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【大コケした失敗作84選+α】赤字や頓挫した歴代の映画ばかりを集めてみました。

76.アムステルダム

豪華な主演陣が集うも‥

『世界にひとつのプレイブック』のデヴィッド・O・ラッセルが監督を務め、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、クリスチャン・ベールの3人が主演、その他にもラミ・マレックら人気も実力もある豪華な出演陣が集ったことで話題になった1作。
しかし蓋を開けてみれば、スタートから予想を大きく下回る結果に至っている。
興行収入的にも、8000万ドルの製作費に対して、最終的には3000万ドルほどに留まっており、ビジネス的にも大失敗となってしまいます。
評価も低く推移していて、出演陣や監督などスタッフ、衣装など外見だけは一流のスタッフやパフォーマンスが披露されているが、脚本やストーリーが水準以下という評価が下されており、完全に失敗作の烙印が押されています。

77.THE FIRST SLAM DUNK

主人公が変わった事で一部から酷評!?

『SLAM DUNK』は、日本にバスケットボールブームを生み出した1990年代を代表する漫画作品です。
主人公の桜木花道は、不良で喧嘩に強く、それでいて女性に告白するも50人に振られ続けたという記録を持つ男子高校生。
そんな桜木花道がバスケットボールに魅了され、弱小だった湘北高校バスケットボール部を素人ながらに奮闘し、個性豊かなチームメイトと共に群雄割拠ひしめく神奈川県予選を突破し、高校バスケ界の王者山王工業を破るまでを描く青春スポ根作品の金字塔的1作。
特に、この山王工業戦はど素人だった桜木花道が大活躍し、涙を誘うほどの感動を生み出す作品のクライマックスとも言える試合です。
この山王工業戦は、今回の映画で初の映像化となり、ファンにとっては待望とも言える題材でした。
しかし蓋を開けてみれば、作者都合によって主人公は宮城リョータに変えられてしまう。
コンセプトとしては、見たことがないSLAM DUNKを…と、懐古のファンにとっても新しいSLAM DUNKをというものが掲げられていたという…
しかしその結果…
観たかったものが見れなかったという、落胆の声も届き、賛否両論となってしまうのでした。
一方で、待望の映像化となった山王工業戦は、大きな反響を呼び、大ヒットに至っている。

78.ドント・ウォーリー・ダーリン

注目の監督、オリヴィア・ワイルドの2作目!

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で、鮮烈の監督デビューとなった女優オリヴィア・ワイルド。
グレタ・ガーウィグなど、今ハリウッドでは女優出身の映画監督が高い評価を獲得しており、オリヴィア・ワイルドもその仲間入りを果たしていた。
その期待が掛かった2作目、『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、興行的にはまずまずの結果となり、大コケの部類には入っていない。
しっかりと元が取れており、最悪の結果だけは免れている。
言ってしまえば、オリヴィア・ワイルドの前評判が高すぎた為、この映画は平凡な評価に失敗というイメージが先行してしまった形だ。
とはいえ、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のような鮮烈で痛快な体験は影を潜め、この手のサスペンス映画の使い回しのような展開となったことで、評価は伸びず…
期待値が高かっただけに、残念という印象を抱かざるを得ない。

79.カイジ ファイナルゲーム

映画の完結編!

9年ぶりに製作された映画のカイジシリーズの完結編。
これまでは、原作の展開をベースに制作され、主演の藤原竜也の生み出した映画のカイジのキャラクターも相まり、人気作品となっていました。
期待値も高く、興行収入は最終的には20億円を超え、日本映画としてはまずまずのヒットとなっていましたが…
その内容に関しては、酷評を受けてしまいます。
こんな内容なら、作る必要なかったと、炎上に近いほど燃え上がってしまいました。
とって付けたような名台詞、カイジの魅力が何一つないメインのギャンブル…
原作者の福本氏が製作に関わっているだけに…目を疑う様な内容に、大きな反響を呼んでいました。

80.カオス・ウォーキング

人気の2人が主演!

