映画【ホムンクルス】原作ネタバレ!映画版にはオリジナルストーリーが存在すると話題!

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天国か?地獄か?

2021年4月2日(金)より、清水崇監督、綾野剛主演で、映画『ホムンクルス』が公開されます。
衝撃的な展開が読者の心を引きつけ、累計発行部数400万部を超えた山本英夫の人気漫画が満を持して映画化。
今回の記事では、映画『ホムンクルス』の漫画版のあらすじをネタバレ紹介します。
原作のあらすじを知ることで、映画版を鑑賞する際の参考になれば幸いです。

それでは、ご覧ください!

あの伝説的漫画『ホムンクルス』が映画化されるって?

原作漫画『ホムンクルス』は、小学館「ビッグコミックスピリッツ」で2003年から2011年までの約8年間連載された作品です。コミックは、全15巻刊行されています。
ここでは、原作漫画を読んだ方の映画版への期待の声を紹介します。

原作読んでたけど、どこまでの内容になるのかな?

ワクワクするー!

 

原作本全巻読み終わったけど、かなり面白い!

映画版に期待します!

映画版に期待!でも、原作ってどんな話だったっけ?

昔読んでた。

綾野剛主演?原作のイメージそのままだ~!

と、様々な声が。

そんな原作版は、新たな帯付きで発売中です。

映画『ホムンクルス』漫画版の原作あらすじをネタバレ!

映画『ホムンクルス』の原作を読んだ方の声を紹介したところで、

ここからは、映画『ホムンクルス』の原作あらすじについて、ネタバレ紹介します。

ホームレス生活をする男とトレパネーションに関心を示す医大生との出会い

名越と伊藤

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

名越進。34歳。
2週間前から新宿西口公園と一流ホテルとの狭間でカーホームレスして過ごす男。

ホームレス仲間とは距離を置き、車中泊を繰り返している。

「俺はあいつらとは違う」と呟きながら。

ある夜、車の中で過ごしていた名越に、謎の医学生・伊藤学が話しかける。

「70万円である仕事をしてみませんか?」

それは、トレパネーションという、頭蓋骨に穴を開ける施術。穴を開けることで第六感が目覚めていくというもの。

はじめは、懐疑的だった名越だったが、ある事件をきっかけにどうしても金が必要になる。

伊藤を見つける名越。以前、依頼を受けたトレパネーションを行うことを決意する。

手術をしてしばらくは、名越の目には何も見えない。

しかし、3日目のある夜。

名越の目に映る人たちが、様々な奇妙な形に見え始める。頭の欠けた人間、ペラペラの人間、木の人間。

「なんだよ?これ。。」

名越にホムンクルスが見えた瞬間だ。

ヤクザの組長との関わり ロボットのホムンクルス

名越と組長の場面写真

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

名越が初めてホムンクルスを見るようになったある夜。

たまたまぶつかってしまった男は、ヤクザの組長だった。名越には、彼がロボットのホムンクルスに見えてしまう。

その場は、なんとかやり過ごすも数日後。ヤクザの組員に見つけられる。
「指詰め組長がお前のことを探してるぞ!」

事務所に連れていかれる名越。

ヤクザの事務所。

事務所では、組長が名越を待っていた。

「実は俺も組長さんのこと探していたんですよ。」

組長のホムンクルスを見る名越。以前見た時と変わらない、ロボットの形をしている。

そこには、少年時代の組長が、刃物で自分を傷つけようとしている。

子供の時、草を刈っていて誤って友達を傷つけてしまった記憶。

人の指を詰めるようになったのは、その時の罪悪感だ。

友達なんかいらない。もう友達を作って罪悪感なんて抱えたくない。

その気持ちから逃れるために、喧嘩に明け暮れる。気づいたら、ヤクザとなっていた。

同時に、名越の中にも、ある共通の幼少期の出来事が炙り出される。
子供の頃友達のケンちゃんにとんでもないことをしてしまった記憶。

自分の記憶を重ねる名越。

子供に戻った組長が泣く。
「友達の小指を切っちゃったんだ」と。

名越は語り掛ける。「悪気はなかったんだろ?決してわざとじゃない。事故だろ?どうやって謝っていいかわからなかった。そうだろ?お前は悪くない」

泣き崩れる組長。

組長は、ヤクザを辞める決心をする。

医学生伊藤による名越のホムンクルスの分析

名越のホムンクルスを分析する伊藤

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

組長のホムンクルスを見た次の朝、名越の車に伊藤が訪ねて来る。

彼は、名越にどんなホムンクルスが見えたのかを詳細に聞き取り、分析する。

いろんな化け物の形が見えたと話す名越。

伊藤は推測する。

そのホムンクルスたちは、人の心の深層に潜むゆがみが形になって表れたもの。つまり、自分自身だと。
あなたが見ている以上にホムンクルスは、あなたを見ている。。

焦る名越。

トイレの鏡を見ると、自分の手がロボットのホムンクルスになっているのに気づく。

女子高生1775 砂の記号のホムンクルス

1775番の女子高生役 石井杏奈

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

ある日、伊藤は名越を繁華街に連れ出す。

「女子高生たちが、名越さんにはどんなホムンクルスに見えますかね?」

伊藤にブルセラショップへ連れて行かれる名越。

そこで見つけたのは女子高生1775だ。

名越は、マジックミラー越しに彼女を観察する。

ホムンクルス!

