No.50:竜とそばかすの姫
世界でも知られる細田守監督の長編作品6作目!
世界でもその名を知られるアニメクリエイター、映画監督の細田守の長編映画6作目で、第45回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞する作品。
仮想世界の<U>が舞台となるストーリーで、今回はこれまでの細田作品を彷彿とさせる世界観でありながらも、音楽という新しいアプローチを魅せる。
主人公のベルの声優は、これまで細田作品では女優の起用が主でしたが、今回は歌声が鍵となる為シンガーソングライター中村佳穂を抜擢。
その他にも声優としては珍しい俳優陣の起用となる成田凌や玉城ティナなど、豪華キャストが集います。
新作が常に話題となるスタジオ地図の最新作は、アメリカなどでも高い評価を獲得する注目作品です。
No.49:パーム・スプリングス
タイムループ・ラブ・コメディ!
日本では2021年4月9日に劇場公開になっている作品『パーム・スプリングス』は、アメリカではHuluで配信されているオリジナル作品。
なので、劇場公開されているのは世界でも一部の国となっています。
そんな本作は、タイムループ×ラブコメディといった笑えるSFラブストーリー!
痛快な2人のやりとりからの、まさかのサプライズは必見!
自分の生き方を見直すきっかけは、タイムループじゃなく、結局は自分!
何かに悩んでいる時におすすめする1作です!
No.48:ソウルフル・ワールド
”生きること”その本質を描く!
2020年のクリスマスに、ウォルト・ディズニーの月額ストリーミングサービス、「ディズニー・プラス」にて独占配信されているピクサー・アニメーション・スタジオの最新作である『ソウルフル・ワールド』。
ピクサーでは非常に珍しい、ジャズをテーマにした作品で、主人公もピアニストのジョー・ガードナー。
ミュージシャンとして食べていくことを夢見るも、未だ目が出ていない。
そのきっかけを掴もうとするも、その大きなチャンスを目の前にして、誤って事故死してしまう…
そんな彼が目覚めたのは、魂が集まるソウルの世界。
そこで、再び地上へ戻るために 奮闘する姿を描いていく…
人生において、すべきことはなんなのか…
自己肯定力が低めな人には絶対おすすめした、自己啓発作品!
No.47:ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
高評価を獲得したオリヴィア・ワイルドの監督デビュー作!
女優オリヴィア・ワイルドの監督デビュー作となる映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』。
主演は、ケイトリン・デヴァーとビーニー・フェルドスタインの2人。
本作は、いわゆる一晩の冒険を描いたはっちゃけティーンの青春映画ですが、主人公の1人を同性愛者にしたことで、よりストーリーの展開に深みを持たせている作品です。
高校生のリアルな青春、その青春を捨てて名門大学に合格するべく勉強に捧げた高校生活を送ってきた主人公2人。
そんな2人が、これまでのガリ勉のイメージを捨て、たった一晩でこれまでの高校生活を取り戻そうと卒業前夜にはっちゃけてるハイテンション・ムービー。
ただのコメディ・青春映画と思って侮るべからず!
各方面で高評価を獲得し、日本でもコロナ禍においてスマッシュヒットを記録。
2020年の劇場公開作品として、ベストに挙げられている作品のひとつです。
現在は、Netflixなどで配信されています。
No.46:ヴァスト・オブ・ナイト
アメリカの田舎町を舞台にしたSFスリラー
1950年代を舞台にした、斬新なSFスリラーとなる『ヴァスト・オブ・ナイト』。
Amazonスタジオが製作した、Amazonプライム・ビデオのオリジナル作品として独占配信されている映画です。
アメリカの小さな田舎町を舞台に、突如起きた街の異変を感じ取り、慌てふためく人々の視点で描くスリラー。
電話もまだ交換手が行っていた時代、メインとなるメディアもラジオとなる50年代。
この不自由な時代に起きた、とある異変。
ラストに待つ衝撃の事実まで、一気にのめり込んでしまう良作です。
No.45:フォールアウト
日本未公開も賞賛を集める衝撃作品!
