想&解説を最終回までまとめていきます。
【東京P.D.】ネタバレ・あらすじを最終回まで
1話ネタバレ・あらすじ『警察の隠蔽を描く』
ネタバレ・あらすじ
蔵前橋署刑事課に務める今泉麟太郎(福士蒼汰)は、優秀な刑事。この日は和菓子強盗事件を解決。捜査一課を目指している。しかし、警視庁広報課2係へ異動に。1係は音楽隊がいる花形、3係はテレビやメディア協力で華やかなのに対して2係は報道担当という地味目の部署。
警察庁のキャリアが座る重要ポジションを担う広報課長は真部正敏(本多力)。東大卒のキャリア組。
今泉を出迎えたのは広報課管理官の下地和哉(正名僕蔵)。熊崎心音(吉川愛)、水野和香(太田莉菜)、玉田宏樹(谷原七音)、時永修二(竹財輝之助)。玉田はアイドル歴20年だとにこやかに挨拶。
係長の安藤直司(緒形直人)から説明を受ける今泉。
・記者への対応が主軸。
・記者クラブは新聞六社会、報道記者クラブ、テレビ記者会があり記者は24時間寝泊まりしている。
・朝夕に定例会がありそこで各課の課長が事件の説明をする。
安藤に誘われ記者クラブの面々と飲み会に。時間外労働にもならずお金も自腹。今泉は下地がT9パートナーズに投資詐欺疑惑があると情報を流しているのを目撃。納得しない今泉だが下地は、世論が騒ぐ前にメディアによって誘導させる手法だと説明する。
今泉は安藤と当直。机の上に布団を敷いて寝る。安藤は広報は役に立つと言う。広報は刑事にはない視点を持っているとも。寝ようとしたところに、墨田西にあるアパートで刺殺事件が発生。今泉と安藤は墨田西署の特別捜査本部の捜査会議に参加する。翌日には水野も参加し記者対応にあたる。
事件の被害者は篠原香奈(北村沙羅)。派遣社員で夜はカラオケでバイトをしていた。ストーカーに悩まされ警察にも通報していた矢先に殺された。ストーカーは墨田西6丁目交番の警官の矢島和夫(阿部翔平)だと判明。容疑者となった矢島は逃走。行方が分からない。
警視庁人事監察課長の橋本(赤ペン瀧川)は、警察官が犯人だと世間に知られることを恐れ隠蔽を行う。被害者にも非があるとYBXテレビの記者・稲田裕司(金子ノブアキ)らに情報を流して報道させる。さらに、被害者の家をうろつき事件を目撃していたホームレスの半田建造(ジジ・ぶぅ)の取り調べを行う。橋本は、防犯カメラの写真まで持ち出し言葉巧みに誘導。半田を犯人に仕立てる。
鏡ごしで取り調べを見ていた今泉は抗議をしようとする。安藤が止める。
「被害者のために犯人を捕まえるのが仕事。そのために刑事になりたい」という今泉に安藤は「今乗り込めば刑事にはなれない」と告げる。
その後、橋本は「矢島についてはおいおい自分でけじめをつけるのでは」と意味深発言。
その頃、矢島はピストルを頭に当てていた。銃声が響く。
<2話につづく>
感想
警察の報道が真実ではないという驚愕のストーリーでした。おそらく、矢島は自殺しています。橋本が仕向けたのかと思われます。そんなことがあるのかとかなりの衝撃です。報道を信じてしまいがちですが、こんな裏側があるとは。誰を信じていいのかと思ってしまう。それにしても、24時間体制で動いている警察&記者たちの実情に感嘆。
橋本を演じていたのは赤ペン瀧川さん。ひとくせある橋本がハマリ役です。なかなか良い味出してました。
主演が福士蒼汰さんというのでアクションシーンもかなり期待していたところ、1話の冒頭にありました。やっぱ、カッコいい。だけど、広報となった今泉のアクションは今後ないかもしれない。そう考えるとかなり貴重なシーンです。
今泉の過去も安藤の過去もチラリと描かれており、こちらの伏線回収など今後ありそうです。
2話ネタバレ・あらすじ『暴露』
墨田西殺人事件の犯人が半田建造(ジジ・ぶぅ)だとされる中、記者が犯人であるストーカー男の写真を入手する。それは矢島和夫(阿部翔平)の姿。60歳のストーカーだと聞いている稲田裕司(金子ノブアキ)らは矛盾を感じながらも警察報道を流す。
人事監察課長の橋本信(赤ペン瀧川)は捜査一課が半田を逮捕しないことに苛立つ。捜査一課長の北川一(津田寛治)は、起訴するための確実な証拠が足りないと主張。
そんな中でも広報部は記者たちと飲み会を行う。今泉麟太郎(福士蒼汰)は玉田宏樹(谷原七音)とともに捜査状況を調べ始める。調査報告がやけに少ないことに気付く。墨田西署は職務怠慢が横行していたのだ。今泉は広報部のリモコン室から、隠されていた情報を入手した。
半田は印のついた地図を持っていた。その地図は、半田が闇バイトで使っていたもの。印は詐欺に遭った被害者の家で、金のある家の情報を流してお金を得ていたのだ。詐欺事件は捜査2課が担当する。
