【ハウ】原作ネタバレ!予想外の結末に「映画は観ない」その理由は?

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出典:映画【ハウ】公式HP

映画【ハウ】が2022年8月19日(金)に公開されます。
保護された優しい犬「ハウ」とちょっと気弱な青年・民夫の心温まる感動物語です。

田中圭 ハウに寄り添う飼い主・赤西民夫
池田エライザ 民夫を支える同僚・足立桃子

こういうのって絶対泣ける話だよね!

原作読んで、映画は観ないと言ってる人もいるみたいだよ!

本記事では、【ハウ】の原作ネタバレについて書いていきます。

【ハウ】の原作は?

原作は、【ナミヤ雑貨店の奇蹟】【余命1か月の花嫁】など多くの感動作品の脚本を手掛けた、斉藤ひろしさんの同名小説です。

【ハウ】の原作ネタバレ!

ハウとの出会い

区役所に勤める、32歳の赤西民夫(田中圭)は、婚約者にフラれる。
結婚式場をキャンセルし、新妻が引っ越してくるはずだった、2階建て4LDKの新居で首を吊ろうとしたができなかった。
職場では、上司の鍋島史郎(野間口徹)が「ガハハ!」と笑い飛ばしてくれたので少し救いになった。鍋島が部署のみんなに民夫の結婚がなくなったことを説明するが、2年目で短い髪をグリーンに染めた同僚の足立桃子(池田エライザ)だけは無反応だった。
家では趣味の将棋の番組を見たりして過ごす民夫。
隣の藤田さんが来て、奥さんにゴミ出しについて説明したいと言われるも、妻はエジプトに出張になったと民夫は嘘をついた。
休日、鍋島の家に招待されて行くと鍋島の妻・麗子(渡辺真起子)から、動物愛護センターに置き去りにされていたという犬を紹介される。
声帯手術を受けていて「ハウ!」とかすれた声でしか鳴けない犬を民夫は引き取ることになる。

突然の別れ

ハウと鳴くので名前をハウと名付け、最初は嫌々世話をしていた民夫だが、だんだん愛情が芽生え、趣味そっちのけでハウと遊んだり、かけがえのない存在となった。
休日には散歩に行き、ボールで一緒に遊んだり、民夫は自分のことを「とうちゃん」と呼び、ハウをかわいがり楽しく過ごした。
ある日、ホームセンターで買い物をするため、民夫はハウを車いす用のスロープにつないだ。
しかし買い物から戻るとリードとハーネスはあったが、ハウはいなかった。
民夫は探し回るもハウは見つからない。
鍋島夫妻にも伝え協力してもらい、SNSや貼り紙を使ってハウを必死に探す。
隣の藤田さんもチラシを配ってくれたりした。
そして鍋島の勧めでペット探偵を雇い、ハウを探してもらった。
すると横浜で事故にあい、死んだと連絡が入る。
ホームレスの加藤という人が事故にあったハウを介抱したが死んでしまったらしい。
探偵か加藤に会いに行き、民夫が写真を見せると、加藤はハウを見てこの犬だと言った。
民夫はハウが死んだという現実を受け入れ号泣した。

ハウの行方

しかし、ハウは生きていた。
民夫が買い物している間、フリスビーをしている兄弟が喧嘩を始めたのでそれを止めに入った。
フリスビーがトラックの荷台に入ってしまったのでそれを探しているうちにドアが閉まってしまう。
ハウはそのまま青森まで運ばれてしまった。

民夫は鍋島の紹介で、ペットロスカウンセラーの和泉葉子のもとへ行く。
彼女は民夫のことを否定せず、嫌な顔をせずに話を聞いてくれた。

漁師見習い

ハウは、とうちゃんの「ハウ!」という声が聞こえる方向へ進み、青森から岩手に入った。
とある漁港で甲介という男性と出会う。
甲介は父の遺志をついで、漁師になったが、船酔いがひどく仕事が上手くいってなかった。
食欲もない時、ハウがそばに来た。
母が作ってくれたお弁当をあげ、それから何日かするうちボール遊びをするようになる。
しかし、周りの漁師たちから煙たがられ、動物愛護センターの職員が呼ばれ、ハウが捕まりそうになった時、甲介はハウを逃がした。
その時には、甲介はもう船には酔わず、元気に仕事ができるようになっていた。

民夫は和泉先生のところにカウンセリングで定期的に通っていた。
ある日、区民センターでペットロスに悩む人たちの集いに参加するが、結局ハウを失った悲しみは分かってもらえない。そこにいる人たちの悲しみも自分には分からないと思った。
このころには和泉先生の飼っているインコの話を聞いたり、世間話もできるようになっていた。
しかし家に帰るとハウのたくさんの写真を見て悲しみに暮れる民夫だった。

いじめにあった中学生

麻衣(長澤樹)は線路に寝転がって、電車が自分の上を通るのを待っていた。
そこへハウが来て、一緒に寝転んでしまう。
仕方なく麻衣は間一髪のところでハウと線路から出た。
麻衣はいじめにあっていたので、学校に行かず駅の近くをうろうろしていた。
幼なじみの田口亮が学校で議題にしてくれて、守ってくれると言ってくれたので学校へ行くことにした。
ハウは学校の近くまでついていったが、もう麻衣は大丈夫だと思い、とうちゃんの声が聞こえる方へ向かった。