すでに日本ではDVDがリリースされていて、劇場未公開作品となっている『フォールアウト』。
アメリカの銃社会の側面を描き、昨今頻繁に起きている銃乱射事件を題材に描く青春サスペンス。
学校で突如として発生した銃乱射事件。
学校のトイレに隠れる女子高生たち。
その事件を境に、彼女たちの更な流悲劇を描く。
銃社会における本当の恐怖を映し出す。
アメリカでは2022年1月に公開し、各方面で賞賛を集めている問題作品。
監督のミーガン・パークは、本作で長編映画デビュー。
今後の飛躍が期待される新鋭です。
No.44:フルートベール駅で
人種差別が行われた実際の出来事を描く
この映画を世に出したことで、賞賛を集め高い評価を獲得し、この後に、『クリード』シリーズ、『ブラック・パンサー』シリーズを制作することになるライアン・クーグラーの出世作となる『フルートベール駅で』。
本作は、景観による射殺事件を描いた伝記映画で、被害者となった人物は何もしていません。
ただ、過去のいざこざで絡まれただけ。
なのに、黒人の若者というだけで拘束され、警官に射殺されてしまうという、なんとも悲しい悲劇的な事件です。
この映画は、被害者の家族に何度も訪問し、ライアン・クーグラー監督の情熱が捧げられた1作で、その思いに賛同した多くの黒人俳優たちも協力している、人として、絶対に忘れてはいけない、語り継ぐべき作品です。
この世から差別を無くそうという想いが少しでもあるのなら…
観ておかなくてはいけない1作と言える。
No.43:ベイビー・ドライバー
音楽とリンクする、疾走クライムアクション!
2017年に公開し、話題になったアクション映画『ベイビー・ドライバー』。
音楽とリンクした展開に、新感覚な映画として、大きな評価を獲得。
音楽と同様に映画の展開も、非常にテンポ良く進みストーリーに、それこそ音楽を聴いているかのような感覚に襲われる映画になっています。
監督のエドガー・ライトは、高い評価を獲得するも、かねてより小規模作品を好んで製作しており、常に注目を集めている監督です。
主演は、アンセル・エルゴートが務め、ヒロインはリリー・ジェームズが演じています。
そのほか、個性は俳優が多数集うクライム・アクション・ムービー!
No.42:カメラを止めるな!
ゾンビ映画です。いいえ。コメディ映画です。
2017年に初公開すると、じわじわとクチコミで広がり、数百万円で製作されたインディー映画が最終的には30億円を稼ぎ出す結果になった、2018年を象徴する1作『カメラを止めるな!』。
2018年は、カメ止め旋風を巻き起こし、2022年にはついにフランス映画のリメイクが公開されることで、再びブームとなるか、注目となる。
そんな日本のオリジナル作品『カメラを止めるな!』は、上田慎一郎がとある舞台の演目から着想を得て製作された、ゾンビ映画です。
ワンカットで展開するがゆえの緊張感が、ひしひしと伝わる1作。
No.41:ルーム
ブリー・ラーソンの出世作!
下積み時代には、DJやアーティストとして音楽で生計を立てていた女優、ブリー・ラーソン。
アメリカでは『ショート・ターム』で頭角を表し、本作『ルーム』の抜擢によりアカデミー主演女優賞受賞を獲得し世界的にブレイクしている、出世作となる。
そんな本作は、有名な実話を題材に、描き方の視点で高い評価を獲得。
『ルーム』のストーリーは、長年監禁されていた女性のストーリー。
監禁中に子供を産んでいるという、犯罪の被害者。
そんな彼女とその子供が、監禁から脱出し、その後の余波を描いたことで、高い評価を獲得。
これまでのセオリーであれば、監禁されるところから、脱出までを描くもの。
しかし、この作品の本題は、監禁からの脱出をしたその後の展開である。
その衝撃的な展開は、いい意味でも悪い意味でも驚きが隠されている作品です。
No.40:マ・レイニーのブラックボトム
ユーモア満載のブラック・ムービー!
チャドウィック・ボーズマンが最後に撮影していた作品として、アカデミー賞受賞が有力視されていた作品『マ・レイニーのブラックボトム』。
本作は、ネットフリックス製作のオリジナル作品。
主演はヴィオラ・デイビスで、物語の舞台は1927年。
物語の原作は、戯曲『Ma Rainey’s Black Bottom』の映画化となる。
まだ、人種分離政策の真っ只中の中のアメリカ。
そんな中で、黒人のブルース歌手のスターであるマ・レイニーが、レコーディングをするという風景を描いた本作。
チャドウィック・ボーズマンは、プレイボーイなバンドマン。
彼らのレコーディングする最中を、時に滑稽に、ブラックユーモア満載でお届けする作品。
アメリカでは各方面で高い評価を獲得し、賞賛を集めています。
No.39:マネーボール
MLBを変えた男をブラピが熱演!
