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【アイドル出身の実力派女優7人】彼女たちのサクセスストーリー

さんかく窓の外側は夜平手友梨奈
(C)2021「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (C)Tomoko Yamashita/libre

現在女優として活動している、アイドル出身の女性達を紹介します。
女優という職業は当然、その道で脚光を集める前には、様々な経歴を持った人たちが多くおり、現在でも活躍している日が多数存在している昨今。
特に多いのがモデルからの転身ですが、ここではアイドル出身の女優を中心に紹介していきます。
新旧ともに、様々な実力が女優が演技の道へ転身をしているので注目です!

アイドルから実力派女優になった女性たち

ここで紹介するのは、女優として大成した人ではなく、アイドル活動をしていてその後女優へ転向し、評価を獲得している、いわゆる実力派女優と呼ばれているアイドル出身の女性達を特集します。
もちろん、本サイトは映画サイトになりますので、映画の主演、または助演であってもその存在感を発揮している場を、映画のスクリーンで発揮している女性達が中心です。
しかし一概にアイドル出身と言っても、広く捉えれば様々な人たちがいるのが現状。
その中でも、今回除外しているのは、実はアイドルだった意外な人たち。
例えば中谷美紀や菅野美穂など、女優として有名な人が実は最初の芸能活動はアイドルだったというような、知られざる活動歴を持つ人々。
これは、アイドルよりも女優として最初に大成しているので、除外します。
この記事では、アイドルとしても成功を手にし、尚且つ女優としても大成している、そんな実力派女優達を紹介していきます。
とはいえ遡ると、実はそんなに多くない事も判明しています。
アイドルとして、大きな成功を手にしてから女優になり評価されているのは、古く遡っても、限られているのです。
昭和のスーパーアイドル、おニャン子クラブ出身で高い評価を獲得している女優は実は居ないのです。
唯一国生さゆりが女優活動をしていますが、TVがメインで、映画のスクリーンで頻繁に見るという存在でありません。
アイドルから女優というのは、ここ最近では頻繁に観られる現象ですが、実はとても珍しいのです。
そんなアイドルとしても、女優としても成功を手にしている、そんな女性を紹介していきます。

1.篠原涼子

篠原涼子は、元東京パフォーマンスドール(TPD)としてデビューをします。
これは当然有名なエピソードで、広く知れ渡っていること。
元々は歌手志望でした。
その後、アイドルグループでは大成できないと感じた彼女は、ソロ活動へ転向。
アイドル活動の中でも最も有名なのは、ダウンタウンの伝説的番組『ごっつええ感じ』のレギュラー出演。
その後、念願の歌手活動を経て、女優へと転身。
歌手活動では、ミリオンを達成するなど、小室プロデュースの先駆け的存在として、NHK紅白にも出演するなど、大きく成功を遂げています。
苦労がありながらも、現在では好感度抜群の女優として大成し、代表作は「アンフェア」シリーズや『ハケンの品格』など多数存在。
TVに映画、舞台にも2018年に主演するなど、現在では女優として高い評価を獲得しています。

『今日も嫌がらせ弁当』

篠原涼子は、主戦場はTVドラマがほとんどなので、主演映画などはとても珍しいですが、2019年に公開した『今日も嫌がらせ弁当』では、印象的な作品となります。
芳根京子との親娘役となる、母親を演じています。
思春期で反抗期の娘に対して意地を張り、弁当で仕返しを思いつき実行していく母親。
この物語は、2015年に出版されたエッセイを原作としており、実際にこの模様を掲載していたブログが発祥となる作品。
様々なお弁当が登場し、娘を励ましたり、思春期でコミュニケーションが取れない母親の葛藤を、弁当で表していくという、話題作。
篠原涼子が等身大の母親役として、注目を集めた作品です。

2.永作博美

いくつになっても容姿が変わらず、絶大なる支持を集める女優、永作博美。
そんな彼女も、元を辿ればアイドル。
実はアイドルだった、というジャンルに入るかもしれませんが、90年代の彼女のアイドル時代を知る人も多いのではないでしょうか。
ribbonというアイドルグループにいた永作博美、短命に終わってしまったアイドルですが、この時代はcoccoなど、幾多のアイドル戦国時代でもありました。
93年にアイドル活動が自然消滅すると、童顔な容姿に大人っぽい声で、小悪魔的な女性を多く演じ、主演クラスではないものの、存在感を発揮し高い評価を獲得。
代表的な役はないものの、多くの出演作を要し、その中でも『世にも奇妙な物語』シリーズでは最多の主演を誇るなど、その地位を確立。
2020年でも映画に主演するなど、その評価は揺るがない実力派として、圧倒的な存在感を発揮しています。

