タイムスリップや、タイムリープまたはタイムループなど、様々な時間をテーマにした映画を特集します。SF映画の定番ジャンルの一つであるタイムスリップなどをテーマにした映画は、古くから描かれており、人類の叶わない願いを具現化したもので豊富なテーマが魅力の一つです。そんなSF映画の定番、時間を題材にした色んな映画を紹介します。
時間をテーマにしたおすすめ傑作映画20選
タイムマシンは人にとって、誰しもが憧れる夢の機械。
現実では中々難しいながらも、映画の中では自由に様々な描き方がされており、定番ジャンルとされています。
タイムスリップは装置を使って自由に時間を行き来するようなものが多く、タイムリープものでは特殊能力として時間を遡ったり、巻き戻るなどの描写を象徴的に描かれている作品がほとんど。
本記事では、そんな時間を象徴的に描いた作品たちをピックアップしてお届けします。
以下リンク先には、本記事で紹介したようなSF作品を特集した作品もございますので、合わせて読んでみてください。
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1:バック・トゥ・ザ・フューチャーPartⅡ
・監督:ロバートゼメキス
・脚本:ロバート・ゼメキス、ボブ・ゲイル
・出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、トーマス・F・ウィルソン、リー・トンプソン、エリザベス・シュー
・公開:1989年12月9日
・時間:108分
・製作:アメリカ
歴史的名作!
タイムスリップを題材にした映画でまず最初に出て来るであろう作品、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。
本記事で取り上げるのは、その続編となる『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』。
前作では30年前だったのが、今回では逆に30年後の未来に行くというもの。
そこで起きる出来事の顛末を描き、3作目へと直接繋がる物語になる終わり方がワクワクを募らせる印象的な作品。
30年後の舞台は、2015年。現代が遂にこの作品を飛び越えた未来を歩むようになり、実現できたもの、出来なかったものなどの検証が行われていたり話題になっていました。
更には、NIKEのスニーカーが映画と同じ機能を持って、実現させようと自動靴紐調整機能を持ったスニーカーを発表したりと、テクノロジーの進化を感じさせる、歴史に残る傑作です。
2:きみがぼくを見つけた日
・監督:ロベルト・シュヴェンケ
・脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
・出演:レイチェル・マクアダムス、エリック・バナ
・公開:2009年10月24日
・時間:110分
・製作:アメリカ
タイムトラベル×ラブストーリー!
恋愛映画の女王とも言うべき、様々な作品に出演するレイチェル・マクアダムスが印象的な作品。
中でも珍しいタイムリープを題材に、とても複雑な時間軸で描かれる恋愛映画です。
タイムリープのルールも単純な設定が絶妙で、しかもコントロールすることも不可能という見事な設定で進む物語。
レイチェル・マクアダムス演じるクレアは、幼い頃に会った男性を想い続け大人になる。
その男性であるヘンリーは、クレアと出逢うも面識はない、と言う奇妙な出会いから描かれるもその時点でヘンリーはタイムリープの能力で未来の自分が彼女と会っていたことを知る。
そして二人は愛を育んでいくもタイムリープと言うものが複雑に絡み合い、困難を乗り越えながらふたりの愛の結末までを描く。
3:アベンジャーズ/エンドゲーム
・監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
・脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
・出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、ポール・ラッド、カレン・ギラン、ブラッドリー・クーパー、ブリー・ラーソン
・公開:2019年4月26日
・時間:181分
・製作:アメリカ
タイムトラベル×ヒーロー!
映画史に残る、歴代No.1ヒットを記録し、世界で1番観られた映画である『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
本作は中盤にタイムスリップをし、同じ世界観を持つMCUの過去作の世界に飛び込むという時間を題材に巧みに絡み合う内容が秀逸な作品。
複雑な時間軸を利用し、これまでMCUが紡いできたヒーロー映画に製作陣のリスペクトが観客にも伝わるマーベル好きがマーベル好きの為に作られたマーベル映画ともいうべき内容でした。
サノスによって世界の半数が消えて無くなってしまい、5年が経過した現在。
アベンジャーズの残りの面々は、アントマンの量子世界を利用し過去に戻ることを画策する。
「タイム泥棒作戦」と題し、インフィニティストーンを奪い取り、サノスが行なったデシメーションの逆をやろうと行動に移す!