その姿は、自由自在に形を変える砂のホムンクルスだ。

ある出来事をきっかけに直接1775と接触することになる名越。

観察していく内に1775は、砂の記号のホムンクルスに変化していく。

そこには、娘に自分の価値観を押し付ける母親と世間への強い反発が。

娘の服装、学年の成績など世間体ばかりを気にする母親。

母親は、母親で、娘の砂を修復するいくつもの手のある奇妙なホムンクルスだ。

1775は、母親へのストレスから逃避するために自分の身体に傷をつけて、生を実感している。

そして、名越もある行為で、自分の生を実感するという共通点がある。

携帯電話を名越の車に忘れていった1775。

その携帯電話を取り返すために彼女は、名越の車に乗り込んでくる。

いくつかのやりとりのあと、名越は1775と関係を持つことに。

関係を持った後、砂の記号のホムンクルスは消えて、今度は名越の足に砂のホムンクルスが移ってしまった。

医学生伊藤と名越の過去

名越と伊藤

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

①名越の過去

名越は伊藤に、自分の手だけではなく足までも、ホムンクルスが移ってしまったことを告白する。(ちなみに名越の目には、医学生伊藤は水槽の中にいるグッピーのホムンクルスに見えている。)

伊藤の分析により、自分の過去をあぶりだされる名越。

「整形をいつしました?」

過去に整形手術をした名越の過去。

整形をすることで、自分自身の存在に嘘をつき、その代わりに手に入れた、名誉・金・女、という嘘。

嘘は手に入れたが、生きている実感がない。

「実感がない。実感がない。自分は、形を変えることで自分を偽っている。伊藤は、形を変えないで自分を偽っている。』

ホムンクルスは、自分の内面を映す鏡。

名越は、伊藤の偽りをあぶり出せば、自分自身の過去を見つけ出すことができるのではないか、と思い立つ。

その方法は、伊藤に化粧をさせて形を変えるというもの。

ある晩。ホテルのレストランで名越と女装をした伊藤は食事をすることになる。

伊藤のホムンクルスをのぞく名越。

伊藤から自分の過去を見出そうとするが、自分の顔が思いだせない。

自分の昔の顔がどんなだったか?

伊藤は、名越にグッピーを父親に殺された過去があるのではないか?と分析される。

名越には、その記憶はない。

「あれ?」

会話中、名越は自分の足の匂いを感じられないことに気付く。

匂い。

過去に自分の顔を見られたくなくて、下ばかり見て歩いていた名越のトラウマがあぶりだされることになる。

②医学生伊藤の過去

伊藤の過去。

ある朝、入院中の父親に会いにいく伊藤。

父親の持っていた昔のアルバムをめくると、幼少期の伊藤の姿が。グッピーと共に写る伊藤の写真も残っている。

突然、父親にグッピーのシエスタを捨てたことを告白される伊藤。

女の子に憧れ、化粧も服装も女性になりたがる幼少期の伊藤。

傍らには常に、グッピーのシエスタがいる。

そんな伊藤少年を憂いた父親は、シエスタを捨てようとする。

捨てられそうになり、シエスタを飲み込もうとする伊藤少年。

父親は、グッピーを殺してしまう。

「お父さんが、シエスタを殺した。」

その告白。

泣き崩れる伊藤。

伊藤の父親は余命半年となっていた。

謎の女ななみとの出会いと名越の自分探しの果てに。。

名越と謎の女ななみ

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

自分の足の匂いを手掛かりに、過去を探ろうとする名越。

「足の匂い、足の匂い。」

自分が過去に履いていた靴を見つける名越。その中には、過去の自分の写真が。

何もない自分。
誰の目にも触れることのない薄っぺらい自分。

同時に、唯一、名越を見てくれていた昔の彼女(=ななこ)の記憶が思い出される。
自分が唯一存在していた時の楽しい記憶。

ある日。

名越の目の前に謎の女(=ななみ)が現れる。

名越とは、過去に関わったことがある女。しかし、どう関わったかの記憶はない。

女のホムンクルスは、のっぺらぼうで、名越が過去に接した女たちの顔に変化していくものだ。

謎の女ななみに映るホムンクルスを通して、名越の自分探しが始まる。

ななみに、なぜ、整形したのか?と聞かれる名越。

「ブサイクだったから」

自分が整形する前に唯一、外面ではなく内面を見てくれていた、ななこの記憶。

名越は、ななみと接するうちに、ななみのホムンクルスが彼女が過去に付き合っていた男の顔に見え始める。

ななみにも昔、整形をした過去が。

ななみの顔に現れるホムンクルスを通して、名越の過去、ななみの過去があぶりだされていく。

名越は自分の生きる道を見つけ、ななみにトレパネーション手術を行うことを決めるが、ななみは手術の影響で亡くなってしまう。。

そして、1年後。
名越の目の前に見えるものとは??

映画『ホムンクルス』原作あらすじまとめ

映画『ホムンクルス』の原作をネタバレ紹介しました。

原作の中には、その他様々なエピソードも盛り込まれていますが、今回は、大幅なあらすじだけを取り上げさせていただきました。なかなか心に残るエピソードもあるのですが、また機会があれば紹介させて頂ければと思います!

つい最近明らかになった情報では、映画版では、原作ファンもびっくりするオリジナルストーリーが展開されるとのこと。どんな話が盛り込まれるのでしょうか?

期待に胸が高まります♪

【映画『ホムンクルス』公式サイト】

 

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