次郎とハウ

ハウは福島に入った。
村はずれで、夫の次郎(石橋蓮司)を亡くしたばかりの志津(宮本信子)がいた。
息子の達也は東京に行ってしまい、お盆にしか来ない。
葬式は妻と子供も来たが、納骨は息子1人で来てすぐに帰って行った。
1人で野良仕事に出るも、夫といた時のことを思い出し切なくなる志津。
そこへハウがやってきて、志津は次郎かと思った。雰囲気が似ていたから。
志津はハウを連れて帰り、体を洗ってあげた。
志津は次郎が帰ってきたような気がして、久しぶりに夜ぐっすりと眠れた。
ハウを飼うことにした志津。
ある日、達也がチワワを連れてやってきた。
すぐ帰るかと思ったら好物のご飯も食べて帰っていった。
チワワをキンタと名付けた志津。
その翌日、ハウは志津のもとを離れた。
志津は「ありがとうね。気をつけていくんだよ。」とハウに声をかけた。

民夫が職場での昼休憩でご飯を食べていると、足立桃子がカレーを持ってやってきた。
一昨日20年飼っていた猫が死んだことを民夫に伝え、赤西さんちのワンちゃんもうちの猫もきっと虹の橋の向こうで待っててくれますよ。と言って励ましてくれた。

修道院でのハウ

ハウは山の中を通り、まる2日何も食べないまま、ある修道院に着いた。
シスターたちがハウに声をかける中、めぐみ(モトーラ世理奈)を見つけると、ハウはかけよって喜び彼女の周りをクルクル回った。
めぐみはハウに「ひょっとしてラッキー?」と言うが、他のシスターに何かと聞かれ、なんでもないとはぐらかした。
それからめぐみはハウとは距離を取って過ごした。
シスターたちはハウをかわいがってくれて、修道服まで用意してくれた。

めぐみの懺悔

ある日、めぐみが神父に懺悔をする。
2年前に付き合っていた彼氏のトシと犬を飼い始めた。
ラッキーと名付けたが、トシが鳴き声にいらいらするので、その犬の声帯手術をした。
さらに、最終的にはトシに逆らえず、ラッキーを動物愛護センターの前に置き去りにした。
神父は神奈川で捨てた犬が茨城までくるはずがない。あなたの罪は許されています。とめぐみをなだめた。
真実は、ラッキーはハウだった。

ストーカー男と対決

ある朝、修道院にトシが乗り込んできた。
めぐみはトシのDVとスーキングから逃げてここにいたのだ。
助けようとするハウにも暴力を振るうトシ。
めぐみは諦めてトシと帰ろうと車に乗ると、ハウが後ろから追いかけてきた。
トシはスピードを出しすぎ、ガードレールに車がぶつかり、救急車と警察も来た。
結局、トシもめぐみもハウも助かった。
夕方になり、めぐみはちゃんとトシとお別れをして修道院に戻ってきた。
ハウはめぐみにすりより、めぐみが大丈夫だと確認すると、その場から歩き出した。

新しい家族

ハウは、東京を縦断し、多摩川を渡り、神奈川に入る。
そしてついに、鶴見川のよく見た光景にたどり着き、覚えていた民夫の家に向かった。

沢村賢治夫妻の双子の息子の片方、祐樹は半年前に病気で亡くなっていた。
妻の恭子はずっと苦しみ、賢治とよくケンカにもなった。
双子の片方の賢人が、外にハウがいるのを見つける。
そして賢人は駆け寄ってハウを抱きしめた。
民夫とハウが住んでいた家にはもう違う家族がいた。
隣の藤田さんは、その様子を見てハウに似ていると思ったが、もう死んだし違う犬だと思いなおした。
ハウは沢村家で飼われることになる。

切なくていいこと

民夫は2か月前にこの家を引き払い、区役所の近くの賃貸マンションに引っ越していた。
カウンセリングに行き、和泉先生に民夫は告白するがあっさりフラれる。
その日の午後、久しぶりにハウと思い出の詰まった川原の道を歩く民夫。
ハウと住んでいた家にも向かってみた。
すると玄関から小学5年生くらいの男の子と犬が出てきた。
ハウ!と鳴くその犬を見て驚く民夫。
間違いなくハウだと思った。しかし声はかけず電柱の陰から見ていた。
今にも駆け寄って抱きしめたいと思ったが、抑えて散歩に行く少年とハウを見送り、来た道を引き返しながら涙がこらえられなかった。
すると、後ろからハウが飛びかかってきた。
ハウを抱きしめ、

「今までどこに行ってたんだ。とうちゃんは…」

と言うと、少年が、だめだよブン!と叫び追いかけてきた。
この犬かわいいねと民夫が言うと、ブンはお兄ちゃんの生まれ変わりなんです。と少年が言った。
民夫はハウを抱きしめ、

「可愛がってもらうんだぞ。とうちゃんはもう大丈夫だから」

そう言って民夫はハウと少年と別れ歩いた。
涙が止まらなかったが、「ありがとうな、ハウ。」とつぶやいた。

新しい朝

翌朝、いつもより明るめの色のジャケットを着て出社した民夫。
桃子が話しかけてきた。
昨日、切なくていいことがあったと話す民夫に詳しく聞きたいと言う桃子。
2人は仕事が終わってから会って話すことに。
お互いがときめきのようなものを覚えていた。

ハウは、沢村一家の一員となり、家族みんながハウを抱きしめ、楽しく暮らしていた。
ハウはみんなで遊ぼうよと言うように「ハウ!」と元気な声で鳴いた。

予想外の結末に「映画は観ない」その理由は?

ハウ原作

出典:映画【ハウ】公式HP

原作小説読み終わりました。
Twitterでは以下のように「原作を読んで映画は観ない」という感想もありました。

最後の、民夫とハウの再会は涙が止まりませんでした。
だけど…
お互い前を向いて、幸せになるのかもしれないけど…
民夫のところにハウが戻ってきて、一緒に暮らしてほしかったというのが私の正直な感想です。
同じように思った方もきっと多いと思います。
映画は原作とどのように違うのか?
その点も楽しみにして映画館に行きましょう!

キャスト情報についてはこちらをチェックしてください!

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