映画【つんドル】あらすじ・キャスト紹介!実話をもとにした奇妙な同居生活

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映画【人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(以下つんドル)】が11月3日に全国で公開予定です。

深川麻衣さんが主演を務め、井浦新さんが共演した本作は、人生に詰んだ元アイドルの安希子と独身サラリーマンのおっさん・ササポンが奇妙な共同生活を繰り広げる物語です。

本記事では映画【つんドル】のあらすじやキャストを紹介します。

さらに映画の原作である大木亜希子さんによる原作小説の紹介や、小説から予想する映画の注目ポイントについてもお伝えします。

映画【つんドル】について

あらすじ

安希子は芸能界での挫折を経て、一般企業に就職し、恋活にも励みながら歩む新たな人生は順調だと思っていた。

しかし、ある日の通勤途中、突然足が動かなくなってしまう。仕事に行けず会社を辞めざるを得なくなり、収入も途絶え、貯金額は10万円を切ってしまった。

こうした状況を心配した友人は安希子に共同生活を勧める。その共同生活の相手は、通称“ササポン”と呼ばれる56歳のおっさんだった。

【つんドル】の原作は?

原作は、作家・大木亜希子さんによる同名小説です。

苦難のアイドル時代から、血縁関係もなければ恋人でもない赤の他人である“ササポン”との生活に至るまでの半生を記したウェブコラムを公開。

その記事は瞬く間に話題となり、X(旧Twitter)の日本トレンドランキング3位を獲得しました。

多くの女性から共感の声が寄せられ、後に実録私小説として書籍化されました。

また、2021年には「つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~」というタイトルで、全3巻のコミカライズ版も刊行されています。

原作者:大木亜希子


14歳で芸能界デビュー。ドラマやCMに出演していましたが、SDN48のメンバーとしてアイドルに転身し、紅白歌合戦出場も果たしました。

芸能界を離れた現在は、ライター兼作家として活動されています。

この小説を書いた当時29歳の私は何事にも自信が持てず、自分がやりたいことも見つからず、婚活に焦っていました。
他人の視線ばかり気にして、少しでも順調な人生を歩む自分に見られたかった。
最終的に偽りの自分に疲れ、盛大に詰みました。 そんなアキコが、家族でも恋人でもない他人のおっさんと出会うことで再生される過程を描きました。
主人公のモデルは紛れもなく私です。
しかし、あらゆる女性の分身として描いたキャラクターでもあります。
ですから、貴方自身の物語でもあります。 この映画を観てくださった方が「色々あるけど明日も頑張ろう」と思えますように。
私は、私のままで良い。少しでも多くの方にそう思っていただけたら幸いです。

映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」公式HPより

映画【つんドル】のキャスト

安希子:深川麻衣

安希子役を演じるのは、元アイドルという共通点がある深川麻衣さんです。

深川さんは乃木坂46の一期生として活躍し、“まいまい”や“聖母”の愛称で親しまれ、多くのファンを魅了しました。

2016年にグループを卒業した後は、俳優として活動されています。

2018年には映画初出演かつ初主演を果たし、作品「パンとバスと2度目のハツコイ」で第10回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞。

また、2021年にはNHK大河ドラマ「青天を衝け」に出演し、その演技が更に注目を浴びました。

本作の予告編で流れる、深川さんが「少しだけ呪われろ」と毒舌を吐くシーンについて、SNS上では「あの、まいまいが……!」と大いに盛り上がりが見られました。

性格の良さゆえに“聖母”と呼ばれる深川さんですが、やさぐれた安希子を演じるこの作品で、新たな一面を発見できるかもしれません。

原作を読んだ時、結婚や仕事に対してもがいている安希子の姿にとても心を打たれました。元アイドルという境遇も同じなので、この作品で安希子を演じられる事がとても嬉しかったです。
恋人でも、友達でもない、でも、いつもそこにいてくれるササポン。お互いに良い影響を与えながら、依存していない関係性はとても理想的な関係性だと思います。
普段、生きていると壁にぶつかったり、ちょっと心が疲れてしまったなという時は誰しもあると思いますが、そんなときこの映画が誰かの心をふっと軽くできたらいいなと願っています。自分らしさ、自分にとっての幸せとは何かを立ち返らせてくれる作品になっています。ぜひお楽しみください。

映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」公式HPより

ササポン:井浦新

ササポン役を演じるのは実力派俳優の井浦新さんです。

本作ではササポンと呼ばれる“おっさん”を演じていますが、「井浦新はおっさんではないのでは……」との声が広まりました。

しかし、ステテコパンツですら見事に履きこなしてしまう素敵な“おっさん”姿を披露した井浦さんの姿に、なんだか実家のような安心感を覚えた人も多いのではないでしょうか。

