映画『死刑にいたる病』の予告編が公開され、2022年5月6日に劇場公開になることが明らかになりました。
阿部サダヲ主演で贈るサイコミステリーとなる作品で、これまでのイメージを覆す役柄に大きな話題となる映画です。
そんな映画『死刑にいたる病』を公開前に徹底解明します!
映画『死刑にいたる病』について
『死刑にいたる病』は、櫛木理宇によるサスペンス小説を原作にした実写映画です。
原作の調節では『チェインドッグ』というタイトル。
2022年5月6日に公開が予定され、特報となる予告編が2022年の年明け後の公開。
主演に阿部サダヲと岡田健史が務め、それまでの底抜けに明るいキャラクターを務めることが多かった阿部サダヲの新たなイメージを作る芝居に大きな注目が集まる1作。
そんな阿部サダヲが演じるのは、榛村大和。
凶悪なシリアルキラー(連続殺人鬼)である榛村大和。
彼が手紙を出した相手、それは大学生の筧井雅也。
その内容は、24人を殺したのは認めるというもの。
しかし、1件だけは榛村大和が行なった犯行ではないものがあると。
いうなれば本作は、その1件の犯行の犯人を探す、サスペンス・スリラーとなる。
兎にも角にも白眉は、やはり阿部サダヲの演技です。
シリアスな演技は、これまでにも西川美和監督の『夢売るふたり』などでも披露しており、作品によって様々な側面を魅せてきました。
しかしそれでも、阿部サダヲの魅力は存分に発揮されているものばかりです。
そんな阿部サダヲの俳優としての魅力を全て削ぎ落としたかのような、このシリアルキラーという役柄。
いってしまえば、阿部サダヲが築いてきたキャリアで演じてきたキャラクターたちの正反対の様な人物と言えるもの。
そんな彼の抜擢を指揮するのは、白石和彌監督。
近年注目を集める人物の1人です。
まだ映画監督としてのキャリアは10年ほどですが、既に多くの作品で高い評価を得ています。
そんな白石和彌監督が映画化を熱望した本作、『死刑にいたる病』。
公開は、2022年5月6日を予定。
映画『死刑にいたる病』のキャスト
映画『死刑にいたる病』のキャストを一覧で紹介します。
主にメインキャラクターとなるキャストたちです。
原作を知らない人だと、気になるのは雅也の母親役となる中山美穂の存在でしょう。
1人だけ異質なキャスティングであり、存在感がとても強いのが伝わり、気になるところ。
原作を知っている人でも、そうきたか!と、唸るキャスティング。
是非とも、公開を楽しみに想像が膨らんでしまう、そんなキャスト一覧と言えるものです。
榛村大和(はいむら やまと):阿部サダヲ
24件の殺人事件で容疑がかけられた死刑囚。
筧井雅也(かけい まさや):岡田健史
大学生。榛村大和から手紙を受け取る。榛村とは、かつて近所に住んでいた。
金山一輝:岩田剛典
榛村が犯した24件のうちの1件の事件の通報者。
加納灯里:宮崎優
雅也と同じ大学通う。
筧井和夫:鈴木卓爾
雅也の父親。
根津かおる:佐藤玲
榛村大和の被害者。
筧井衿子:中山美穂
雅也の母親。
映画『死刑にいたる病』原作はどんな話?
全ては語りません。
ネタバレになるので、それでも、知りたくないという方は是非読み飛ばしてくれて構いません。
おそらく映画も原作小説に忠実に描くことが予想されるので…
ひとことで言うと…
この物語を簡単に言い表すと…
天才が虐待を受け、圧倒的ソシオパスになる…
24件の残虐な殺人と聞くと、どんだけ狂気じみたサイコパスなのか…
と思うんですが、実は真逆なソシオパスだった。
と言うのが、この物語の肝となる部分です。
ですが、この話にはさらに複雑なものが投影されていて、それに関わる人間の心情も丁寧に描かれています。
果たして、たった1件の殺人を調べる上で明らかになっていく、事の真相…
そこには、とんでもない秘密が隠されていた!
まさしくこの作品はそんな物語です。
衝撃的なストーリーに、衝撃的なキャスティング。
ぜひ、スクリーンでチェックしてほしい1作です。
映画『死刑にいたる病』の公開は、2022年5月6日に劇場公開を予定。