見上愛さん・上坂樹里さんダブル主演の朝ドラ「風、薫る」第20週のあらすじと感想を紹介します。
風、薫る第20週・96話あらすじ
時は1年後。直美の派出看護は、新たに2人のトレインドナースを迎え、しのぶ(木越明)と合わせた4人となり、忙しくも充実した日々だ。
そんな中、りんが新潟から帰ってくる。妊娠した安(早坂美海)も集まり、久々に温かな家族の時間を過ごす。
直美はりんに、派出看護の業績が上昇し、十分な給料も支払えるようになったと伝える。内務省衛生局の柳生(中村倫也)が、赤痢の死亡率を1割に抑えた功績を奇跡的だと報告書にあげた。国の“お墨付き”の効果で、依頼が急増したのだという。
直美は小川と週に1回だけ、2人の時間を過ごしていた。 そんなある日、直美の草履の鼻緒が切れるトラブルが発生。小川が直美をおぶって自宅まで届け、心の距離が近づく。
風、薫る第20週・97話あらすじ
登勢(前田亜季)が無料の派出看護の依頼にやってきた。登勢の夫・四郎(岡部尚)はぜんそくを患っていた。四郎の仕事は工場の日雇いだったが近ごろは休みがちだ。
直美は、まず換気や掃除を徹底。子どもたちにも外からほこりを持ち込まないよう教え、療養環境を整えていく。
ある日、りんが帰宅すると横沢が家を訪ねてきていた。横沢は再びプロポーズする。その後、横沢はシマケンと鉢合わせしてりんに結婚を申し込んだ事を伝える。
風、薫る第20週・98話あらすじ
直美は再び登勢の夫・四郎の派出看護へ。しかし家の空気も、夫婦の空気も悪くて、直美は思い悩む。
そんなある日、直美の職場に小川が訪ねてきた。小川は、「直美さんのことが好きです。結婚してください。仕事に打ち込む直美さんも、団子を食べている直美さんも好きです」とストレートにプロポーズ。
その後、直美は「できることだけをやる」と看護方針を変更。部屋の加湿は手ぬぐいを濡らして掛けるだけ。子どもたちには足をどちらが綺麗に早く洗えるかのゲームで競争させ、楽しませながら清潔を習慣づけることにした。
一方、環(英茉)はシマケン(佐野晶哉)が最近家にやってこないことを寂しがっていた。「小春日和」という言葉を「シマケンさんみたい」と言う環が描いた彼の似顔絵は、優しく微笑む姿だった。
夜。りんは縁側で、小川のプロポーズに「すみません!」と強く言って断ったことを思い出していた…。
風、薫る第20週・99話あらすじ
土曜日。シマケンと小川は、それぞれ団子屋で肩を落としていた。小川は「約束をすっぽかされたようです…」、シマケンは「僕は約束もできずただここで…」と言葉をかわす。
シマケンが去った後、りんが団子屋を訪れる。小川はりんを恋敵だと話す。直美が土曜日に会っていた相手が小川だと理解したりんは、小川に次の休みを聞き出す。
りんは家に戻ると、直美と向き合う。
りんは「直美さんをあんなにやさしい顔にさせるなんてそれこそ魔法だよ…」と背中を押す。
直美は「私があの家が好きだからずっと一緒にいたいの」と主張。
りんは「怖いだけなんじゃない? うちから離れるのが」という。
直美は「怖いに決まってるでしょ」と認め、今の環境を「やっと見つけた、ずっと欲しかった家族なの」という。
りんは「だから逃げるの? 好きな人に出会えたのに?」と問いかける。
直美は「私はもうこれでいいの。これ以上は罰があたる」という。
りんは「お嫁に行ったって、家族なのは変わらないよ。再来週の土曜、小川さん待ってるって」と伝える。
直美は「りんはどうなの?私たちムリしてるのかな」という。
その夜、りんは一人、環(英茉)が描いたシマケンの似顔絵を見つめながら、複雑な表情を浮かべて…。
ある雨の日、傘も差さずにやってきたシマケン。そこへ立派なスーツを着た横沢が現れた。りんの家のまで鉢合わせした2人。
横沢は「私はあなたよりりんさんを幸せにすることができます。りんさんの家族も丸ごと養うことができる」と牽制する。
シマケンは「僕がりんさんを幸せにするとは言えない。だけど、他の誰かといるのも嫌なんです! 嫌だ!」と声を荒げる。
家にいたりんが立ち聞きする。
横沢は「だったらなおさら、りんさんのために引くわけにいかない」という。そして自分が拘留された際に支えてくれたことや、疫病発生時に凛として立派に看護する姿を語る。
