映画『プアン/友だちと呼ばせて』キャスト・あらすじ!ウォンカー・ウァイも絶賛する才能に注目!

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映画『プアン/友だちとよばせて』ビジュアル

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8月5日(金)より、タイ映画『プアン/友だちと呼ばせて』が全国の劇場で公開されます。

本作は、余命いくばくもない青年が、親友とともに元恋人たちを訪ねるロードムービーです。

この記事では、映画『プアン/友だちと呼ばせて』のキャストやあらすじ、過去のロードムービーの名作6作品、タイ映画のおすすめ4作品を紹介します。

この記事を見たあとに、映画を観に行きたくなってくれたらうれしいです。

それでは、どうぞ!

予告編・作品情報

まずは、映画『プアン/友達と呼ばせて』の予告編と作品情報を紹介します。

予告編

作品情報

監督・脚本: バズ・プーンピリヤ
製作総指揮: ウォン・カーウァイ、チャン・イーチェン
脚本: バズ・プーンピリヤ、ノタポン・ブンプラコープ 、プァンソイ・アックソーンサワーン
キャスト: トー・タナポップ、アイス・ナッタラット、オークベープ・チュティモン、ヴィオーレット・ウォーティア、プローイ・ホーワン、ヌン・シラパン、タネート・ワラークンヌクロ、ラター・ポーガーム
上映時間: 129分
制作年: 2021年
制作国: タイ
配給: ギャガ

映画『プアン/友達と呼ばせて』あらすじ

ニューヨークでバーの経営をするボス(トー・タナポップ)。

彼のもとに突然、タイで暮らすウード(アイス・ナッタラット)から連絡が入ります。

「白血病で余命宣告を受けてしまった。俺の最後の望みを聞いてほしい」。

数年ぶりにバンコクに戻ったボスがウードに頼まれたのは、自分の元恋人たちを訪ねる旅の運転手役でした。

カーステレオから流れる思い出の曲とともに、親友だったころの2人の記憶を呼び覚ましながら旅を始めるボスとウード。

元恋人たちとのわだかまりに決着をつけ、ボスのオリジナルカクテルで旅を締めくくるはずでしたが、ウードがボスの過去と未来を書き換えるある秘密を打ち明けて…。

映画『プアン/友だちと呼ばせて』の監督について

映画『プアン/友だちと呼ばせて』の監督バズ・プーンピリヤ

出典:映画『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト

映画『プアン/友だちと呼ばせて』を監督したのは、バズ・プーンピリヤです。

高校生のカンニングビジネスをスリリングに描いた映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017年)は本国タイで大ヒットし、日本の映画ファンの間でも話題に。

本作は、監督3作目の長編作となります。

ちなみに、恋人に会いに行くシーンは、監督の実体験とのことです。

映画『プアン/友だちと呼ばせて』の製作総指揮は、ウォン・カーウァイ!

映画『プアン/友だちとよばせて』製作総指揮のウォン・カーウァイ

出典:映画『プアン/友だちとよばせて』公式サイト

本作の製作総指揮を担当したのは、ウォン・カーウァイ監督です。

1990年代の香港映画界に革命を起こしたといっても言い過ぎではない同監督。

映画『プアン/友だちと呼ばせて』は、バズ・プーンピリヤ監督の才能にほれ込んだ彼が、直接オファーしてできあがった作品です。

本作のスタイリッシュな映像や空気感が、なんとなくウォン・カーウァイ監督作品に通じるものがあるのは気のせいでしょうか?

これを機にウォン・カーウァイ監督の過去作品に再び注目が集まることに期待します!

ウォン・カーウァイ監督で私が特に好きな作品は、『欲望の翼』(1990年)です。
本当の親の愛を知らずに生きる青年・ヨディ(レスリー・チャン)の刹那的な生き方や振る舞い、気だるい夏の雰囲気が印象的な作品でした。


そんなウォン・カーウァイ監督作品。
トニー・レオンとマギー・チャンが主演した映画『花樣年華』の製作20周年を記念して、8月19(金)から全国の劇場で新たに4Kで5作品が順次公開される予定です。
ウォン・カーウァイ4K 公式サイト

気になった方は、劇場へどうぞ!

この4K公開作品の中に『欲望の翼』が含まれていないので、今度はぜひ公開してもらいたいところですね♪

映画『プアン/友だちと呼ばせて』キャスト紹介

ここでは、映画『プアン/友だちと呼ばせて』の主なキャスト4人を紹介します。

トー・タナポップ/ボス役

ボス役を演じるトー・タナポップ

出典:『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト

ボス役を演じるのは、トー・タナポップです。
映画『May Who?』(2015年)、スポーツドラマ『プロジェクトS:ザ・シリーズ』バドミントン編の『Side by Side』(2017年)、映画『Ghost Lab』(2021年)などの作品に出演しています。

アイス・ナッタラット/ウード役

ウード役を演じるアイス・ナッタラット

出典:映画『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト

ウード役を演じるのは、アイス・ナッタラットです。
『DIARY OF TOOTSIES1・2』(2016・2017年)、 『One Year』、韓国ドラマ作品をリメイクした『Voice』(ともに2019年)などのドラマ作品に出演しています。

