【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】のキャストとあらすじ|福原遥・水上恒司

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映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』ポスター
出典:映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

福原遥と水上恒司がW主演をつとめる映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は汐見夏衛の同名小説を原作として、成田洋一監督により2023年12月8日に公開予定。

原作小説が TikTokなどを通じて若い世代に広まり「泣ける!」と話題になった本作は、シリーズ累計発行部数70万部を記録したベストセラーです。

今回は【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら】のキャストとあらすじなどについて!

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】のキャスト

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】のキャストをまとめてご紹介!

キャスト:福原遥(役:加納百合)

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』福原遥(役:加納百合)
出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

キャスト:福原遥、登場人物:加納百合…主人公。14歳・中学2年生。母子家庭で生まれ育つ。親や学校など自分を取り巻く環境に苛立ち、居場所のなさを感じている。

主人公の少女・加納百合を演じるのは、女優の福原遥さん。1998年生まれ、25歳の福原遥さんは2005年に子役としてデビュー。

かつては「まいんちゃん」の愛称で親しまれていた福原遥さんは、近年はNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』やドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など話題作に次々と出演。その高い演技力と可愛らしい容姿でさらなる注目を集めています。今回演じる女子中学生・加納百合も必見ですね。

福原遥コメント
まずは原作を読ませていただいて、とても感動して素敵な作品だなと本当に思いました。この物語が2時間という映画になるということで、「どうなるんだろう」「自分にできるかな」という不安な気持ちも感じました。ですが原作が素晴らしいですし、戦争を題材にした作品ですので、しっかりとリアルに演じられるように頑張りたいです。

出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

キャスト:水上恒司(役:佐久間彰)

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』水上恒司(役:佐久間彰)
出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

キャスト:水上恒司、登場人物:佐久間彰…20歳・特攻隊員。北国の出身。体調不良で倒れていた百合を助けたことがきっかけで親しくなり、その後互いに惹かれ合うようになる。

特攻隊員・佐久間彰を演じるのは、今回福原遥さんとW主演をつとめる水上恒司さん。1999年生まれ、24歳の俳優・水上恒司さんは、2018年のヒットドラマ『中学聖日記』にて俳優デビュー。主演の福原遥さんとの共演は、2021年放送の日本テレビ系ドラマ『ウチの娘は、彼氏ができない!!』以来2度目です。

水上さんは、2022年8月までは『岡田 健史』という芸名で活動していました。現在は本名である『水上恒司』名義で俳優業を継続中。活動名変更の際は「今後は水上恒司として懸命に泥臭く生きて参ります」とコメントしています。

その言葉通り”懸命に泥臭く”、幅広い役柄に挑戦しつづける水上恒司さん。今回演じるのは年若い特攻隊員の役柄。過去の大変な時代を懸命に生きた青年をどう表現するのか、見逃せませんね。

水上恒司コメント
私自身が芝居に興味を持ったきっかけが高校演劇でした。その際に頂いた役が特攻隊員の古賀正一という青年でした。また、広島と長崎にも不思議な縁があり、彰が生きた時代には物心ついた時から関心がありました。
私の会ったことのある親族や大事な人が戦争の犠牲者がいないため、私は戦争を冷静に見ることができると思っています。そんな私が今回彰という役を生きる意味は、私より下の世代に「戦争」というもの、日本がしてきたこと、世界の戦争の歴史を知るきっかけを与えるためだと思います。

出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

キャスト:伊藤健太郎(役:石丸智志)

キャスト:伊藤健太郎、登場人物:石丸…20歳・彰と同じ部隊に所属する特攻隊員。

水上恒司さん演じる特攻隊員・彰と同じ部隊に所属する青年・石丸を演じるのは、俳優の伊藤健太郎さんです。1997年生まれ、26歳の伊藤健太郎さんは東京都出身。

kentaro名義でモデル活動を経て、現在は本名である伊藤健太郎名義で『学校のカイダン』や『俺物語』、『今日から俺は!』など多くの話題作に出演中。

キャスト:嶋崎斗亜(役:板橋)