4:デジャヴ
・監督:トニー・スコット
・脚本:テリー・ロッシオ、ビル・マーシリイ
・出演:デンゼル・ワシントン、ヴァル・キルマー、ポーラ・パットン、ブルース・グリーンウッド、アダム・ゴールドバーグ、ジム・カヴィーゼル
・公開:2007年3月17日
・時間:127分
・製作:アメリカ
タイムトラベル×クライムサスペンス!
2007年に公開した名匠トニー・スコット監督の真骨頂でもあるクライム・サスペンス映画の『デジャヴ』。
主演はデンゼル・ワシントンで、ヴァル・キルマーなど実力派の俳優陣が脇を固めている傑作です。
過去に遡り時間を追って捜査を進めていくという、時間を巧みに使ったクライムサスペンスです。
デンゼル・ワシントンとトニー・スコットという黄金コンビが送る、巧妙なトリックが配されたストーリーが秀逸な作品。
ニューオリンズのカナルストリートで大規模な爆弾テロが発生し、様々な事実が明らかとなる。
爆発事件などの火気を扱うアメリカ連邦捜査機関ATFのダグは、FBI特別捜査班への協力を要請され過去を見る装置で4日前の映像を見せられる。
5:オール・ユー・ニード・イズ・キル
・監督:ダグ・リーマン
・脚本: ダンテ・W・ハーパー、ジョビー・ハロルド、クリストファー・マッカリー、ティム・クリング、ジェズ・バターワース、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
・出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン
・公開:2014年7月4日
・時間:113分
・製作:アメリカ
タイムループを繰り返す中で成長していくSFアクション!
トム・クルーズとエミリー・ブラントの2大スターの共演でスマッシュヒットを記録したSFアクションである、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。
地球に侵略してきたギタイの能力でもあるタイムリープがひょんな事から、トム・クルーズ演じるウィリアム・ケイジに宿り、エミリー・ブラント演じるリタ・ヴラタスキと共に人類を救うべく戦いを挑んでいくSFアクション。
死ぬと24時間前に戻るという能力で描かれるタイムリープが特徴の本作は、とにかくトム・クルーズが死にまくるのが見どころです。
しかし死ねば死ぬほど戦闘スキルが上がっていき、病んでいくと共に成長し百戦錬磨の兵士へと成長していく姿はとてもかっこいい光景です。
逆に言えば、いつも勇敢でどんな事にも果敢に挑んでいくトム・クルーズが序盤は間抜けでやられまくる、という貴重な姿が見られるのもとても珍しい作品です。
そして現在では、続編製作も進んでいる注目作のひとつとなっています。
6:ハッピー・デス・デイ
・監督:クリストファー・B・ランドン
・脚本:スコット・ロブデル
・出演:ジェシカ・ローテ、イズラエル・ブルサード、ルビー・モディーン、レイチェル・マシューズ
・公開:2019年6月28日
・時間:96分
・製作:アメリカ
タイムループで死の真相へと辿り着く!
タイムループもののホラーで、近年稀にみる傑作と評されている映画『ハッピー・デス・デイ』。
タイムループの設定は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と全く同じで、死んだらある一定の時間に戻るというもの。
『ハッピー・デス・デイ』は、ベースはホラーであるものの、コメディ要素も強く反映されているので、ほとんどの方におすすめできる作品です。
ホラーが苦手でも十分観られるでご安心を。
物語は、ツリーが大学の寮で目が覚めるシーンから始まる。
そして、普通に1日を過ごすがその晩に殺されてしまうも、目が覚めると再びその日の朝に戻るというもの。
基本はそれの繰り返しで、何故殺されてしまうのか、このループを抜け出すべく謎を解明していくストーリー。
7:ハッピー・デス・デイ 2U
・監督:クリストファー・B・ランドン
・脚本:クリストファー・B・ランドン
・出演:ジェシカ・ローテ、イズラエル・ブルサード、スラージ・シャルマ、サラ・ヤーキン
・公開:2019年7月12日
・時間:100分
・製作:アメリカ
ついにタイムループの謎が明らかに!
