映画【ノマドランド】をネタバレ解説!ノマドのリアルを通して伝える、人間の本質とは!?

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© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

映画『ノマドランド』は、各方面で絶賛されている、名作の呼び声高い作品です。
アカデミー賞でも、6部門にノミネートを果たすなど、世界の映画賞を総なめにし、とにかく高い評価を獲得しています。
そんな本作『ノマドランド』を、ネタバレ含んで解説していきます!
ノマド生活者のリアルを描きながらに魅せる、人間の本質は必見です!

映画『ノマドランド』について

映画『ノマドランド』は、2021年3月26日に日本公開を迎えた、ドラマ映画です。
監督は、クロエ・ジャオ。
MCUの注目作『エターナルズ』にも抜擢されている、アジア出身の映画監督です。
主演は、フランシス・マクドーマンドで、本作の製作にも名を連ね、プロデュースをしています。
この映画は、主演のフランシス・マクドーマンドが主導で動いた作品です。
兼ねてより、人生における晩年期は漠然とノマド生活に憧れていたマクドーマンド。
その興味から読んだ一冊の本、これに衝撃を受けます。
それが本作の原作でもある、2017年に発表されたノンフィクション、『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』。
そしてフランシス・マクドーマンドは、この本の映画化に向けて動き出すことになるのです。
このノマド生活、いわゆる家も持たずに車での生活することに対して、自由気ままにできるものであるという、漠然としたイメージをこの本をきっかけにして、そのリアルを知ったことでより、人生の厳しさを痛感したのでした。
そして本作では、フランシス・マクドーマンドは実際にAmazonで働いてみたり、車上生活を行うなど、役作りにもその本気度を垣間見せていました。
監督のクロエ・ジャオの起用については、フランシス・マクドーマンドが『ザ・ライダー』を観て感銘を受けたことで抜擢。
彼女の期待に応え、本作でもその手腕は遺憾なく発揮されています。
クロエ・ジャオは、中国出身の映画監督で、まだ2021年4月現在では30代と非常に若く、将来有望なクリエイターの1人です。
そんな映画『ノマドランド』は、俳優だけではなく、実際のノマド生活者も出演するなど、アメリカ社会の現実を描いた作品で、人間のあるべき姿を考えさせつつも、その美しさを魅せたことで、絶賛されています。

映画『ノマドランド』の作品情報

原題:Nomadland
監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ
原作:ジェシカ・ブルーダー『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』
出演:フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ、シャーリーン・スワンキー
公開:2021年3月26日
時間:108分
配給:サーチライト・ピクチャーズ

映画『ノマドランド』のあらすじ

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アメリカ・ネバダにある、とある街。
この街では、ある会社によって経済が回されていた。
しかし2008年のリーマンショックの煽りを受け、その会社は倒産。
その街の産業は死に絶え、ついには郵便番号さえも廃止となった。
ファーンは、その街の住人だった女性。
彼女は、住む場所がなくなり、車上生活を余儀なくされていた。
いわゆる、ノマド生活者となったのだった…

次ページより、ネタバレが含まれます。
まだ未鑑賞の方などは、十分に注意してご覧ください。
映画鑑賞済みの方、推奨の内容です。
もしくは、映画未鑑賞の方でも、ネタバレしても良いという方だけご覧ください。

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