MCU版スパイダーマンのトム・ホランド、スターウォーズ新三部作のデイジー・リドリーの2人が主演したSF映画ということもあり、大きな期待を背負った1作『カオス・ウォーキング』。
凝った設定も相まり、その期待値はかなり高かった1作でした。
人類が新たな惑星に移住した際、原住民との戦闘で女性がいなくなってしまい、主人公の村では男性しかいない。
そしてこの星では、ノイズという現象が発生する。
ノイズとは、心の声が外に漏れてしまうという現象。
そんな面白そうな設定のストーリーですが…
最終的には、ノイズは全く意味をなさなくなり、デイジー・リドリーの存在も中途半端に終わってしまいます。
この映画は、コロナ禍よりもだいぶ前に製作されていましたが、内容がよくなく大規模な再撮影を行うことになります。
しかしそれでも軌道修正は出来ず、結果として内容も結果も大コケとなってしまうのでした。
その結果、1億ドルの製作費に対して、約2700万ドルの興収という…大失敗作に数えられています。

81.聖闘士星矢 The Beginning

アメリカは初週、ランク圏外!?

満を持しての海外進出第一弾となった新田真剣佑主演の『聖闘士星矢 The Beginning』。
だが、その輝かしき第一弾作品にケチがついてしまった。
日本でも、興行的には厳しく初週では8位にランクインしたものの…
その後すぐにランキング圏外と外れてしまい…内容もパッとせず…
この結果はアメリカでも同様に…
初週のランキングでは、まさかのランク圏外。
既に製作費の回収すら難しいのではないか…とも囁かれています。
完全に、ドラゴンボールの二の舞…という結果になりつつある状態です。

82.さや侍

松本人志が映画を撮っていた…

笑いの寵児は、第二の北野武を狙って、映画を撮っていた…
計4作の映画を撮り、その3作目となる『さや侍』。
主演を務めたのは無名おっさん、野見隆明。
松本人志の番組の観覧に来ていたところを発掘され、彼を題材に作品を作っていました。
そんな野見隆明は、演技経験もなく、かつての縁でこの映画の主演に抜擢されますが…
当の本人には、映画の撮影だとも、監督が松本人志である事実などは一切知らされずに撮影を敢行。
ザ・松本人志ワールド全開で制作された映画でしたが…
その難解な笑いは、大衆向きではありませんでした。
2011年に公開されたこの映画は、その年の最低映画賞を受賞するなど、酷評されてしまいます。
松本人志が撮った映画は、最初の『大日本人』こそ10億円の興収を超えましたが、それ以降は低迷。
結果として、4作作っただけで、松本人志の映画監督人生が終末を迎えました。
今や、完全に忘れ去れた黒歴史となっているかもしれません。

83.バビロン

不運が重なり大失敗!

『ラ・ラ・ランド』、『セッション』のデミアン・チャゼル監督が描く、映画繁栄の時代を題材にした『バビロン』。
ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーと映画の内容と共に豪華なキャストが集っていた、ザ・ハリウッド映画な1作。
しかし、蓋を開けてみれば散々なものでした。
約8000万ドルを費やして製作されたこの映画は、結果として、6337万ドルの興行収入で着地。
製作費すら回収できずに、完全に大コケ作品の仲間入りとなってしまうのでした。
ただ、この映画『バビロン』が大コケになった理由は、内容だけの問題ではありません。
むしろ、マーゴット・ロビー、ブラッド・ピット、デミアン・チャゼルの音楽へのこだわり。
それはとても素晴らしいものです。
なのに興行が振るわなかったのは、ちょうど公開時期のこの頃に、ニューヨークなどアメリカ北部には、大寒波が訪れていたこと。
さらには、コロナ禍プラスインフルエンザの流行と、不運が重なってしまった結果…
映画館に行くどころでは世間では無かった…ということも響き、結果として大コケとなってしまうのでした。

84.ローンレンジャー

ハリウッド史上トップクラスの赤字映画に!

2013年に公開した、ジョニー・デップ主演の古典映画『ローン・レンジャー』。
ローン・レンジャーの関連作品としては、通算5作品目に当たり、映画界では古くから作られ続けている古典作品でもある。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の成功により、ジョニー・デップのネームバリューをふんだんに用いて製作された作品。
日本では、大々的に宣伝されたことや、ジョニー・デップが自身のルーツでもあるインディアンを演じた事で、20億円を超えるヒットを記録。
しかし世界的に見れば、西部劇で大ヒットを生み出すことは難しく…
かろうじて製作費の回収が出来たのみで着地。
大規模に行われたワールドツアーなどの広告費を計上すれば、完全なる大赤字となってしまうのでした…
その数字は、実に1億ドル近く(最低でも日本円にして100億円以上)赤字になったとのこと。

番外編

ここからは、映画ではなく配信作品などでコケた作品を紹介します。
番外編と題して、映画以外の作品を掲載。

カウボーイ・ビバップ

NETFLIXにて配信の注目ドラマ、シーズン1での打ち切りが決定!

