NETFLIX映画【桜のような僕の恋人】が2022年3月24日（木）に配信開始されます。
主演は、中島健人さんでカメラマン志望の青年を、ヒロインは松本穂香さんで人の何十倍もの速度で老化する「早老症」を患う女性を演じます。
また、永山絢斗さん、桜井ユキさん、及川光博さんなど豪華なキャストが脇を固めます。
また絶対に別れるパターンの泣ける映画かな…
本記事では、【桜のような僕の恋人】の原作ネタバレ、表紙が似ている【あの映画】との共通点について書いていきます。
映画【桜のような僕の恋人】の概要
原作・スタッフ
| 原作 | 宇山佳佑 |
| 監督 | 深川栄洋 |
| 脚本 | 吉田智子 |
- 原作は、宇山佳佑さんの累計発行部数が60万部を突破している大人気恋愛小説です。
- 監督は、最近まで放送されていた、ドラマ『和田家の男たち』などのメガホンを取った深川栄洋さんです。
- 脚本は、【ぼくは明日、昨日のきみとデートする】など、多数くのラブストーリーを担当した経験がある、吉田智子さんです。
キャスト
- カメラマン見習いの青年・朝倉晴人：中島健人
- 早老症を患う美容師・有明美咲：松本穂香
- 実家の居酒屋を継ぐ美咲の兄・有明貴司：永山絢斗
- 貴司の恋人・吉野綾乃：桜井ユキ
- 晴人の職場のチーフアシスタント・高梨健三：柳俊太郎
- 晴人の職場の先輩アシスタント・市川真琴：若月佑美
- 美咲の主治医・神谷：要潤
- 美咲の美容室の店長・辻：眞島秀和
- 晴人の職場のカメラマン・澤井恭介：及川光博
【桜のような僕の恋人】ネタバレ！
『桜のような僕の恋人』原作の特設サイトです🌸#桜のような僕の恋人 https://t.co/mkfExqn70c
— 宇山佳佑🌸🌻 (@uyamakeisuke) January 27, 2022ｄ
第一章 春 ネタバレ
カメラマン見習いの青年・朝倉晴人（中島健人）は、美容室「ペニーレイン」で働く美容師・有明美咲（松本穂香）に恋をしている。
晴人は美容室の常連になった。
そして美咲にカットしてもらっている途中、晴人の耳たぶを美咲が誤って切り落としてしまう。
そのお詫びに花見デートをすることに。
美咲の実家は「有明屋」という居酒屋で、亡くなった両親に代わり、兄の貴司（永山絢斗）が跡を継いで店を切り盛りしている。常連客達もみんな美咲の顔なじみだ。
そして兄の彼女で吉野綾乃（桜井ユキ）は本当の姉のように、いろんな相談に乗ってもらっている。
翌日、店に行くと店長の辻（眞島秀和）は昨日ほど怒ってはおらず、アシスタントへ降格することもなく安心する美咲。
カットの練習を終え、帰ろうとしたときふと鏡を見ると白髪が生えている。
最近白髪がよく生える。その時は疲れているのかな？くらいにしか思っていなかった。
お花見デート当日。
一度もお花見をしたことがないと言う晴人に驚く美咲。
「桜が？」
「桜って綺麗だけどすぐ散っちゃうじゃないですか。そう思うとなんだかちょっと悲しくて。」
晴人はカメラマンの夢破れ、今はレンタルビデオ屋でアルバイトしているが、美容室で「カメラマン」だと美咲に嘘をついていた。それが当時のバイト仲間に会ってバレてしまう。嘘をついていたことを謝り、
「あなたに嫌われたくなかったからです！」
そう言う晴人に、そんな事で判断する人間だと思われたことを怒る美咲。さらにカメラマン諦めてしまったことにも怒った。
「僕はあなたにふさわしい男になって見せます！」
そう言って晴人はカメラマンとして再度頑張ることを誓った。
美咲は4月の終わりに24歳の誕生日を迎えた。晴人からはデート以来1か月近く連絡がない。
忙しいゴールデンウィークが落ち着いたころ、居酒屋で常連客や美咲の前で、兄が綾乃にプロポーズする。兄の幸せをとても喜ぶ美咲。
数日後、美咲は晴人から食事に誘われ、高級なフレンチの店で、誕生日プレゼントとして桜色のシザーケースを渡される。晴人はカメラマンになるべく、澤井恭介（及川光博）という有名カメラマンのアシスタントになり働き始めていた。
美咲はお礼に店に寄り、晴人の髪を切ってあげることにした。
シャンプーをしながら告白された。
「あなたがいいんです…いつも髪を切ってくれる時に俺はなにしてるんだろうって思ってました。」
「朝倉さんだって今はお仕事頑張ってるじゃないですか？」