穏やかな雰囲気を醸し出すササポンをどのように演じているのか、楽しみにしています。

脚本を読んで、とてもほっこりと、ゆるやかな空気感のある素敵な作品だと思いました。
ササポンという役は、演じた事のない役柄でしたので、どんなアプローチをしていこうかなとワクワクしました。そして、ササポンの素敵なセリフを、いかに素敵にならない様に、普通のおじさんでいるという事のさじ加減が難しくもありましたが、演じていて面白かったです。
どんな人にでも、無理をしながら、頑張らざるを得ない時があると思います。映画を観て、安希子にとっての”ササポン”の様な存在を、人じゃなくても、物や自然でもいいと思いますので、自分にとっての”何か”を見つけるきっかけになれたら幸いです。

映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」公式HPより

その他キャスト

  • ヒカリ(演:松浦りょう):安希子のアラサー仲間
  • 景子(演:柳ゆり菜):安希子のアラサー仲間
  • 浩介(演:猪塚健太):安希子を惑わすクズ男
  • 鳥羽(演:三宅亮輔):飲み会で知り合った男
  • 明美(演:森高愛):バイト先の後輩
  • ???(演:河井青葉):雑誌の編集長
  • 大熊(演:柳憂怜):精神科医

映画【つんドル】のスタッフ

監督:穐山茉由

31歳のときに働きながら映画制作を学び、現在では映画監督として活動する穐山茉由監督

長編デビュー作『月極オトコトモダチ』は、第31回東京国際映画祭に出品され、さらにMOOSIC LAB2018では長編部門グランプリを含む4つの賞を獲得しました。

初めて原作を読んだ時、「元アイドル」が「おっさん」と住むというインパクトのあるお話の裏に、現代に生きる人の悩みが痛いほどリアルに描かれていると感じました。
この作品は女同士の友情やキャリアチェンジといった要素も強く、私自身も会社員をしながら映画監督になった経験を持つため、主人公と等身大の視点で撮影に臨みました。
実話ベースの物語ですが、深川麻衣さん、井浦新さんという素晴らしいキャストによって、新しい安希子とササポンの物語が誕生したと思います。
観た方がどこか自分と重ね合わせられるような、そんな作品になると嬉しいです。

映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」公式HPより

主題歌:ねぐせ。

愛知県出身の4人組ロックバンド、ねぐせ。が主題歌を担当します。

優しく透き通った歌声と等身大の歌詞で、多くのZ世代から支持を受け、注目のロックバンドとして知られています。

この度、映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の主題歌を担当させて頂くことになりました! 「サンデイモーニング」という楽曲で、今回ねぐせ。で初の映画主題歌であり、初の書き下ろし曲でもありました。 映画を見させていただき、ササポンの人間性にとても感動したため、安希子にとって、ササポンのような曲を作ろうと考えました。その理由は「がんばれ!」と背中を押す訳ではなく、「ありのままの姿で大丈夫だよ」と、背中を支えてあげられるような、そんな曲がこの映画にはピッタリだと考えたからです。 この映画と共に「サンデイモーニング」が沢山の方の心の支えになりますように。(りょたち)

映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」公式HPより

その他スタッフ

  • 脚本:坪田文
  • 音楽:Babi
  • 製作幹事:KDDI
  • 制作プロダクション:ダブ
  • 配給:日活/KDDI

小説【つんドル】について

小説の魅力の一つは、主人公である亜希子と同居人のササポンの何気ない日常会話です。

亜希子はササポンがポロッと口にした一言にハッとさせられたり、励まされたり、いつしか彼女にとってその言葉たちが心の支えとなっていく様子が描かれています。

ササポンの言葉は決して説教臭くなく、むしろ淡々とした優しさに包まれています。

映画でも、その言葉は観客の心にそっと寄り添ってくれるでしょう。

また、仕事や恋愛、そして人生に苦悩する亜希子の姿は、まさに私たち自身の姿でもあると気づかされます。

一度は人生が詰んだ亜希子が何度でも立ち上がろうとする物語を通して、さりげない人の優しさを感じ、そして立ち止まることの大切さを知ることができるはずです。

小説【つんドル】から予想する映画の注目ポイント

小説では、亜希子とササポンが奇妙な共同生活を始める物語を背景に、現代に生きる多くの人々が抱える悩みをリアルに描いています。

安希子が日常を取り戻すために葛藤し、そして成長していく姿を映画ではどのように表現してくれるのでしょうか。

また、安希子役の深川さんが元アイドルとしての輝かしい過去と現在の苦悩をどのように演じるのかについても期待が高まります。

そして、ササポン役の井浦さんは、普通のおじさんとしての“ササポン”をどれだけ表現できたのかも注目ポイントの一つと言えるでしょう。

記事内画像出典:「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」公式HP

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