キャスト:嶋崎斗亜、登場人物:板橋…18歳・特攻隊員。彰や石丸と同じ部隊に所属する最年少の青年。故郷に婚約者を残してきている。

最年少の特攻隊員・板橋を演じるのは、「Lil かんさい」/関西ジャニーズJr.所属の嶋崎斗亜さん。2003年生まれ、20歳の嶋崎斗亜さんは現在、TV出演やコンサートなどのアイドル活動と並行し、俳優として舞台やドラマ・映画など多くの場で幅広く活躍中。

今回演じる隊員・板橋は愛嬌があり、他の隊員たちからも可愛がられている役柄。嶋崎さんはインタビューにて「死への怖さと生きたいという強い意思をもつ板橋にとても共感できた」と語っています。

キャスト:上川周作(役:寺岡昌治郎)

キャスト:上川周作、登場人物:寺岡昌治郎…29歳・特攻隊員。包容力のある穏やかな人柄。妻と娘がいる。

彰や石丸の所属する隊の最年長・寺岡を演じるのは、俳優の上川周作さんです。1993年生まれ、30歳の上川周作さんは、多くの有名俳優が所属する劇団大人計画に在籍。

人気ドラマ『西郷どん』や朝ドラ『べっぴんさん』『まんぷく』などへの出演をはじめ、近年も多くの映画やドラマにて活躍中。

今回演じる隊員・寺岡は、妻と生まれたばかりの娘を故郷に残して入隊するというシビアな役どころですが「ハードな描写だけではなく、思いのほか楽しめた場面もたくさんありました。そこはその時代の方々にとっても真実なのだと思います」と語っています。

キャスト:小野塚勇人(役:加藤)

キャスト:小野塚勇人、登場人物:加藤…26歳・特攻隊員。元中学教師・熱血漢。

特攻隊員の一人である加藤という役柄を演じるのは、俳優の小野塚勇人さん。劇団EXILEに所属しており、2016~2017年には特撮ドラマ『仮面ライダーエグゼイト』に出演。

今回演じる加藤は、元中学教師の特攻隊員。熱く生真面目な性格の加藤は、親子三代にわたって軍人であることもあり「自分が特攻に行かなくては」と躍起になっているところがあります。

戦争とは生活だけでなく、人の性格や人生そのものを大きく変えてしまうのだということをまさに体現しているような加藤。小野塚さんの演技も必見です。

キャスト:出口夏希(役:千代)

キャスト:出口夏希、登場人物:千代…魚屋の娘。百合の友人となる。

魚屋の娘・千代を演じるのは、女優の出口夏希さん。2001年生まれ、21歳の出口夏希さんは中国の出身。2018年に「ミスセブンティーン2018」に選ばれ雑誌『Seventeen』専属モデルとなり、2019年に女優業を開始。現在は映画・ドラマなど多くの話題作に出演中。

今回演じる千代役に起用されたのは、Netflix配信ドラマ『舞妓さんちのまかないさん』の演技が評価されたためだそう。今回は過去のつらい時代を生きた女性をどう演じてくれるのか、楽しみですね。

キャスト:中嶋朋子(役:加納幸恵)

キャスト:中嶋朋子、登場人物:加納幸恵…主人公・百合の母。スーパーのパートやスナックなどをかけもちし、女手一つで百合を育てる。

百合の母親・加納幸恵役を演じるのは、女優の中嶋朋子さん。1971年生まれ、52歳の中嶋朋子さんは東京都出身。2歳で子役デビューし、現在は女優業のほかナレーションや執筆業などマルチな活動を続けています。

キャスト:坪倉由幸(役:ヤマダ)

キャスト:坪倉由幸、登場人物:ヤマダ…百合の中学校の社会教師。難しい年頃の百合に対し、つい威圧的な態度をとりがち。

百合の通う中学校の社会教師・坪倉由幸を演じるのは、お笑いトリオ・我が家の大ボケ担当の坪倉由幸さん。1977年生まれ、46歳の坪倉由幸さんは神奈川県出身。

2003年に「我が家」を結成し、近年は俳優として『下町ロケット』や『あなたの番です』、『鎌倉殿の13人』などの話題作に次々出演し、活躍の場を広げています。

キャスト:松坂慶子(役:ツル)