「美咲さんに恋をしたからですよ」
「僕はあなたを好きになれてよかったです」
翌日、美咲は熱を出した。「告白されて考えすぎて熱でちゃったのね」と言う綾乃。
一方晴人は2週間以上美咲から連絡がないのでフラれたと思っていた。
仕事ではミスも多く、チーフアシスタントの高梨健三（柳俊太郎）に怒鳴られっぱなし。先輩アシスタントの市川真琴（若月佑美）からは、慰められた。
ある日、美咲からついに連絡があり会うことに。
「わたしもあなたのこと好きになりたいです！」
「だから…わたしでよかったら付き合ってください」
「やったあ！！」と大喜びの晴人。
2人は付き合うことになった。
第二章 夏 ネタバレ
7月に入り、美咲は体力が落ちてきているように感じていた。肩が凝る、足腰がだるい。疲れも取れず最近は目もかすむようになってきた。
晴人と美咲は、映画に行ったり食事をしたりデートを重ねた。
ある日、美咲はまた熱を出す。今度は微熱が1週間以上も続いた。
晴人にメールをすると、すぐに家に来てくれた。初めて男の人を自分の部屋に入れた美咲。
美咲の好きなゼリーを覚えていて晴人が買ってきてくれて美咲はそれが嬉しかった。
美咲のすっぴんを見て「可愛いです…」と言う晴人。恥ずかしがる美咲。
そこへ「キスしたら殺すからな！」と言って貴司が現れる。
晴人は貴司に挨拶して名刺を渡してそそくさと帰った。
その日の夜、美咲はまた高熱を出した。
大学病院に検査に行った美咲。ある日、店の電話が鳴り嫌な予感がする貴司。
病院からで、すぐに追加の検査をしたいため来て欲しいという連絡だった。
貴司は怖かった。翌日晴人と花火大会に行く美咲。楽しんで欲しいと思いそれが終わってから伝えることにした。
晴人と美咲は花火大会に行く。人が多すぎて綺麗な場所からは見られなかったが、それでも2人で見る花火は綺麗だった。そしてビルの隙間で2人はキスをした。
8月に入り、貴司は綾乃に結婚式の延期を申し出る。そして美咲が何か悪い病気かもしれない心配を伝え綾乃も納得した。
貴司と綾乃が病院に行くと、担当医の神谷（要潤）が待っていた。穏やかな人そうだ。
そして早老症の一種である「ファストフォワード症候群」の可能性があると告げられる。
「常人の何十倍もの速さで年を取り、発症から1年もたたずに外見も老人のように変貌します」
頭が真っ白になる美咲。
治療法がないと言う神谷に「きっと何かの間違いだろ？？」と貴司は突っかかる。
8月の終わり、晴人と美咲は海にデートに出かける。
晴人はプロポーズするつもりで、美咲は病気を打ち明けるつもりだった。
しかし、美咲は話せない。
海沿いを歩き、夕方になり、2人は流木に腰を下ろし、美咲を抱きしめ晴人はキスをした。
「もちろんすぐにとは言わない。君とずっと一緒にいたいんだ」
美咲は「しばらく考えさせて」と笑顔なく返事をした。
晴人のプロポーズに「うん」と答えたかったが、自分が老婆になることを考えたら絶対に醜い姿をみせたくないと思い答えられなかった。
検査結果が出て、やはり美咲は「ファストフォワード症候群」を発症していた。
神谷から冬にはもう今の姿ではいられないと言われる。
兄に連絡し、その足で晴人のアパートに向かう美咲。
美咲は晴人に会うのを最後だと決め、彼の家に泊り、2人は結ばれた。
翌朝、晴人には気づかれないように部屋を出た。
「一緒に年を取っていければよかったね…」美咲は涙を流しながら微笑んだ。
第三章 秋 ネタバレ
晴人は、1週間連絡が取れない美咲を心配し、店に行く。店長から「9月頭に知り合いのサロンで働くことにした」と言って急に辞めたと聞く。
家に帰ると美咲から「1年前まで付き合ってた人とやり直して一緒に働くことになったの。」と電話がある。晴人は美咲に「最低だな…」と言った。
9月中旬を過ぎ、晴人と最後に会ってから1か月が経つ。
美咲は目じりの皺やほうれい線が深くなり、髪も白髪が多くなっていた。
朝起きると毎日鏡を確認する。昨日より皺は増えていないかどうか？
変わっていないと安心して「大丈夫」と自分に語るかけるのが日常になった。
美咲は店の仕込みを手伝うことにした。その間は病気のことも忘れられた。
10月に入り、両親の命日に貴司と墓参りに行く美咲。
「来年は私もこの中だね」と言う美咲。
「死なねぇよ。俺がなんとかする、絶対何とかする…」と言った。