ハリウッドが総力を投じて製作された、日本のヒットアニメの実写ドラマ化となる『カウボーイ・ビバップ』。
主演のスパイク役に、『search/サーチ』のジョン・チョーが務めるなど、その期待は非常に大きなものでした。
日本からもスタッフが参加し、音楽も原作アニメ同様に菅野よう子が務めていました。
配信は、2021年11月19日にNETFLIXで全10話のドラマとして配信。
しかし1か月すら立たずに、シーズン1での打ち切りが決定。
シーズン更新にはなりませんでした。
『デスノート』と共に、NETFLIXでのリメイク作品の汚名を更新させてしまう結果になっています。
現在、NETFLIXでは『ONEPIECE』も制作が進んでおり、その期待を薄れさせてしまう事態に。
日本のアニメのハリウッド実写化作品、未だ大きなヒットを残した作品が存在しない事実…
いつしかその歴史が変わる日が来るのだろうか…
諦めずに見守っていきたいところです。

ノット・オーケー

注目作品だったはずが…

ソフィア・リリスとワイアット・オレフの『IT/イット』コンビが主演し、スタッフ陣には『ストレンジャー・シングス』のスタッフ陣が集うなど、面白い作品でしかない期待感と共に、それに見合う高評価を獲得した作品、『ノット・オーケー』。
2020年2月にNetflixで配信がスタートしたドラマ作品。
1話30分ほどのコンパクトなサイズで、とても見易く、配信直後からも話題に上がっていました。
当然ながら、シーズン2の更新が発表されています。
しかし本作が、シーズン1で打ち切りになることが、その後に決まってしまうのでした。
それは、まさに時代の変化。
コロナ時代に、続編の製作を断念した結果…
Netflixは本作のシーズン1打ち切りを発表したのです。
『ノット・オーケー』は、まさにコロナによって、中途半端な形で打ち切りとなってしまい、まさしく時代に負けた作品となってしまいました…

ガールボス

破天荒すぎて共感を得られず…

早すぎた作品と言っても過言ではない。
時代にそぐわなかった1作、『ガールボス』。
2017年にNetflixで配信された、ドラマ作品です。
製作総指揮には、シャーリーズ・セロンも参加するなど、大きな注目を集めた1作でした。
ストーリーも、叩き上げでイーベイでの古着販売からのし上がった女性を描いた伝記作品となり、注目度は非常に高かったのです。
しかし、蓋を開けてみれば…
破天荒なキャラクターのやり方が全く共感を得られず…
Netflixのコメディドラマ作品で、初めて打ち切りが決定した不名誉な作品になってしまいます。
アパレルの世界で、女性がのし上がるサクセスストーリー、言うなれば『PRADAを着た悪魔』の様に、ブレイクを狙ったものになるはずが…
全くの裏目になってしまうのでした。

プッシング・デイジー 恋するパイメーカー

プッシングデイジーDVDパッケージ
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シーズン2で打ち切り…

2007年にアメリカのテレビ局ABCで放映されたドラマ『プッシング・デイジー 恋するパイメーカー』。
MCUでロナン・ジ・アキューザー役で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と『キャプテン・マーベル』に出演歴がある、リー・ペイスが主演し、ヒロインは『GOAL!』などにもヒロインで出演するアンナ・フリエルが務める。
リー・ペイス演じる主人公のパイメーカー 、ネッドは死者に触れると生き返らせることが出来る能力を持つ。
ヒロインのシャーロットは、その能力によって生き返るも…
ネッドの能力では、再び触れると死んでしまい2度と生き返らす事はできない。
そんな2人のプラトニックな恋愛模様と共に、様々な事件を描く、ファンタジーコメディ作品。
特徴的なのは、カラフルな映像でコミカルなストーリーと共に好評で、シーズン2への更新を勝ち取ります。
しかしシーズン2が始まると、視聴率が低迷。
その結果、今後更なる核心に迫る伏線が貼られたまま、打ち切りとなってしまうのでした。
惜しい形で終わってしまう、失敗作となってしまいます…

まとめ

以上、赤字や失敗となった作品84選+αでした。
あの名作が実は失敗作だった!
という衝撃の事実も。
その他、ドラマでは打ち切りを迎えた作品も集めています。
単に失敗と言っても、様々なケースがあることを本記事でもご理解いただけたのではないでしょうか?
失敗する作品もあれば成功する映画もある、劇場公開においては、ほんんとうにその時、その瞬間まで何が起こるかわかりません。
しかし、失敗作であっても内容は素晴らしい作品は中にはしっかりとあるので、ぜひ話のネタがてらに鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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