映画は、『Friend Zone』(2019年)などに出演。

本作品のために、17キロの減量をしたといいます。

オークベープ・チュティモン/ヌーナー役

ヌーナー役を演じるオークベープ・チュティモン

出典:映画『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト

ヌーナー役を演じるのは、オークベープ・チュティモンです。

モデルとして活動後、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で映画デビュー。
天才的な頭脳を持つ主役の女子高生役を見事に演じ、注目されました。

その他の映画は、『ハッピー・オールド・イヤー』(2019年)などの作品に出演しています。

ヴィオーレット・ウォーティア/プリム役

プリム役を演じるヴィオーレット・ウォーティア

出典:映画『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト

プリム役を演じるのは、ヴィオーレット・ウォーティアです。

シンガーとして活躍するだけでなく、女優としてドラマや映画にも出演。

『Heart Attack』(2015年・邦題『フリーランス』)や『ダイ・トゥモロー』(2017年)などの作品に出演しています。

彼女がSTAMPと歌うタイ語バージョンのエンディング曲、『Nobody Knows』にも注目ですよ!


個人的には、神奈川県横浜市生まれという経歴が気になります。

ロードムービーの名作6作品を厳選して紹介!

映画『プアン/友だちと呼ばせて』は、2人の男の友情や元恋人たちとの関係を取り上げたロードムービーです。

ここでは、同じようなテーマを扱った、過去に公開されたロードムービーの名作6作品を厳選して紹介します。

本作とあわせて、鑑賞いただけたら幸いです。

『レインマン』(1988年)

映画『レインマン』ビジュアル

出典:ワーナー ブラザース ジャパン

トム・クルーズとダスティン・ホフマンが共演したロードムービーです。

高級車を扱うディーラー・チャーリー(トム・クルーズ)。

彼の元に、長い間、絶縁状態だった父の訃報が届きます。

帰郷したチャーリーは、父の残した遺産が、匿名の相続人に渡ることを知らされます。

その相続人は、今まで彼が存在すら知らなかった、自閉症の兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)です。

チャーリーは兄を病院から連れ出し、ロサンゼルスに向かうことになりますが…。

ダスティン・ホフマンはこの作品で、第61回アカデミー賞・主演男優賞を受賞しています。

監督は、『スリーパーズ』のバリー・レビンソンです。

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(1997年)

映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』ビジュアル

出典:Amazon

本国ドイツで大ヒットした、ロードムービーです。

医者から余命宣告を受け、末期患者病棟に入れられた2人の男・マーチンとルディ。

一度も海を見たことのない彼らは、「死ぬ前に海を見たい」と人生最後の旅に向かう計画をします。

駐車場にあったベンツを盗んで計画を実行しますが、その車はギャングの所有する大金が積まれていて…。

『ヒッチャー』のルトガー・ハウアーが、ギャングのボス役として出演しているところにも注目です!

『ブロークン・フラワーズ』(2005年)

映画『ブロークン・フラワーズ』場面写真

(c)2005 Dead Flowers Inc.

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『デッド・ドント・ダイ』のジム・ジャームッシュ監督のロードムービーです。

IT関連の仕事で成功し、ある程度の財産を築いたものの、どこかさえない余生を過ごす独身の中年男・ドン(ビル・マーレイ)。

彼の元に、差し出し人が記されていない一通の手紙が届きます。

「もうすぐ、あなたの子供が19歳になる」。

ドンは、20年前の恋人達を訪ねる旅に出ることになり…。

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)

映画『リトルミスサンシャイン』場面写真

出典:映画.com

崩壊しそうな家族がバス旅行を通して絆を取り戻していくロードムービーです。

アリゾナ州に暮らすフーヴァー家は、さまざまな事情を抱え、まとまりのない家族です。

そんな家族にある転機が。

9歳のオリーヴが、急遽ビューティー・コンテストに出場することになったのです。

家族はオリーヴのために、テキサスからロサンゼルスへ向けて旅をすることになりますが…。

この作品に出演したアラン・アーキンは、第79回アカデミー賞で助演男優賞を受賞しています。

『グリーンブック』(2018年)

映画『グリーンブック」ビジュアル

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黒人ジャズピアニストとイタリア系アメリカ人の、心の交流を描いた映画です。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのビゴ・モーテンセンと『ムーンライト』のマハーシャラ・アリが共演しています。

1962年ニューヨーク。

一流ナイトクラブ・コパカバーナで用心棒として働くトニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)は、腕っ節が強く、周りから信頼される男です。

しかし、ある日、クラブが改装工事のため一時閉店となります。

愛する家族のために、職探しをしていた矢先のこと。

黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手のスカウトの話が舞い込むことになって…。

この作品でマハーシャラ・アリは、第91回アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』(2019年)

映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』場面写真

(C)2019 PBF Movie, LLC. All Rights Reserved.