2011年に公開したMLB、メジャーリーグを舞台にした映画『マネーボール』。
主演はブラッド・ピットで、助演を務めたジョナ・ヒルの出世作としても知られる1本。
本作は伝記映画で、実在の人物が主人公となる。
オークランド・アスレチックスのGM、ビリー・ビーンがそれまで全くもって注目されていなかったデータに着目して展開させたセイバーメトリクスで、メジャーリーグに革命を起こす様を描く。
これまでは単純に、バッターであれば本塁打数、打率など、投手で言えば、防御率や速球の速度や変化球の多さなど、目に見える数値に着目されていた。
しかしそれでは、ニューヨーク・ヤンキースなどの金満球団にお金で引き抜かれてしまい、格差は開くばかり。
そんなメジャーリーグに一石を投じ、ビリー・ビーンはセイバーメトリクスの考えで選手補強を行う。
野球はアウトを取らなければ試合は終わらない、という理論のもと、出塁率などを重要視する徹底的な理論野球だった。
そんな革新的なやり方は当時のMLBでは存在せず、アスレチックスは大きく反映する。
しかし現在では当然の如く、多くの球団でセイバーメトリクスを採用しており、ビリー・ビーンはその風潮を定着させた第一人者である。
そんなビリー・ビーンをブラッド・ピットが好演し、話題となった作品です。
No.38:スパイダーマン:スパイダーバース
動くアメコミ!
現在複雑化するスパイダーマンのユニバースの中のひとつ、スパイダーバース。
ちなみに、現在稼働しているスパイダーマン・ユニバースは、MCU(トム・ホランドのスパイダーマン)、SSU(ヴェノムなどのスパイダーマンのヴィランを描く)、そしてこのマイルズ・モラレスが主人公となる、もうひとつのスパイダーマン。
ちなみに、『ヴェノム』の1作目のエンドクレジットシーンでこの『スパイダーマン:スパイダーバース』の予告編が流れたことで、いつか全てのスパイダーマン・ユニバースの合流も期待されています。
アメリカのアニメーションの表現方法に革新的プレゼンを行い、アカデミー賞長編アニメーション賞を獲得した1作。
アメコミの世界観を、見事に映像化しMCUよりも先にマルチバースの概念を映像化した作品です。
現在、続編の予告編も登場し、再び注目を集める。
No.37:ブラックパンサー
原題:Blackpanther
監督:ライアン・クーグラー
公開:2018年3月1日
時間:134分
興行収入:$1,346,913,161
★Metacritic=Metascore:88(6.3)
2020年8月に大腸がんで死去してしまった名優、チャドウィック・ボーズマンが主演するマーベル・ヒーローを題材にした映画『ブラックパンサー』。
これまで白人が当然の様に主演し、それが当たり前だったヒーロー映画において、黒人が主演し、ルーツであるアフリカの文化を描き、黒人監督が撮ることで、アメリカ映画に新しい波を巻き起こし大きな評価を獲得。
映画界の歴史を動かした作品として、20作品を超えるMCUの中でも随一を誇る名作。
受賞はしなかったものの、アカデミー賞の作品賞に史上初めてスーパーヒーロー映画がノミネートを果たすなど、本当の意味で歴史を作った作品です。
アフリカに位置するワカンダ王国の国王ティ・チャラを主人公とした、自身のルーツを模索する様を描いたアクション超大作!
No.36:ONCE ダブリンの街角で
ジョン・カーニーの伝説の1作!
『はじまりのうた』などで知られる映画監督、ジョン・カーニーが世界にその名を轟かした作品『ONCE ダブリンの街角で』。
予算の関係上、街での風景はゲリラ撮影を敢行するなど、インディーズ映画並みの規模で撮影された作品。
しかし、アイルランドを始めアメリカでも映画は評判を呼び、この作品をきっかけにジョン・カーニーがハリウッドへ行ったのは、有名な話。
ダブリンで、ストリートミュージシャンとして道端でギターを弾く男性。
その音楽に興味を持った、チェコ移民の女性と知り合い、共に歌を歌うことに。
そしてふたりは恋に落ちるはずだった…
しかしそこには、大きな問題があり、思うようにはいかない。
そんな2人の微妙な距離感を描いたラブストーリー。
No.35:ミナリ
おばあちゃんあるあるを描いた作品
ハリウッド映画ながら、韓国の家族を描き高い評価を獲得している映画『ミナリ』。
本作は、A24製作でブラッド・ピットの映画製作スタジオ・プランBも共同製作する作品。
それだけ、大きな注目を集めており、2020年度の映画賞を席巻していました。
アメリカで暮らす韓国人家族、彼らの生活を描いた物語で、おばあちゃん子には必見な作品です。
田舎暮らしで農家になろうとしている夫、反対はしないものの子供の世話をどうするのかと現実的な面を考慮する妻。
その結果、おばあちゃんを呼んで子供の面倒を見てもらうことで、問題を解決するが…?