キャスト:松坂慶子、登場人物:ツル…食堂の女将。夫は戦死し、娘と孫を空襲で亡くしている。

過去の時代で百合と出会い、本当の娘のように接してくれる女性・ツルを演じるのは、女優の松坂慶子さん。1952年生まれ、現在71歳の松坂慶子さんは、1969年に女優デビュー。近年は『あさが来た』や『篤姫』『花燃ゆ』『西郷どん』など話題作に次々と出演。

今回は戦時中を一人強く生き抜く女性をどう演じてくれるのか、楽しみですね。

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】のあらすじ

加納百合(福原遥)は、思春期真っ盛りの女子中学生。家では母親に対して不満ばかり、学校でも常にイライラ、周囲への苛立ちを隠せずにいる。

そんなある日、百合は母親との喧嘩がきっかけで家出をし、裏山に残っていた戦時中の防空壕の中で一夜を過ごす。が、翌朝目覚めると、周囲の景色は見たことのないものに変わっていた。

終戦間際の日本にタイムスリップした百合は混乱するが、偶然通りがかった佐久間彰(水上恒司)をはじめ、その世界で出会った人々にしだいに心をひらくようになる。しかし、戦時中の世の中の不条理さ、残酷さは、彼女を取り巻く環境にも暗い影を落としていて…。

これは、現在を生きる少女が過去のつらい時間を懸命に生き抜いた人々とのあいだに紡ぎ出す、時空を超えた愛の物語。

【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】原作小説が泣けると話題に!

原作は汐見夏衛

原作は汐見夏衛(しおみ なつえ)さんの同名小説『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』

高校の国語教師として勤務していた汐見夏衛さんは、2016年に『あの花が咲く丘で、君と出会えたら。』(スターツ出版)でデビュー。その後、教員としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して執筆活動を続けています。

本作は、汐見さん自身が学生時代に社会科見学で訪れた知覧特攻平和会館での衝撃をもとに構想したといいます。
戦時中の大変な時代を生きた人たちの体験談や、当時のリアルな空気感、そしてそれらを若い人たちに伝えていきたいという著者の深い想いが、行間の一つ一つから直に伝わってくるような作品です。

汐見夏衛さんコメント
このたび『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の映画化が決定いたしました。撮影見学の際、スタッフの皆様キャストの皆様が試行錯誤しながらひとつひとつのシーンを作り上げていらっしゃる姿を目の当たりにして、こんなふうに大切に作っていただけて幸せだなと感激しました。
これまで本作を応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。
一緒に公開を楽しみにしていただけましたら幸いです。

出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』書誌情報

書籍
・『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』スターツ出版文庫:2016年7月28日発売
・『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』スターツ出版〈野いちごジュニ
文庫〉:2021年5月10日発売
・『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』スターツ出版〈単行本〉:2023年6月25日発売

コミカライズ
本作はWEBコミックマガジン「電撃コミック レグルス」にて、漫画化マツセダイチによりコミカライズされている。2022年7月~9月、KADOKAWAより「電撃コミックスNEXT」上下巻が刊行。

【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】原作の口コミ

汐見夏衛の原作小説を読んだ人の口コミには「戦争の辛さと悲しさを実感した」「過去に起きたことについて改めて考えさせられた」などの意見が多く見られます。

ここでは、SNS上の口コミの一部をご紹介します。

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』口コミ
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』口コミ

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】の注目ポイント

水上恒司演じる特攻隊とは?

主演の水上恒司さんが演じる佐久間彰は、特攻隊員。
特攻隊とは、特別攻撃隊の略称。

片道のみの燃料と爆弾を機体に積んで、搭乗員もろとも敵に体当たり攻撃をするという、決死の任務に当たる部隊のことです。

若い命が次々に失われていった時代の不条理さ、そしてその時代を生きた人たちの強い覚悟と心が、劇中ではどのように表現されているのでしょうか。ぜひ劇場にて確かめてみてください。

【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】のキャッチコピーは?