漁師とダウン症の青年、看護師の3人の旅路を描いた物語です。

子供の頃からプロレスラーになることを夢見ていたダウン症のザック(ザック・ゴッツァーゲン)。
彼はプロレス養成所に入るため、養護施設を脱走します。

ある日のこと。
ザックは、漁師仲間とけんかをするタイラー(シャイア・ラブーフ)を見かけます。

ボートで島を飛び出すタイラー。そこに乗り込んでいたザック。

彼らは、プロレス養成所を見つける旅に出掛けます。

そこに、ザックを探しにやって来た養護施設の看護師エレノア(ダコタ・ジョンソン)も加わって…。

タイ映画おすすめ4作品も紹介!

ここでは、映画『プアン/友だちと呼ばせて』以前に劇場公開された、おすすめのタイ映画4作品を紹介します。

すれ違いのダイアリーズ(2016年)

映画『すれ違いのダイアリーズ』場面写真

(C)2014 GMM Tai Hub Co., Ltd.

田舎の小学校に赴任した青年教師と前任者の女性教師の心の交流を描いた作品です。

定職をもたないお気楽男子・ソーン(スクリット・ウィセートケーオ)。

恋人に仕事をするよう急かされて彼が赴任したのは、水上学校の教師でした。

そこは電気や水道がなく、携帯電話もつながらないような僻地。

得意なスポーツにしか自信がなく、子供たちに他に教えることができないソーンは、失敗続きです。

ある日、前任の女性教師・エーン(チャーマーン・ブンヤサック)の日記を見つけるソーン。

そこに書かれていたのは、子供たちとの接し方や恋人との問題など、自分と同じような悩みでした。

日記の内容に共感したり学んだりするうちに、ソーンは見知らぬ彼女を恋するようになっていきます。

1年後、ソーンと入れ替わりで再び水上学校に赴任したエーン。

今度は、彼女がソーンの残した日記を読むことになって…。

『ホームステイ ボクと僕の100日間』(2018年)

映画『ホームステイ ボクと僕の100日間』ビジュアル

(C)2018 GDH 559 CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED

直木賞作家・森絵都の小説『カラフル』を映画化した作品です。

死んだはずのボクの魂は、突然の「当選しました」の声とともに、自殺した高校生ミンの体に乗り移ることに。

「100日以内にミンの自殺の原因を調べなければ、ボクの魂は永遠に消える」と告げられた僕は、新生ミンとして人生の再スタートを切ることになります。

ボクは違和感だらけの学校生活を送りながらも、生きる歓びを感じていきます。

そんな矢先、1台の壊れたパソコンを見つけたことがきっかけで、ミンを苦しめた残酷な現実と向き合うことになって…。

この映画では、バズ・プーンピリヤ監督の映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017年)に出演した俳優のティーラドン・スパパンピンヨーが主演していますよ。

『ハッピー・オールド・イヤー」(2019年)

映画『ハッピー・オールド・イヤー』ビジュアル

(C)2019 GDH 559 Co., Ltd.

本作『プアン/友だちとよばせて』にも出演している、オークベープ・チュティモンが主演した映画です。

デザイナーのジーン(オークベープ・チュティモン)は、スウェーデンでミニマルな生活を学んで、帰国しました。

家を出た父を忘れられない母、自作の服をネットで販売して生計を立てる兄。

そんな彼らと三人で暮らす彼女は、デザイン事務所を作るため自宅をリフォームし、思い出の品々を断捨離することを決意します。

しかし、断捨離を続けていくうちに気持ちが乱れてきて…。

『デュー あの時の君とボク』(2019年)

映画『デューあの時の君とボク』ビジュアル

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タイの田舎町出身の男子高校生2人の恋の運命を描いた恋愛作品です。

1996年のタイ。

LGBTへの偏見がまだ根深い街で育った高校生ポップ(サダノン・ドゥーロンカウェロー)と転校生デュー(パワット・チットサワンディ)は、出会ってすぐに友だちになります。

その友情は、やがてほのかな愛情に変わりますが、周りから理解されずに彼らは次第に追い詰められていくことに…。

時は流れて23年後。

ポップは母校の教師となり、問題児の女子生徒リウを気に掛けるたび、なぜかデューとの思い出が蘇ってしまいます。

彼女はいったいなにものなのか???

まとめ

映画『プアン/友だちと呼ばせて』のキャストやあらすじ、過去のロードムービーの名作6作品、タイ映画のおすすめ4作品について紹介してきました。

余命宣告を受けた青年・ウードとその親友ボスが、旅を通して刻む特別な時間。
旅の終わりに明らかになる、「ある秘密」とはなんなのか?

エモーショナルな部分があるとともに、映像や音楽も素晴らしいと評判の本作品。

主人公達の心震わせる旅に、あなたも一緒に参加しませんか?

映画『プアン/友だちと呼ばせて』は、8月5日(金)より全国の劇場で公開します。

8月6日(土)には、シネスイッチ銀座・渋谷シネクイント・池袋HUMAXシネマズの各劇場で、バズ・プーンピリヤ監督の舞台挨拶も予定されているので、お近くの方はぜひ、チェックしてみてください!

『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト

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