韓国の文化を描きつつも、一つの家族を中心に人種関係なく共感できる人情味溢れる作品。
人の温かさを、韓国の文化をフィルターに描いたことで、高い評価を獲得しています。
No.34:フェアウェル
中国の文化を繊細かつコミカルに描く!
アメリカでは2019年に公開し、2020年の1月に開催されたゴールデングローブ賞のコメディ部門で主演女優賞を本作にて獲得した主演のオークワフィナ。
元々人気俳優ではあったものの、本作の受賞で実力も伴い、世界でも大きく知れ渡ることになります。
オークワフィナは中国と韓国のルーツを持つアメリカ人で、ブレイクのきっかけとなったのは言わずもがな『オーシャンズ8』と『クレイジー・リッチ!』。
アメリカ人ながら、アジアのルーツは誤魔化せないもの。
そんな本作では、そのアジアのルーツを前面に押し出したもので、ストーリーは監督のルル・ワンの実体験に基づき製作された本作。
中国の可笑しな文化を、シニカルに描く。
基本はコメディ映画ですが、人の死を題材にとてもシリアスに展開しています。
が、この映画が完成するのはラストです。
ルル・ワン監督による、事の顛末を知った途端、この映画がとても笑えるコメディへとなるのです。
中国の文化を理解するとともに、やっぱり人って面白いなぁ…
と感じる温かい作品です。
No.33:トゥルーマン・ショー
出典元:IMDb
究極のリアリティ・ショー!
1998年にジム・キャリー主演で公開したコメディ映画、『トゥルーマン・ショー』。
コメディと言っても笑い転げるような作品ではなく、シリアスな展開で、TV業界に向けてのブラックユーモアを効かせた作品。
日本でも電波少年というリアリティベースのバラエティ番組が流行っていたことから、とても馴染み深くヒットにつながったのは、懐かしい記憶。
本作『トゥルーマン・ショー』では、TV番組が赤ちゃんからずっと監視しており、その全てがTV番組で作り物。
しかしトゥルーマンの為に巨大なセットが作られ、彼は生まれた時からそこの世界だけで育ってきた。
そんなトゥルーマンは、ずっと世界に出ていきたいと密かに願っていた。
そしてある時、不可解な出来事が身の回りに起き、ふつふつと眠っていた何かが目覚め始める!
No.32:わたしは最悪。
世界で大絶賛!いよいよ日本に上陸!
2021年にノルウェーで公開を迎えて以降、世界中で大絶賛となっている映画『わたしは最悪。』。
『テルマ』で衝撃を与えたヨアキム・トリアー監督による斬新な映像で描く、共感性の高いラブコメ作品。
日本では2022年7月1日より順次全国公開を迎えています。
とはいえ、ミニシアター系作品に分類されているので、公開規模は少なめです。
『テルマ』ではスリラー的に描いていましたが、ヨアキム・トリアー監督らしい抑圧からの解放を今回はとても愛らしく描いています。
やりたいことも見つからず、自分を見失いつつある女性ユリアが、本当の自分を恋愛を通して見つけるラブコメ作品です。
とはいえ、ヨアキム・トリアー監督らしく、ただのラブコメになっていない一癖ある物語は必見です!
No.31:スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
映画史に残るスペース・オペラ!
SF映画の金字塔、映画界にスペース・オペラというジャンルを定着させた作品『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。
スター・ウォーズの世界の始まりの物語となる、ルーク・スカイウォーカーを主人公にした三部作の1作目となる。
ジェダイとシス、ルークとダース・ベイダー。
この作品を軸に、全てが始まる作品です。
スター・ウォーズをまだ観た事がない人がいるならば、まず最初に見ておかなくてはいけない重要なストーリーとなります。
C-3POやR2-D2など、スター・ウォーズを知らなくても分かるような、お馴染みのマスコット的ドロイドや、ダースベイダーなど今も続く名物キャラクターが初登場する本作は、数々の名シーンを生む歴史に残る1作!