貴司は治療法を調べ、電磁波治療というものを見つけ美咲を通わせる。
10月終わり、美咲の頬の筋肉は衰え、顔全体が下に引っ張られ暗い印象になりメイクで廊下を隠すのも限界にきていた。
11月に入り、美咲は筋力が落ち歩くことすら困難になる。
電磁波治療には通い続け、200万ほどお金を使ったが、その治療院は詐欺師で逮捕された。
治療院からの帰り、「病気になんて負けないよ。自分の力で治して見せる」と言う美咲に、貴司は「何もしてやれなくてごめんな…」と涙を流した。
一方晴人は、自分が何を撮りたいのかを考え悩んでいた。
自分が撮った写真を澤井に見てもらうも「これはただの紙だ」と言われてしまう。
「朝倉君は写真にどんな願いを込めたいのかな？」
澤井の言葉が心の底にずっしり深く落ちた。
11月の終わり、美咲は肺炎を起こして入院していた。
老化は加速度的に進み、手は皺が増え骨と皮だけになってしまった。さらに右目も白内障になる。
リハビリも頑張ったが、ついに自分で歩けなくなりステッキを渡される。
その日の夜は一晩中泣いた。
それでも「自分は大丈夫」と晴人からもらったシザーケースを握りしめ自分に言い聞かせた。
お見舞いに来てくれた綾乃にも憎まれ口をたたいてしまう。
退院の日、迎えに来てくれた綾乃にお願いし、晴人の職場に行ってもらう。
彼の姿を一目でも見たかった。晴人の姿を見つけるとすぐに駆け寄りたい気持ちになったがそれはもちろんできない。
綾乃はひと気のない道路に車を止めると、「ここほとんど人が通らないから」と言う。
美咲はシザーケースを抱きしめながら「うぅ…うぅ…」としわがれた声で号泣した。
その日の夜は退院祝いをした。
美咲は綾乃にもう来ないで欲しいと伝える。
若い綾乃に嫉妬して嫌いになってしまいそうだったから。
綾乃はしぶしぶ受け入れ「またいつか会おうね」と言って美咲を抱きしめた。
廊下に出た瞬間、綾乃は美咲とのこれまでを思い出し、こらえきれずうずくまって声を殺して泣いた。
12月に入り、美咲は部屋の介護ベッドにずっと寝たきりで食欲も落ちていた。
貴司にシザーケースを捨てておいてもらうよう頼んだ。
そうしたら、気分が軽くなり後は死ぬのを待つだけだと思えた。
貴司は献身的に介護をしてくれた。ある日、貴司が桜色のニット帽をくれる。
「買い出しの途中で見つけた」と貴司は言ったが、美咲は綾乃がくれたんだと思った。退院の時白髪を気にしていたのを覚えてくれていたんだと思った。
「まるで桜みたいだ…」と言う貴司に「桜なんて嫌い。すぐ散っちゃうんだもん…」と泣く美咲だった。
第四章 冬 ネタバレ
クリスマスが近づき、美咲はすぐ熱を出すようになり、衰弱していた。
貴司は神谷から「美咲さんはおそらく次の春を迎えることはできないかと…」と言われてしまう。
覚悟はしていたが絶望する貴司。
美咲の様子は、「早く楽になりたい」と死を待ち望んでいるようにすら思えた。
貴司は晴人の働く事務所を訪れる。
そして美咲の病気のこと、今は老婆になっていることを晴人に話す。
美咲が夏にはそれを知ったを聞き、愕然とする晴人。
「頼む晴人君。美咲を救ってやってくれ。もう君しかいないんだ…」貴司はそう言って頭を下げた。
家に帰り、晴人は何も気づいてあげられなかった自分に対し「最低なのは僕の方だ…」とつぶやいた。そして美咲の家に急いで向かう。
美咲の部屋の前で声をかける。
「でも僕は美咲がどんな姿になっても好きだよ」
「君が大好きだよ…」
涙を流しながらそう言って、美咲に触れるように襖を触れた。
晴人が帰った後、美咲は怖いと思いながらも晴人が大好きだよ…とまた言ってくれたことが嬉しかった。貴司は「サンタに頼んだら、あいつのこと連れてきたんだよ」と言って笑った。
美咲は久しぶりに心からの笑みを浮かべた。
それから晴人は毎日来てくれた。大晦日の日も。
美咲は何も言わずとも、心の中で話している晴人と会話をした。立ち上がって襖を開けようとしたが、どうしても彼に今の姿を見られるのが怖く動けなかった。晴人は「また来年ね」と言って帰って行った。
年が明け直ぐ美咲は狭心症を起こし緊急治療をした。しかし晴人が来てくれると思い、無理やり自宅へ戻る。あと何回彼の声が聴けるか分からない。そう思うと病院にはいられなかった。
晴人は、自分の撮った写真で美咲を幸せにしたいと思うようになる。