アメリカでは、2年ほど感覚を開けて公開された続編ですが、日本では1ヶ月後に公開された『ハッピー・デス・デイ 2U』。
前作を経て、ようやくループを抜け出したと思ったら再び悪夢が始まるというストーリー。
そして、冒頭の展開からお見事ともいうべき展開でスタートし、脚本の素晴らしさを感じられます。
まさか、そっちから描くのか!という驚きに満ちた物語です。
前作のある場面を全く別の側面から描き、いつの間にか自然と本線に舵取りをしており、ストーリー展開が秀逸。
近年稀にみるストーリーで魅せる作品で、2019年公開映画のベストに挙げる人も多い、タイムループものの傑作にひとつ。
8:デッドプール2
・監督:デヴィッド・リーチ
・脚本:レット・リース、ポール・ワーニック、ライアン・レイノルズ
・出演:ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、ザジー・ビーツ、T・J・ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、ジャック・ケシー
・公開:2018年6月1日
・時間:120分
・製作:アメリカ
え!?ドリフですか?
主軸としてタイムスリップを置いていませんが、物語のオチとしては用いられている作品です。
主演はライアン・レイノルズで”俺ちゃん”という一人称でお馴染みの、破天荒なマーベルヒーロー映画『デッドプール2』。
シリーズ作品の2作目にあたる作品です。
未来からやってきたケーブルの脅威を描き、そこからはまさかの展開に突入してオチはまさかのドリフ大爆笑!?
というデッドプールらしい、はちゃめちゃなストーリー。
そして本作のタイムスリップ的名シーンは、ミッドクレジットシーン。
デッドプールらしく、映画の、いやストーリーもののタブーを犯しまくる痛快な展開をしてしまいます。
未来を変えるべく、デッドプールらしさ満点で奮闘する痛快なヒーロー映画。
9:ネイキッド
・監督:マイケル・タイデス
・脚本:コリー・コラー、マーロン・ウェイアンズ、リック・アルバレス
・出演:マーロン・ウェイアンズ、レジーナ・ホール、J.T.ジャクソン、スコット・フォーリー、イライザ・クープ、ロレッタ・デヴァイン、デニス・ヘイスバート
・公開:2017年8月11日
・時間:96分
・製作:アメリカ
結婚するために、タイムループを繰り返す!?
NETFLIXのオリジナル作品として配信されている、マーロン・ウェイアンズ主演のコメディ映画『ネイキッド』。
コメディなので、これでもか!というくらいに同じ時間を過ごしまくるのが特徴です。
そして主演のマーロン・ウィアンズは、ホラー映画『スクリーム』シリーズのパロディ映画で世界的にブレイクしたコメディ俳優。
コミカルな演技をすれば彼の右にいないだろうというくらいに一世を風靡した、あの姿はしっかり健在で今回は裸体を披露しています。
恋人との結婚式の朝に、エレベーターの中からループがスタートする本作は、全く何が起きているのか分からない状態で始まり、自分の身に何が起きているのか…ループの謎はもちろん、恋人と無事全ての問題をクリアして晴れて結婚できるのか、その奮闘の様が描かれる痛快なタイムループ・コメディ。
10:もしも昨日が選べたら
・監督:フランク・コラチ
・脚本:マーク・オキーフ、ニール・H・モリッツ
・出演:アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセイル、クリストファー・ウォーケン、ジョナ・ヒル
・公開:2006年9月23日
・時間:107分
・製作:アメリカ
時間を自由に操ることができたら…?
アダム・サンドラーの痛快コメディ、『もしも昨日が選べたら』。
日本で言うところの阿部サダヲ的ポジションとも言うべき俳優のアダム・サンドラーですが、この頃は精力的に様々な作品に出演をしていました。
その中のひとつである本作は、結婚し子供も育ち盛りでペットの世話など仕事に家族と忙殺されて嫌になったときに出会った変人によりもたらされた千載一遇のチャンス。
しかしそれは何故か、テレビのリモコン。
と思いきや、まさか時間を操れるリモコン?
嫌なことを早送りにして、自分の都合だけで時間を操るが、それはとんでもない結果を生んでしまう。
この作品は、DVDが普及した頃に製作され、いわゆるメニュー画面などで好きなシーンをみることができるものから着想を経てもし自分の人生も、メニュー画面があってハイライトだけを体験してみた。
と言うような、いわゆるコントなどによくある”もしも”をストーリーにした作品。
人生、一瞬一瞬が大切。と噛み締めることができる痛快なコメディ映画です。