見上愛さん・上坂樹里さんダブル主演の朝ドラ「風、薫る」第109話のあらすじと感想を紹介します。
小川(甲斐翔真)の帰りを待ちながら、直美(上坂樹里)は美津(水野美紀)やりん(見上愛)の力を借りて育児に励んでいたが…。
※総合テレビ(午前8時)での27日(木)の放送は、大雨特別警報の緊急放送のため、休止になりました。しかしBS(午前7時30分)と総合テレビの昼(午後0時45分)では予定通り放送されました。なお、28日(金)あさ8時から総合テレビで109話・110話を連続で放送します。
【風、薫る】109話あらすじ
息子の明の子育てに奮闘する中、直美は戦争が終わったことを知り、喜ぶ。もうすぐお父さん帰ってくるって。と、明に声をかける直美。
しかし、終戦からしばらくしても吾郎は帰って来なかった。吾郎が所属する近衛師団は台湾に行っているが、詳しいことは書けないと手紙で知らせが来た。直美も手紙で、明が育っていることを伝える。
一方、多江(生田絵梨花さん)が働く広島の陸軍予備病院に、患者が運び込まれてくる。その患者の顔を見た多江は、驚いたような表情を浮かべた。
りんは、佳枝の足の運動のため一緒に散歩へ。そして団子屋に寄った。いい風が吹いていた。
そんなある日、直美のもとへ夫・吾郎(甲斐翔真)の訃報が届く。軍服の男性は「小川一等軍曹は広島の陸軍予備病院にて死亡されました。心よりお悔やみを申し上げます」と知らせた。台湾での戦闘中、岩場から転落し負傷。広島の陸軍予備病院に後送されたが、亡くなってしまったという。ショックを受けるる直美に、吾郎の遺品が手渡された。
りんが声をかけても、直美は表情がない。泣き出した明をあやしながら直美は、「戦争終わったのに死んじゃうなんてある? そんなこと。・・・あるか。吾郎さんらしい」とつぶやく。そんな直美の背中を見つめるりんは、何も言えなかった。
直美は遺品の軍服の第2ボタンが取れていることに気づき、「あんなにギュウギュウに縫い付けたのに。なんで……?」とこぼし、寂しそうに笑う。
直美は仕事へ復帰することを決意した。同僚のツルが早い復帰を心配する中、りんは家にこもるより動いていた方が「痛みを逃がせるかも」と思ったという。
そんな中、多江がりんたちの元を訪ねてきて・・・。(つづく)
【風、薫る】109話 感想
前日の放送で出征したばかりだったに、翌日の放送で亡くなるという急展開でした。
劇中では、吾郎は岩場から転落し、負傷して亡くなったと説明がありましたが…。おそらく多江さんが最期を看取ったのかな、と予想されます。
なので、ラストに登場した多江さんは直美さんに吾郎の最期の様子を知らせにきたのでは?取れてなくなっていたボタンも、何かしらまだストーリーにからませてきそう。最後はボタンを握っていたとか?
吾郎(甲斐翔真)の訃報は史実?
ちなみに直美のモデル・鈴木雅(まさ)の夫も戦病死しています。しかし日清戦争ではなく、内戦の西南戦争で負った傷がもとで亡くなりました。
そして、雅の夫が亡くなったのは、雅が看護学校に入る前のこと。シングルマザーとなり、二人の子を抱えて上京して、桜井女学校附属看護婦養成所に1期生として入学し大関和(※りんのモデル)と出会いました。
吾郎の戦病死は、雅の夫が戦争きっかけで亡くなるという史実から時系列をアレンジしたのでしょう。
夫が亡くなるのは史実なんだから仕方ない!と言われたらそれまでなんですけど、戦争が終わったのに亡くなるのは視聴していてショッキングでした。
109話冒頭、戦争が終わったことで吾郎が帰ってくると期待した人は多かったと思います。それだけにショックですね。
朝ドラと戦争
2025年度前期の朝ドラ『あんぱん』では柳井嵩の弟・千尋が戦死し、主人公のぶの家で働いていた豪ちゃんも戦死。つらい展開でした。その次の朝ドラ『ばけばけ』では事件や戦争(大津事件、日清戦争、日露戦争)はおそらくあえて描かれませんでした。
今回109話の放送月は、8月下旬。・・・8月は、日本人が戦争を思い出す月です。他の月日でもいいはずなのに、なぜか8月。原爆投下や、終戦(敗戦)が8月なので印象的なのでしょう。全国戦没者追悼式も終戦した8月15日ですしね。
ドキュメンタリーや特集番組はありますが、こういう人気のドラマ枠「朝ドラ」で戦争を描くことの意義も大きいと思います。
二度と戦争をしないことはもちろん、巻き込まれないことも大事。そのためにどうするべきか。今一度、考えていきたいですね。