しかしシマケンは、「りんさんだってきっと怖かったんじゃないですか?」という。新潟へ行くときに辛く寂しかったこと、モヤモヤしながらも必死に立ち上がって笑ってみせるのがりんなことを伝える。そして「初めから立派な人のように言うな!」とシマケンは叫ぶ。
その時、りんが傘を手に玄関を開ける。察した横沢は、「やっぱり面白い人だなぁ。わざわざ真っ当な道を外れるとは」とほほ笑み、りんをシマケンの方へ優しく促すとそのまま立ち去っていく。
りんはびしょ濡れのシマケンに傘を差しだす。
シマケンは「横沢さんのいう通りだ。身勝手で情けない。あれもこれもと望むだけで…力がない。これで最後のつもりで書評もやめて退路を断って、小説の執筆に全てを注ぐ。だから…」と言う。
りんは満面の笑顔で「待ちます」と応える。
風、薫る第20週・100話あらすじ
りんに背中を押された直美は、小川との待ち合わせ場所へ。しかし小川が来ない。すると、小川が松葉杖をつきながら息を切らせて駆け込んでくる。営内作業中に足を骨折してしまったという。
直美は「怪我を軽く見ていたら大変なことになるんです!じっとしていてください!」と涙ながらに叱る。
直美は「胸が…喉がキュッとして…。だって好きなんです!ずっと一緒に…私と…家族になってくれますか?」と逆プロポーズ。
小川は「はい!」と応え、直美は小川に抱き着いた。
ついに直美(上坂樹里)が結婚へ!
その後、直美は井戸の横に石鹸を設置する。反町四郎(岡部尚)以外にも長屋で咳をしている人がいるので、清潔を徹底しようと考えたのだ。
直美は 「朝一番に窓を開けて空気を入れ替えてください。埃は喉によくありません。それと喘息は夜に咳が出ることが多いので本人もご家族も眠れなくなります。そうするとみんな疲れ切ってしまいますよね」と人々に伝えた。
団子屋「田之上屋」でのお披露目会には、看護学校一期生が集結! 直美は「幸せになります!」と力強く宣言する。 その時、吉江(原田泰造)が突然姿を見せる。直美は、小川に「私の父親のような人、吉江先生です」と紹介。
吉江は、直美に「Is this your life?(これがあなたの人生ですか?)」と問う。直美は、満面の笑みで「Yes!」と答えた。
美津は瑞穂屋を去ることに。卯三郎はりんに、「初めて会ったとき、りんさんはこの世の終わりのような顔をしていました。社会のどこにも居場所がない中、チョコレートにパッと飛びついた。あの時の姿はいまも忘れられません。士族の娘が、今や看護婦の先駆者になるなんて誰が想像できたでしょう。社会ですね。ソサイエティ」とうれしそうにほほえむ。
しかし、卯三郎と常連客・勝海舟(片岡鶴太郎)との会話は不穏だった。世界中から面白いものを引っ張ってきたことが本当に正しいことだったのか。それが存外、荒れた道を作ってしまったのかもしれないという。
風、薫る第20週・100話 感想
第20週のタイトルは「家族のかたち」。直美は望んでいて、やっと手に入った家族を手放したくなくて、小川との結婚を断りました。そんな直美に対して、りんは離れても家族は家族と言い、背中を押します。
一方、りんは裕福な横沢ではなく、売れるか不透明な小説家志望のシマケンのことを待つことに。お金より大事なものがあるということ…。これもまた家族のかたちです。
そして、家族のかたちは一つではありません。そして、書き換え可能。マッチ箱の思い出は上司から怒られたり、同僚からいじめられるようなツライものでした。しかし小川との出会いでマッチへの印象が変化。
小川は「自分、マッチが好きなんです」と言い、火打ち石より簡単に火が付くマッチを「魔法かと思うて」と幼少期の思い出を語っていました。
孤児だったこと、貧乏で苦労したことの事実は変わらない。でも解釈は変えられる。今が幸せならば、それまでの恨みも晴らすことができることでしょう。
これがあなたの人生ですか? に「はい!」と答えられた直美。
SNSでは一部視聴者からまた恋愛か!と批判もあった今週。それでも、心温まる週だったので、描いてくれて良かったと私は思います。
直美、りんが幸福へと踏み出した第20週でした。