今泉は同期の仙北谷開智(味方良介)に頼み込み、半田から話を聞くことに成功する。
半田の自白から、事件詳細が判明する。
・矢島が殺害を行った直後、柴田を呼んでいた。
・柴田は矢島を逃がしたのちに通報していた。
一方、安藤直司(緒形直人)は捜査一課理事官の松永重彦(利重剛)、捜査一課捜査員の巨椋(吉原光夫)とともに柴田(鳥せ谷宏之)から矢島の居所を聞く。橋本の差し金で本当の居場所を告げない柴田。
カラオケボックスにバイトとして潜入していた熊崎心音(三上愛)は、矢島が倉庫を使って中古バイクの転売をしていたという情報を入手する。心音から情報を得た今泉は、すぐさま安藤に連絡。
安藤は柴田に迫り矢島がいる倉庫の場所を聞き出した。
今泉らが倉庫に行く。捜査員が止める中、矢島は銃をこめかみにあて自殺した。
橋本の狙いどおり、犯人は半田で被害者にも非があったということになる。今泉と安藤らは憤りを感じながらも何も言えなかった。しかし、松永は報道記者たちに「犯人は矢島、被害者には非はない、最初から犯人がわかっていた」と真実を告げる。橋本は謝罪会見を行う。
結末
橋本は記者会見で謝罪する。
橋本と松永は異動になる。
安藤は伊澤(草川拓弥)の墓参りに行くが、伊澤の妻を見かけ逃げるように背を向ける。
<つづく>
解説・感想
隠ぺいの責任を負ったのは、結局のところ、橋本と松永。橋本に指示を出しているのは藤原(吹越満)は無傷。この先も管理官を牛耳っていくはず「トカゲの尻尾切り」ですね。今泉は自分が何も出来なかったと思っていましたが、ラストで「広報でやっていく」という覚悟が生まれます。
下地が記者たちを誘導していた詐欺事件の犯人が逮捕されたのです。広報の存在がいかに大切かを知る事件です。今泉はこの一件で広報部の必要性を感じた様子。松永が暴露したことは影響力を持っていると思います。今泉も安藤がこれからどう行動していくのかが注目です。
3話ネタバレ・あらすじ『実名報道』
20代女性・木崎七恵(えなこ)の失踪をきっかけに捜査が進展。30歳無職の男・川畑礼介(猪俣周杜)が逮捕される。七恵は山中に遺棄され、その周辺からは、その他4人の遺体も発見された。合計5人の殺人。川畑は自殺願望者とSNSで連絡を取り合っていたことも分かる。
被害者の中には未成年もいたたため捜査一課長の北川一(津田寛治)は実名報道を迷う。広報課の安藤直司(緒形直人)は、捜査の手助けになると実名報道を依頼する。こうして、被害者は実名が記者たちに伝えられる。
今泉麟太郎(福士蒼汰)は実名報道に疑問を持つ。被害者家族のことを考えたら、匿名報道にすべきだという思う。
YBXテレビでは、記者・稲田裕司(金子ノブアキ)の考えに基づき、どこよりも早く実名で報道する。
川畑は捜査一課の刑事・巨椋雅史(吉原光夫)に連れられ現場検証へ。川畑は、被害者の殺害を否認しやったのは遺棄のみだと主張する。
どう考えても猟奇的な殺人だが遺体に腐乱が激しく証拠がない。
一方、実名報道されたことで被害者宅や親戚宅に報道陣が殺到。SNSは炎上。被害者家族は精神的に追い詰められてしまう。そこで被害者家族は実名報道をしないようにと抗議文を送ってきた。
「取材を控えるように」と記者たちに通達すると、どこもが今度は匿名報道に切り替える。すると、これまでたくさんの情報が世間からあったのに、情報が激変し捜査は難航。新聞記事の欄も小さくなる。
今泉は実名報道は情報を得るための手段だと気づく。
その頃、川畑は自らのお金で買ってきてもらった弁当を頬張っていた。
解説・感想
3話は実名報道の意味を知るストーリー。記者たちの白熱には辟易することも多いものですが、実名報道は情報網の手段となっていることが分かります。メリット、デメリットがあるのは仕方のないこと。どちらが正しいとは言えませんが、事件の真相が明らかになる方法として必要なのでしょう。
広報部は葬儀に立会い記者が中に入らないようにしたり、こまごまとしたお仕事があるのも分かりました。
安藤の過去では、伊澤からの連絡がない中、幹事長宅が爆破されたという連絡が入ります。この事件が伊澤の死と関係してくるのかもしれません。
4話ネタバレ・あらすじ『罪と罰】
千葉の山中で5人の遺体が発見された事件の被疑者の川畑礼介(猪俣周杜)は自殺ほう助を主張し続けている。殺人の証拠が掴めず捜査一課の刑事・巨椋雅史(吉原光夫)は苦慮していた。
実名報道を真っ先に行ったYBXテレビ記者・稲田裕司(金子ノブアキ)は、上司からの命令もあり遺族に謝罪をすることに。稲田は安藤(緒方直人)に相談し、今泉麟太郎(福士蒼汰)に被害者遺族への手紙を託す。