『朝が来る』

2020年に河瀬直美監督による、切ない感動のミステリーとなる映画『朝が来る』。
子供を持てない夫婦の選択肢、養子を迎える。
血の繋がりはない子供ではあるものの、夫婦にとっては念願の我が子。
幸せな家族だったはずが、1本の電話でそれが脆くも崩れる…
「子供を返して欲しい」その申し出が、この家族に激震をもたらす…
簡潔に言ってしまえば、エグい、ただそれだけの衝撃をもたらすこの映画は、役柄としてはとても難しい母親役となった永作博美。
とても注目を集める作品で、2016年には安田成美主演でドラマ化もされており、再映像化にあたり”家族の在り方”を問う感動作品。

3.広末涼子

広末涼子は、CMに登場することで一躍話題になった、非常に珍しいソロのアイドルでした。
グループなどには所属せず、グラビアやCMなどで活躍をしていました。
そして当然音楽活動も、アイドルとして活動しヒットセールスを記録するなど話題に上がりました。
90年代後半を代表する存在として、人気を博していたアイドルです。
歌手として紅白に出場するなど、アイドルとしても絶頂を迎えます。
そんな広末涼子も2000年代に入り、年齢も20代を迎えると本格的に女優業へと進出。
90年代後半にも出演作は多く存在していますが、やはりそれはアイドルの延長戦上と行った感じのものが多いのも特徴。
1999年の『鉄道員』などを経て、2000年代以降に女優として大成し、高い評価を獲得していくことになります。
現在では、『ゼロの焦点』などで、日本アカデミー賞主演女優賞を獲得するなど、世間でも広く知れ渡る、アイドル出身の女優として存在感を高めています。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

広末涼子の年齢も40代を迎え、近年では主演というよりも存在感を発揮する脇役的な役柄が多くなっていきます。
その中でも白眉となるのは、ドラマから映画に進出し、人気作品として確固たる地位を獲得している長澤まさみ主演の「コンフィデンスJP」シリーズ。
2019年にTVスペシャル運勢編に登場すると、最新作プリンス編に再びその姿がありました。
広末涼子という存在を、見事に活かした日本らしいコメディ・ドラマです。
信用詐欺師として、悪徳な詐欺から詐欺をしてお金を狩る、目には目を、歯には歯を的な、ヒーロー作品。

4.小池栄子

小池栄子は、アイドルの中でも唯一無二な存在かもしれません。
彼女は歌って踊るアイドルではなく、主に少年誌などに掲載されるグラビアアイドルとして活動していました。
その豊満なバストやプロポーションで、一時代を築いた存在です。
グラビアアイドルから次に活動の場を移したのは、TVタレント。
主にバラエティを中心に、物事をハッキリと言う毒舌風味のキャラクターとして、引く手数多に。
グラビアからバラエティ、結婚後も夫とのエピソードを披露するなど、バラエティでの存在感は、まさしくお茶の間の人気者。
しかし、彼女はこれだけでは満足せず、テレビドラマなどにも出演を果たし、本格的に女優業をスタート。
女優としては非常に高い評価を獲得しており、コメディからシリアス、悪役までをこなすカメレオン女優として、現在でも幅広く活躍しています。
TVから舞台、映画なども彼女は毎年のように出演作が途切れずに活動できている実力派女優です。
後にも先にも、グラビアアイドルからここまでの評価を獲得する女優に上り詰めたのは、まさしく小池栄子ただ1人と言っても過言ではない存在です。

『記憶にございません!』

バラエティ番組などでは、あっけらかんと何でも発言してしまう、割と強い女性像の小池栄子。
そんな彼女がカメレオン女優と言われる所以は、この三谷幸喜監督の『記憶にございません!』でも披露されています。
コメディ映画にして、そのキャラクターは至って真面目な総理大臣の秘書役。
ニコりとも笑わないような、寡黙な女性でした。
しかし、そんな役柄をしっかりと演じきり、総理大臣役の中井貴一と見事なコンビとなっています。
横暴な総理大臣で支持率最悪な政治家が、突如記憶喪失になってしまうという、三谷監督らしい設定に凝ったコメディ映画です。
小池栄子は、本作における準主役級の総理の秘書を演じています。

5.満島ひかり

満島ひかりは、HIKARIとしてFolder5で活動していたアイドルでした。
Folder5は、三浦大知の圧倒的歌唱力で人気を博したグループです。
安室奈美恵の系譜を辿る沖縄出身の子供たちでした。
その後、満島ひかりは高校在学中に、本名でソロ活動を始めます。
その頃は、グラビアやタレント活動をしていました。
女優として確固たる地位を確立するきっかけとなったのは、園子温監督の伝説的作品『愛のむきだし』。
この映画は237分、およそ6時間近くも上映時間があることで話題になっている作品。
この作品を撮るにあたって、園子温監督にして満島ひかりありきの映画と言わしめています。
しかも、この映画撮影段階では、満島ひかりはほぼ無名と言ってもいい存在でした。
そこで、圧巻の演技を披露し、今では実力派女優の一端を担う、演技派の代表格とも言える女優にまで成長を遂げています。