本作のキャッチコピーは、百合の希望『あなたと一緒に生きたい』、そして彰の決意君のために生きたい』。

百合と彰の切ない恋愛模様、二度と会えない哀しさ、そして彰たちが生きた過去があるからこそ今の日本があるという事実。

核家族化や未婚化が進み、一昔前に比べると人と人との関わりが年々希薄になってきているこの時代。いまを生きる私たちに最も必要なのは、他人を思いやる気持ちと、ひと一人一人にそれぞれの事情があることを考える想像力ではないかと思うのです。

本当に人を想うとはどういうことなのか。
そして、戦争の真の痛ましさ、恐ろしさとはどのようなものなのか。

本作には、生きていく上でとても大切なこと、そして日本人として知っておかなくてはならないことが、百合と彰、そして周囲の人々との関わりの中に濃密に凝縮されています。

ぜひ劇場に足を運んで、百合や彰たちがともに過ごした日々を体感してみてください。
きっと、あなたがこれからを生き抜いていくための糧となるはずです。

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】のスタッフ

・監督:成田洋一
・原作:汐見夏衛
・脚本:山浦雅大 成田洋一
・エグゼクティブプロデューサー:吉田繁暁
・企画:新垣弘隆 西麻美
・プロデューサー:西麻美
・撮影:小林拓
・Bカメ:成田伸二
・照明:岸本秀一
・録音:鈴木健太郎
・美術:丸尾知行 中川理仁
・装飾:佐々木博崇 山本直輝
・衣装:早川奈緒美 白井恵
・ヘアメイク:永江三千子
・ポスプロスーパーバイザー:佐藤正晃
・VFXプロデューサー:山口幸治
・ポスプロコーディネーター:朝海清史
・編集:岩間徳裕
・音響効果:渋谷圭介
・音楽プロデューサー:茂木英興
・主題歌:福山雅治
・監督補:高明
・制作担当:村山亜希子
・アシスタントプロデューサー:田中裕章
・インプロデューサー:湊谷恭史

監督は成田洋一

本作の監督を務めるのは、成田洋一(なりた よういち)さんです。

1960年生まれ、現在63歳の成田洋一さんは秋田県出身。もともとはCM制作を中心に活動しており、CMディレクターとしておよそ600本もの作品を手掛けてきました。

2021年、映画初監督作品として、自らの故郷である秋田を舞台とした『光を追いかけて』を発表。そして今回、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が自身2作目の長編映画となります。

成田洋一さんコメント
人を愛することの自由を時代によって奪われた男と女。それでも抑えられない感情を恋と呼ぶのかもしれない。
それは時空を超え、「覚悟」を激しく揺さぶる……脚本を書いてる時も、撮影している時も、幾度となくそのやるせなさに涙しました。若い人にこそ見ていただきたい映画です。

出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

音楽・主題歌は福山雅治

音楽・主題歌を担当するのは、俳優・シンガーソングライターの福山雅治さん。

主題歌のタイトルは「想望」。福山さん自身が実際に本作を見た上で、百合や彰、その他の登場人物たちに寄り添って書き上げたバラード曲です。

福山雅治さんコメント
福原さん水上さんたち二十代の俳優をはじめとする出演者全員が表現する1945年の夏。 あの日々に想いを馳せた誠実なお芝居に胸を打たれました。
本作は、運命がもたらす喜びと苦しみを教えてくれています。時代という抗えない濁流の中に飲み込まれる一滴の水のように出会った百合と彰の運命。
人々の日常を破壊する戦争という行為が、何度も繰り返されてきた時代の果てである現在。その2023年に産み落とされた今作に寄せて「いま、日々を生きていることの幸せ」を歌で描きたいと思いました。
毎日帰るべき場所へ帰れることの幸せを。世代や時代を超えて、この映画が多くの人に触れてもらえることを願います。

出典:映画『あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】公開日

公開日は、2023年12月8日(金)です!

まとめ

映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】は、主人公の少女・百合が、戦争に翻弄されながらも力強く生きた過去の人々とのあいだに紡ぎ出す、時空を超えた愛情の物語です。

人の優しさと温かさ、そしてどんな状況の中でも誇りをもって強く生き抜くことの尊さを改めて感じられる映画【あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。】、ぜひ劇場でご覧ください!

*記事内画像出典:映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』公式HP

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