写真展を開くことになっている高梨に、自分も参加させて欲しいと頼み込む。高梨からは断られるも写真を見てもらえることにはなった。晴人は1週間後、高梨に写真を見せた。そして晴人も参加できることになった。
1月の最終週、晴人は美咲に「僕が撮った写真を美咲に見てほしい…」と言ってパンフレットを渡す。
写真展の最終日、貴司に説得され美咲は写真展に1人で向かった。久しぶりにメイクをし、ニット帽をかぶり、マスクをして出かけた。
会場に着くと晴人はいなかった。
美咲は写真をみた瞬間、涙があふれた。
新宿の食事に出かけたレストラン
美容室・ペニーレイン
隅田川の花火大会のビルの隙間
プロポーズしてくれた由比ヶ浜
公園の入り口に、晴人がいた。
そして彼に近づき目が合い、お互い近づいていく。
「晴人くん…」と呼ぼうとした瞬間、北風が美咲のニット帽を飛ばした。
晴人はそれを拾い笑顔を浮かべ「どうぞ」と差し出した。
晴人は自分を美咲だと気づいていなかったのだ…。
美咲は精一杯の笑顔で「ありがとう…」とかすれた声で告げた。
貴司と綾乃の2人で火葬場にいた。
「また会おう」という約束が果たせなかった綾乃は嗚咽を漏らしながら泣いた。
貴司は捨てずにとっておいたシザーケースを棺に入れた。
晴人は貴司からの連絡で美咲の死を知り、その場にへたりこむ。
そして手紙を受け取り、貴司にお願いし美咲の部屋を見せてもらう。
そこで桜色のニット帽を見つける。
あの時公園ですれ違った老婆が美咲だったと気づく。
第五章 新しい季節 ネタバレ
2月の終わりに仕事を辞めた晴人。
それから2週間家でベッドから動かず、何もせず過ごした。死にたいとさえ思った。
しかし、いつも厳しい先輩・高梨の「やめんじゃねえ！」「撮れ！」という言葉で事務所に挨拶に行く。澤井が写真展の写真を「願いが込められたいい写真だ」とほめてくれた。「君が願いを込めて撮った写真をまた見たい」とも言ってくれた。
その夜、晴人は美咲からの手紙を読んだ
わたしも晴人君を好きになれてよかった。
ずっとこれからもわたしは晴人君のことが大好きです。
いつかまた会えることを楽しみにしてるね。
そのときは晴人君の写真もっともっとみたいな。
わたしは晴人君のファン1号だから。
これからも素敵な写真をたくさん撮ってね。
ずっと応援してるからね。
晴人君ありがとう
何度も読み返し、晴人は涙を流し、美咲を絶対に忘れないと手紙を抱きしめた。
そして春になり、晴人は美咲と初めて行った桜並木に来た。
人々の中に美咲の姿が見えた気がした。彼が好きだった桜のような恋人の姿が…。
そして美咲に届くようにと願いながらシャッターボタンを押した。
表紙があの映画のポスターと酷似？共通点も多数！
Mr.Childrenの新曲「永遠」が主題歌の『桜のような僕の恋人』の原作の表紙なんですけど…
5年前「himawari」が主題歌の『君の膵臓をたべたい』のポスターに酷似してません！？！？#MrChildren #桜のような僕の恋人 pic.twitter.com/LBiIyjg0IM
— 🌏Ryohey🌏{Naked} @5/11東京ドーム参戦!!🔥 (@Mrchildren_goes) February 23, 2022
上記のツイートを見て、思わずほんとだ！と思った人も多いですよね？
この原作の表紙と、映画【君の膵臓を食べたい】のポスターの絵が似ています！
そして両方の映画にはいくつかの共通点があります。
どちらも「桜」が関係している
この映画はタイトル通り、美咲が「桜のような恋人」でピンクのシザーケースや桜色のニット帽など、桜が随所で出てきた。
【君の膵臓を食べたい】はヒロインの名前が「桜良」だった。
どちらもミスチルが主題歌を担当！
この映画は、ミスチルの「永遠」が主題歌。
【君の膵臓を食べたい】もミスチルの「himawari」が主題歌。
どちらもヒロインが余命わずか
この映画で、美咲は「早老症」という病気で亡くなった。
【君の膵臓を食べたい】はヒロインが病気で余命少ないという話。（実際は通り魔に刺されて亡くなった。）
【君の膵臓を食べたい】も大ヒットしましたが、この映画もNETFLIXではありますが、全世界に配信されるということで、ヒットすること間違いなさそうです！
公開が楽しみですね！