『最高の人生の見つけ方』

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが演じた2007年のハリウッド映画の、日本版リメイクとなる本作。
吉永小百合と天海祐希という、日本を代表する実力派女優のW主演。
この作品に、満島ひかりは吉永小百合演じる北原幸枝の娘という役で出演。
ハリウッドのオリジナルでは、スマッシュヒットを記録したハートフルな作品。
日本版リメイクは、より時代と日本らしさを踏まえ、死ぬまでにやりたいことを実践していく。
女性ならではの共感性が感動する、2019年公開の映画です。

6.前田敦子

言わずもがな、平成を象徴するアイドルと言っても過言ではない、現在のアイドル業界のトップに君臨するAKB48。
このグループの初期を支え、見事にトップグループになるまでを支えたスーパーアイドルだった”あっちゃん”こと前田敦子。
AKB48としてはいうまでもなく、黎明期からグループを支えていた屋台骨的存在。
グループ在籍時にも『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』に主演するなど、演技では高い評価を得ていました。
2012年にAKB48を卒業すると、その後は女優業に専念。
元々も知名度もあってか、多くの作品に出演。
しかしアイドルあがりという経歴にあやからず、『さよなら歌舞伎町』などのミニシアター系作品にも出演するなど、貪欲に女優業を務めています。
中でも高い評価を獲得したのは2015年の『イニシエーション・ラブ』。
ここで見事な演技を披露し、女優としても確固たる地位を築きました。

『イニシエーション・ラブ』

堤幸彦監督による、2015年の映画『イニシエーション・ラブ』。
前田敦子が主演で、小説ならではの仕掛けをどのように描くのか、大きな注目を集めた異色のミステリー作品。
小説では、文字だからこそできる仕掛けを、映画では時系列を変えて、まさかの展開をしてサプライズを演出するなど、前田敦子の見事すぎる小悪魔的演技が高い評価を獲得しています。
物語の舞台が1980年代後半ということからも、懐かしのアイテムが多数登場し、物語以上に注目を集めていた作品です。

7.平手友梨奈

令和の時代のアイドルとして、坂道グループが旺盛しています。
AKB48の妹分として、乃木坂46が出現すると、その坂道グループ第2弾として欅坂46が登場。
その欅坂46の象徴する初期メンバーとして、絶大なる支持を得ていた平手友梨奈。
しかしアイドル時代は不運に見舞われることも多く、紅白などでは怪我を負い、ステージ公演中には落下するなど、大きな反響となっていました。
そんな中、グループ在籍中に出演した映画『響-HIBIKI-』ではその演技が絶賛されるなど、高い評価を獲得。
現在ではグループを卒業し、女優業へと専念し今後の期待がかかる新鋭です。
コロナ禍の影響で、2020年公開の作品が立て続けに2021年に公開されるなど、今後の活躍が最も注目されている存在のひとり。

『響-HIBIKI-』

平手友梨奈の女優業は、まだ走りだしたばかり。
その中でも、で色の存在感を示しているのはやはり、グループ在籍時に主演した映画『響-HIBIKI-』。
北川景子や小栗旬、柳楽優弥など高い演技力を誇る俳優たち、共演者からも太鼓判を押されるなど、その才能の片鱗を見せています。
小説好きな天才・響を、平手友梨奈が持つ本来のキャラクターの一面を見事に演じています。
そんな響が描いた小説が、大きな賞を獲得。
異端な天才を暴力的に見事に再現している、デビュー作にして、平手友梨奈の代表作とも言える映画です。

アイドル出身の実力派女優・まとめ

以上、アイドル出身でありながらも、現在演技派として評価の名高い女優たちをまとめてきました。
また反響があれば、徐々に増やしていきたいと思います。
この記事を書くにあたっていろんな女優を調べてみましたが、時代を遡れば遡るほど、アイドルから女優になった人たちは、とても少ないのは少し驚きました。
もちろん、アイドルで演技経験がある人などは、当然多くいました。
アイドルから芸能活動をスタートさせ、その後女優として花開くなど、探せばまだまだ多く存在しています。
しかしながら、アイドルとして一線級で活躍したのち、女優業でも大成している、とはいうのはごくわずかでした。
今回紹介した人たちは、その中でもで色の存在感を発揮し、高い評価を得ている女優ばかり。
そんな彼女たちのこれからに注目です!

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