稲田本人が行ったら会ってはくれないと想定され、今泉は熊崎心音(吉川愛)とともに5人の遺族に会う。
SNSで炎上の発端となった投稿をした木崎七恵の妹・京子(足川結珠)は手紙を読み稲田に会いたいと申し出る。今泉と熊崎も同席した場で京子は稲田を責めながらも、自らの投稿を反省してもいた。
京子は七重が宅建の資格をとるといきいきとしていたことを打ち明ける。自殺するはずがない!と訴える京子に今泉は取材報道を提案する。
稲田が率先し京子の取材を報道。すると、七重と交流のあった美沙(工藤理子)から情報提供がある。美沙は七重が川畑に会う前日「SNSで知り合った人と会う」と告げていた。七重は川畑が自分を支えてくれたから前向きになれたと感謝までしていた。
巨椋と今泉は川畑の家を再び捜索。貯金箱から海外コインに隠された証拠品のSDカードを見つける。カードには殺した場面がそのまま5人分保存されていた。
川畑は殺人で逮捕され、報道される。
今泉は安藤に実名報道について問うも明確なる答えはない。
背を向ける安藤を追う今泉。
結末
安藤は今泉の姿に伊澤(草川拓弥)を重ねる。
八重津代表(栗田芳宏)がマスコミに囲まれている。
安藤はその様子を物陰から見ている。
過去映像
伊澤「俺が殺した、自尊の会のために」
解説・感想
実名報道の続きとなり結末は犯人逮捕にこぎつけることができました。実名報道をしたことで犯人逮捕になる可能性もあります。行き過ぎた報道は非難されるべきです。でも、実名報道の必要性も分かる内容でした。とても難しい問題です。面白おかしく騒ぎ立てるのはナンセンス。個々がその思いを抱えていくことが大事では。
熊崎は自ら今泉とともに行動しています。ひそかに今泉に好意を持っているようにも感じられますが、今泉は仕事のことで頭がいっぱいという感じです。ラブストーリーはなさそうな予感。ちょっと寂しい。ラブ展開も少しは期待しちゃう。
【東京P.D.】最終回はどうなる?展開予想と考察まとめ
今泉(福士蒼汰)の過去とトラウマは?
1話で過去映像によると考えられるのは…
・今泉の父はガラス職人。ある日強盗が入る。
・その後、何者かによって殺される。
・マスコミが群がる。
この時のマスコミによるシャッター音が今泉のトラウマを引き出しているようです。
今泉が捜査一課に行きたいのは、父を殺した犯人を捜すためではないでしょうか。
安藤(緒形直人)の未解決事件とは?
安藤が抱えている未解決事件は、後輩の伊澤嘉人(草川拓弥)の死の真実でしょう。
伊澤は首吊り自殺をしていた模様。しかし、安藤は伊澤の妻には「心臓発作」だと言っています。
1話で橋本が隠蔽を企てたとき、思わず抗議をしていた安藤。憤りがふつふつと胸の中にある様子。
広報に身をおきながらも、未だに、真実が明かされていないことに納得はしていないはず。
今泉と結束し結末では公にされると思われます。
伊澤(草川拓弥)の死の真相・八重津は何者?
4話のラストで怪しい男が登場しました。伊澤の発言から、伊澤は自尊の会という信者だったのかなと考えられます。その代表が八重津かも?政界も警察も牛耳るほどの強者か。上層部に信者がいて、伊澤の死の隠蔽が行われたと考察中!
事件真相はseason2の結末で明かされる!?
フジテレビで放送している『東京PD』はseason1。season2はFOD配信なので、season1の最終回は、season2に繋がる展開で終わりそうです。
井澤の死の真相や今泉の父を殺した犯人が判明するのは、season2では。真実となる事件真相は最終的な結末となるseason2になると考えられます。
果たして結末はいかに。
【東京P.D.】見どころ
本作でフジテレビは3つの初めてに挑戦!
ひとつは、フジテレビでは警察広報を舞台にした連ドラは初めて。次いで、FOD共同制作でseason2も決定。地上波×配信コラボを実現。
さらに注目すべき初めては、ライターズルーム方式の脚本。ライターズルーム方式は、複数の脚本家が集まり、作品全体のストーリーや各話の構成などを共同で執筆。他局や海外で注目をあびるこの方式をフジテレビで取り入れるのは初めてです。
2話完結のストーリー
ストーリーは事件物を扱うドラマにありがちな1話完結ではなく『東京PD』は2話完結の方式。それによって、上っ面じゃなく広報の存在価値や事件の詳細も分かりやすく楽しめる展開に仕上がっています。
広報というのもあり、福士蒼汰のアクションシーンは少な目ですが、徐々に広報に溶け込んでいく今泉の姿は鑑賞の価値あり!
